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011 一食の恩義
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でもボクは獣人だ。そう……嫌われ者の。
きっと今はフードで耳が隠れているから分からなと思うけど、ボクが人間じゃないって言ったらこの人たちは敵意を向けてくるのかな。
他の人たちがそうだったように。
「あの……ボクは人じゃないので大丈夫です。その……獣人なので」
「でも子どもだろ? 一人でこんなところにいたら危ないぞー? 街道に近いとはいえ、森なんだからな。モンスターにでも襲われたら大変だろう」
なんでそんな顔するんだ?
ガルドの顔は、そんな風に言いたげだった。
「えっと……」
そう切り替えされると思っていなかったボクは、思わず胸がぎゅっとなる。
泣きそうだ。
まるで獣人だってことなんて、何にも関係ないって言ってくれてるみたい。
もしかしたらそんな意味じゃないのかもしれないけど。
少なくともガルドがボクを心配してくれているのは分かる。
「ほら、泣かせた。大丈夫かい? 取って食べたりしないから大丈夫だよ」
「すみません。そうじゃなくって……。そういうコト言ってもらえたのが初めてで」
つい本音が口をつく。
本当はそんなに親しくない人に言うことじゃないと分かってはいても、不安から止めることは出来なかった。
「本当は仲間が一緒で……」
「置いて行かれたのか? それならオレたちが次の村まで一緒に連れて行ってやる」
「おい。おまえはまたそういう安請け合いをする」
「だって可哀想だろ」
「もちろん、それは分かっている。だけど依頼を忘れたのか?」
こんな深い森の中まで来てるのだから、依頼を受けて来るのは冒険者なら当たり前のことだろう。
配信のためにモンスターと戦っていたボクたちとは、その目的も違うから。
でもそれならさっきのモンスターのコト知っているかな。
「置き去りにじゃなくて、仲間がモンスターに連れ去られてしまって。追いかけるところだったんです」
「!」
ボクの言葉に二人は顔色を変えた。
ランタスはボクに近づいてくると、しゃがみ込んでボクの肩を掴む。
「教えて欲しい。それはどんなモンスターで、ソレはどちらへ行った?」
「……大きな羽根を持つ茶色い鳥型のモンスターで、あの山の方へ」
「目はやや小さめで、鋭い爪を持っていたかい?」
「はい。顔が中央にやや寄った感じで、羽根には葉みたいな模様がありました」
「ランタス、間違いないだろ、ヤツだ」
ボクが先ほど見たあのフクロウのようなモンスターと、ガルドたちが探しているモンスターが一緒だったんだ。
冒険者である二人が探してるってことは、アレは依頼が出るような危ないモンスターだったということ。
急がなきゃ。リーシャが危ない。
「アレは危険なモンスターなんですか?」
「いや……基本的には、そうではないんだが。おそらく繁殖期というか、卵を産んだんじゃないかというのがギルドの見立てだ」
「じゃあ、リーシャ! ボクの仲間は……食べられてしまう」
栄養をつけるために、リーシャを攫ったのだとしたら。
本当に時間がない。
こんなとこでしゃべっている間にも、リーシャが……。
「いや、すぐにはそれはないだろう。たぶん大丈夫だ」
「どうしてそう言いきれるんですか⁉ リーシャは小さくって、あんなのすぐに食べられちゃうし」
「落ち着くんだ。あいつはきっと、産まれた子どもに食べさせるために、食料を集めているんだよ。だからすぐに、ということはない」
「そーだぞ。きっと、今から行っても全然大丈夫さ」
二人の言葉に、ボクは少し胸を撫でおろす。
だけど、それでも急ぐことには変わりはない。
とにかく足手まといとかに、ならないようにしないと。
「あー、もしかしてソレ捨てるのか?」
ボクが急いでいるの見て、ガルドが声をかけてきた。
振り返ると、なんだかバツの悪そうに鼻の頭をかいている。
「ガルド、みっともないだろう」
「そうは言っても、だなぁ」
なんだかガルドの頭に、ボクと同じような犬の耳が見えた気がした。
しょぼんとするその姿は、なんともいえない。
「えっと……。そうですけど。でも、スープだしも持っていくとかは……」
「移動しながらでも即食べれるし、なんなら一気飲みするから大丈夫だ!」
「え、あ、大丈夫ならいいんですけど」
「ああもちろんさ。一食の恩義だからな!」
一気にガルドが元気を取り戻す。
スープをお椀に移そうとしたところ、ランタスは首を横に振った。
ボクはイマイチ理解出来なかったものの、そのまま鍋をガルドに渡す。
キラキラした瞳でガルドは、そのスープを一気に飲み干していた。
「申し訳ないな……えっと名前は?」
「ルルドです」
「そうか、ルルドすまない。あいつ、ここにたどり着く前に早々に携帯食を食べきったもんでな」
「お腹すいてた感じですか?」
「かなりな。燃費悪すぎるんだよ」
「おいおい、なーんか言ったか?」
「いや、別に」
なんとも美味しそうに、豪快に食べる人だなぁ。
ボクとリーシャの二人だと、全然減らなかったのに。
そんな先ほどのリーシャとの時間が、もうすごく前のことのようにさえ思えた。
きっと今はフードで耳が隠れているから分からなと思うけど、ボクが人間じゃないって言ったらこの人たちは敵意を向けてくるのかな。
他の人たちがそうだったように。
「あの……ボクは人じゃないので大丈夫です。その……獣人なので」
「でも子どもだろ? 一人でこんなところにいたら危ないぞー? 街道に近いとはいえ、森なんだからな。モンスターにでも襲われたら大変だろう」
なんでそんな顔するんだ?
