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この武器良い感じ?
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次の日、時間になった俺達は通路を通り魔物達が湧くエリアに行くと、キラキラと輝く街が待っていた。
「おぉぉすげぇ!なんか輝いてる感じだ!しかも綺麗!」
「立派だな~」
街なんて見慣れたものだと思ったけど、この階層に広がっている街は俺達が住んでいる所と違って栄えているという言葉がピッタリ合う景色だ。建物は壊れる事無く統一された様式で、荒っぽい印象は無く静かで落ち着いた家達と整備され綺麗な花が咲く通り。まるで、物語に出てくる煌びやかな街だ。
「すげ~なあなあブレスト」
「なんだ?」
「こういう街って本当に在るのか?」
「王都とかだとこれぐらい綺麗な場所はあるぞ」
「へ~王都!それってあれだろ?王様とか貴族とかが沢山住んでるんだろ?」
「王様は一人だが、貴族は沢山住んでるな」
「やっぱり貴族って凄い所に住んでるんだな~」
「・・・・街を出たら王都に行ってみるか?」
「良いの!?だけど、 俺見た目は綺麗になったけど、こんな目と髪だし怒られない?」
「怒られない怒られない。冒険者になれば好きな所に行けて都にだって行けるんだぞ」
「おぉぉ!」
俺でもこんな綺麗な街に入って良いのか~!人が多い場所とか偉い人が沢山住んでいる場所は、俺じゃ入れないと思っていきたい場所から外してたけど行って良いのか~楽しみだな。
「楽しみが増えたようで何よりだ。それと、一応まだここはダンジョン内だからな」
「あ、そうだった。ごめん」
「ほら、王都に行くためにも先を進むぞ」
「うん!」
そうだった。まだダンジョンの中で油断したら危ないし、ここを突破出来なきゃ王都に行くことさえ出来なくなってしまう。よっしゃ気合い入れていくぞ!まぁと言ってもやることは変わらないんだけどな。
「なんかこんな立派な家の上を走るのって、怒られそうでなんか嫌だな」
「意外とそういうの気にするんだな」
「だって、偉い人達に目を付けられると面倒だから・・・・」
「あぁそういうこと」
別に綺麗な場所を荒らすことに抵抗が無い訳じゃ無いけど、それより面倒な偉い人達に目を付けらるのが嫌なだけだ。結構前だけど、ガキの一人が貴族に運ばれるはずだった物を盗んで本当に大変な思いをしたことがあるんだよな・・・・走り周ってガキを見つけてそのガキを隠して、物を返してってすっごく大変だったからあんなの二度とごめんだな。嫌な事を思い出しながら走っていると、殺気が俺達に向けられた。
「前の三体に見つかったみたい」
「あぁあれか」
出来るだけオートマタを避けて移動しているけど、どうしても避けれない場合もある。これが初めてのオートマタとの戦闘だ。気を引き締めないと・・・・だけど、あいつら結構距離が離れてるのに武器も構えず手を俺達の方に向けて何やってるんだ?・・・・っ!!!
「!?」
「おっと」
前の三体から魔力の気配を少し感じたと思った瞬間、鉄の針のようなものが高速で飛んできた。思わずナイフを手に取り弾くと、キーンという高い音だしながら謎の針は地面に落ちる。そして、間髪入れずに次々と俺達に向かって針が飛んでくる。
「何この攻撃!?」
「まるでライフルみたいだな~いや、どちらかというとガトリングか?」
矢より速く鋭いけど捉えられない速さじゃないから避けたり弾いたり出来るけど、いきなり敵の強さが上がり過ぎじゃないか?なんかブレストは余裕そうに変な言葉を言ってるけど、それよりあいつらを早く倒さないとこの状況は面倒!
俺は姿勢を落とし足に力を籠めスピードを上げオートマタに突っ込む。近づかせないよう俺を集中して狙ってくるが、この程度なら避けきる事は出来る。ジグザクに走り偶に体を捻らせながら攻撃を掻い潜り、オートマタの元まで辿り着くとスピードを殺さず、まず右から順番に針を放っている右手を三体全て雷を纏わせたナイフで斬り落とす。
これで、攻撃は出来ないはず。
思っていたより硬くなかったオートマタに驚きながらも、反撃の隙を与えないようにそのまま順番にコアを貫きオートマタを倒した。
「ふぅ」
「問題なさそうだな」
「驚きはしたけど、冷静に戦えば倒せると思う。そこまで硬くなかったしな」
「初見は驚くよな~まさか腕から鉄の針が飛んで切るとは思わないからな」
うん、凄く吃驚した。武器も何も持ってないように見えてこんな仕掛けが付いてるなんてオートマタを少し甘く見てたぜ。あ、そうだ。オートマタは何を落とすんだろう。
「ドロップ品は・・・・鉄の針?」
「あ~こいつらが撃ってた弾か。いや、そんなもの三つ落としても人間にはそれを撃つ腕が無いんだから使えないだろ・・・・」
「・・・・」
落ちていたの細長い円柱の先端が尖っている鉄の塊だった。へ~こんなの腕から撃ってたのか・・・・持ってみると、鉄で出来てるからかそれなりの重さがあるが大体ナイフと同じぐらいだ。ブレストは人間には要らないだろって言ってるけど、なんか凄くしっくり来るというか、持ちやすくて良い重さだと思う。だけど、どう使うんだ・・・・ナイフにしては少し長さが足りないし持ち手が無いから滑ってしまう。・・・・投げれば良いんじゃないか?握ると投げづらいから指に添えるように持って
「ん?何してるんだ?」
「そして、投げる!」
肘を使って投げた鉄の針は狙いから少しそれた場所に深く刺さった。少し練習する必要があると思うけど、俺の力でも建物に突き刺さるくらいには威力が出るみたいだし、これ良さそうだな。
「えぇ・・・・」
「これ、凄く良い感じ!」
「あ~そういえば確か棒手裏剣ってのが有ったな~・・・・昔見たアニメで見たわ」
「これ棒手裏剣っていうのか?変な名前だな。というか、さっきから変なこと言ってるけどアニメ?ガトリング?ってなんだ?」
「ん~俺の遠い故郷に有ったものなんだ」
「へ~」
「まあまあ、そんな事よりその鉄針気に入ったのか?」
「棒手裏剣じゃないのか?」
「どっちでも同じ意味だ」
「そうなのか。うん、これ使いやすいし威力もあるから気に入った!」
「そうか、じゃあオートマタと戦った時に落とすと良いな」
「そんなに沢山は要らないぜ?」
「備えあれば患いなしだ」
なんか誤魔化された気がするけど、まぁブレストにも秘密はあるだろうし聞くのは止めておこう。棒手裏剣は腰のベルトに挟んでおいて何時でも取り出せるように装備して、俺達はまた次の階層へと向かう扉へと走り出した。
「お、気付かれたな」
「また三体か」
「さっきの武器試してみたらどうだ?」
「まだ全然練習してないし・・・・」
「実戦で練習でするのも良い経験だぞ。危なくなったら援護してやるよ」
そういったので俺はブレストの前に出て、腰のベルトから棒手裏を三つ取り出し左手に持つ。そして、こっちに撃ってくる弾を避けながら雷の魔法を籠めコア目掛けて一つ一つ投げる。棒手裏剣は雷を纏いながらオートマタが撃ち出す弾より何倍も速く飛び三本とも命中したが、一体だけコアを外してしまった。
二体倒したことによって弾幕が薄くなったので、残りの一体を素早く接近しナイフでコアを貫き三体とも倒し終わり、刺さった棒手裏剣を回収する。
「一体外したか・・・・」
「走って避けながら投げてるんだ。当たっただけ凄いと思うぞ」
「もっと練習しないとな~」
威力もあるし速さもあるから良い遠距離攻撃手段になると思うけど、今の実力じゃ動きながら投げると少し狙いを外してしまう。この武器は丈夫で何度も使えるみたいだから、このダンジョンで慣れるまで練習してみようかな。
「お、また棒手裏剣と魔石か」
「ここって本当に人気の場所なの?こんなの誰も欲しがらないと思うんだけど」
「二十層まではある程度の武器は出るぞ。今回は俺達が運が悪いだけだ」
「そうなんだ」
「俺達が会ったオートマタは武器を持ってなかったが、武器を持った奴だっているし魔石もそこそこの値段で売れる」
「へ~」
「オートマタからは、そこそこの剣や弓、斧とかいう普通の武器から運が良ければ付与がされた武器だって見つかるんだぞ」
「だから人気なのか~」
付与された武器は、結構いい値段で売ることが出来るはず。前に鍛冶屋を見に行った時に、付与された武器を見たことあるけど俺じゃ絶対買えない値段で吃驚したんだよな~
「熟練の職人による付与と比べちまうと、かなり見劣りはするが駆け出しやある程度やってきた冒険者にとっては良い武器になるからな。だから、十層までは五級に二十層までは四級に人気なんだよ」
「俺五級なんだけど」
「クロガネは例外だ」
「二十層から先は何級なんだ?」
「三級だな。それも、かなり上位の三級だ」
「・・・・それ、俺大丈夫なの?」
「俺の見立てだと大丈夫だと思うぞ」
三級って今のブレストの階級じゃんか。それに三級って冒険者の中だとベテラン扱いだろ。二級になれば特殊なスキルや魔法を使う人ばかりで、その気になれば街を破壊できる力を持つ奴らだ。一級は・・・・人の領域を超えた奴らだって聞いた。まぁブレストは俺なら大丈夫って言ってるんだから気にせず全力で挑めば何とかなるだろ。
「さて、進むぞ」
「はーい」
オートマタはドールより感知能力が高いようで、音を立てずに移動している俺達に気付くので道中何度も戦う事になった。やつらの攻撃は速く威力が高いが、その動きは単調で読みやすいので何度も戦う内に慣れてきて、今では棒手裏剣の良い練習の的だ。かなりの数倒したけど、面白い武器や付与された武器を落とさず棒手裏剣ばっかなのは俺達の運が無い所為か?
「おぉぉすげぇ!なんか輝いてる感じだ!しかも綺麗!」
「立派だな~」
街なんて見慣れたものだと思ったけど、この階層に広がっている街は俺達が住んでいる所と違って栄えているという言葉がピッタリ合う景色だ。建物は壊れる事無く統一された様式で、荒っぽい印象は無く静かで落ち着いた家達と整備され綺麗な花が咲く通り。まるで、物語に出てくる煌びやかな街だ。
「すげ~なあなあブレスト」
「なんだ?」
「こういう街って本当に在るのか?」
「王都とかだとこれぐらい綺麗な場所はあるぞ」
「へ~王都!それってあれだろ?王様とか貴族とかが沢山住んでるんだろ?」
「王様は一人だが、貴族は沢山住んでるな」
「やっぱり貴族って凄い所に住んでるんだな~」
「・・・・街を出たら王都に行ってみるか?」
「良いの!?だけど、 俺見た目は綺麗になったけど、こんな目と髪だし怒られない?」
「怒られない怒られない。冒険者になれば好きな所に行けて都にだって行けるんだぞ」
「おぉぉ!」
俺でもこんな綺麗な街に入って良いのか~!人が多い場所とか偉い人が沢山住んでいる場所は、俺じゃ入れないと思っていきたい場所から外してたけど行って良いのか~楽しみだな。
「楽しみが増えたようで何よりだ。それと、一応まだここはダンジョン内だからな」
「あ、そうだった。ごめん」
「ほら、王都に行くためにも先を進むぞ」
「うん!」
そうだった。まだダンジョンの中で油断したら危ないし、ここを突破出来なきゃ王都に行くことさえ出来なくなってしまう。よっしゃ気合い入れていくぞ!まぁと言ってもやることは変わらないんだけどな。
「なんかこんな立派な家の上を走るのって、怒られそうでなんか嫌だな」
「意外とそういうの気にするんだな」
「だって、偉い人達に目を付けられると面倒だから・・・・」
「あぁそういうこと」
別に綺麗な場所を荒らすことに抵抗が無い訳じゃ無いけど、それより面倒な偉い人達に目を付けらるのが嫌なだけだ。結構前だけど、ガキの一人が貴族に運ばれるはずだった物を盗んで本当に大変な思いをしたことがあるんだよな・・・・走り周ってガキを見つけてそのガキを隠して、物を返してってすっごく大変だったからあんなの二度とごめんだな。嫌な事を思い出しながら走っていると、殺気が俺達に向けられた。
「前の三体に見つかったみたい」
「あぁあれか」
出来るだけオートマタを避けて移動しているけど、どうしても避けれない場合もある。これが初めてのオートマタとの戦闘だ。気を引き締めないと・・・・だけど、あいつら結構距離が離れてるのに武器も構えず手を俺達の方に向けて何やってるんだ?・・・・っ!!!
「!?」
「おっと」
前の三体から魔力の気配を少し感じたと思った瞬間、鉄の針のようなものが高速で飛んできた。思わずナイフを手に取り弾くと、キーンという高い音だしながら謎の針は地面に落ちる。そして、間髪入れずに次々と俺達に向かって針が飛んでくる。
「何この攻撃!?」
「まるでライフルみたいだな~いや、どちらかというとガトリングか?」
矢より速く鋭いけど捉えられない速さじゃないから避けたり弾いたり出来るけど、いきなり敵の強さが上がり過ぎじゃないか?なんかブレストは余裕そうに変な言葉を言ってるけど、それよりあいつらを早く倒さないとこの状況は面倒!
俺は姿勢を落とし足に力を籠めスピードを上げオートマタに突っ込む。近づかせないよう俺を集中して狙ってくるが、この程度なら避けきる事は出来る。ジグザクに走り偶に体を捻らせながら攻撃を掻い潜り、オートマタの元まで辿り着くとスピードを殺さず、まず右から順番に針を放っている右手を三体全て雷を纏わせたナイフで斬り落とす。
これで、攻撃は出来ないはず。
思っていたより硬くなかったオートマタに驚きながらも、反撃の隙を与えないようにそのまま順番にコアを貫きオートマタを倒した。
「ふぅ」
「問題なさそうだな」
「驚きはしたけど、冷静に戦えば倒せると思う。そこまで硬くなかったしな」
「初見は驚くよな~まさか腕から鉄の針が飛んで切るとは思わないからな」
うん、凄く吃驚した。武器も何も持ってないように見えてこんな仕掛けが付いてるなんてオートマタを少し甘く見てたぜ。あ、そうだ。オートマタは何を落とすんだろう。
「ドロップ品は・・・・鉄の針?」
「あ~こいつらが撃ってた弾か。いや、そんなもの三つ落としても人間にはそれを撃つ腕が無いんだから使えないだろ・・・・」
「・・・・」
落ちていたの細長い円柱の先端が尖っている鉄の塊だった。へ~こんなの腕から撃ってたのか・・・・持ってみると、鉄で出来てるからかそれなりの重さがあるが大体ナイフと同じぐらいだ。ブレストは人間には要らないだろって言ってるけど、なんか凄くしっくり来るというか、持ちやすくて良い重さだと思う。だけど、どう使うんだ・・・・ナイフにしては少し長さが足りないし持ち手が無いから滑ってしまう。・・・・投げれば良いんじゃないか?握ると投げづらいから指に添えるように持って
「ん?何してるんだ?」
「そして、投げる!」
肘を使って投げた鉄の針は狙いから少しそれた場所に深く刺さった。少し練習する必要があると思うけど、俺の力でも建物に突き刺さるくらいには威力が出るみたいだし、これ良さそうだな。
「えぇ・・・・」
「これ、凄く良い感じ!」
「あ~そういえば確か棒手裏剣ってのが有ったな~・・・・昔見たアニメで見たわ」
「これ棒手裏剣っていうのか?変な名前だな。というか、さっきから変なこと言ってるけどアニメ?ガトリング?ってなんだ?」
「ん~俺の遠い故郷に有ったものなんだ」
「へ~」
「まあまあ、そんな事よりその鉄針気に入ったのか?」
「棒手裏剣じゃないのか?」
「どっちでも同じ意味だ」
「そうなのか。うん、これ使いやすいし威力もあるから気に入った!」
「そうか、じゃあオートマタと戦った時に落とすと良いな」
「そんなに沢山は要らないぜ?」
「備えあれば患いなしだ」
なんか誤魔化された気がするけど、まぁブレストにも秘密はあるだろうし聞くのは止めておこう。棒手裏剣は腰のベルトに挟んでおいて何時でも取り出せるように装備して、俺達はまた次の階層へと向かう扉へと走り出した。
「お、気付かれたな」
「また三体か」
「さっきの武器試してみたらどうだ?」
「まだ全然練習してないし・・・・」
「実戦で練習でするのも良い経験だぞ。危なくなったら援護してやるよ」
そういったので俺はブレストの前に出て、腰のベルトから棒手裏を三つ取り出し左手に持つ。そして、こっちに撃ってくる弾を避けながら雷の魔法を籠めコア目掛けて一つ一つ投げる。棒手裏剣は雷を纏いながらオートマタが撃ち出す弾より何倍も速く飛び三本とも命中したが、一体だけコアを外してしまった。
二体倒したことによって弾幕が薄くなったので、残りの一体を素早く接近しナイフでコアを貫き三体とも倒し終わり、刺さった棒手裏剣を回収する。
「一体外したか・・・・」
「走って避けながら投げてるんだ。当たっただけ凄いと思うぞ」
「もっと練習しないとな~」
威力もあるし速さもあるから良い遠距離攻撃手段になると思うけど、今の実力じゃ動きながら投げると少し狙いを外してしまう。この武器は丈夫で何度も使えるみたいだから、このダンジョンで慣れるまで練習してみようかな。
「お、また棒手裏剣と魔石か」
「ここって本当に人気の場所なの?こんなの誰も欲しがらないと思うんだけど」
「二十層まではある程度の武器は出るぞ。今回は俺達が運が悪いだけだ」
「そうなんだ」
「俺達が会ったオートマタは武器を持ってなかったが、武器を持った奴だっているし魔石もそこそこの値段で売れる」
「へ~」
「オートマタからは、そこそこの剣や弓、斧とかいう普通の武器から運が良ければ付与がされた武器だって見つかるんだぞ」
「だから人気なのか~」
付与された武器は、結構いい値段で売ることが出来るはず。前に鍛冶屋を見に行った時に、付与された武器を見たことあるけど俺じゃ絶対買えない値段で吃驚したんだよな~
「熟練の職人による付与と比べちまうと、かなり見劣りはするが駆け出しやある程度やってきた冒険者にとっては良い武器になるからな。だから、十層までは五級に二十層までは四級に人気なんだよ」
「俺五級なんだけど」
「クロガネは例外だ」
「二十層から先は何級なんだ?」
「三級だな。それも、かなり上位の三級だ」
「・・・・それ、俺大丈夫なの?」
「俺の見立てだと大丈夫だと思うぞ」
三級って今のブレストの階級じゃんか。それに三級って冒険者の中だとベテラン扱いだろ。二級になれば特殊なスキルや魔法を使う人ばかりで、その気になれば街を破壊できる力を持つ奴らだ。一級は・・・・人の領域を超えた奴らだって聞いた。まぁブレストは俺なら大丈夫って言ってるんだから気にせず全力で挑めば何とかなるだろ。
「さて、進むぞ」
「はーい」
オートマタはドールより感知能力が高いようで、音を立てずに移動している俺達に気付くので道中何度も戦う事になった。やつらの攻撃は速く威力が高いが、その動きは単調で読みやすいので何度も戦う内に慣れてきて、今では棒手裏剣の良い練習の的だ。かなりの数倒したけど、面白い武器や付与された武器を落とさず棒手裏剣ばっかなのは俺達の運が無い所為か?
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書籍化に伴い一部ウェブ版と違う箇所がございます
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よろしくお願いします!
一応191話で終わりとなります
最後まで見ていただきありがとうございました
コミカライズもスタートしています
毎月最初の金曜日に更新です
お楽しみください!
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