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皇国復活編
俺、属性について教えてもらうよ!
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誓いの湖を出発した俺達は皇都までの道のりを地面に水を通しながら走っていた。大地を復活させるにはこういった地道な作業が大事だよね。今は俺がお手本として水を通してるけど、しばらくしたらレイランに交代する予定だよ。魔力が増えた今なら、水を通すぐらい簡単に出来るはず。
「ふむ・・・・結構深く隅々まで水を通すんだな」
「じゃないと、無理やり復活させることになるからね~十分に栄養をあげないと、また枯れちゃうし」
「細かな操作が必要ね、それを馬に乗りながらこのスピードでってなると・・・・」
「中々な作業だな」
「歩くスピードなら何とかなると思うけど、馬に乗りながらとなるとな」
「じゃあ、俺が少し手伝ってあげるよ」
みんなにお手本として見せてあげたけど、通った細い道でも地面深く細かな場所まで水を通すのは難しいみたい。だったら慣れるまで俺少しだけ手伝ってあげよう。まずは、魔力の操作に長けてるレイランからだね。
「う~ん、慣れるのは時間掛かりそうね」
「何が難しいの?」
「水をいくつもの管に分岐させる所ね」
レイランが難しいと感じるのは、水を分岐させて地面の中に通する事みたい。俺達がやってるのは一本大きな水の道を通すんじゃなくて、隅々まで小さな水の道を作ってるんだ。そうすれば死んでしまった大地に十分な水と生命力をあげれるんだ。
「何をイメージしながらやってる?」
「水の通路だから川をイメージしながらやってるけど・・・・」
「それだと少し難しいかも、魔法はどうしてもイメージに引っ張られちゃうから川じゃなくてもっと違うイメージが良いと思うよ~」
「例えば?」
「木とか」
「木?」
魔法は使用者のイメージと魔力によって大きく左右される。その魔法を発動するのに十分な魔力を持っていてもイメージ不足だと星が答えられずに上手くいかない。魔法と言うのは、魔力を対価に星にあらゆる現象を起こしてもらうのだ。だけど、魔法を発動してるのは星じゃない。ちょっとそこは難しいんだよね。実際に魔力を使ってるのは、術者で使われる魔力も術者なんだけど少し星が手助けをしてるという表現が正しいかな。だから、しっかりイメージをしないと星が手助けすることが出来ないんだ。
「そう、木が成長するイメージ。木って大きな幹からどんどん枝が生えて、そこから枝分かれして大きくなるでしょ。下に通してる水も同じで大きな本体からどんどん成長して枝分かれしていくイメージ」
「なるほどね・・・・やってみる!」
レイランは俺が言ったイメージで魔法を発動してみるとさっきより、うまく水が枝分かれている。一回でここまで出来るんだったらすぐに上手くなると思う。
「さっきより、やりやすい!ありがとうクーア」
「うんうん、うまくいって良かった!」
レイランはそのまま、夜まで水を通し続け最初と比べたら水を通すのが俺の補助がほとんどいらないくらい上達している。だけど、連日やるのは大変だから明日はシャールクが水を通すことになった。そして夕飯を食べながら
「今日はずっと魔法を使ってたから疲れた・・・・」
「お疲れ」
「明日は俺か~クーア指導頼んだぜ!」
「は~い」
「レイランはこの中で一番魔法に優れているが、そのレイランが苦戦するとは」
「普通の水ならまだしも、クーアが作った浄化と生命力が宿ってる水ですから難しいんですよ」
「魔法の訓練を再開した方が良さそうだな・・・・」
ウォルが難しそうな顔で言う。
「そういえば、ウォルは魔力操作が苦手なの?」
