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第二章
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結婚してからというもの、エーベルトの態度がやたらと甘い。
旅行中も、終始リディアーヌの側から離れようとせず、常にどこかしら触れていたのだ。
それが自分は全く嫌ではない。明らかにこれまでとは全く違うエーベルトに、リディアーヌは戸惑いつつも、そのことに喜びを感じていた。
だがそれ以上に、照れてしょうがない。
側に居て触れられて嬉しいし、自分も触れたいと思うが、その度にドキドキしてしまうのだ。
結婚によって、まさかここまで自分たちの関係性が変わってしまうとは、リディアーヌは思ってもいなかった。
というか、自分は今までエーベルトと一緒に居て、いったいどうしてあれ程平気でいられたのか。今も腰に添えられた手と布越しに伝わるエーベルトの体の感触を、意識せずにはいられない。結婚式の夜には、互いに裸で体を繋げたのだというのに、今は抱き寄せられたり見つめられるだけで頭が沸騰してしまいそうだ。
しかもそんな自分を見て、ますますエーベルトが嬉しそうに蕩けるように微笑んで体を引き寄せるものだから、余りの動悸でリディアーヌはどうにかなってしまいそうだった。
そんなリディアーヌは今、非常に悩んでいた。
実は、結婚式の夜-------まあ翌日の朝もだが--------以来、リディアーヌとエーベルトは夫婦の行為をしていない。
夫婦になって初日の夜、旅行一日目の夜から、リディアーヌの月のものが始まってしまったのだ。
なので旅行中、新婚旅行だというにもかかわらず、リディアーヌとエーベルトは一切そういうことはしていない。さすがに寝台は一緒であったが、ただ抱きしめ合って眠るだけで、キスすらしていない。
まあ、キス位はよさそうなものだが、それをすると我慢ができなくなると言われてしまったらできない。
しかし、結婚以来エーベルトを意識してしまってしょうがないリディアーヌにとっては、一旦猶予ができて良かったのだ。
旅行中も、終始リディアーヌの側から離れようとせず、常にどこかしら触れていたのだ。
それが自分は全く嫌ではない。明らかにこれまでとは全く違うエーベルトに、リディアーヌは戸惑いつつも、そのことに喜びを感じていた。
だがそれ以上に、照れてしょうがない。
側に居て触れられて嬉しいし、自分も触れたいと思うが、その度にドキドキしてしまうのだ。
結婚によって、まさかここまで自分たちの関係性が変わってしまうとは、リディアーヌは思ってもいなかった。
というか、自分は今までエーベルトと一緒に居て、いったいどうしてあれ程平気でいられたのか。今も腰に添えられた手と布越しに伝わるエーベルトの体の感触を、意識せずにはいられない。結婚式の夜には、互いに裸で体を繋げたのだというのに、今は抱き寄せられたり見つめられるだけで頭が沸騰してしまいそうだ。
しかもそんな自分を見て、ますますエーベルトが嬉しそうに蕩けるように微笑んで体を引き寄せるものだから、余りの動悸でリディアーヌはどうにかなってしまいそうだった。
そんなリディアーヌは今、非常に悩んでいた。
実は、結婚式の夜-------まあ翌日の朝もだが--------以来、リディアーヌとエーベルトは夫婦の行為をしていない。
夫婦になって初日の夜、旅行一日目の夜から、リディアーヌの月のものが始まってしまったのだ。
なので旅行中、新婚旅行だというにもかかわらず、リディアーヌとエーベルトは一切そういうことはしていない。さすがに寝台は一緒であったが、ただ抱きしめ合って眠るだけで、キスすらしていない。
まあ、キス位はよさそうなものだが、それをすると我慢ができなくなると言われてしまったらできない。
しかし、結婚以来エーベルトを意識してしまってしょうがないリディアーヌにとっては、一旦猶予ができて良かったのだ。
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