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第二章
18-2
しおりを挟む「……じゃあ、リディ。……もしかしてあなた達って……」
何とも歯切れの悪い様子で聞いてくる。
「もしかして、まだ、そういうことは、してないの……?」
心配そうに眉を顰めたアデーレが、窺うようにリディアーヌを見つめた。
それはそうだろう。
まさか体を繋げておきながら、側に居るだけでドキドキして苦しくてしょうがないなど、今更にも程がある。
してない、と思われもしょうがないだろう。
「……いいえ。してる、わ」
「そ、そう……」
というか、新婚旅行から帰ってきて以来、毎日、してる。
「だから困ってるんじゃない!!」
「は、はあ……」
何故か、そういうことをすればするほど、エーベルトが格好良く見えてしょうがないのだ。
毎晩情熱的に求められて、リディアーヌはその度にグズグズに溶かされてしまう。
翌朝、身悶えしながら一日を迎えるというのが、ここ最近のリディアーヌの毎日だ。
そして日中、ふとした時に夜の出来事を思い出して赤面してしまう。
同時に体が熱くなり、というか、あらぬ所まで反応してしまって、羞恥に悶えるということを繰り返しているのだ。
どうやら自分は、痴女だったらしい。
だって、触れられただけで真っ赤になって動揺し、体が反応してしまうのだ。
そして、ますますエーベルトの顔をまともに見れなくなる。
しかしエーベルトはそんなリディアーヌを見る度に、何故か非常に嬉しそうだ。
あわあわと動揺するリディアーヌを蕩けるような眼差しで見つめて、そのまま寝室に連行する。
そんなこんなで、最近はまともに晩餐に顔を出せていない。
夕食も取らずに愛し合うか、使用人が気をきかせて用意してくれたものを、ベッドの上で取るかのどちらかだ。
もう毎朝、義理の父母のニヤニヤとした視線が、辛い。
5つ離れた義理の弟は、見て見ぬ振りをしている。
思春期真っ只中の義弟には大変申し訳ないが、こればかりは仕方がない。
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