88 / 192
町へ帰還
しおりを挟む
ダンジョンの前で一日を過ごした俺達は何事も無く町へと戻る事が出来た。少し変わった事と言えば、夜の間シュナイザー様と色々な事を話して仲を深められたことぐらいかな。往復合わせて六日掛かったけど、夜も走っていれば四日程度で行けそうだな。俺達の足は全力を出した馬車より速いぐらいだから例え整備しても魔物が居なくなるわけじゃないのでそんな速さは出せないから馬車で片道三日と半日ってところかな?そこまで時間を掛けて到着した場所があのダンジョンか~・・・・う~ん、俺的には魅力が無いな。しかもその先には何も無いから結局はウォルマに戻らないといけないし~旅のついでにって訳にもいかないよな。
「ふ~予定通り帰って来れたな。案内感謝する」
「いえいえ依頼ですから」
「帰ったら溜まっている書類を片付けないとな~」
「嫌そうですね」
「俺には書類仕事は向いて無いんだよ。前線で戦ってる方がマシだ」
まるで苦いもを食べたように顔を顰めるシュナイザー様に笑ってしまう。でも、どんなに嫌な事だとしても、最終的にはしっかりと領主の責任を果たすのがシュナイザー様だ。
「はぁ、さっさと帰るか」
「ですね」
俺達は門へと近づいていくと門番さんは大きく手を振り
「領主様~!」
「おう、帰ったぞ~」
「慕われてますね」
「良い奴らだろ?」
その声に防壁の上で警備をしていた衛兵達も集まり、こちらに大きく手を振ってくる。テセウの時もそうだがこうやって出迎えてくれているってことは、衛兵達と距離が近い証拠だ。普通は畏まった出迎え方をすると思うんだが、こうやって温かい出迎え方の方が俺は好きだな。ゆっくりと歩いて行き町の中に入ると、次々と声を掛けられ無事を喜ばれる。シュナイザー様は堂々とした様子でその声に応え町を進んで行くと、次は住民達からも無事を喜ぶ声が上がる。
「大人気ですね」
「俺の町は中々良い所だろ?」
「そうですね、仲が良く温かい町だと思います」
「だろ~?どうだ、この町に住むつもりは無いか?」
「残念ですけど、俺は旅をするって決めているので」
「そうか~残念だ」
シュナイザー様直々に勧誘されちまったぜ。確かにこの町はガキは楽しそうに遊んでいるし住民達は俺を見ても嫌な顔をしない良い場所だと思うけど、俺はブレストと一緒に旅をするって決めているから断らせて貰う。その返事を聞いて残念だというが笑っているシュナイザー様。断られるのを分かっていたのに聞いたみたいだな。
「俺なんか誘わなくても優秀な人が沢山いるじゃないです」
「索敵を完璧にこなし情報収集能力と隠匿に長けていて戦闘もこなせ、勘と判断能力も兼ね備えている奴なんてそうそう居ないぞ。テセウが大きくなった時の補佐役に良いと思ったんだがな~」
「褒めてくれて嬉しいですが俺が居なくてもテセウは上手くやりますよ」
「そうか」
「それに一人で生き延びられるように今指導しているんですから」
「ふっそうだったな」
テセウの補佐か~まぁ少し良いかもなって思っちまうけど今は旅をしたい気持ちが強い。まだ旅をして三月程度くらいしか経ってないが、プリトの街に居たらイリスさんと会うことも出来なかったしシュナイザー様の護衛をすることも出来なかっただろう。俺はもっと色々な人に遇ってもっと色々な見たことのない世界を見たい。だから、悪いけど一つの町に留まるつもりは無いんだ。そんな事を話している領主館に辿り着いた。
「さて、速くブレスト殿と交代しなければな」
「あ、ブレスト今居ませんよ」
「なんだと?」
町に着いた時に気付いたが、町周辺にブレストの気配が無い。依頼だと有事の際の防衛力として町に留まっているはずだが、気配がしないという事は話によく出ている国境沿いにある砦で何か有ったのかな。
「気配がしないので多分砦の方に行ってるのかと。まぁ屋敷の人に聞けばすぐ分かりますよ」
「む、何か有ったのか・・・・」
少し難しい顔になりながら門番に挨拶をしながら屋敷の中に入ると、俺達に気付いた一人のメイドが屋敷の奥へと消え他のメイド達は俺達を出迎えてくれた。
「お帰りなさいませ旦那様」
「あぁ、今戻った。俺が居ない間に何かあったか?」
「町やご家族の皆様には変わりはありませんが、砦の方で少々問題が・・・・詳しくはサピロ様からお聞きください」
