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5-2※
しおりを挟むそのまま、ドキドキしながら男の行動を待つ。
すると、背後から覆い被されて、レイティシアはますますドキドキしてきた。
「……赤い稲妻。お前、名前は……?」
耳元で囁かれ、ぞくりと肌が粟立つ。
さらにはそこに口付けられ、吐息を吹き込まれて、レイティシアは小さく喘ぎを漏らした。
「……レイ……ん……ティシア……」
「……そうか。……レイ……」
低い声で名前を呼ばれて、頭がクラクラしてしまう。
もう先程から、レイティシアの胸はときめきっぱなしだ。
「……は……お前は……? お前の名は……?」
「レントンだ……」
「……レントン……んぅ……」
首筋を舐められて、ゾワゾワとした快感が体に広がっていく。
しかし、服の上からレイティシアの胸を弄って、そこでレントンの手の動きが止まった。
「…………そう、だよな……」
「……?」
「や、なんでもない……」
小さく漏らした呟きに、訳が分からず振り向けば、苦笑いするレントンが居る。
次いで自分の胸を見下ろして、レイティシアは納得してしまった。
今、軍服を着た胸は真っ平だ。
それもそのはずで、普段は胸に晒しを巻いているのだから当たり前だ。
男の好みには、胸派、尻派、太腿派、踝派と、様々な派閥があるという。
だが共通で、胸が嫌いな男はいないとも。
しまった、と思うも、後の祭りだ。
しかし、レントンはそれ以上何かを言うわけでもなく、胸に置いていた手を下へと滑らせていく。
ピッタリとした軍服の上からレイティシアのウエストをなぞり、更にその手が尻のまろみを包む。
そのまま、柔らかな尻たぶを撫でられ、捏ねられて、次第にレイティシアは変な気分になってきた。
「……ん……んぅ……」
「……柔らかい、な……」
どうやらレントンは、尻派らしい。
驚いたように呟いて、尻を捏ね続ける。
普段から鍛えているため、普通の女性に比べれば硬く引き締まった尻の自覚があるレイティシアは、内心ホッと息を吐いた。
しばらくレイティシアの尻を揉んだ後、ボタンをすべて外し、寛げて、レントンがするりとレイティシアのズボンを脱がせる。
うつ伏せの体勢のため見えないが、現れたレイティシアの尻を見て、レントンが息を飲んだのが分かった。
「……綺麗、だ……」
そんなことを言われれば、悪い気はしないわけで。
言われるままに裸の尻を高く掲げたレイティシアは、いよいよかと、ドキドキしてきた。
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