「うっ」
「あははは、クーアにバレてるなウォル」
「皇子は魔法より剣術でしたからね」
「属性が気に入らなかったんですよね」
「・・・・そうだ」
ウォルはみんなに笑われて拗ねたようにそっぽを向いた。
「属性が気に入らなかったってどういうこと~?」
「エルヴィラスに住んでいる人は全員5歳になると魔力と属性の鑑定をするんだけど、ウォルは火属性の魔力があるって言われて訓練するのを止めちゃったんですよ」
「火属性が嫌なの~?」
「・・・・火属性は戦闘には有用だが俺が欲しかったのは民を豊かにする水属性だったんだ」
「それで拗ねちゃって、剣術に一辺倒」
「陛下も説得しようとしたんだが・・・・」
「あまりに頑固だったから、その内諦めてしまったんですよね」
へ~ウォルがそんな事するなんて珍しい。ウォルは優しくて頑固なところはあるけど人の話を聞かないなんて事は無い。なんでそんなに火属性を嫌がったんだろう。
「なんでそんなに火属性が嫌なの?」
「嫌な訳では無い。火属性は守護竜ヴィラス様の属性で光栄なことだが・・・・」
「ウォルは絵本で読んだみたエルディラン様の魔法に憧れてたんだぜ」
「シャールク!」
「絵本?」
「そうそう、エルディラン様が雨を降らし大地を湿らせ民を救う話の絵本にな。自分もこの魔法を使って民を救うんだって意気込んでいたのに、授かった属性は火で自分には水が使えないって拗ねちまったんだ」
「っ・・・・」
シャールクの話が当たってるみたいで珍しくウォルが赤面しながら絞り出すように
「仕方ないだろ・・・・自分の祖先がエルディラン様なら誰でも水属性に憧れるだろ」
「確かにそうですね。俺も火属性に憧れてましたし」
アルベルドもヴィラスの末裔だからウォルの気持ちが分かるみたい。憧れる存在と同じ属性って欲しくなるのかな?俺の加護をあげたから色々な属性を使えるようになってると思うけど
「そういえば、みんなの属性ってなに?」
「確かに・・・・言ってませんでしたね」
「それじゃあ、ウォルから」
「俺の属性は火と雷だ。と言ってもさっき言われた通り魔法を練習して無いから剣に魔力を通すぐらいしか出来ないけどな」
「そういえば、前火属性が苦手って言った時落ち込んでたのって」
「・・・・俺の属性は水属性と相性が悪いからな」
「あはは、気にしなくて良いのに~」
ウォルは俺と相性が悪い事を気にしてたみたい。確かに火と雷は苦手で俺はその属性を持ってないけど、そんな事で嫌いになるなんて事無いのに~攻撃するんだったら、水と雷は相性良いしね!
「次は俺だな。火、風、大地だ」
「お~ヴィラスの属性と同じだ。アルベルドは魔法使えるの?」
「あぁ、剣の方が得意だが魔法もある程度は使える」
アルベルドの属性はヴィラスと同じ火と風を持っていて、魔法も使えるみたい。剣を使って戦ってるとこしか見たことないから、今度見てみたいな~
「私は、水と風そして大地と光を持ってる。魔法が私の専門だけど、魔法の中でも人を豊かにする魔法を開発するのが私の仕事だったの」
「例えばどんな魔法?」
「火や風の魔法でも水を汲めるようにするとか、風の魔法で声を遠くまで届かせるとかね」
レイランの魔法を見たことあるけど発動が早くてイメージもしっかりしてる。でもたまにイメージがしっかりし過ぎてるから、さっきみたいに上手くいかないことがあるんだよね。魔法って難しい。
「最後は俺だな。俺は風と雷、そして闇だぜ。俺は魔法を弓で飛ばすのが得意だぜ。獣の姿になれば爪に雷を纏ったりもするけどな」
「カッコ良さそう!!!」
絶対シャールクが豹の姿になって雷を纏ったらカッコいいと思うんだ!そっか~体に魔法を纏うっていう方法もあるのか。よ~し今度俺も水を纏って戦って見よっと
「クーアは何の属性を持ってるんだ?」
