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002 優しくない世の中
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「よし、終わり、終わり~」
「あー、もうヤダ。アタシ疲れちゃった~」
いつものようにラストの歩き出すところまでを撮り終わると、アークとミラはだらけた様に声を上げた。
まかりなりにもココはまだダンジョンの中。
いくら敵が目の前にいないからといって、本来は気を抜いて良い場所ではない。
しかし彼らはそんなことを気にする様子もなかった。
「撤収するぞ」
「ああ。疲れたから、帰ったら一杯やろうゼ」
「そうだな。おい、ルルド。荷物全部片付けておけよ」
サイラスはさも当たり前かのように、ボクに命令する。
もちろん振り返るようなこともせず、三人は歩き出していた。
「ルルド、この前みたいに忘れ物したら許さないからね。あんた本当にグズなんだから。次、何かしたら絶対にパーティから外してやるんだから」
「まぁまぁ、そう言うなよミラ。こいつ、ここじゃなきゃ生きていけないんだからな」
「サイラスの言う通りだゾ。おれたちは、こんな使えない獣人をわざわざ使ってやっているんだ。慈善事業だって」
「まったく冗談じゃないわ。獣人なんて。触るたびに獣臭くなるのよ」
「それは言えているな」
三人はガハハと下品で大きな笑い声を上げながら、ダンジョンを出ていった。
ボクはみんなの姿が見えなくなると、自分の手を見た。
獣人特有の、人とは違う手。
みんなの言う通り、ボクは犬の獣人だった。
顔はそれほど人と変わらないけど、耳に尻尾もある。
サイラスたちはボクのことを子どもだと思い込んでいるけど、実際そこまで子どもでもない気はしている。
ただの童顔だって思うけど、でも今のボクの記憶はどこまでも曖昧だった。
無駄に前の記憶と人格が残っているから、本当に中身は大人なんだよね。
「はぁ。せっかく生まれ変わったのに……なんでこんな役なんだろう」
もふもふの手は、確かに可愛らしい。
でも人間のように器用に武器を持つことは、難しい。
しかも一番の問題は、この世界で獣人は虐げられる存在だってこと。
「ホント、最悪だよ。獣人だってことも、この世界に動画配信なんて持ち込まれていたことも」
ぶつぶつ言いながらも、ボクは一人撤収作業を進める。
もし何か忘れ物をしたら、またひどくされるのは分かっているから。
動画を録画する水晶に、辺りを明るく照らしていたカンテラたち。
あとは音が出る小道具に、さっき倒した魔物から出た魔石。
本来冒険者は、ただ普通に魔物を倒し、魔物の中にある核を売って生活をしてきた。
しかし数十年前に、その生活は一変したらしい。
転生者だか、召喚された人間だかが持っていたスマホのせいだ。
あそこに保存された動画を見たこの世界の人間たちは、それにひどく感動した。
その日からどうにかしてあの動画のようなモノを作ることが出来ないかと、試案してきたらしい。
で、たどり着いたのが魔法のネットワークを通じての配信だった。
まだ録画をする水晶も、それを写し出す水晶もかなり高いために一部の金持ちしか持ってはいないらしいけど。
それでも今まで何もなかった世界の娯楽になるのは、簡単だった。
「まぁ、楽しいのは分かるんだけどさ。ボクも動画見るの好きだったし」
初めは単純な動画だったのが、いつしかこんな風に台本を使ったものになっていった。
特に冒険者たちの戦闘シーンがあるようなものは、スポンサーまでつくほどの人気だ。
「えっと、もう忘れ物はないかな?」
全ての荷物を皮のリュックにしまいこみ、ボクはもう一度ダンジョン内を見渡した。
静かで薄暗いこの中は、余計に気を滅入らされる。
「……帰ろう」
ボクは小さく首を横に振ったあと、ダンジョンを後にした。
◇ ◇ ◇
「おかえりなさい、ルルド」
「ただいま、リーシャ」
安宿の自分の部屋に着くと、一匹の真っ白な猫が出迎えてくれた。
ボクは屈みながら、彼女の頭を撫でる。
「もぅ、猫扱いしないで、っていつも言ってるでしょう?」
「どう見ても猫なのに……」
頬を膨らますリーシャは、人と同じ言葉を話すところ以外はどう見ても猫だった。
四足歩行で歩き、艶やかな毛並みと長い尻尾がある。
大きさも、ボクの顔ぐらいしかないし。
「だーかーら、これでも私も獣人なの! 何度説明したら分かるのよ」
「はいはいはいはい」
完全に動物形態の獣人は、リーシャ以外見たことがない。
彼女が森の中で怪我を負って倒れているのを見つけた時は、本当にただの猫だと思って助けたんだもの。
それが怪我が治って意識を取り戻したリーシャは、ボクと同じ獣人だって人の言葉を話し出すし。
あの時はどれだけびっくりしたことか。
「撮影終わったの?」
「うん」
「怪我はない?」
「うん、大丈夫。でも……ちょっと疲れちゃった」
ボクは重たいリュックを床に下すと、そのままベッドに突っ伏した。
ああ、本当に疲れたなぁ。
「辞めればいいのに、あんな仕事」
「あのね、何回も言うけど、ボクたちはあんな仕事でもやっていかないと生きて行けないんだよ? それにいつかサイラスが他の役に昇格してくれるって」
「仕事なんて探せば他にもあるし、あんなヤツの言うことなんて真に受けてどうするのよ」
「リーシャは獣人のこと全然分かってない」
ボクだってやりたくてあんな役を演じているわけじゃない。
でもこの世界で獣人が出来る仕事なんて、本当にごくわずかしかない。
ボクだって心のどこかで、サイラスの言っている希望が嘘じゃないかって気づいてる。
気づいてはいるけど。
「演じなきゃ、この宿にだっていられないし、ご飯だって食べられないんだよ! それにいつかはって希望がなければ、本当に惨めじゃないか」
こんなの、ボクのやりたい仕事なんかじゃない。
だけどだけど……。
自由に生きられるほど、この世界は優しくないんだもん。
仕方ないじゃないか。
その言葉はある意味、呪縛のようなものでもあり、ボクがずっと自分に言い聞かせてきたものだった。
「あー、もうヤダ。アタシ疲れちゃった~」
いつものようにラストの歩き出すところまでを撮り終わると、アークとミラはだらけた様に声を上げた。
まかりなりにもココはまだダンジョンの中。
いくら敵が目の前にいないからといって、本来は気を抜いて良い場所ではない。
しかし彼らはそんなことを気にする様子もなかった。
「撤収するぞ」
「ああ。疲れたから、帰ったら一杯やろうゼ」
「そうだな。おい、ルルド。荷物全部片付けておけよ」
サイラスはさも当たり前かのように、ボクに命令する。
もちろん振り返るようなこともせず、三人は歩き出していた。
「ルルド、この前みたいに忘れ物したら許さないからね。あんた本当にグズなんだから。次、何かしたら絶対にパーティから外してやるんだから」
「まぁまぁ、そう言うなよミラ。こいつ、ここじゃなきゃ生きていけないんだからな」
「サイラスの言う通りだゾ。おれたちは、こんな使えない獣人をわざわざ使ってやっているんだ。慈善事業だって」
「まったく冗談じゃないわ。獣人なんて。触るたびに獣臭くなるのよ」
「それは言えているな」
三人はガハハと下品で大きな笑い声を上げながら、ダンジョンを出ていった。
ボクはみんなの姿が見えなくなると、自分の手を見た。
獣人特有の、人とは違う手。
みんなの言う通り、ボクは犬の獣人だった。
顔はそれほど人と変わらないけど、耳に尻尾もある。
サイラスたちはボクのことを子どもだと思い込んでいるけど、実際そこまで子どもでもない気はしている。
ただの童顔だって思うけど、でも今のボクの記憶はどこまでも曖昧だった。
無駄に前の記憶と人格が残っているから、本当に中身は大人なんだよね。
「はぁ。せっかく生まれ変わったのに……なんでこんな役なんだろう」
もふもふの手は、確かに可愛らしい。
でも人間のように器用に武器を持つことは、難しい。
しかも一番の問題は、この世界で獣人は虐げられる存在だってこと。
「ホント、最悪だよ。獣人だってことも、この世界に動画配信なんて持ち込まれていたことも」
ぶつぶつ言いながらも、ボクは一人撤収作業を進める。
もし何か忘れ物をしたら、またひどくされるのは分かっているから。
動画を録画する水晶に、辺りを明るく照らしていたカンテラたち。
あとは音が出る小道具に、さっき倒した魔物から出た魔石。
本来冒険者は、ただ普通に魔物を倒し、魔物の中にある核を売って生活をしてきた。
しかし数十年前に、その生活は一変したらしい。
転生者だか、召喚された人間だかが持っていたスマホのせいだ。
あそこに保存された動画を見たこの世界の人間たちは、それにひどく感動した。
その日からどうにかしてあの動画のようなモノを作ることが出来ないかと、試案してきたらしい。
で、たどり着いたのが魔法のネットワークを通じての配信だった。
まだ録画をする水晶も、それを写し出す水晶もかなり高いために一部の金持ちしか持ってはいないらしいけど。
それでも今まで何もなかった世界の娯楽になるのは、簡単だった。
「まぁ、楽しいのは分かるんだけどさ。ボクも動画見るの好きだったし」
初めは単純な動画だったのが、いつしかこんな風に台本を使ったものになっていった。
特に冒険者たちの戦闘シーンがあるようなものは、スポンサーまでつくほどの人気だ。
「えっと、もう忘れ物はないかな?」
全ての荷物を皮のリュックにしまいこみ、ボクはもう一度ダンジョン内を見渡した。
静かで薄暗いこの中は、余計に気を滅入らされる。
「……帰ろう」
ボクは小さく首を横に振ったあと、ダンジョンを後にした。
◇ ◇ ◇
「おかえりなさい、ルルド」
「ただいま、リーシャ」
安宿の自分の部屋に着くと、一匹の真っ白な猫が出迎えてくれた。
ボクは屈みながら、彼女の頭を撫でる。
「もぅ、猫扱いしないで、っていつも言ってるでしょう?」
「どう見ても猫なのに……」
頬を膨らますリーシャは、人と同じ言葉を話すところ以外はどう見ても猫だった。
四足歩行で歩き、艶やかな毛並みと長い尻尾がある。
大きさも、ボクの顔ぐらいしかないし。
「だーかーら、これでも私も獣人なの! 何度説明したら分かるのよ」
「はいはいはいはい」
完全に動物形態の獣人は、リーシャ以外見たことがない。
彼女が森の中で怪我を負って倒れているのを見つけた時は、本当にただの猫だと思って助けたんだもの。
それが怪我が治って意識を取り戻したリーシャは、ボクと同じ獣人だって人の言葉を話し出すし。
あの時はどれだけびっくりしたことか。
「撮影終わったの?」
「うん」
「怪我はない?」
「うん、大丈夫。でも……ちょっと疲れちゃった」
ボクは重たいリュックを床に下すと、そのままベッドに突っ伏した。
ああ、本当に疲れたなぁ。
「辞めればいいのに、あんな仕事」
「あのね、何回も言うけど、ボクたちはあんな仕事でもやっていかないと生きて行けないんだよ? それにいつかサイラスが他の役に昇格してくれるって」
「仕事なんて探せば他にもあるし、あんなヤツの言うことなんて真に受けてどうするのよ」
「リーシャは獣人のこと全然分かってない」
ボクだってやりたくてあんな役を演じているわけじゃない。
でもこの世界で獣人が出来る仕事なんて、本当にごくわずかしかない。
ボクだって心のどこかで、サイラスの言っている希望が嘘じゃないかって気づいてる。
気づいてはいるけど。
「演じなきゃ、この宿にだっていられないし、ご飯だって食べられないんだよ! それにいつかはって希望がなければ、本当に惨めじゃないか」
こんなの、ボクのやりたい仕事なんかじゃない。
だけどだけど……。
自由に生きられるほど、この世界は優しくないんだもん。
仕方ないじゃないか。
その言葉はある意味、呪縛のようなものでもあり、ボクがずっと自分に言い聞かせてきたものだった。
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