82 / 123
第二章
17-3
しおりを挟む
本で読んで知ってはいたけれども、それは駄目だ。
初夜ではそんな素振りは見せなかったから、リディアーヌはてっきりエーベルトは知らないものだと思って安心しきっていたのだ。
「そんなとこっ! 汚いっ……、ああぁあっ!」
しかし、秘裂に隠された鋭敏な所を舐め上げられて、リディアーヌはその強すぎる刺激に腰を浮かせて嬌声を上げた。
熱い舌が、ぬめぬめと開いた陰唇の間を行き来する。
指とは全く違ったその感触に、リディアーヌはブルブルと震えた。
抵抗したくとも快感が強すぎて体がいうことを聞かないのだ。
しかも、自分の秘所にエーベルトが顔を埋めているという光景がとてつもなく淫らで、いけないことをされていると意識するほどに興奮してしまう。
音を立てて最も敏感な場所を吸い上げられて、刹那電流のような快感が体を駆け巡った。
「やあぁあああっ!」
昇りつめた何かが体の中で爆ぜると同時に、目の前が真っ白になる。
ガクガクと腰が揺れ、どっと秘所から愛液が溢れたのが分かった。
「……は。……リディ、いれるよ?」
苦しそうな顔で聞かれるも、放心状態で何も考えられない。
荒い息を吐くリディアーヌに、エーベルトが返答を待たずに熱い塊を押し当ててきた。
「はあっ!」
まだヒクつくそこに、ぐぷりと先端が入り込み、体の奥に痺れが広がる。
そのままずぶずぶと熱く硬い昂ぶりを押し込められて、体内を押し広げられる快感にリディアーヌは身悶えた。体は熱に支配され、頭は霞がかったようだ。
根元まで埋め込まれて、中の襞が絡みつくように蠢く。
喘ぎながら縋るようにしがみつくと、エーベルトが堪えきれないように低く呻いて腰を打ちつけてきた。
初夜ではそんな素振りは見せなかったから、リディアーヌはてっきりエーベルトは知らないものだと思って安心しきっていたのだ。
「そんなとこっ! 汚いっ……、ああぁあっ!」
しかし、秘裂に隠された鋭敏な所を舐め上げられて、リディアーヌはその強すぎる刺激に腰を浮かせて嬌声を上げた。
熱い舌が、ぬめぬめと開いた陰唇の間を行き来する。
指とは全く違ったその感触に、リディアーヌはブルブルと震えた。
抵抗したくとも快感が強すぎて体がいうことを聞かないのだ。
しかも、自分の秘所にエーベルトが顔を埋めているという光景がとてつもなく淫らで、いけないことをされていると意識するほどに興奮してしまう。
音を立てて最も敏感な場所を吸い上げられて、刹那電流のような快感が体を駆け巡った。
「やあぁあああっ!」
昇りつめた何かが体の中で爆ぜると同時に、目の前が真っ白になる。
ガクガクと腰が揺れ、どっと秘所から愛液が溢れたのが分かった。
「……は。……リディ、いれるよ?」
苦しそうな顔で聞かれるも、放心状態で何も考えられない。
荒い息を吐くリディアーヌに、エーベルトが返答を待たずに熱い塊を押し当ててきた。
「はあっ!」
まだヒクつくそこに、ぐぷりと先端が入り込み、体の奥に痺れが広がる。
そのままずぶずぶと熱く硬い昂ぶりを押し込められて、体内を押し広げられる快感にリディアーヌは身悶えた。体は熱に支配され、頭は霞がかったようだ。
根元まで埋め込まれて、中の襞が絡みつくように蠢く。
喘ぎながら縋るようにしがみつくと、エーベルトが堪えきれないように低く呻いて腰を打ちつけてきた。
5
お気に入りに追加
751
あなたにおすすめの小説

王太子の愚行
よーこ
恋愛
学園に入学してきたばかりの男爵令嬢がいる。
彼女は何人もの高位貴族子息たちを誑かし、手玉にとっているという。
婚約者を男爵令嬢に奪われた伯爵令嬢から相談を受けた公爵令嬢アリアンヌは、このまま放ってはおけないと自分の婚約者である王太子に男爵令嬢のことを相談することにした。
さて、男爵令嬢をどうするか。
王太子の判断は?