「俺は、水と風と大地」
「確かに、クーアらしい属性だな」
「それと、闇と光と~」
「まだ有るのか?」
「星と空間と浄化だね!」
「多くないか!?」
「ふむ・・・・結構深く隅々まで水を通すんだな」
「じゃないと、無理やり復活させることになるからね~十分に栄養をあげないと、また枯れちゃうし」
「細かな操作が必要ね、それを馬に乗りながらこのスピードでってなると・・・・」
「中々な作業だな」
「歩くスピードなら何とかなると思うけど、馬に乗りながらとなるとな」
「じゃあ、俺が少し手伝ってあげるよ」
みんなにお手本として見せてあげたけど、通った細い道でも地面深く細かな場所まで水を通すのは難しいみたい。だったら慣れるまで俺少しだけ手伝ってあげよう。まずは、魔力の操作に長けてるレイランからだね。
「う~ん、慣れるのは時間掛かりそうね」
「何が難しいの?」
「水をいくつもの管に分岐させる所ね」
レイランが難しいと感じるのは、水を分岐させて地面の中に通する事みたい。俺達がやってるのは一本大きな水の道を通すんじゃなくて、隅々まで小さな水の道を作ってるんだ。そうすれば死んでしまった大地に十分な水と生命力をあげれるんだ。
「何をイメージしながらやってる?」
「水の通路だから川をイメージしながらやってるけど・・・・」
「それだと少し難しいかも、魔法はどうしてもイメージに引っ張られちゃうから川じゃなくてもっと違うイメージが良いと思うよ~」
「例えば?」
「木とか」
「木?」
魔法は使用者のイメージと魔力によって大きく左右される。その魔法を発動するのに十分な魔力を持っていてもイメージ不足だと星が答えられずに上手くいかない。魔法と言うのは、魔力を対価に星にあらゆる現象を起こしてもらうのだ。だけど、魔法を発動してるのは星じゃない。ちょっとそこは難しいんだよね。実際に魔力を使ってるのは、術者で使われる魔力も術者なんだけど少し星が手助けをしてるという表現が正しいかな。だから、しっかりイメージをしないと星が手助けすることが出来ないんだ。
「そう、木が成長するイメージ。木って大きな幹からどんどん枝が生えて、そこから枝分かれして大きくなるでしょ。下に通してる水も同じで大きな本体からどんどん成長して枝分かれしていくイメージ」
「なるほどね・・・・やってみる!」
レイランは俺が言ったイメージで魔法を発動してみるとさっきより、うまく水が枝分かれている。一回でここまで出来るんだったらすぐに上手くなると思う。
「さっきより、やりやすい!ありがとうクーア」
「うんうん、うまくいって良かった!」
レイランはそのまま、夜まで水を通し続け最初と比べたら水を通すのが俺の補助がほとんどいらないくらい上達している。だけど、連日やるのは大変だから明日はシャールクが水を通すことになった。そして夕飯を食べながら
「今日はずっと魔法を使ってたから疲れた・・・・」
「お疲れ」
「明日は俺か~クーア指導頼んだぜ!」
「は~い」
「レイランはこの中で一番魔法に優れているが、そのレイランが苦戦するとは」
「普通の水ならまだしも、クーアが作った浄化と生命力が宿ってる水ですから難しいんですよ」
「魔法の訓練を再開した方が良さそうだな・・・・」
ウォルが難しそうな顔で言う。
「そういえば、ウォルは魔力操作が苦手なの?」
「うっ」
「あははは、クーアにバレてるなウォル」
「皇子は魔法より剣術でしたからね」
「属性が気に入らなかったんですよね」
「・・・・そうだ」
ウォルはみんなに笑われて拗ねたようにそっぽを向いた。
「属性が気に入らなかったってどういうこと~?」
「エルヴィラスに住んでいる人は全員5歳になると魔力と属性の鑑定をするんだけど、ウォルは火属性の魔力があるって言われて訓練するのを止めちゃったんですよ」