ガルドの顔は、そんな風に言いたげだった。
「えっと……」
そう切り替えされると思っていなかったボクは、思わず胸がぎゅっとなる。
泣きそうだ。
まるで獣人だってことなんて、何にも関係ないって言ってくれてるみたい。
もしかしたらそんな意味じゃないのかもしれないけど。
少なくともガルドがボクを心配してくれているのは分かる。
「ほら、泣かせた。大丈夫かい? 取って食べたりしないから大丈夫だよ」
「すみません。そうじゃなくって……。そういうコト言ってもらえたのが初めてで」
つい本音が口をつく。
本当はそんなに親しくない人に言うことじゃないと分かってはいても、不安から止めることは出来なかった。
「本当は仲間が一緒で……」
「置いて行かれたのか? それならオレたちが次の村まで一緒に連れて行ってやる」
「おい。おまえはまたそういう安請け合いをする」
「だって可哀想だろ」
「もちろん、それは分かっている。だけど依頼を忘れたのか?」
こんな深い森の中まで来てるのだから、依頼を受けて来るのは冒険者なら当たり前のことだろう。
配信のためにモンスターと戦っていたボクたちとは、その目的も違うから。
でもそれならさっきのモンスターのコト知っているかな。
「置き去りにじゃなくて、仲間がモンスターに連れ去られてしまって。追いかけるところだったんです」
「!」
ボクの言葉に二人は顔色を変えた。
ランタスはボクに近づいてくると、しゃがみ込んでボクの肩を掴む。
「教えて欲しい。それはどんなモンスターで、ソレはどちらへ行った?」
「……大きな羽根を持つ茶色い鳥型のモンスターで、あの山の方へ」
「目はやや小さめで、鋭い爪を持っていたかい?」
「はい。顔が中央にやや寄った感じで、羽根には葉みたいな模様がありました」
「ランタス、間違いないだろ、ヤツだ」
ボクが先ほど見たあのフクロウのようなモンスターと、ガルドたちが探しているモンスターが一緒だったんだ。
冒険者である二人が探してるってことは、アレは依頼が出るような危ないモンスターだったということ。
急がなきゃ。リーシャが危ない。
「アレは危険なモンスターなんですか?」
「いや……基本的には、そうではないんだが。おそらく繁殖期というか、卵を産んだんじゃないかというのがギルドの見立てだ」
「じゃあ、リーシャ! ボクの仲間は……食べられてしまう」
栄養をつけるために、リーシャを攫ったのだとしたら。
本当に時間がない。
こんなとこでしゃべっている間にも、リーシャが……。
「いや、すぐにはそれはないだろう。たぶん大丈夫だ」
「どうしてそう言いきれるんですか⁉ リーシャは小さくって、あんなのすぐに食べられちゃうし」
「落ち着くんだ。あいつはきっと、産まれた子どもに食べさせるために、食料を集めているんだよ。だからすぐに、ということはない」
「そーだぞ。きっと、今から行っても全然大丈夫さ」
二人の言葉に、ボクは少し胸を撫でおろす。
だけど、それでも急ぐことには変わりはない。
とにかく足手まといとかに、ならないようにしないと。
「あー、もしかしてソレ捨てるのか?」
ボクが急いでいるの見て、ガルドが声をかけてきた。
振り返ると、なんだかバツの悪そうに鼻の頭をかいている。
「ガルド、みっともないだろう」
「そうは言っても、だなぁ」
なんだかガルドの頭に、ボクと同じような犬の耳が見えた気がした。
しょぼんとするその姿は、なんともいえない。
「えっと……。そうですけど。でも、スープだしも持っていくとかは……」
「移動しながらでも即食べれるし、なんなら一気飲みするから大丈夫だ!」
「え、あ、大丈夫ならいいんですけど」
「ああもちろんさ。一食の恩義だからな!」
一気にガルドが元気を取り戻す。
スープをお椀に移そうとしたところ、ランタスは首を横に振った。
ボクはイマイチ理解出来なかったものの、そのまま鍋をガルドに渡す。
キラキラした瞳でガルドは、そのスープを一気に飲み干していた。
「申し訳ないな……えっと名前は?」
「ルルドです」
「そうか、ルルドすまない。あいつ、ここにたどり着く前に早々に携帯食を食べきったもんでな」
「お腹すいてた感じですか?」
「かなりな。燃費悪すぎるんだよ」
「おいおい、なーんか言ったか?」
「いや、別に」
なんとも美味しそうに、豪快に食べる人だなぁ。
ボクとリーシャの二人だと、全然減らなかったのに。
そんな先ほどのリーシャとの時間が、もうすごく前のことのようにさえ思えた。
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