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皇国復活編
ある竜達と愛おしい民の話
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「まずこの国が何故作られたかについて話そう。この地は、遥か昔から死の大地とされ近寄る者やここに住みつく種族も居なかった。大地はひび割れ、水も植物も無いこの地に魅力を感じる種族は居なかったんだ」
「なのになんでエルディランはここに国を作ったの?」
「それは、誰もいないからだ」
ここは果ての大地、既にに豊かな資源を持っている種族はこの大地に全くと言って興味を持たず自分の国を広げ他の国へ侵攻するのを繰り返していた。
至る場所で戦いが起き、国は疲弊していったが戦いを止めることは無かった。ありとあらゆる種族が戦いその様子を干渉する事無くただ傍観している種族がただ一つ居た。
星の守護者であり調停者、すべての生物の頂点に立つ竜種だ。竜にとってどれだけ多くの生物が死に絶え、環境が変わってしまったとしても星さえ生きていれば干渉することは無い。どれだけ死のうが竜にとって関係ないのだ。だが、感情が無い訳ではない。
龍も死を悼むし泣き喜んだりする感情はあるが、人と人による争いには干渉するべきではないと考え感情を押し殺して傍観していたのだ。
長く長く争いが続き、民たちは困窮し自国に対し恨みを持つものが現れるほど。争いは国同士ではなく内乱へと発展してしまった頃ある人物が竜が居るとされている森へと訪れた。
「竜が住んでる場所が分かってるのになんで襲われなかったの?竜って人間が欲しがるんじゃないの?」
「竜は圧倒的な存在で神に近い者とされ、決して人間が触れてはいけない存在としてどの国も手を出さなかったんだ。今も圧倒的な存在だが昔は今ほど魔法も発展していなかったからな」
「へ~手を出せなかったんだ」
決して触れるべきでは無い存在である竜。竜の地を荒らせば、大いなる天罰と厄災が振りかざされると信じていた。だが、その話を信じながらも森へ入った人物がいた。その森は不思議な森だった、世界は争いによって魔物や魔獣で溢れ汚染された魔力で何処も死の大地と化しているのに、森の中では清浄な魔力で満たされ魔獣や魔物は一切現れなかった。
森の中に入った人間は怪我を負うことなく、森の奥へと進みそこである竜と出会った。その竜は黄色の鱗に水色の逞しい翼を持っており山のごとき大きさだった。そこまで大きな生き物と会えば普通なら恐怖を感じる、だが人間は恐怖を感じなかった。何故ならその竜の輝く深い緑色の瞳が優しさに満ちていたから
「人間よ、此処に何用だ」
「・・・・大いなる竜よ、貴方様の領域へ無断に立ち入ったことをお許しください」
「構わないそれで、用件は」
大いなる竜にとってたった一人の人間が立ち入った程度どうにも思わないし、自分の領域を汚さなければどうでもいいのだ。本来ならこの人間の用件を聞く義理も無いのだが、この人間はとても惹かれる魂をその身に宿していた。
本来すべての生き物は清らかな魂を持った状態で生まれ育つのだ。だが時として魂が汚れることがある。動物はその本能に従い獲物を狩るそれは善であり自然の流れである。そして彼らは、必要以上の狩りはしない。ただ自分の欲望のままに、生き物を殺し弄ぶようなことはしないのだ。つまり動物の魂が汚れることは外的な要因を除けばほぼ無いのだ。
だが、人間は違う。人間は高度な知能を持ち本能のままに生きるのではなく理性のままに生きる。理性によって善なる行いをし、高潔な精神を持てばその魂は磨き上げられるが、その逆を行えばその魂は汚染される。人間が持つ魂は良くも悪くもなるのだ。
今はそこかしこで戦いが、殺人が起きる時代だ。どれだけ高潔な人間だとしても、世に流され魂が汚れるはずだがこの人間の魂は澄んでいた。
「偉大なる竜よ、どうか私達を助けてくれないでしょうか。そこかしこで殺戮が起き多くの者が心を痛め、罪なき者たちが死んでいきます。私に捧げられるものは全て差し上げます。どうかこの命で我が町を救って頂けないでしょうか」
人間はある町の町長であり、日々搾取され襲われる状況に耐えきれず竜に助けを求めたのだ。決して人々から搾取することを許さず、すべての町民を守ると誓ったその人間は、自分の命と引き換えに町を守ってくれないかと。
「我は竜だ。人間の争いに介入することは出来ない」
竜はその願いを断った。人の争いに介入できない訳ではないが、その人間の目には強い決意を感じたので断るにははっきりと言うしかないと思ったのだ。竜が介入すればあっという間に戦争は終わるだろう、龍が介入すれば簡単に町を守れるだろう。だが、大きな力が介入すれば多くのバランスが崩れる。バランスを保つためには、介入しない方が良いのだ。
「そうですか・・・・無理な願いを聞いていただきありがとうございます。ですが、私は町を守る事を諦める訳にはいきません」
人間は断られると解っていたように穏やかな笑顔を竜に向けると、次の瞬間死を覚悟した険しい顔になり、腰に携えた剣を両手に持つと
「このままでは、やがで私達の町は滅ばされるでしょう。生まれたばかりの幼子や男女関係なく奴らは殺し奪っていく。私の大事な友人を、私の大事な町民たちを・・・・ならば私は町の為に魔物や怪物にでもなりましょう。竜のお力少しでも奪って見せよう」
人間は町を守るためならどんな事でもすると決めた、それが神とも言われる大いなる存在を貶める行為だとしても。町を人を守るために必要な力を得るために、竜の血を飲めばその力が手に入る。無茶だとしても絶対に手に入れる。
「ふむ・・・・」
龍は目の前の人間が自分を狙っていることを理解したが、力の差は赤子と大人以上の差がある。どうやっても、人間は竜を殺すことは出来ないと理解していた。己が傷つかないと分かっているからどうでもいいのだが、ずっと自分の周りをうろうろされるのはうっとおしい。軽く振り払ってしまおうと思ってたが・・・・
ガンッ
有り得ない。その人間が振りかざした剣は竜の鱗を削ったのだ。伝説の剣でも、莫大な量の魔力を持っている訳でもない。ただの人間がたった一撃で竜の鱗を削ったのだ。
「何故ッ!?」
竜は驚き何となくでしか見ていなかった人間をよく見てみると、その人間はその澄んだ魂をまるで星が消える一瞬のごとく、莫大な光を発しながら人間の力となっていた。善なる魂全てをを賭けた一撃、もう二度と転生することもが出来なくなっても良い覚悟が竜へ届いたのだ。
「・・・・惜しいな」
その魂の輝きは、汚いものばかりが溢れた世界を見て嫌気をさしていた竜の心を掴んだ。全て汚れを消し飛ばすほどの魂の輝き、この一瞬で終わらせるには惜しすぎる。だが、竜はこの男の望みを叶えることは出来ない。だが、
「人間よ待ちなさい」
「!!すまないが、止まる訳には!」
「あなたの望みを全てでは無いですが叶えてあげましょう」
「!!」
人間は二撃目をいれようとしていた、足を止め大いなる竜を見ると今まで合わなかった眼が合った。
「それは・・・・どういう・・・・グッ」
人間は魂を使い限界以上の力を使っていた。その反動が人間の体を襲い、血を吐き倒れるが
「ここで死ぬのは惜しいです。もっと私に輝きを見せてください」
「これは・・・・」
消費した魂を癒すのは難しいが、消費した分を補ってあげればいい。竜は人間に自分の加護を与えると、あっという間に怪我が治り立てちあがると
「助けていただきありがとうございます。それで私の願いを叶えて頂けるとは?」
「私は人の世に干渉することは出来ません。私達竜が干渉すると世界のバランスが崩れてしまう事があるからです、ですが、人の世に影響がなければ干渉することが出来ます」
「それは・・・・」
「問います。貴方は生まれた土地を捨て遥か遠く未開の地まで行く覚悟はありますか?」
「それは・・・・行くのは私だけでしょうか?」
「貴方が望むのなら、何人でも」
「!争いが続き希望も見えない、此処に居ても死を待つのみならば私は人々を引きずってでも希望が見える場所へ連れて行く覚悟はあります。それが険しい道のりでも人々を守り、幸せを築き上げてみせます」
「そうですか、それではあなたの望みを叶えましょう」
そして人間は竜を町へと連れて行き、町の人々全員竜の背に乗りこの地へと来たのがこの国が出来た経緯だ。
「みんなを背中に載せて飛んでくるなんて凄いね!俺も大きくなったら出来るかな~」
「あぁエルディラン様と初代様が出会ったから俺達が居るんだ」
「クーア様も大きくなったらきっと出来る!」
「そのまま変わらなくてもクーア様はクーア様ですからね」
「うむ」
きっとエルディランはその人間の魂の輝きが気に入ったんだろうね。お気に入りの為なら何でもしちゃうその気持ちよくわかるよ!
