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11話※〈ウィリアム・バーナード〉

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お待たせしました。

思ったより更新が遅くなってしまいましたが、
ついにR描写です!

すこし不憫な熊獣人さんをお楽しみください。


――――――




 番に警戒されているのは不本意だが状況を考えれば仕方あるまい。こちらを警戒しながらじっと見てくる子猫のような少年をよそに反対側のいすに座る。

 諸々の説明は愛しい番を名前で呼べるようになってからだな。すぐ教えてくれると良いのだが。

「最初に名前を教えて欲しい」

 俺がそう問いかけると少年の瞳はゆらゆらと不安の色を見せながら少しの間の後に応えてくれた。

「...アサカワ、モモタ。モモタって、言います」

 俺の番はモモタというのか。聞きなれない異国の名前は不思議とこの少年に似合う可愛らしい響きだと思った。

「モモタ」

 教えて貰った名前で早速呼び掛けてみると、先ほどまで不安に揺れていた瞳が今度はウルウルと濡れはじめ綺麗な涙の膜が瞳を覆った。そしてあっという間に溢れかえり、モモタが瞬きをした瞬間ぽたぽたと雫となって落ちていく。



――――う...うぅぁん


 そして小さな声で泣き始めてしまった。

「ッモモタ!」

 居ても立っても居られず、モモタのそばに駆け寄って抱きしめる。特に嫌がる様子もない。俺が何かしてしまったというよりは、きっと奴隷としての生活で名前を呼ばれる事がなかったせいだろう。

「落ちつけモモタ。大丈夫だ」

 背中をさすりながらあやすが止めどなく溢れ出す涙はモモタが疲れ果てて眠ってしまうまで流れ続けた。


 本当は俺の名前も教えて、番であることや、奴隷から解放するために、ユウノーウ帝国に渡りたい事を伝えるつもりだったが、泣き疲れ眠ってしまった番...モモタを起こすほど急ぎでもない。もう遅いしこのままベットに連れて行こう。

 リビングの隣の部屋にある寝室にモモタを抱き上げて連れて行く。俺は熊族で体格が大きいので必然的にベットもかなりのサイズだ、ここに小さいモモタを寝かせても問題なく俺も寝れるだろう。

 モモタが起きてしまわぬようにそっとベットの中央に下ろす。


―――――んんぅ...?


 起きてしまったかと焦ったがもぞもぞと動いた後丸まってまたスース―と寝息を立て始めた。

 俺も今日はシャワーを浴びてもう寝てしまおうか。夕食を食べてないがお腹は減ってない。そうと決まれば行動しよう。




 初めてできた番と離れがたくて、いつもより早くシャワーを浴びて再び寝室に戻った。


 モモタは先ほどと変わらずベットの中央で丸まって寝ている。シャワーを浴びている間に少し冷静になったが、奴隷というは当然例のアレ...排泄物を吸収するスライムが入れられているはずだ。これまで保護してきた帝国民がそうだったように、売り物である間に粗相をしてしまう可能性をゼロにするため、一般的にはトイレの底に住まわす無害なスライムを直接体内に住まわせるというのだ。

 トイレに行かなくていいと言えば便利が良いように感じるが、尻の穴や尿道にスライムを入れられるのはかなり屈辱的であり、長い間そのようにしていると体内の消化機能や筋力が落ちてしまうらしい。長く奴隷としてスライムを住まわせていた人が言うには、便意や尿意を我慢する筋肉が衰え、スライムが無いと垂れ流し状態になる。

 もちろんモモタがそうなったとしても、変わらず愛おしいと感じると思うが、見たところモモタはまだ10代前半。きっと奴隷になって間もないはずだ。緩くなってしまっていてもすぐに戻せる。

 丸まっているモモタをゆっくり仰向けになるよう動かす。俺のベットで裸で寝ている番など耐えがたいほどに甘美な誘惑だが、幼い番に順序を飛ばして襲う程落ちぶれてはない。

 モモタの性器は何というか、陰毛は薄く色白な肌色に先っぽが淡いピンクで穢れを知らぬ天使の様だった。もしかしてモモタは奴隷として買われたのは俺が初めてだったんじゃないか?そう思う。必要な処置だが後ろめたさを感じてしまう。勝手にすまんと心の中で言って、モモタの足を開かせる。腰にクッションを入れて見やすくするが、そこに見えた窄まりは想像通り性器と同じ淡いピンク色で切れた後や、この蕾を使った形跡は見当たらない。

 モモタが誰にも汚されていない身体だという事に安堵し、本題であるスライムの取り出しを行う。

 スライムが居る所に触れて、魔力を流しながら出てこいと言うだけなので簡単だ。

 「出ろ」

 まずは前にある性器に触れ魔力を流す。


「っん!ぁん」


 スライムは問題なく出てきていたが、問題は別だった。尿道をズルズルと動きながら出てくるスライムにモモタが小さく喘ぐ。

「...はぁ、んゃ」

 無心になれ俺。意識は寝ているというのに頬が赤く染まり、小さく鳴くモモタはとてつもなく可愛いが、俺が欲情は問題だ。こうなったらさっさと後ろの方も終わらせてしまおう。前のスライムを出し切る前に焦った俺は、モモタの慎ましやかな蕾に香油をまとわせた指をゆっくり入れた。

「出てけ」

「んあっあぁ!」

 ッッッんぐ!なんて声を出すんだ。モモタが腰を反らせて先ほどより大きく喘ぐ。ッハ!俺が急いで前のスライムを出し切る前に後ろのスライムも動かしたからか?なんてことだ...自分で自分の首を絞めるとは。

「やぁ、ん、んぁ」

 目の前ではモモタが腰や足をガクガク震わせながら、前と後ろからどぷどぷとスライムが溢れるのに合わせて喘いでいる。

 よっぽど疲れていたのか下半身がこんな事になっているのに起きる気配がない。

 どっと罪悪感がのしかかる。そんな愛らしくも地獄のような時間は俺のバカ息子が限界まで大きくそそり立った頃に終わった。

「はぁ、ん~ぅ。うにゃ」

――――――すやすや

 モモタははあはあと息を整えた気持ちよさそうに深い眠りについた。


「どうするよ、これ」

 俺は収まる気配のない息子を見て仕方なくトイレに籠るのであった。
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