そう言うと奥へと消えたメイドがサピロさんを呼んできた。
「シュナイザー様、ご無事のお帰りのようで安心しました」
「おう、それで砦の方で何か有ったと?」
「はい、奥でご説明させていただきます」
サピロさんの案内で執務室へやって来た。執務机には多くの書類が積まれていて一瞬嫌そうな顔をしたがいつもの席に座るとサピロさんが話し始めた。
「まずはこちらを、砦から伝令されたものです」
「・・・・なるほど」
「書状にあるように二日程前に砦でクリムゾンウルフとキメラが確認されました。数と魔物強さから考えると現状砦にいる戦力では被害が大きいと判断されたため、増援としてブレスト様に向かって頂きました」
「それでブレスト殿が居ない訳か」
クリムゾンウルフは燃え滾る炎を身体に纏い、ありとあらゆる物を溶かし炭と化してしまう火魔法を操る大型のウルフだ。火属性の万全な耐性があればそこまで苦戦する相手では無いが逆に言えば対策が出来なければ悪夢のような魔物だ。そんなのが森に入って来られたら大火事になっちまうだろうな。キメラは複数の魔物が混じったような外見をしていて、魔法を自由自在に操りその体は刃を通さない程硬く生き物を積極的に襲う凶暴さを持っている。どちらも三級上位の相手だ。そんなのが沢山来たら衛兵も無事じゃ済まないだろう。
「はい、既に前線に到着して掃討が終わったとのことですので明日には帰られことになっています」
「流石だな」
まぁブレストなら苦戦するような相手では無いだろうな。それよりもそんな危険な奴らを野放しているフォレシアは何なんだ?普通に自分達の国にも被害が出るだろう?難しい顔をしていたからか、シュナイザー様は
「そう難しい顔にならなくても大丈夫だぞ。ブレスト殿は無事だと書いてあるからな」
「あ、いやブレストの心配はしてないです」
「そうなのか?それじゃあ何故・・・・」
「いや、フォレシアって森に囲まれた自然豊かな国ですよね?なのに何でクリムゾンウルフなんて言う植物の天敵のような魔物を放っておくのかなって考えてたんです」
「ん?もしかしてだがフォレシアの事をそんなに知らないのか?」
「えぇ、見てからのお楽しみだという事で出現する魔物のこと以外はあまり調べて無いんです」
万全な状態で新しい場所に行くのも良いが、危険がそんなに無いでのあれば新鮮な気持ちを楽しもうという事でフォレシアについてはそんなに調べていないのだ。ブレストも行ったことが無いって言ってたし、楽しみは後に取っておかないとな。
「なるほどな。それじゃあ俺が教える訳にもいかないか・・・・まぁ簡単に言えば国の特徴故に魔物をあまり倒さないんだよ」
「あ~それは少し聞きましたね」
「ま、行ってみればすぐ分かる。サピロ他に何か報告するものはあるか?」
「特には」
「そうか、それならクロガネ殿これで護衛依頼は完了だ」
「了解です。それじゃあ俺はこれにて失礼しますね」
「あぁご苦労様だった」
「あっそうだ。サピロさん明日からのテセウの指導に戻っても良いですか?」
「はい、テセウ様の予定は空けていますので早朝から訓練可能です」
「そうですか、それならまた明日の朝に来ますね」
帰ってきたことだし時間も無いから明日から早速指導に戻るぞ~
「ふむ、ちょっと待ってくれ」
今日はやる事も無いしさっさと宿に戻ろうと思って部屋を出ようとした時シュナイザー様に引き留められた。何か伝え忘れでもあったのかな?
「そういう事なら是非我が家に泊まると良い」
「えっいえ宿がありますから・・・・」
「クロガネ殿は強く大人びているがまだ十歳だ。そんな子供を治安が良いとはいえ一人で宿に泊まらせる訳にもいかないだろ。どうせ明日の朝から指導をするんだ客間が空いているから是非使うと良い」
「そんな事までお世話になる訳には・・・・」
「サピロ、メイド長と料理長にクロガネ殿が泊まられることを伝えてくれ」
「畏まりました」
「いや、その」
「夕食は是非我が家で摂ると良い。さぁ今日は疲れただろう?早速部屋に案内してやってくれ」
「はい」
ちょ、俺の声聞こえてますか~!?断っているのにシュナイザー様に押されてしまい強引に領主館に泊まることになってしまった・・・・こんな豪華な所俺には落ち着かないって!!!
