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039 さよならは
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朝もやのような薄い霧が、街の中に立ち込めていた。
昨日のやや暑い日差しが嘘のように、風もただ寒い。
天気はこのまま下ることはないようだが、今日はこのままどんよりとした天気だと教えられた。
昨日は結局あのまま収拾が夜まで付かず、一日街で過ごした。
朝一に手紙だけ置いて出て行こうと思ったんだけど。
「まったく水臭いだろ、ルルド」
街を出る寸前に、ガルドとランタスに見つかってしまったというわけ。
「いや……顔を見たら、なんか悲しくなっちゃいそうで」
これは本音。
だから宿に手紙を残して、二人に渡してもらおうと思ったんだ。
文字は書けないけど、昨日リーシャから簡単な一言だけは書けるように特訓してもらったたし。
「それでもだ!」
「ごめんなさい」
「そうじゃなくて……ちゃんと気を付けて旅するんだぞ。困ったことがあったら、いつでも頼ってくれていいんだからな」
下を向いたボクの肩に、ガルドは手を置く。
そしてしゃがみ込み、ボクと視線を合わせた。
どこまでも心配そうな瞳。
ボクまで泣きそうになる。
「いいかルルド。俺は兄だ。おまえは弟だ。だから、何かあったら帰ってきてもいいんだからな」
兄で弟……。
ザイオンのおうちで、シーラが言ってくれた言葉だ。
ノリだって思ってた。
でも、そうじゃない。
ガルドのまっすぐな瞳がそれを教えてくれている。
「……はい、ありがとうございます」
「まったく、それだけではダメだろう」
ランタスが懐から取り出した、紫色のぬいぐるみのキーホルダーをボクの鞄に付けた。
可愛らしい悪魔のようなぬいぐるみだ。
手縫いかな? すごくよく出来てる。
ちびデビルって感じ。
昔、ランドセルとかに付けてたかも。
「ってこれは?」
「これはうちのパーティの証なんだ」
「冒険者パーティ?」
「ああそうだ。これがあれば、うちの関係者って見分けがつくようになっている」
「へー。そんなのがあるんですね」
サイラスの時も、なんかあの三人はお揃いで腕輪みたいなの付けてたっけ。
ボクはもらえなかったけど。
それと似たようなものかな。
にしても、可愛らしい。
「よく持ってきたなー、ランタス」
「おまえが持ってこないと思っていたからな」
「でも、いいんですか? こんな大事なものをもらってしまって」
だって、同じパーティってわけでもないのに。
そりゃあ、二人とは少しの間旅を一緒にさせてもらったけど。
でもボクは非戦闘員なわけだし。
「ルルドなら、もちろんさ」
「これでも結構名の知れたパーティなんだ。だから、これがあれば、変な輩に絡まれることもないだろう」
変な人除けになるほど、効力があるなんてすごいパーティだったんだ。
ボク全然知らないまま、過ごしちゃってた。
「パーティーの名前、聞いてもいいですか?」
「悪食って言うんだ」
「すごくカッコいい名前ですね」
意味って、禁忌なモノを食べるとか、そんなだっけ?
「カッコよくはないかもしれないな。ガルドが何でも食べてしまうから、付けられたものだ」
ランタスがややあきれたように、横目でガルドを見ていた。
ガルドはそっぽを向きながら、頭をかいている。
ああ、そっちの意味の悪食……。
確かに、ガルドってなんでも食べちゃうからね。
「うん、なんとなく分かりました」
「分からないでくれ、弟よ~!」
「あはははは、だって」
わちゃわちゃするこんな楽しさも、騒々しさも、これで最後なんだ。
我に返ると、やっぱり少し悲しい。
「何から何まで、本当にお世話になりました」
「それはこっちも同じさ」
「次会う時までに、同獣人で固有さがあるか確認しておきますね」
「それはありがたい! ぜひ聞かせてくれ‼」
ランタスがボクの両手を掴み、大きく振っていた。
これはボクも気になっているんだよね。
だからきっと、ここに戻ってきて報告が出来たらいいな。
帰ってきてもいい場所がある。
それだけで、どこまでも進める気がするから。
「では、本当にお世話になりました。またいつか……」
「ああ、気を付けて。良い旅を!」
二人に思い切り手を振り、ボクたちは歩き出す。
しかし数歩歩いた時、隣を歩くぽちがふと止まった。
「ぽち?」
見ると、上に乗っていたリーシャが、振り返りガルドたちを見ている。
そして少し考えたあと、急に声を上げた。
「悪食は、現在冒険者ランキング三位よね?」
「リーシャ……」
急に話し出したリーシャに、みんなが驚きの表情をする。
今まで、ボクとユメリの前以外はずっと猫を演じてきていたのに。
「そう……だが」
「あなたたちが、上の奴らをとっとと潰して頂点に立ってくれることを心から祈っているわ」
「リーシャ、君は……」
「リーシャ⁉ もしかして、あなたは……」
何かに気づいたようなランタスが声を上げる。
しかしリーシャは何事もなかったかのように、再び前を向いた。
「行こう、ルルド」
「……うん」
それ以上、声をかけてほしくない。
リーシャの横顔はそんな風に伝えていた。
昨日のやや暑い日差しが嘘のように、風もただ寒い。
天気はこのまま下ることはないようだが、今日はこのままどんよりとした天気だと教えられた。
昨日は結局あのまま収拾が夜まで付かず、一日街で過ごした。
朝一に手紙だけ置いて出て行こうと思ったんだけど。
「まったく水臭いだろ、ルルド」
街を出る寸前に、ガルドとランタスに見つかってしまったというわけ。
「いや……顔を見たら、なんか悲しくなっちゃいそうで」
これは本音。
だから宿に手紙を残して、二人に渡してもらおうと思ったんだ。
文字は書けないけど、昨日リーシャから簡単な一言だけは書けるように特訓してもらったたし。
「それでもだ!」
「ごめんなさい」
「そうじゃなくて……ちゃんと気を付けて旅するんだぞ。困ったことがあったら、いつでも頼ってくれていいんだからな」
下を向いたボクの肩に、ガルドは手を置く。
そしてしゃがみ込み、ボクと視線を合わせた。
どこまでも心配そうな瞳。
ボクまで泣きそうになる。
「いいかルルド。俺は兄だ。おまえは弟だ。だから、何かあったら帰ってきてもいいんだからな」
兄で弟……。
ザイオンのおうちで、シーラが言ってくれた言葉だ。
ノリだって思ってた。
でも、そうじゃない。
ガルドのまっすぐな瞳がそれを教えてくれている。
「……はい、ありがとうございます」
「まったく、それだけではダメだろう」
ランタスが懐から取り出した、紫色のぬいぐるみのキーホルダーをボクの鞄に付けた。
可愛らしい悪魔のようなぬいぐるみだ。
手縫いかな? すごくよく出来てる。
ちびデビルって感じ。
昔、ランドセルとかに付けてたかも。
「ってこれは?」
「これはうちのパーティの証なんだ」
「冒険者パーティ?」
「ああそうだ。これがあれば、うちの関係者って見分けがつくようになっている」
「へー。そんなのがあるんですね」
サイラスの時も、なんかあの三人はお揃いで腕輪みたいなの付けてたっけ。
ボクはもらえなかったけど。
それと似たようなものかな。
にしても、可愛らしい。
「よく持ってきたなー、ランタス」
「おまえが持ってこないと思っていたからな」
「でも、いいんですか? こんな大事なものをもらってしまって」
だって、同じパーティってわけでもないのに。
そりゃあ、二人とは少しの間旅を一緒にさせてもらったけど。
でもボクは非戦闘員なわけだし。
「ルルドなら、もちろんさ」
「これでも結構名の知れたパーティなんだ。だから、これがあれば、変な輩に絡まれることもないだろう」
変な人除けになるほど、効力があるなんてすごいパーティだったんだ。
ボク全然知らないまま、過ごしちゃってた。
「パーティーの名前、聞いてもいいですか?」
「悪食って言うんだ」
「すごくカッコいい名前ですね」
意味って、禁忌なモノを食べるとか、そんなだっけ?
「カッコよくはないかもしれないな。ガルドが何でも食べてしまうから、付けられたものだ」
ランタスがややあきれたように、横目でガルドを見ていた。
ガルドはそっぽを向きながら、頭をかいている。
ああ、そっちの意味の悪食……。
確かに、ガルドってなんでも食べちゃうからね。
「うん、なんとなく分かりました」
「分からないでくれ、弟よ~!」
「あはははは、だって」
わちゃわちゃするこんな楽しさも、騒々しさも、これで最後なんだ。
我に返ると、やっぱり少し悲しい。
「何から何まで、本当にお世話になりました」
「それはこっちも同じさ」
「次会う時までに、同獣人で固有さがあるか確認しておきますね」
「それはありがたい! ぜひ聞かせてくれ‼」
ランタスがボクの両手を掴み、大きく振っていた。
これはボクも気になっているんだよね。
だからきっと、ここに戻ってきて報告が出来たらいいな。
帰ってきてもいい場所がある。
それだけで、どこまでも進める気がするから。
「では、本当にお世話になりました。またいつか……」
「ああ、気を付けて。良い旅を!」
二人に思い切り手を振り、ボクたちは歩き出す。
しかし数歩歩いた時、隣を歩くぽちがふと止まった。
「ぽち?」
見ると、上に乗っていたリーシャが、振り返りガルドたちを見ている。
そして少し考えたあと、急に声を上げた。
「悪食は、現在冒険者ランキング三位よね?」
「リーシャ……」
急に話し出したリーシャに、みんなが驚きの表情をする。
今まで、ボクとユメリの前以外はずっと猫を演じてきていたのに。
「そう……だが」
「あなたたちが、上の奴らをとっとと潰して頂点に立ってくれることを心から祈っているわ」
「リーシャ、君は……」
「リーシャ⁉ もしかして、あなたは……」
何かに気づいたようなランタスが声を上げる。
しかしリーシャは何事もなかったかのように、再び前を向いた。
「行こう、ルルド」
「……うん」
それ以上、声をかけてほしくない。
リーシャの横顔はそんな風に伝えていた。
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