「火属性が嫌なの~?」
「・・・・火属性は戦闘には有用だが俺が欲しかったのは民を豊かにする水属性だったんだ」
「それで拗ねちゃって、剣術に一辺倒」
「陛下も説得しようとしたんだが・・・・」
「あまりに頑固だったから、その内諦めてしまったんですよね」
へ~ウォルがそんな事するなんて珍しい。ウォルは優しくて頑固なところはあるけど人の話を聞かないなんて事は無い。なんでそんなに火属性を嫌がったんだろう。
「なんでそんなに火属性が嫌なの?」
「嫌な訳では無い。火属性は守護竜ヴィラス様の属性で光栄なことだが・・・・」
「ウォルは絵本で読んだみたエルディラン様の魔法に憧れてたんだぜ」
「シャールク!」
「絵本?」
「そうそう、エルディラン様が雨を降らし大地を湿らせ民を救う話の絵本にな。自分もこの魔法を使って民を救うんだって意気込んでいたのに、授かった属性は火で自分には水が使えないって拗ねちまったんだ」
「っ・・・・」
シャールクの話が当たってるみたいで珍しくウォルが赤面しながら絞り出すように
「仕方ないだろ・・・・自分の祖先がエルディラン様なら誰でも水属性に憧れるだろ」
「確かにそうですね。俺も火属性に憧れてましたし」
アルベルドもヴィラスの末裔だからウォルの気持ちが分かるみたい。憧れる存在と同じ属性って欲しくなるのかな?俺の加護をあげたから色々な属性を使えるようになってると思うけど
「そういえば、みんなの属性ってなに?」
「確かに・・・・言ってませんでしたね」
「それじゃあ、ウォルから」
「俺の属性は火と雷だ。と言ってもさっき言われた通り魔法を練習して無いから剣に魔力を通すぐらいしか出来ないけどな」
「そういえば、前火属性が苦手って言った時落ち込んでたのって」
「・・・・俺の属性は水属性と相性が悪いからな」
「あはは、気にしなくて良いのに~」
ウォルは俺と相性が悪い事を気にしてたみたい。確かに火と雷は苦手で俺はその属性を持ってないけど、そんな事で嫌いになるなんて事無いのに~攻撃するんだったら、水と雷は相性良いしね!
「次は俺だな。火、風、大地だ」
「お~ヴィラスの属性と同じだ。アルベルドは魔法使えるの?」
「あぁ、剣の方が得意だが魔法もある程度は使える」
アルベルドの属性はヴィラスと同じ火と風を持っていて、魔法も使えるみたい。剣を使って戦ってるとこしか見たことないから、今度見てみたいな~
「私は、水と風そして大地と光を持ってる。魔法が私の専門だけど、魔法の中でも人を豊かにする魔法を開発するのが私の仕事だったの」
「例えばどんな魔法?」
「火や風の魔法でも水を汲めるようにするとか、風の魔法で声を遠くまで届かせるとかね」
レイランの魔法を見たことあるけど発動が早くてイメージもしっかりしてる。でもたまにイメージがしっかりし過ぎてるから、さっきみたいに上手くいかないことがあるんだよね。魔法って難しい。
「最後は俺だな。俺は風と雷、そして闇だぜ。俺は魔法を弓で飛ばすのが得意だぜ。獣の姿になれば爪に雷を纏ったりもするけどな」
「カッコ良さそう!!!」
絶対シャールクが豹の姿になって雷を纏ったらカッコいいと思うんだ!そっか~体に魔法を纏うっていう方法もあるのか。よ~し今度俺も水を纏って戦って見よっと
「クーアは何の属性を持ってるんだ?」
「俺は、水と風と大地」
「確かに、クーアらしい属性だな」
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「まだ有るのか?」
「星と空間と浄化だね!」
「多くないか!?」
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