でも夕飯はクソ美味かった・・・・
「ふ~予定通り帰って来れたな。案内感謝する」
「いえいえ依頼ですから」
「帰ったら溜まっている書類を片付けないとな~」
「嫌そうですね」
「俺には書類仕事は向いて無いんだよ。前線で戦ってる方がマシだ」
まるで苦いもを食べたように顔を顰めるシュナイザー様に笑ってしまう。でも、どんなに嫌な事だとしても、最終的にはしっかりと領主の責任を果たすのがシュナイザー様だ。
「はぁ、さっさと帰るか」
「ですね」
俺達は門へと近づいていくと門番さんは大きく手を振り
「領主様~!」
「おう、帰ったぞ~」
「慕われてますね」
「良い奴らだろ?」
その声に防壁の上で警備をしていた衛兵達も集まり、こちらに大きく手を振ってくる。テセウの時もそうだがこうやって出迎えてくれているってことは、衛兵達と距離が近い証拠だ。普通は畏まった出迎え方をすると思うんだが、こうやって温かい出迎え方の方が俺は好きだな。ゆっくりと歩いて行き町の中に入ると、次々と声を掛けられ無事を喜ばれる。シュナイザー様は堂々とした様子でその声に応え町を進んで行くと、次は住民達からも無事を喜ぶ声が上がる。
「大人気ですね」
「俺の町は中々良い所だろ?」
「そうですね、仲が良く温かい町だと思います」
「だろ~?どうだ、この町に住むつもりは無いか?」
「残念ですけど、俺は旅をするって決めているので」
「そうか~残念だ」
シュナイザー様直々に勧誘されちまったぜ。確かにこの町はガキは楽しそうに遊んでいるし住民達は俺を見ても嫌な顔をしない良い場所だと思うけど、俺はブレストと一緒に旅をするって決めているから断らせて貰う。その返事を聞いて残念だというが笑っているシュナイザー様。断られるのを分かっていたのに聞いたみたいだな。
「俺なんか誘わなくても優秀な人が沢山いるじゃないです」
「索敵を完璧にこなし情報収集能力と隠匿に長けていて戦闘もこなせ、勘と判断能力も兼ね備えている奴なんてそうそう居ないぞ。テセウが大きくなった時の補佐役に良いと思ったんだがな~」
「褒めてくれて嬉しいですが俺が居なくてもテセウは上手くやりますよ」
「そうか」
「それに一人で生き延びられるように今指導しているんですから」
「ふっそうだったな」
テセウの補佐か~まぁ少し良いかもなって思っちまうけど今は旅をしたい気持ちが強い。まだ旅をして三月程度くらいしか経ってないが、プリトの街に居たらイリスさんと会うことも出来なかったしシュナイザー様の護衛をすることも出来なかっただろう。俺はもっと色々な人に遇ってもっと色々な見たことのない世界を見たい。だから、悪いけど一つの町に留まるつもりは無いんだ。そんな事を話している領主館に辿り着いた。
「さて、速くブレスト殿と交代しなければな」
「あ、ブレスト今居ませんよ」
「なんだと?」
町に着いた時に気付いたが、町周辺にブレストの気配が無い。依頼だと有事の際の防衛力として町に留まっているはずだが、気配がしないという事は話によく出ている国境沿いにある砦で何か有ったのかな。
「気配がしないので多分砦の方に行ってるのかと。まぁ屋敷の人に聞けばすぐ分かりますよ」
「む、何か有ったのか・・・・」
少し難しい顔になりながら門番に挨拶をしながら屋敷の中に入ると、俺達に気付いた一人のメイドが屋敷の奥へと消え他のメイド達は俺達を出迎えてくれた。
「お帰りなさいませ旦那様」
「あぁ、今戻った。俺が居ない間に何かあったか?」
「町やご家族の皆様には変わりはありませんが、砦の方で少々問題が・・・・詳しくはサピロ様からお聞きください」
そう言うと奥へと消えたメイドがサピロさんを呼んできた。
「シュナイザー様、ご無事のお帰りのようで安心しました」
「おう、それで砦の方で何か有ったと?」
「はい、奥でご説明させていただきます」
サピロさんの案内で執務室へやって来た。執務机には多くの書類が積まれていて一瞬嫌そうな顔をしたがいつもの席に座るとサピロさんが話し始めた。
「まずはこちらを、砦から伝令されたものです」
「・・・・なるほど」
「書状にあるように二日程前に砦でクリムゾンウルフとキメラが確認されました。数と魔物強さから考えると現状砦にいる戦力では被害が大きいと判断されたため、増援としてブレスト様に向かって頂きました」
「それでブレスト殿が居ない訳か」