「なのになんでエルディランはここに国を作ったの?」
「それは、誰もいないからだ」
ここは果ての大地、既にに豊かな資源を持っている種族はこの大地に全くと言って興味を持たず自分の国を広げ他の国へ侵攻するのを繰り返していた。
至る場所で戦いが起き、国は疲弊していったが戦いを止めることは無かった。ありとあらゆる種族が戦いその様子を干渉する事無くただ傍観している種族がただ一つ居た。
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龍も死を悼むし泣き喜んだりする感情はあるが、人と人による争いには干渉するべきではないと考え感情を押し殺して傍観していたのだ。
長く長く争いが続き、民たちは困窮し自国に対し恨みを持つものが現れるほど。争いは国同士ではなく内乱へと発展してしまった頃ある人物が竜が居るとされている森へと訪れた。
「竜が住んでる場所が分かってるのになんで襲われなかったの?竜って人間が欲しがるんじゃないの?」
「竜は圧倒的な存在で神に近い者とされ、決して人間が触れてはいけない存在としてどの国も手を出さなかったんだ。今も圧倒的な存在だが昔は今ほど魔法も発展していなかったからな」
「へ~手を出せなかったんだ」
決して触れるべきでは無い存在である竜。竜の地を荒らせば、大いなる天罰と厄災が振りかざされると信じていた。だが、その話を信じながらも森へ入った人物がいた。その森は不思議な森だった、世界は争いによって魔物や魔獣で溢れ汚染された魔力で何処も死の大地と化しているのに、森の中では清浄な魔力で満たされ魔獣や魔物は一切現れなかった。
森の中に入った人間は怪我を負うことなく、森の奥へと進みそこである竜と出会った。その竜は黄色の鱗に水色の逞しい翼を持っており山のごとき大きさだった。そこまで大きな生き物と会えば普通なら恐怖を感じる、だが人間は恐怖を感じなかった。何故ならその竜の輝く深い緑色の瞳が優しさに満ちていたから
「人間よ、此処に何用だ」
「・・・・大いなる竜よ、貴方様の領域へ無断に立ち入ったことをお許しください」
「構わないそれで、用件は」
大いなる竜にとってたった一人の人間が立ち入った程度どうにも思わないし、自分の領域を汚さなければどうでもいいのだ。本来ならこの人間の用件を聞く義理も無いのだが、この人間はとても惹かれる魂をその身に宿していた。
本来すべての生き物は清らかな魂を持った状態で生まれ育つのだ。だが時として魂が汚れることがある。動物はその本能に従い獲物を狩るそれは善であり自然の流れである。そして彼らは、必要以上の狩りはしない。ただ自分の欲望のままに、生き物を殺し弄ぶようなことはしないのだ。つまり動物の魂が汚れることは外的な要因を除けばほぼ無いのだ。
だが、人間は違う。人間は高度な知能を持ち本能のままに生きるのではなく理性のままに生きる。理性によって善なる行いをし、高潔な精神を持てばその魂は磨き上げられるが、その逆を行えばその魂は汚染される。人間が持つ魂は良くも悪くもなるのだ。
今はそこかしこで戦いが、殺人が起きる時代だ。どれだけ高潔な人間だとしても、世に流され魂が汚れるはずだがこの人間の魂は澄んでいた。
「偉大なる竜よ、どうか私達を助けてくれないでしょうか。そこかしこで殺戮が起き多くの者が心を痛め、罪なき者たちが死んでいきます。私に捧げられるものは全て差し上げます。どうかこの命で我が町を救って頂けないでしょうか」
人間はある町の町長であり、日々搾取され襲われる状況に耐えきれず竜に助けを求めたのだ。決して人々から搾取することを許さず、すべての町民を守ると誓ったその人間は、自分の命と引き換えに町を守ってくれないかと。
「我は竜だ。人間の争いに介入することは出来ない」
竜はその願いを断った。人の争いに介入できない訳ではないが、その人間の目には強い決意を感じたので断るにははっきりと言うしかないと思ったのだ。竜が介入すればあっという間に戦争は終わるだろう、龍が介入すれば簡単に町を守れるだろう。だが、大きな力が介入すれば多くのバランスが崩れる。バランスを保つためには、介入しない方が良いのだ。
