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森の事を少しでも教えられたら
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朝起きた俺達は慣れた手つきで、朝食と準備を終え森の中を進んでいた。森の様子は変わらずインセクト系統が多く現れるだけで変わった事と言えば
「この木の爪痕は真ん中の二つの爪が他の爪より圧倒的に長いのでマーダーベアの爪痕です。しかも、切られた場所が治ってませんし木くずが沢山落ちてますから近くに居る証拠です」
「この木みたいにツルっと表面だけが綺麗に剝がれているのはディアの仕業です。歯で削ったような跡が残ってるので分かりやすいと思います」
「切断面が鋭く薄い、これはマンティスによる跡です。あいつらは木の上や茂みの中に隠れ一瞬で襲ってくるので常に警戒する必要があります」
「キラーマンティスは鋭い鎌と素早さ、そして気配の無さが脅威とされています。対処法としては、常に魔力による探知と草の音を聞き警戒すること。鎌は鋭いですが腕力と体重、そして体は柔らかいので腕力と鎌を耐える耐久力がある武器を使っているのであればこうやって」
キラーマンティスの攻撃を腰を落としナイフで正面から受け止め、思いっきり鎌をはじき返し懐に飛びこむと細い体を上下真っ二つにする。そして、まだ動いている鎌が背後から来ているのでそのまま前に進み避け振り返り雷で止めを刺した。
「インセクトはしぶといので真っ二つにしたからと言って油断しては駄目です。死んだふりをしたりするので攻撃した後はすぐに下がるのをおすすめします」
そう、変わった事と言えば少しでもテセウ様に色々な事を教えようと、俺が知っている知識を解説しながら進んでいることかな。
「鎌の攻撃を受け流すのは駄目なのだろうか?」
「それでも良いですがすぐに二回目の攻撃が来ますので注意してください。それと、マンティスはその腕の長さから懐に入った方が対処しやすいです」
「なるほど」
偶にテセウ様から分からない部分の質問が来るので、丁寧に返している。何か間違っていればブレストから訂正が入るだろうし・・・・あ、それともう一つ変わったことがあるんだった。
「ブレスト、何か言いたい事あるの?」
「いや、クロガネがどれだけ学んでいるかを確かめてるだけだぞ」
「そう?」
なんか今日の朝からずっとブレストがニヤニヤしているんだよな~テセウ様に説明している時なんかはニヤニヤだけじゃなく温かい笑顔を向けてくるし、一体何なんだ?しかもロシェさんまでブレストみたいな感じで見てくるし・・・・昨日の夜番に何か有ったのか?
「ん?まただ」
「また?」
「うん、前に会ったあの三体と全く同じ気配がする」
変な二人に気を取られながらも、慎重に周囲を警戒しているとマーダーマンティスにキックホッパー、ポイズンセンチピードの気配をまた感じた。前と同じように集団で行動しておりもう少しであいつらの探知範囲に入るな。
「どうする?戦う?」
「処理しておいた方が良いだろうな」
「はーい」
「あ、クロガネ。マーダーマンティスとポイズンセンチピートだけ倒してキックホッパーはテセウ様に譲ってくれ」
「分かった!」
倒しておいた方が良いという事で、さっさと二体を処理して邪魔をしないようにすぐに下がる。そして、テセウ様が戦う場を整えたがどうやら今回はロシェさんの援護無しで戦うみたいだ。よくロシェさんが許したな。
「一人で戦うのか?」
「みたいだな」
「テセウ様がどうしてもと仰るので・・・・」
「何時でも助けられるよう準備はしておきます」
「お願いします」
今まではロシェさんと一緒に魔物と戦っていたテセウ様。今まで動きを見る限りだと一人で戦っても十分倒せると思うけど、念の為に準備はしておいた方が良いよな。さて、相手はキックホッパーだけどどう戦うのかな。
いつも通り土属性の身体強化によって防御と破壊力を上げてからキックホッパーと対峙すると、狙いを定めたキックホッパーはその自慢の脚力を活かして矢のように飛んで来るのを軽く避けると、すぐ傍に着地し蹴りを繰り出したがそれも避け勢い良く腹に向かってバトルアックスを振り上げる。
「ギィィ」
空中に勢い良く打ち上げられたキックホッパーはそのまま地面に暴れながら落下してきたところを力強く振り下ろし止めを刺した。
「お見事」
うん、危なげなかったな。徐々に森での戦闘に慣れてきているみたいだし、戦っても大丈夫な魔物も増えてきている。そもそも今まで行ってきた訓練で十分な戦闘力はあるのだから、森に慣れさえすれば安定して戦えるようになるのは当たり前か。少しづつテセウ様が戦える魔物を増やしていきながら進み、太陽が落ちたので今日はここまで!飯を食べて夜番の為にさっさと寝て、交代の時間になって起きるとまだテセウ様は起きていなかった。
「ん~段々寒くなってきたな~」
「起きたか、そうだな風邪引かないように温かくしろよ」
「おう、テセウ様は・・・・起こさなくて良いか」
「それは可哀そうだろ、起こしてやれ」
「私も起こしてあげた方がよろしいと思います」
「そうですか?疲れてるなら休ませた方が良いと思うんですけど・・・・」
「役目を果たせなかったと気付いたらテセウ様はとても悲しみ落ち込むと思いますので、それに仲間外れのようで悲しくなってしまうと思います」
「確かに仲間外れは良く無いですね」
テセウ様は貴族だし野宿に慣れていないだろうから、疲れているなら休ませておいた方が良いと思ったけど俺も仲間外れにされたら悲しいし起こしてあげよう。ゆっくりと近寄り肩を揺らし、
「テセウ様、夜番の時間です。起きて下さい」
「ん・・・・」
「起きて下さ~い」
「ん~よばん・・・・はっ」
「うおっ」
寝ぼけながら体を捻っていたが俺の言葉を聞きハッと目を覚ましたテセウ様は勢い良く体を起こしたので驚いた俺はのけぞってしまった。
「すまない、寝坊したようだな」
「いえ、俺も今起きて交代する所なので寝坊はしてませんよ」
「そうか・・・・起こしてくれて感謝する」
起きてきたテセウ様と俺はブレスト達と夜番を交代し、焚き火で暖まりながらいつものように魔物の話をしながら魔法の練習をしていると
「今日のキックホッパーとの戦いはクロガネ殿からみてどうだっただろうか」
「とても上手く立ち回れていたと思いますよ。強力な蹴りと牙をしっかりと警戒し弱点である腹部を潰す。とても的確な判断だと思います」
「良かった。クロガネ殿にキックホッパーは足が発達した所為で飛べなくなっていると聞いていたから打ち上げたのだが合っているか不安だったんだ」
「空中に打ち上げてしまえば抵抗出来ませんから、その判断は合ってると思いますよ。ただ他の種類だと」
「羽があるから悪手になるか」
「その通りです」
凄いな、昨日教えたばかりなのに全部記憶してるのか。魔物の弱点を知れば知る程対処は楽になるから知識を付けるのは良い事なんだけど吸収が速すぎないか?俺は、結構時間掛かったんだけどな~
「それにしても覚えるのが速いですね」
「そうだろうか?何とかクロガネ殿に追いつこうと努力しているつもりではあるが・・・・」
「俺なんかすぐに追いつかれちゃいそうですよ」
長年色々な事を学んできたテセウ様とブレストと会ってから初めて学んだ俺じゃ勝てるのは魔物の知識ぐらいなんだよな~まぁこれから頑張れば良い事だけどさ。
「クロガネ殿に追いつけるよう頑張らせてもらおう」
「俺も頑張らないと駄目ですね」
「もう十分だと思うのだが・・・・そういえば毎日朝と夜に練習しているその魔法は一体何なんだろうか?」
「これですか?これは錬金魔法の練習ですよ」
「錬金魔法・・・・確か物質や生物を全く違う物に構築するという高等魔法で合ってるだろうか?」
「確かに難しい魔法ではありますね」
「魔法学院で研究する魔法師が習得するのに何年も掛ける魔法のはずだが・・・・どうしてそんな魔法を?」
「錬金の魔女様であるフォルネーラさんに教えて貰ったので練習中なんです。俺はある程度の魔法なら使えますけど、大規模で高火力の魔法を持ってないのでそのためにも習得したいんですよね」
「錬金の魔女様にお会いしたのか!?」
「えぇ依頼で森に調査しに行った時に偶然」
やっぱりこの国の人にとってはフォルネーラさんは雲の上の人みたいな存在なんだな。テセウ様は目が落ちる程驚いてその様子が面白かったので、フォルネーラさんの話をすると興味津々で話を聞いてくれた。そして、ついでに俺がしてきた依頼の事も朝まで話し続けていた。
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「インセクトはしぶといので真っ二つにしたからと言って油断しては駄目です。死んだふりをしたりするので攻撃した後はすぐに下がるのをおすすめします」
そう、変わった事と言えば少しでもテセウ様に色々な事を教えようと、俺が知っている知識を解説しながら進んでいることかな。
「鎌の攻撃を受け流すのは駄目なのだろうか?」
「それでも良いですがすぐに二回目の攻撃が来ますので注意してください。それと、マンティスはその腕の長さから懐に入った方が対処しやすいです」
「なるほど」
偶にテセウ様から分からない部分の質問が来るので、丁寧に返している。何か間違っていればブレストから訂正が入るだろうし・・・・あ、それともう一つ変わったことがあるんだった。
「ブレスト、何か言いたい事あるの?」
「いや、クロガネがどれだけ学んでいるかを確かめてるだけだぞ」
「そう?」
なんか今日の朝からずっとブレストがニヤニヤしているんだよな~テセウ様に説明している時なんかはニヤニヤだけじゃなく温かい笑顔を向けてくるし、一体何なんだ?しかもロシェさんまでブレストみたいな感じで見てくるし・・・・昨日の夜番に何か有ったのか?
「ん?まただ」
「また?」
「うん、前に会ったあの三体と全く同じ気配がする」
変な二人に気を取られながらも、慎重に周囲を警戒しているとマーダーマンティスにキックホッパー、ポイズンセンチピードの気配をまた感じた。前と同じように集団で行動しておりもう少しであいつらの探知範囲に入るな。
「どうする?戦う?」
「処理しておいた方が良いだろうな」
「はーい」
「あ、クロガネ。マーダーマンティスとポイズンセンチピートだけ倒してキックホッパーはテセウ様に譲ってくれ」
「分かった!」
倒しておいた方が良いという事で、さっさと二体を処理して邪魔をしないようにすぐに下がる。そして、テセウ様が戦う場を整えたがどうやら今回はロシェさんの援護無しで戦うみたいだ。よくロシェさんが許したな。
「一人で戦うのか?」
「みたいだな」
「テセウ様がどうしてもと仰るので・・・・」
「何時でも助けられるよう準備はしておきます」
「お願いします」
今まではロシェさんと一緒に魔物と戦っていたテセウ様。今まで動きを見る限りだと一人で戦っても十分倒せると思うけど、念の為に準備はしておいた方が良いよな。さて、相手はキックホッパーだけどどう戦うのかな。
いつも通り土属性の身体強化によって防御と破壊力を上げてからキックホッパーと対峙すると、狙いを定めたキックホッパーはその自慢の脚力を活かして矢のように飛んで来るのを軽く避けると、すぐ傍に着地し蹴りを繰り出したがそれも避け勢い良く腹に向かってバトルアックスを振り上げる。
「ギィィ」
空中に勢い良く打ち上げられたキックホッパーはそのまま地面に暴れながら落下してきたところを力強く振り下ろし止めを刺した。
「お見事」
うん、危なげなかったな。徐々に森での戦闘に慣れてきているみたいだし、戦っても大丈夫な魔物も増えてきている。そもそも今まで行ってきた訓練で十分な戦闘力はあるのだから、森に慣れさえすれば安定して戦えるようになるのは当たり前か。少しづつテセウ様が戦える魔物を増やしていきながら進み、太陽が落ちたので今日はここまで!飯を食べて夜番の為にさっさと寝て、交代の時間になって起きるとまだテセウ様は起きていなかった。
「ん~段々寒くなってきたな~」
「起きたか、そうだな風邪引かないように温かくしろよ」
「おう、テセウ様は・・・・起こさなくて良いか」
「それは可哀そうだろ、起こしてやれ」
「私も起こしてあげた方がよろしいと思います」
「そうですか?疲れてるなら休ませた方が良いと思うんですけど・・・・」
「役目を果たせなかったと気付いたらテセウ様はとても悲しみ落ち込むと思いますので、それに仲間外れのようで悲しくなってしまうと思います」
「確かに仲間外れは良く無いですね」
テセウ様は貴族だし野宿に慣れていないだろうから、疲れているなら休ませておいた方が良いと思ったけど俺も仲間外れにされたら悲しいし起こしてあげよう。ゆっくりと近寄り肩を揺らし、
「テセウ様、夜番の時間です。起きて下さい」
「ん・・・・」
「起きて下さ~い」
「ん~よばん・・・・はっ」
「うおっ」
寝ぼけながら体を捻っていたが俺の言葉を聞きハッと目を覚ましたテセウ様は勢い良く体を起こしたので驚いた俺はのけぞってしまった。
「すまない、寝坊したようだな」
「いえ、俺も今起きて交代する所なので寝坊はしてませんよ」
「そうか・・・・起こしてくれて感謝する」
起きてきたテセウ様と俺はブレスト達と夜番を交代し、焚き火で暖まりながらいつものように魔物の話をしながら魔法の練習をしていると
「今日のキックホッパーとの戦いはクロガネ殿からみてどうだっただろうか」
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「良かった。クロガネ殿にキックホッパーは足が発達した所為で飛べなくなっていると聞いていたから打ち上げたのだが合っているか不安だったんだ」
「空中に打ち上げてしまえば抵抗出来ませんから、その判断は合ってると思いますよ。ただ他の種類だと」
「羽があるから悪手になるか」
「その通りです」
凄いな、昨日教えたばかりなのに全部記憶してるのか。魔物の弱点を知れば知る程対処は楽になるから知識を付けるのは良い事なんだけど吸収が速すぎないか?俺は、結構時間掛かったんだけどな~
「それにしても覚えるのが速いですね」
「そうだろうか?何とかクロガネ殿に追いつこうと努力しているつもりではあるが・・・・」
「俺なんかすぐに追いつかれちゃいそうですよ」
長年色々な事を学んできたテセウ様とブレストと会ってから初めて学んだ俺じゃ勝てるのは魔物の知識ぐらいなんだよな~まぁこれから頑張れば良い事だけどさ。
「クロガネ殿に追いつけるよう頑張らせてもらおう」
「俺も頑張らないと駄目ですね」
「もう十分だと思うのだが・・・・そういえば毎日朝と夜に練習しているその魔法は一体何なんだろうか?」
「これですか?これは錬金魔法の練習ですよ」
「錬金魔法・・・・確か物質や生物を全く違う物に構築するという高等魔法で合ってるだろうか?」
「確かに難しい魔法ではありますね」
「魔法学院で研究する魔法師が習得するのに何年も掛ける魔法のはずだが・・・・どうしてそんな魔法を?」
「錬金の魔女様であるフォルネーラさんに教えて貰ったので練習中なんです。俺はある程度の魔法なら使えますけど、大規模で高火力の魔法を持ってないのでそのためにも習得したいんですよね」
「錬金の魔女様にお会いしたのか!?」
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やっぱりこの国の人にとってはフォルネーラさんは雲の上の人みたいな存在なんだな。テセウ様は目が落ちる程驚いてその様子が面白かったので、フォルネーラさんの話をすると興味津々で話を聞いてくれた。そして、ついでに俺がしてきた依頼の事も朝まで話し続けていた。
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書籍化に伴い一部ウェブ版と違う箇所がございます
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よろしくお願いします!
一応191話で終わりとなります
最後まで見ていただきありがとうございました
コミカライズもスタートしています
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