クリムゾンウルフは燃え滾る炎を身体に纏い、ありとあらゆる物を溶かし炭と化してしまう火魔法を操る大型のウルフだ。火属性の万全な耐性があればそこまで苦戦する相手では無いが逆に言えば対策が出来なければ悪夢のような魔物だ。そんなのが森に入って来られたら大火事になっちまうだろうな。キメラは複数の魔物が混じったような外見をしていて、魔法を自由自在に操りその体は刃を通さない程硬く生き物を積極的に襲う凶暴さを持っている。どちらも三級上位の相手だ。そんなのが沢山来たら衛兵も無事じゃ済まないだろう。
「はい、既に前線に到着して掃討が終わったとのことですので明日には帰られことになっています」
「流石だな」
まぁブレストなら苦戦するような相手では無いだろうな。それよりもそんな危険な奴らを野放しているフォレシアは何なんだ?普通に自分達の国にも被害が出るだろう?難しい顔をしていたからか、シュナイザー様は
「そう難しい顔にならなくても大丈夫だぞ。ブレスト殿は無事だと書いてあるからな」
「あ、いやブレストの心配はしてないです」
「そうなのか?それじゃあ何故・・・・」
「いや、フォレシアって森に囲まれた自然豊かな国ですよね?なのに何でクリムゾンウルフなんて言う植物の天敵のような魔物を放っておくのかなって考えてたんです」
「ん?もしかしてだがフォレシアの事をそんなに知らないのか?」
「えぇ、見てからのお楽しみだという事で出現する魔物のこと以外はあまり調べて無いんです」
万全な状態で新しい場所に行くのも良いが、危険がそんなに無いでのあれば新鮮な気持ちを楽しもうという事でフォレシアについてはそんなに調べていないのだ。ブレストも行ったことが無いって言ってたし、楽しみは後に取っておかないとな。
「なるほどな。それじゃあ俺が教える訳にもいかないか・・・・まぁ簡単に言えば国の特徴故に魔物をあまり倒さないんだよ」
「あ~それは少し聞きましたね」
「ま、行ってみればすぐ分かる。サピロ他に何か報告するものはあるか?」
「特には」
「そうか、それならクロガネ殿これで護衛依頼は完了だ」
「了解です。それじゃあ俺はこれにて失礼しますね」
「あぁご苦労様だった」
「あっそうだ。サピロさん明日からのテセウの指導に戻っても良いですか?」
「はい、テセウ様の予定は空けていますので早朝から訓練可能です」
「そうですか、それならまた明日の朝に来ますね」
帰ってきたことだし時間も無いから明日から早速指導に戻るぞ~
「ふむ、ちょっと待ってくれ」
今日はやる事も無いしさっさと宿に戻ろうと思って部屋を出ようとした時シュナイザー様に引き留められた。何か伝え忘れでもあったのかな?
「そういう事なら是非我が家に泊まると良い」
「えっいえ宿がありますから・・・・」
「クロガネ殿は強く大人びているがまだ十歳だ。そんな子供を治安が良いとはいえ一人で宿に泊まらせる訳にもいかないだろ。どうせ明日の朝から指導をするんだ客間が空いているから是非使うと良い」
「そんな事までお世話になる訳には・・・・」
「サピロ、メイド長と料理長にクロガネ殿が泊まられることを伝えてくれ」
「畏まりました」
「いや、その」
「夕食は是非我が家で摂ると良い。さぁ今日は疲れただろう?早速部屋に案内してやってくれ」
「はい」
ちょ、俺の声聞こえてますか~!?断っているのにシュナイザー様に押されてしまい強引に領主館に泊まることになってしまった・・・・こんな豪華な所俺には落ち着かないって!!!
でも夕飯はクソ美味かった・・・・
3
お気に入りに追加
186
あなたにおすすめの小説

幸福の魔法使い〜ただの転生者が史上最高の魔法使いになるまで〜
霊鬼
ファンタジー
生まれつき魔力が見えるという特異体質を持つ現代日本の会社員、草薙真はある日死んでしまう。しかし何故か目を覚ませば自分が幼い子供に戻っていて……?
生まれ直した彼の目的は、ずっと憧れていた魔法を極めること。様々な地へ訪れ、様々な人と会い、平凡な彼はやがて英雄へと成り上がっていく。
これは、ただの転生者が、やがて史上最高の魔法使いになるまでの物語である。
(小説家になろう様、カクヨム様にも掲載をしています。)

うっかり『野良犬』を手懐けてしまった底辺男の逆転人生
野良 乃人
ファンタジー
辺境の田舎街に住むエリオは落ちこぼれの底辺冒険者。
普段から無能だの底辺だのと馬鹿にされ、薬草拾いと揶揄されている。
そんなエリオだが、ふとした事がきっかけで『野良犬』を手懐けてしまう。
そこから始まる底辺落ちこぼれエリオの成り上がりストーリー。
そしてこの世界に存在する宝玉がエリオに力を与えてくれる。
うっかり野良犬を手懐けた底辺男。冒険者という枠を超え乱世での逆転人生が始まります。
いずれは王となるのも夢ではないかも!?