初めから離婚ありきの結婚ですよ
ひとみん
恋愛
シュルファ国の王女でもあった、私ベアトリス・シュルファが、ほぼ脅迫同然でアルンゼン国王に嫁いできたのが、半年前。
嫁いできたは良いが、宰相を筆頭に嫌がらせされるものの、やられっぱなしではないのが、私。
ようやく入手した離縁届を手に、反撃を開始するわよ!
ご都合主義のザル設定ですが、どうぞ寛大なお心でお読み下さいマセ。
私のドレスを奪った異母妹に、もう大事なものは奪わせない
文野多咲
恋愛
優月(ゆづき)が自宅屋敷に帰ると、異母妹が優月のウェディングドレスを試着していた。その日縫い上がったばかりで、優月もまだ袖を通していなかった。
使用人たちが「まるで、異母妹のためにあつらえたドレスのよう」と褒め称えており、優月の婚約者まで「異母妹の方が似合う」と褒めている。
優月が異母妹に「どうして勝手に着たの?」と訊けば「ちょっと着てみただけよ」と言う。
婚約者は「異母妹なんだから、ちょっとくらいいじゃないか」と言う。
「ちょっとじゃないわ。私はドレスを盗られたも同じよ!」と言えば、父の後妻は「悪気があったわけじゃないのに、心が狭い」と優月の頬をぶった。
優月は父親に婚約解消を願い出た。婚約者は父親が決めた相手で、優月にはもう彼を信頼できない。
父親に事情を説明すると、「大げさだなあ」と取り合わず、「優月は異母妹に嫉妬しているだけだ、婚約者には異母妹を褒めないように言っておく」と言われる。
嫉妬じゃないのに、どうしてわかってくれないの?
優月は父親をも信頼できなくなる。
婚約者は優月を手に入れるために、優月を襲おうとした。絶体絶命の優月の前に現れたのは、叔父だった。

アルバートの屈辱
プラネットプラント
恋愛
妻の姉に恋をして妻を蔑ろにするアルバートとそんな夫を愛するのを諦めてしまった妻の話。
『詰んでる不憫系悪役令嬢はチャラ男騎士として生活しています』の10年ほど前の話ですが、ほぼ無関係なので単体で読めます。

白い結婚は無理でした(涙)
詩森さよ(さよ吉)
恋愛
わたくし、フィリシアは没落しかけの伯爵家の娘でございます。
明らかに邪な結婚話しかない中で、公爵令息の愛人から契約結婚の話を持ち掛けられました。
白い結婚が認められるまでの3年間、お世話になるのでよい妻であろうと頑張ります。
小説家になろう様、カクヨム様にも掲載しております。
現在、筆者は時間的かつ体力的にコメントなどの返信ができないため受け付けない設定にしています。
どうぞよろしくお願いいたします。

私が、良いと言ってくれるので結婚します
あべ鈴峰
恋愛
幼馴染のクリスと比較されて悲しい思いをしていたロアンヌだったが、突然現れたレグール様のプロポーズに 初対面なのに結婚を決意する。
しかし、その事を良く思わないクリスが・・。
どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします
文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。
夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。
エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。
「ゲルハルトさま、愛しています」
ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。
「エレーヌ、俺はあなたが憎い」
エレーヌは凍り付いた。
私に告白してきたはずの先輩が、私の友人とキスをしてました。黙って退散して食事をしていたら、ハイスペックなイケメン彼氏ができちゃったのですが。
石河 翠
恋愛
飲み会の最中に席を立った主人公。化粧室に向かった彼女は、自分に告白してきた先輩と自分の友人がキスをしている現場を目撃する。
自分への告白は、何だったのか。あまりの出来事に衝撃を受けた彼女は、そのまま行きつけの喫茶店に退散する。
そこでやけ食いをする予定が、美味しいものに満足してご機嫌に。ちょっとしてネタとして先ほどのできごとを話したところ、ずっと片想いをしていた相手に押し倒されて……。
好きなひとは高嶺の花だからと諦めつつそばにいたい主人公と、アピールし過ぎているせいで冗談だと思われている愛が重たいヒーローの恋物語。
この作品は、小説家になろう及びエブリスタでも投稿しております。
扉絵は、写真ACよりチョコラテさまの作品をお借りしております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる