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028 井戸の魔人
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「おい、大丈夫なのか、本当に……」
ガルドが小さな声で、隣にいるランタスに尋ねる。
ボクたちは二人が来てすぐに、原因と思われる井戸にやってきた。
みんなは匂いなどしないというが、ボクにはこの井戸が臭くて仕方ない。
ヘドロのようで、やや生ものの匂い。
そんな悪臭を放つ井戸の真ん前で、ボクは灯りとなるランタンを片手に持っている。
「ルルドがそのようにやって欲しいと言い出したのだから、大丈夫だろう。それに何があっても、この大人数がいるんだ。問題ない」
今回の作戦は、ボクが計画して協力してもらう形になった。
自分でシナリオを進めているみたいで、なんだか少しドキドキしている。
ボクの考えが当たっていたら、そんなことは言えなくなるんだけど。
でも少なくとも、助けることは出来る。
「では、お願いします」
掛け声をかけると、冒険者の一人が水晶の撮影ボタンを押してくれる。
みんなはまだ映り込まないように少し離れた位置にいて、ボクだけの演技が始まる。
「うわー。なんかこの井戸、変な匂いがするぅ。なんだろう?」
ランタンを大きく上に掲げ、井戸をのぞき込む。
そしてふらりとよろけるフリをした後、ボクはランタンから手を離した。
「うわぁぁぁ、落ちちゃったー」
ランタンは本来、何もなければ井戸の水面に落ちて音を立てるはず。
ボクと井戸を囲む、二十人近い冒険者たちはその落ちる音を耳を大きくして待っていた。
しかし、予想通り音はない。
「わわわ‼」
ボクは一度だけ井戸をのぞき込み、井戸の淵よりもしゃがみ込む。
そう、これが合図だ。
ボクの合図に合わせ、冒険者たちは戦闘態勢になった。
そして次の瞬間、井戸の水が噴き出したかのように思えるソレが勢いよく飛び出してきた。
「なんだ、あの巨大なスライムは⁉」
「いや、スライムなのか?」
ボクは薄目を開け、上を見た。
スライムと呼ぶには、やや形が違う。
大きくなったヘドロのお化けという表現の方が合っているだろう。
手のようなものが井戸の淵にかかり、今にも這い出ようとしている。
昔、街の排水路で見た時はこの半分の大きさもなかったな。
これは何人分かってくらい大きい。
ボクは息を殺しながら、そっと地面をはいずって移動する。
さすがに戦闘の邪魔になっちゃうよ。
「火の魔法が使える奴は、全力で唱えろ! あとは炎の魔石を投げるんだ」
ザイオンの指示が飛ぶ。
出発前に確認したところ、この街にあまり魔法使いはいなかった。
前に遭遇した時も火が効果あったから、それがいいって教えたところ街中から炎の魔石というのをかき集めてくれた。
魔石は一回きりの魔法を封じ込めた石らしい。
投げつけることで、その効果を発揮する。
そんな便利なものらしいが、結構値段がするって言ってたっけ。
だけど事前にリーシャに確認してよかった。
あの魔物のことはよく知らないけど、冒険者たちが攻撃しているところを見ていると、物理攻撃はほとんど効果がないらしい。
「おいおい、火力が足りなさすぎるだろ!」
「そんなこと言っても、これが限界だ!」
どれだけ魔石を投げつけても、多少怯むくらいでモンスターの攻撃は弱まることはない。
ぶんぶんと腕を伸ばし、冒険者たちを薙ぎ払っていく。
「井戸の魔人みたい……」
昔、なんかのゲームであんなモンスターいたな。
って、これは現実だからそんな悠長なことも言ってられないんだ。
火は有効だけど、魔石に込められた弱い魔法ではどうすることも出来ない。
「スライムっぽい火が苦手なモンスターって言われた時点で、気づくべきだった」
「えええ、ランタスさん、あれはスライムじゃないんですか?」
色はドブのようなグレーっぽい茶色だけど、どろどろしている感がスライムっぽかったのに。
「スライムはスライムでも、ヘドロスライムといって通常攻撃がほぼ効かないやつなんだ」
そう言いながらも、ランタスとガルドは魔石で怯んだすきに攻撃を入れている。
焦げたというか、魔法が効いているほんのわずかな瞬間だけは、通常攻撃も通るようだった。
「すみません、ボクが無知なばっかりに」
「いや、それはいい。こっちが先に考えなかった方がいけないんだ」
「でも、でも……」
とは言っても、このままでは状況は芳しくない。
魔石もいづれ尽きてしまう。
そうなったら、どう頑張っても勝てない。
火が有効ってことは、油とかかけて火をつけたらどうにからならないかな。
かといって、あんなに腕を振り回して攻撃を仕掛けられている以上、近づくことも難しい。
「どうしよう、どうにかしなきゃ」
ボクが立てた計画なのに、このままじゃ前のようなことになってしまう。
頭にサイラスたちのことがよぎった。
ううん。
そんなことさせちゃいけない。
どんなに見込みはなくたって、諦めないんだ。
辺りを見渡し、ランタンなどの油を探しに行こうとしたボクの耳に、よく聞きなれた声が聞こえてきた。
「ファイアーストーム‼」
振り返ると、巨大な炎の渦がヘドロスライムに巻き付いてた。
ガルドが小さな声で、隣にいるランタスに尋ねる。
ボクたちは二人が来てすぐに、原因と思われる井戸にやってきた。
みんなは匂いなどしないというが、ボクにはこの井戸が臭くて仕方ない。
ヘドロのようで、やや生ものの匂い。
そんな悪臭を放つ井戸の真ん前で、ボクは灯りとなるランタンを片手に持っている。
「ルルドがそのようにやって欲しいと言い出したのだから、大丈夫だろう。それに何があっても、この大人数がいるんだ。問題ない」
今回の作戦は、ボクが計画して協力してもらう形になった。
自分でシナリオを進めているみたいで、なんだか少しドキドキしている。
ボクの考えが当たっていたら、そんなことは言えなくなるんだけど。
でも少なくとも、助けることは出来る。
「では、お願いします」
掛け声をかけると、冒険者の一人が水晶の撮影ボタンを押してくれる。
みんなはまだ映り込まないように少し離れた位置にいて、ボクだけの演技が始まる。
「うわー。なんかこの井戸、変な匂いがするぅ。なんだろう?」
ランタンを大きく上に掲げ、井戸をのぞき込む。
そしてふらりとよろけるフリをした後、ボクはランタンから手を離した。
「うわぁぁぁ、落ちちゃったー」
ランタンは本来、何もなければ井戸の水面に落ちて音を立てるはず。
ボクと井戸を囲む、二十人近い冒険者たちはその落ちる音を耳を大きくして待っていた。
しかし、予想通り音はない。
「わわわ‼」
ボクは一度だけ井戸をのぞき込み、井戸の淵よりもしゃがみ込む。
そう、これが合図だ。
ボクの合図に合わせ、冒険者たちは戦闘態勢になった。
そして次の瞬間、井戸の水が噴き出したかのように思えるソレが勢いよく飛び出してきた。
「なんだ、あの巨大なスライムは⁉」
「いや、スライムなのか?」
ボクは薄目を開け、上を見た。
スライムと呼ぶには、やや形が違う。
大きくなったヘドロのお化けという表現の方が合っているだろう。
手のようなものが井戸の淵にかかり、今にも這い出ようとしている。
昔、街の排水路で見た時はこの半分の大きさもなかったな。
これは何人分かってくらい大きい。
ボクは息を殺しながら、そっと地面をはいずって移動する。
さすがに戦闘の邪魔になっちゃうよ。
「火の魔法が使える奴は、全力で唱えろ! あとは炎の魔石を投げるんだ」
ザイオンの指示が飛ぶ。
出発前に確認したところ、この街にあまり魔法使いはいなかった。
前に遭遇した時も火が効果あったから、それがいいって教えたところ街中から炎の魔石というのをかき集めてくれた。
魔石は一回きりの魔法を封じ込めた石らしい。
投げつけることで、その効果を発揮する。
そんな便利なものらしいが、結構値段がするって言ってたっけ。
だけど事前にリーシャに確認してよかった。
あの魔物のことはよく知らないけど、冒険者たちが攻撃しているところを見ていると、物理攻撃はほとんど効果がないらしい。
「おいおい、火力が足りなさすぎるだろ!」
「そんなこと言っても、これが限界だ!」
どれだけ魔石を投げつけても、多少怯むくらいでモンスターの攻撃は弱まることはない。
ぶんぶんと腕を伸ばし、冒険者たちを薙ぎ払っていく。
「井戸の魔人みたい……」
昔、なんかのゲームであんなモンスターいたな。
って、これは現実だからそんな悠長なことも言ってられないんだ。
火は有効だけど、魔石に込められた弱い魔法ではどうすることも出来ない。
「スライムっぽい火が苦手なモンスターって言われた時点で、気づくべきだった」
「えええ、ランタスさん、あれはスライムじゃないんですか?」
色はドブのようなグレーっぽい茶色だけど、どろどろしている感がスライムっぽかったのに。
「スライムはスライムでも、ヘドロスライムといって通常攻撃がほぼ効かないやつなんだ」
そう言いながらも、ランタスとガルドは魔石で怯んだすきに攻撃を入れている。
焦げたというか、魔法が効いているほんのわずかな瞬間だけは、通常攻撃も通るようだった。
「すみません、ボクが無知なばっかりに」
「いや、それはいい。こっちが先に考えなかった方がいけないんだ」
「でも、でも……」
とは言っても、このままでは状況は芳しくない。
魔石もいづれ尽きてしまう。
そうなったら、どう頑張っても勝てない。
火が有効ってことは、油とかかけて火をつけたらどうにからならないかな。
かといって、あんなに腕を振り回して攻撃を仕掛けられている以上、近づくことも難しい。
「どうしよう、どうにかしなきゃ」
ボクが立てた計画なのに、このままじゃ前のようなことになってしまう。
頭にサイラスたちのことがよぎった。
ううん。
そんなことさせちゃいけない。
どんなに見込みはなくたって、諦めないんだ。
辺りを見渡し、ランタンなどの油を探しに行こうとしたボクの耳に、よく聞きなれた声が聞こえてきた。
「ファイアーストーム‼」
振り返ると、巨大な炎の渦がヘドロスライムに巻き付いてた。
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