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それはちょっとやりすぎだろ!
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ダンジョンに潜って六日目。オートマタ達の攻撃を掻い潜り倒し到着したボス部屋前は十階層とは違い順番待ちをしていなかった。
「順番待ち無いのか」
「この先は三級冒険者しか行かないからな」
「あぁ・・・・殆どのやつはこの先に用事は無いから引き返すのか」
「その通り。ボスの報酬は期待できるがここのボスを倒すには三級程度の実力は無いと無理だからな」
「それを一人で倒せと?」
「クロガネなら出来るだろ。前と同じで危なくなったら助けるから頑張れ」
「はーい・・・・」
鍛えて貰ってるとは言え俺はまだ五級冒険者なんだけどな~・・・・まぁブレストが大丈夫と言ってるなら大丈夫なんだろうけど。俺達は扉を開きボス部屋の中に入ると、中央にはブレストぐらいのオートマタが立っていた。この階層はずっとオートマタばかりだからボスも同じだろうな~とは思ってたけど、なんかこいつ腕が六本生えてるんだが?
「腕多くね?」
「あれは、キラーオートマタ。人間に造形を似せてるがあくまで作り物だからな腕なんていくらでも増やせるさ」
「・・・・」
六本の腕それぞれに違う武器を持っているボスは見たところ、こっちが攻撃するまで動かないようだからまずは魔法で様子見てみるか。俺は風の矢を六つ作りキラーオートマタに放つ。
うっわ・・・・
キラーオートマタは難なく風の矢を六つの腕で斬り伏せる。そして、俺を無機質な目で捉えると想像以上の速さで斬りかかってきた。俺は後ろに飛んで避けキラーオートマタと一定間隔を空けながら周りを走り風と雷の矢を撃ちこんでいく。
ん~飛び道具への防御が硬いな。反応速度も良いみたいだしこのまま撃ち込んでも倒せなそうだな。
反撃させないように暇なく矢を撃ちこんでみてるけど、すべて綺麗に防がれてるようなので飛び道具が駄目なら近接戦で勝負だ!俺は左手に棒手裏剣右手にナイフを構えキラーオートマタの懐へと跳び込んだ。それを見て俺を斬ろう全ての腕で攻撃してきたけど、本当にそんな事して良いのかな?
ガンッ
敵の周囲と後ろに作り出した風の矢と雷の矢が襲い掛かり体を削り取る。俺に集中し過ぎて、飛び道具への警戒が疎かになったな。ナイフで攻撃しながら魔法の矢を撃つのなんて楽勝なんだよ!ダメージを受けたキラーオートマタは瞬時に腕四本を防御へと回した。確かにそれなら防げるかもだけど、俺のナイフは防ぎ切れないだろ!
リーチの違う武器を持つ六本の腕を全て避けきるのは大変だけど、腕二本だったら余裕だ。まずは手数を減らすために防御に回している右腕の一本を風を纏わせたナイフで斬り落とす。この調子で斬ってけば楽勝そして、関節に棒手裏剣を撃ち込んでしまえばっ背中から腕がっ!!!俺は反射的に離れると、背中から現れた手が肩から覗きそこからオートマタお得意の針の弾幕が展開された。
「いくら何でも腕多すぎだろ!!!」
文句を言いながらも飛んで来る針をナイフで弾き避ける。う~ん、面倒だな・・・・魔法で攻撃しても防がれるし、近づいたらあの弾幕を避けきりながら剣を処理しないといけない。どうしようかな・・・・あ、そうだ。あれを少し試してみるか。
俺は弾幕を掻い潜りキラーオートマタに力を籠めた一撃を振りかざし、それを防御した手が少し押された。
お、こいつ力はそんなに無いみたいだな。これならいけそうだ。
俺は闇魔法で鎖を作り出し弾幕を避け他の腕が攻撃してくるのも避けながら鎖を腕に絡めていく。勿論こいつは鎖を断ち切ろうするが、それは風の矢と雷の矢を撃ち防ぎながら動き回り腕一つ一つに絡めていく。鎖を解き俺を倒そうと腕を振る度によけいに鎖は絡まっていき、全ての手に通し終わり思いっきり引っ張ると、腕は身動きできなくなった。
「よしっ!」
何とか鎖を解こうとしてるけど、こいつの力は俺に押されるぐらいだからそんなに無い。動けなくなっている間にコアを刺して終わりだ。消滅したことを確認した俺は見ていたブレストに手を振る。
「何とかなったぜ~」
「おう、お疲れさん。前と比べると相当鎖の強度が上がったみたいだな」
「毎日のように誰かさんに壊されるからな!」
かなり強度を上げれたと思うけど、ブレスト相手じゃまだ簡単に壊されてしまう。思ってたより苦戦しちゃったし、もっと戦う手段を増やさないと駄目そうだな。ま、それは後で考えるとして宝箱~慎重に罠を確認して開けてみると中には
「バトルアックスだな」
「あいつが持ってたやつだ・・・・要らない!何で頑張ったのに要らないし使わないやつばっかなんだよ~!!」
「まぁそういう時もあるさ」
欲しい者が出なくて少し納得がいかないが、何時までもボス部屋に居る訳にも行かないからさっさと次の階層へと向かった。次の階層も前と同じでセーフゾーンになっているが、此処に居る冒険者達は少し雰囲気が違っていた。立ち姿や歩き方からでも分かるほど鍛えられ、装備は綺麗で洗練されその表情からは経験の差を感じる。
「なんか、ここ居る冒険者雰囲気が違うな」
「ここから先は大体が三級以上だからな」
「それと何か、俺達を見る目が変だ」
「まぁ、それは慣れろ」
セーフゾーンに入った瞬間中に居る冒険者達は俺達に気付き視線をよこした、その目がなんか疑っているような見定めているようなこっちを探ろうという目をしていて何か居心地が悪い。俺はさっさと休憩しようと人が居ない場所に行き、荷物を置き眠ることにした。暫くして交代の時間になったので俺は夜番をしていると、こっちに男女二人の冒険者がやって来た。
「こんばんわ」
「・・・・どうも」
「少し良いかな?」
「良いですけど、何ですか?」
この人達は右奥に居る五人組のメンバーだったはず。装備的に剣士と弓士だよな・・・・装備は俺でも良い奴だって分かるくらいだし一体俺に何の用だ?流石にこんな人目がある場所で襲ってこないとは思うけど、念の為警戒しておくか。
「俺は、『枝の導き』というパーティーの三級冒険者べレクだ」
「私は、同じく三級冒険者のミレイ」
「五級冒険者クロガネ」
「そうなのね、実は聞きたいことがあってね」
「ここの階層までどうやって来たんだ?二人じゃ中々大変だろ」
?質問の意図が分からない。でも、悪意は無さそうだから素直に答えるか。
「二人で屋根を走って来ましたけど・・・・それが何か?」
「そうなの。確かに屋根を走れば敵との遭遇は少なくなるけど全く戦わずには無理でしょ?どうやって戦ったのかしら」
「どうやったって普通に俺が倒しましたけど」
「君がか?後ろで寝ている奴じゃなくてか?」
「彼は殆ど戦って無いですよ。ほぼ全て俺が倒しました」
少し驚いた様子を見せる剣士さんだけど、もしかしてこれ俺が弱そうに見えるから疑われてるのか?
「ボスはどうしたのかしら?」
「俺が倒しましたけど・・・・」
「盾にされたり囮にされたりはされて無いのかな?」
「はい」
あ~分かった。これブレストが俺を盾や囮にしている悪どい冒険者じゃないかって疑われてるのか。まぁ確かに俺みたいなガキとたった二人でダンジョンに潜ってるなんて怪しいよな。もし、同じような奴らを見たら俺でも疑うな。
「そうなの・・・・ボスを一人で倒すなんて凄いわね」
「あぁ素晴らしい実力だ。だが、パーティーメンバー一人に戦わせるのは、少し疑問が残る。後ろのやつ起きてるだろ。説明して貰おうか」
「はいよ」
あ、やっぱり起きてたか。
「三級冒険者ブレストだ、よろしくな」
「三級か」
「それでどういうことなのかしら?」
「説明はするが先に言っておくあんまり他のパーティーに口出しするのはマナー違反だぞ」
「えぇ、分かってるわ」
「他のパーティーには干渉しないのが基本だが、外道な行いをしている可能性がある場合は別だ」
さっきまで優し気な顔をしていたのにブレストを見る目は鋭い刃物で貫くような目を向けている。
「そうか、じゃあ説明するが今回このダンジョンに入ったのはクロガネの実力を見定める為なんだ。こいつは、この後街を出て色々な場所を旅する予定なんだか外で何があっても対処出来るか実力を見せて貰ってるんだよ」
「ブレストは俺の先生なんだ。このダンジョンのボスを倒せなきゃ街から出るのは危険だから出ちゃ駄目なんだって」
「五級冒険者をこの階層まで連れてくるのは無謀じゃない?」
「これぐらい突破できる実力があるって分かってるから来たんだよ。危なくなれば俺が助けるしな」
「このダンジョンってこの階層になると上位冒険者ぐらいの実力は必要だぜ?難なく到達している時点で実力の証明にはなってるだろ。それにキラーオートマタを倒せる時点で、街から出て旅に出ても問題無いだろ・・・・」
「駄目だ、クロガネは小さくて人攫いにだって狙われるかもしれないし外は危険が沢山あるんだ」
「キラーオートマタを倒せるやつが人攫いなんかに負けるかよ・・・・」
「はぁ・・・・ただの過保護だったなんて心配して損したわ」
「偶にいるよなこういう師匠馬鹿って」
「はぁ、一応確認の為にクロガネ君の実力を見せて貰っても良いかしら?」
「良いぞ、だけど夜遅いし俺達も疲れてるから明日だ」
「勿論待つわよ。それじゃあね」
溜息と呆れ顔をしながら二人は去っていた。
「冒険者ってお節介が多いのか?」
「色々苦労している奴が多いからな~自分と同じような境遇のやつを見たら見過ごせないんだよ」
「そうなのか~」
俺のことを拾ってくれたブレストも俺と同じ感じだったのかな?
「順番待ち無いのか」
「この先は三級冒険者しか行かないからな」
「あぁ・・・・殆どのやつはこの先に用事は無いから引き返すのか」
「その通り。ボスの報酬は期待できるがここのボスを倒すには三級程度の実力は無いと無理だからな」
「それを一人で倒せと?」
「クロガネなら出来るだろ。前と同じで危なくなったら助けるから頑張れ」
「はーい・・・・」
鍛えて貰ってるとは言え俺はまだ五級冒険者なんだけどな~・・・・まぁブレストが大丈夫と言ってるなら大丈夫なんだろうけど。俺達は扉を開きボス部屋の中に入ると、中央にはブレストぐらいのオートマタが立っていた。この階層はずっとオートマタばかりだからボスも同じだろうな~とは思ってたけど、なんかこいつ腕が六本生えてるんだが?
「腕多くね?」
「あれは、キラーオートマタ。人間に造形を似せてるがあくまで作り物だからな腕なんていくらでも増やせるさ」
「・・・・」
六本の腕それぞれに違う武器を持っているボスは見たところ、こっちが攻撃するまで動かないようだからまずは魔法で様子見てみるか。俺は風の矢を六つ作りキラーオートマタに放つ。
うっわ・・・・
キラーオートマタは難なく風の矢を六つの腕で斬り伏せる。そして、俺を無機質な目で捉えると想像以上の速さで斬りかかってきた。俺は後ろに飛んで避けキラーオートマタと一定間隔を空けながら周りを走り風と雷の矢を撃ちこんでいく。
ん~飛び道具への防御が硬いな。反応速度も良いみたいだしこのまま撃ち込んでも倒せなそうだな。
反撃させないように暇なく矢を撃ちこんでみてるけど、すべて綺麗に防がれてるようなので飛び道具が駄目なら近接戦で勝負だ!俺は左手に棒手裏剣右手にナイフを構えキラーオートマタの懐へと跳び込んだ。それを見て俺を斬ろう全ての腕で攻撃してきたけど、本当にそんな事して良いのかな?
ガンッ
敵の周囲と後ろに作り出した風の矢と雷の矢が襲い掛かり体を削り取る。俺に集中し過ぎて、飛び道具への警戒が疎かになったな。ナイフで攻撃しながら魔法の矢を撃つのなんて楽勝なんだよ!ダメージを受けたキラーオートマタは瞬時に腕四本を防御へと回した。確かにそれなら防げるかもだけど、俺のナイフは防ぎ切れないだろ!
リーチの違う武器を持つ六本の腕を全て避けきるのは大変だけど、腕二本だったら余裕だ。まずは手数を減らすために防御に回している右腕の一本を風を纏わせたナイフで斬り落とす。この調子で斬ってけば楽勝そして、関節に棒手裏剣を撃ち込んでしまえばっ背中から腕がっ!!!俺は反射的に離れると、背中から現れた手が肩から覗きそこからオートマタお得意の針の弾幕が展開された。
「いくら何でも腕多すぎだろ!!!」
文句を言いながらも飛んで来る針をナイフで弾き避ける。う~ん、面倒だな・・・・魔法で攻撃しても防がれるし、近づいたらあの弾幕を避けきりながら剣を処理しないといけない。どうしようかな・・・・あ、そうだ。あれを少し試してみるか。
俺は弾幕を掻い潜りキラーオートマタに力を籠めた一撃を振りかざし、それを防御した手が少し押された。
お、こいつ力はそんなに無いみたいだな。これならいけそうだ。
俺は闇魔法で鎖を作り出し弾幕を避け他の腕が攻撃してくるのも避けながら鎖を腕に絡めていく。勿論こいつは鎖を断ち切ろうするが、それは風の矢と雷の矢を撃ち防ぎながら動き回り腕一つ一つに絡めていく。鎖を解き俺を倒そうと腕を振る度によけいに鎖は絡まっていき、全ての手に通し終わり思いっきり引っ張ると、腕は身動きできなくなった。
「よしっ!」
何とか鎖を解こうとしてるけど、こいつの力は俺に押されるぐらいだからそんなに無い。動けなくなっている間にコアを刺して終わりだ。消滅したことを確認した俺は見ていたブレストに手を振る。
「何とかなったぜ~」
「おう、お疲れさん。前と比べると相当鎖の強度が上がったみたいだな」
「毎日のように誰かさんに壊されるからな!」
かなり強度を上げれたと思うけど、ブレスト相手じゃまだ簡単に壊されてしまう。思ってたより苦戦しちゃったし、もっと戦う手段を増やさないと駄目そうだな。ま、それは後で考えるとして宝箱~慎重に罠を確認して開けてみると中には
「バトルアックスだな」
「あいつが持ってたやつだ・・・・要らない!何で頑張ったのに要らないし使わないやつばっかなんだよ~!!」
「まぁそういう時もあるさ」
欲しい者が出なくて少し納得がいかないが、何時までもボス部屋に居る訳にも行かないからさっさと次の階層へと向かった。次の階層も前と同じでセーフゾーンになっているが、此処に居る冒険者達は少し雰囲気が違っていた。立ち姿や歩き方からでも分かるほど鍛えられ、装備は綺麗で洗練されその表情からは経験の差を感じる。
「なんか、ここ居る冒険者雰囲気が違うな」
「ここから先は大体が三級以上だからな」
「それと何か、俺達を見る目が変だ」
「まぁ、それは慣れろ」
セーフゾーンに入った瞬間中に居る冒険者達は俺達に気付き視線をよこした、その目がなんか疑っているような見定めているようなこっちを探ろうという目をしていて何か居心地が悪い。俺はさっさと休憩しようと人が居ない場所に行き、荷物を置き眠ることにした。暫くして交代の時間になったので俺は夜番をしていると、こっちに男女二人の冒険者がやって来た。
「こんばんわ」
「・・・・どうも」
「少し良いかな?」
「良いですけど、何ですか?」
この人達は右奥に居る五人組のメンバーだったはず。装備的に剣士と弓士だよな・・・・装備は俺でも良い奴だって分かるくらいだし一体俺に何の用だ?流石にこんな人目がある場所で襲ってこないとは思うけど、念の為警戒しておくか。
「俺は、『枝の導き』というパーティーの三級冒険者べレクだ」
「私は、同じく三級冒険者のミレイ」
「五級冒険者クロガネ」
「そうなのね、実は聞きたいことがあってね」
「ここの階層までどうやって来たんだ?二人じゃ中々大変だろ」
?質問の意図が分からない。でも、悪意は無さそうだから素直に答えるか。
「二人で屋根を走って来ましたけど・・・・それが何か?」
「そうなの。確かに屋根を走れば敵との遭遇は少なくなるけど全く戦わずには無理でしょ?どうやって戦ったのかしら」
「どうやったって普通に俺が倒しましたけど」
「君がか?後ろで寝ている奴じゃなくてか?」
「彼は殆ど戦って無いですよ。ほぼ全て俺が倒しました」
少し驚いた様子を見せる剣士さんだけど、もしかしてこれ俺が弱そうに見えるから疑われてるのか?
「ボスはどうしたのかしら?」
「俺が倒しましたけど・・・・」
「盾にされたり囮にされたりはされて無いのかな?」
「はい」
あ~分かった。これブレストが俺を盾や囮にしている悪どい冒険者じゃないかって疑われてるのか。まぁ確かに俺みたいなガキとたった二人でダンジョンに潜ってるなんて怪しいよな。もし、同じような奴らを見たら俺でも疑うな。
「そうなの・・・・ボスを一人で倒すなんて凄いわね」
「あぁ素晴らしい実力だ。だが、パーティーメンバー一人に戦わせるのは、少し疑問が残る。後ろのやつ起きてるだろ。説明して貰おうか」
「はいよ」
あ、やっぱり起きてたか。
「三級冒険者ブレストだ、よろしくな」
「三級か」
「それでどういうことなのかしら?」
「説明はするが先に言っておくあんまり他のパーティーに口出しするのはマナー違反だぞ」
「えぇ、分かってるわ」
「他のパーティーには干渉しないのが基本だが、外道な行いをしている可能性がある場合は別だ」
さっきまで優し気な顔をしていたのにブレストを見る目は鋭い刃物で貫くような目を向けている。
「そうか、じゃあ説明するが今回このダンジョンに入ったのはクロガネの実力を見定める為なんだ。こいつは、この後街を出て色々な場所を旅する予定なんだか外で何があっても対処出来るか実力を見せて貰ってるんだよ」
「ブレストは俺の先生なんだ。このダンジョンのボスを倒せなきゃ街から出るのは危険だから出ちゃ駄目なんだって」
「五級冒険者をこの階層まで連れてくるのは無謀じゃない?」
「これぐらい突破できる実力があるって分かってるから来たんだよ。危なくなれば俺が助けるしな」
「このダンジョンってこの階層になると上位冒険者ぐらいの実力は必要だぜ?難なく到達している時点で実力の証明にはなってるだろ。それにキラーオートマタを倒せる時点で、街から出て旅に出ても問題無いだろ・・・・」
「駄目だ、クロガネは小さくて人攫いにだって狙われるかもしれないし外は危険が沢山あるんだ」
「キラーオートマタを倒せるやつが人攫いなんかに負けるかよ・・・・」
「はぁ・・・・ただの過保護だったなんて心配して損したわ」
「偶にいるよなこういう師匠馬鹿って」
「はぁ、一応確認の為にクロガネ君の実力を見せて貰っても良いかしら?」
「良いぞ、だけど夜遅いし俺達も疲れてるから明日だ」
「勿論待つわよ。それじゃあね」
溜息と呆れ顔をしながら二人は去っていた。
「冒険者ってお節介が多いのか?」
「色々苦労している奴が多いからな~自分と同じような境遇のやつを見たら見過ごせないんだよ」
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