「そうですか・・・・無理な願いを聞いていただきありがとうございます。ですが、私は町を守る事を諦める訳にはいきません」
人間は断られると解っていたように穏やかな笑顔を竜に向けると、次の瞬間死を覚悟した険しい顔になり、腰に携えた剣を両手に持つと
「このままでは、やがで私達の町は滅ばされるでしょう。生まれたばかりの幼子や男女関係なく奴らは殺し奪っていく。私の大事な友人を、私の大事な町民たちを・・・・ならば私は町の為に魔物や怪物にでもなりましょう。竜のお力少しでも奪って見せよう」
人間は町を守るためならどんな事でもすると決めた、それが神とも言われる大いなる存在を貶める行為だとしても。町を人を守るために必要な力を得るために、竜の血を飲めばその力が手に入る。無茶だとしても絶対に手に入れる。
「ふむ・・・・」
龍は目の前の人間が自分を狙っていることを理解したが、力の差は赤子と大人以上の差がある。どうやっても、人間は竜を殺すことは出来ないと理解していた。己が傷つかないと分かっているからどうでもいいのだが、ずっと自分の周りをうろうろされるのはうっとおしい。軽く振り払ってしまおうと思ってたが・・・・
ガンッ
有り得ない。その人間が振りかざした剣は竜の鱗を削ったのだ。伝説の剣でも、莫大な量の魔力を持っている訳でもない。ただの人間がたった一撃で竜の鱗を削ったのだ。
「何故ッ!?」
竜は驚き何となくでしか見ていなかった人間をよく見てみると、その人間はその澄んだ魂をまるで星が消える一瞬のごとく、莫大な光を発しながら人間の力となっていた。善なる魂全てをを賭けた一撃、もう二度と転生することもが出来なくなっても良い覚悟が竜へ届いたのだ。
「・・・・惜しいな」
その魂の輝きは、汚いものばかりが溢れた世界を見て嫌気をさしていた竜の心を掴んだ。全て汚れを消し飛ばすほどの魂の輝き、この一瞬で終わらせるには惜しすぎる。だが、竜はこの男の望みを叶えることは出来ない。だが、
「人間よ待ちなさい」
「!!すまないが、止まる訳には!」
「あなたの望みを全てでは無いですが叶えてあげましょう」
「!!」
人間は二撃目をいれようとしていた、足を止め大いなる竜を見ると今まで合わなかった眼が合った。
「それは・・・・どういう・・・・グッ」
人間は魂を使い限界以上の力を使っていた。その反動が人間の体を襲い、血を吐き倒れるが
「ここで死ぬのは惜しいです。もっと私に輝きを見せてください」
「これは・・・・」
消費した魂を癒すのは難しいが、消費した分を補ってあげればいい。竜は人間に自分の加護を与えると、あっという間に怪我が治り立てちあがると
「助けていただきありがとうございます。それで私の願いを叶えて頂けるとは?」
「私は人の世に干渉することは出来ません。私達竜が干渉すると世界のバランスが崩れてしまう事があるからです、ですが、人の世に影響がなければ干渉することが出来ます」
「それは・・・・」
「問います。貴方は生まれた土地を捨て遥か遠く未開の地まで行く覚悟はありますか?」
「それは・・・・行くのは私だけでしょうか?」
「貴方が望むのなら、何人でも」
「!争いが続き希望も見えない、此処に居ても死を待つのみならば私は人々を引きずってでも希望が見える場所へ連れて行く覚悟はあります。それが険しい道のりでも人々を守り、幸せを築き上げてみせます」
「そうですか、それではあなたの望みを叶えましょう」
そして人間は竜を町へと連れて行き、町の人々全員竜の背に乗りこの地へと来たのがこの国が出来た経緯だ。
「みんなを背中に載せて飛んでくるなんて凄いね!俺も大きくなったら出来るかな~」
「あぁエルディラン様と初代様が出会ったから俺達が居るんだ」
「クーア様も大きくなったらきっと出来る!」
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