◇世界観的に命の価値は軽いです◇
カクヨムでも同タイトルで掲載しています。

フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!

集団転移した商社マン ネットスキルでスローライフしたいです!
七転び早起き
ファンタジー
「望む3つのスキルを付与してあげる」
その天使の言葉は善意からなのか?
異世界に転移する人達は何を選び、何を求めるのか?
そして主人公が○○○が欲しくて望んだスキルの1つがネットスキル。
ただし、その扱いが難しいものだった。
転移者の仲間達、そして新たに出会った仲間達と異世界を駆け巡る物語です。
基本は面白くですが、シリアスも顔を覗かせます。猫ミミ、孤児院、幼女など定番物が登場します。
○○○「これは私とのラブストーリーなの!」
主人公「いや、それは違うな」

異世界で快適な生活するのに自重なんかしてられないだろ?
お子様
ファンタジー
机の引き出しから過去未来ではなく異世界へ。
飛ばされた世界で日本のような快適な生活を過ごすにはどうしたらいい?
自重して目立たないようにする?
無理無理。快適な生活を送るにはお金が必要なんだよ!
お金を稼ぎ目立っても、問題無く暮らす方法は?
主人公の考えた手段は、ドン引きされるような内容だった。
(実践出来るかどうかは別だけど)

世の中は意外と魔術で何とかなる
ものまねの実
ファンタジー
新しい人生が唐突に始まった男が一人。目覚めた場所は人のいない森の中の廃村。生きるのに精一杯で、大層な目標もない。しかしある日の出会いから物語は動き出す。
神様の土下座・謝罪もない、スキル特典もレベル制もない、転生トラックもそれほど走ってない。突然の転生に戸惑うも、前世での経験があるおかげで図太く生きられる。生きるのに『隠してたけど実は最強』も『パーティから追放されたから復讐する』とかの設定も必要ない。人はただ明日を目指して歩くだけで十分なんだ。
『王道とは歩むものではなく、その隣にある少しずれた道を歩くためのガイドにするくらいが丁度いい』
平凡な生き方をしているつもりが、結局騒ぎを起こしてしまう男の冒険譚。困ったときの魔術頼み!大丈夫、俺上手に魔術使えますから。※主人公は結構ズルをします。正々堂々がお好きな方はご注意ください。
転生したら最強種の竜人かよ~目立ちたくないので種族隠して学院へ通います~
ゆる弥
ファンタジー
強さをひた隠しにして学院の入学試験を受けるが、強すぎて隠し通せておらず、逆に目立ってしまう。
コイツは何かがおかしい。
本人は気が付かず隠しているが、周りは気付き始める。
目立ちたくないのに国の最高戦力に祭り上げられてしまう可哀想な男の話。
アイテムボックス無双 ~何でも収納! 奥義・首狩りアイテムボックス!~
明治サブ🍆スニーカー大賞【金賞】受賞作家
ファンタジー
※大・大・大どんでん返し回まで投稿済です!!
『第1回 次世代ファンタジーカップ ~最強「進化系ざまぁ」決定戦!』投稿作品。
無限収納機能を持つ『マジックバッグ』が巷にあふれる街で、収納魔法【アイテムボックス】しか使えない主人公・クリスは冒険者たちから無能扱いされ続け、ついに100パーティー目から追放されてしまう。
破れかぶれになって単騎で魔物討伐に向かい、あわや死にかけたところに謎の美しき旅の魔女が現れ、クリスに告げる。
「【アイテムボックス】は最強の魔法なんだよ。儂が使い方を教えてやろう」
【アイテムボックス】で魔物の首を、家屋を、オークの集落を丸ごと収納!? 【アイテムボックス】で道を作り、川を作り、街を作る!? ただの収納魔法と侮るなかれ。知覚できるものなら疫病だろうが敵の軍勢だろうが何だって除去する超能力! 主人公・クリスの成り上がりと「進化系ざまぁ」展開、そして最後に待ち受ける極上のどんでん返しを、とくとご覧あれ! 随所に散りばめられた大小さまざまな伏線を、あなたは見抜けるか!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる