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始まり。あいつとの再会へPrat7
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このままって事ないよな・・・。
俺は相変わらず硬直していて火花が周りに散っている。
固まったのはオークもだが、そろそろ動き出すだろう。
その時どうするか・・・。
今こそチカラを欲っする時だが?まあ、やってみるか。
「チカラをッ・・・よこっ・・・せぁ!」
大声のつもりだけど呟きになったな。
けど。甲斐は在ったぜ。
《我。汝と契約を行う。了承するや》
来た。あの声だ。
「する!」
《了承を確認。スタンバイ》
次の発生した現象は俺にとっては過去最大級のインパクトだった。
掴んでいたナニカはまた輝き、白光は形を変えて丸みと細長くなっていく・・・。
同時に白光は俺の腕にも。
纏わりつくように。
腕から胸に。
右腕に、下半身にと白光に包まれて行く・・・。
それは顔にも届いたんだろう、視界が白光に染まって。
「まさか・・・真正の・・・竜の騎士だと・・・」
隣から絞るような女性の声が聞こえる。
俺の視界は戻り、そこから見える自分の胴体や腕や足には甲冑と思しき装備が整っていた。
年代物な甲冑の丸みを帯びたデザインでも無く、近代的なプロテクターとも異なる。
思い出すのは経験の為に装備した警察仕様の防弾防刃服。
それと代役で立っていただけの非アクション用のスーツ。重くて動かす事はしなかったが。
そっちに近い。
妙に角ばったデザインに感じられて実戦用とも観賞用とも違う。
それより違和感が有るのは着ている感覚が非常に 乏しい事。
もう一つ。
視界にマップ表示がなされている。
ゲームかい。
思わず顔を両手で触っていた。
「え?え?・・・ええっ」
手を見る。
ど・・・どう見ても手袋だよな・・・これ。
しかも装飾が付いている。
だけど手に伝わる感触は素手と同じだ。
その手で触った顔の感触は顔では無く、硬質な、ラテックスよりもプラスチックやFRPみたいな感じ。
なんか段差の多いフェイスでどうも頭の横には後ろに向かって長くはない突起が数本有るらしい。
それにしても。
どうやって前が見えている?
モニターが有る視野じゃないし、そんな大きさではないぞ。
つまり、フルフェイスのメットを被ってはいない。
ゴーグルにマスクとかホッケーマスクとかでもない・・・やはり、特撮のスーツだな。
ふと視線を上に。
オークが絶句している。
意外と表情が豊かだな。
光り出した時に弾かれて、剣を持つ腕は降ろしていて。
今は敵意どころじゃないって感じが伝わってくる。
おやっさんが言う処の肉体言語だな。
《コンプリート》
終わったのか・・・変身完了って感じだ。
それで。
どうしろと。
今、俺、素手っていうか無手だぜ。
殴るにしろ、効くのか?
脂肪と筋肉の塊によ?
ふと。
隣に立つ雰囲気が。
どうも、アキバのメイド風のコスプレしていてネコミミしている・・・まあ認めよう、美少女だ。
フリフリでピンクの基調の、すっげえゴシックロリータの・・・メイド服。少しプフッと笑いが零れる。
親友の趣味丸出しで。
見たら大暴走すると思って。見たかったろうなぁと考えると鼻の奥がツンとする。
「これをご主人様がお渡しするようにと」
可愛らしい声を鈴かせてメイド少女から渡されるのは、CDとスティックメモリー。大きさが変だが。
受け取るとヒュンっとジャンプして空中で一回転してかなり後方へ優雅に着地。馬車?が有って、貴族っぽい服装の男性らしい人物の傍に連れ添う。
多分最大の衝撃を受ける。
死んだはずの親友がそこに立っている。
浩生!!!
何故? ここは何処だ? 何が起きてる!
まさか死後の世界か?
ファンタジーのセカイに来たのか?
完全に・・・パ二クっている・・・。
しかし。事態は止まらない・・・むしろ早く動いている。
視界に・・・吹き出しが出やがった!
いや。どっちかってえと。
これモニターにカットインした感じ・・・パソコンの表示が最も近い。
うう~ん・・・その物に見えて来た・・・。
その表示には受け取ったCDとメモリーの用途や装備する事を促す表示が出てんだ。
左手に盾っぽい様なエフェクトを撒き散らしている何か棒のような物体。
その頭頂部に何やらスライドして出ている部分と親指の近くにカシャッて斜めに出た何か。
そういった視界に重なって表示している吹き出し・・・。
CDの説明とメモリーの説明。挿入する場所の表示。
特撮か!
変身ヒーローか!
好きだけどさ!
何なんだよ! 何なんだよ! 何なんだよ! これ!!!
正直に言って半分はなんかすっげえ嬉しくって。
半分は笑うのと混乱と・・・。
更に追い打ちが来る・・・。
「林原!!!その表示に従え!!・・・そのままだと押し切られるぞ!!!」
懐かしい声
もう一度聞きたかった声。
一瞬であいつとの思い出が浮かんでは消える。
時間はどの位なのか。
気持ちが。
何故か。
決まった!
CDを指示の通りに近づける。
CDではないんだろう、ディスクだなあと思う。
フワッと光ってディスクの円周部に沿って青色の光ったラインが一周する。
ディスクの円内は何か文字と絵の中間みたいなのが輝く。
するするとディスクは持っている棒みたいな物体の頭頂部にハマって・・・引っ込んだ。
やはりCDじゃんかよ!!
次はメモリーをスリットっぽい場所に持っていく。
表示が出る・・・え?ここを押すんか?
押す・・・。
メモリーがやっぱり光って、何か紋章みたいなのが輝いてる。
スリットに差し込む。
中に入っていく。
これさ。
実際は光ってんの?
画像処理なの?
コンピューターグラフィック?いや・・・そんなのは無いか。
いや。
表示は日本語でさ。読めるよ。出て来た文面は。
ディスクは起動用の読み込ませる専用で、これで今着ている?鎧みたいなのと連動して棒みたいな盾をアクティベートするんだそうだ。
本当にそう出ている。
メモリーは追加で増やしたり入れ替えが出来て8個位が種類として有るんだとか。
今起動させているのは基本的な「盾」のシステムで、取り敢えず俺自身の体力から必要なエネルギーを使って働いているみたいだ。
ゲームかい!
アバターかい!!
俺は相変わらず硬直していて火花が周りに散っている。
固まったのはオークもだが、そろそろ動き出すだろう。
その時どうするか・・・。
今こそチカラを欲っする時だが?まあ、やってみるか。
「チカラをッ・・・よこっ・・・せぁ!」
大声のつもりだけど呟きになったな。
けど。甲斐は在ったぜ。
《我。汝と契約を行う。了承するや》
来た。あの声だ。
「する!」
《了承を確認。スタンバイ》
次の発生した現象は俺にとっては過去最大級のインパクトだった。
掴んでいたナニカはまた輝き、白光は形を変えて丸みと細長くなっていく・・・。
同時に白光は俺の腕にも。
纏わりつくように。
腕から胸に。
右腕に、下半身にと白光に包まれて行く・・・。
それは顔にも届いたんだろう、視界が白光に染まって。
「まさか・・・真正の・・・竜の騎士だと・・・」
隣から絞るような女性の声が聞こえる。
俺の視界は戻り、そこから見える自分の胴体や腕や足には甲冑と思しき装備が整っていた。
年代物な甲冑の丸みを帯びたデザインでも無く、近代的なプロテクターとも異なる。
思い出すのは経験の為に装備した警察仕様の防弾防刃服。
それと代役で立っていただけの非アクション用のスーツ。重くて動かす事はしなかったが。
そっちに近い。
妙に角ばったデザインに感じられて実戦用とも観賞用とも違う。
それより違和感が有るのは着ている感覚が非常に 乏しい事。
もう一つ。
視界にマップ表示がなされている。
ゲームかい。
思わず顔を両手で触っていた。
「え?え?・・・ええっ」
手を見る。
ど・・・どう見ても手袋だよな・・・これ。
しかも装飾が付いている。
だけど手に伝わる感触は素手と同じだ。
その手で触った顔の感触は顔では無く、硬質な、ラテックスよりもプラスチックやFRPみたいな感じ。
なんか段差の多いフェイスでどうも頭の横には後ろに向かって長くはない突起が数本有るらしい。
それにしても。
どうやって前が見えている?
モニターが有る視野じゃないし、そんな大きさではないぞ。
つまり、フルフェイスのメットを被ってはいない。
ゴーグルにマスクとかホッケーマスクとかでもない・・・やはり、特撮のスーツだな。
ふと視線を上に。
オークが絶句している。
意外と表情が豊かだな。
光り出した時に弾かれて、剣を持つ腕は降ろしていて。
今は敵意どころじゃないって感じが伝わってくる。
おやっさんが言う処の肉体言語だな。
《コンプリート》
終わったのか・・・変身完了って感じだ。
それで。
どうしろと。
今、俺、素手っていうか無手だぜ。
殴るにしろ、効くのか?
脂肪と筋肉の塊によ?
ふと。
隣に立つ雰囲気が。
どうも、アキバのメイド風のコスプレしていてネコミミしている・・・まあ認めよう、美少女だ。
フリフリでピンクの基調の、すっげえゴシックロリータの・・・メイド服。少しプフッと笑いが零れる。
親友の趣味丸出しで。
見たら大暴走すると思って。見たかったろうなぁと考えると鼻の奥がツンとする。
「これをご主人様がお渡しするようにと」
可愛らしい声を鈴かせてメイド少女から渡されるのは、CDとスティックメモリー。大きさが変だが。
受け取るとヒュンっとジャンプして空中で一回転してかなり後方へ優雅に着地。馬車?が有って、貴族っぽい服装の男性らしい人物の傍に連れ添う。
多分最大の衝撃を受ける。
死んだはずの親友がそこに立っている。
浩生!!!
何故? ここは何処だ? 何が起きてる!
まさか死後の世界か?
ファンタジーのセカイに来たのか?
完全に・・・パ二クっている・・・。
しかし。事態は止まらない・・・むしろ早く動いている。
視界に・・・吹き出しが出やがった!
いや。どっちかってえと。
これモニターにカットインした感じ・・・パソコンの表示が最も近い。
うう~ん・・・その物に見えて来た・・・。
その表示には受け取ったCDとメモリーの用途や装備する事を促す表示が出てんだ。
左手に盾っぽい様なエフェクトを撒き散らしている何か棒のような物体。
その頭頂部に何やらスライドして出ている部分と親指の近くにカシャッて斜めに出た何か。
そういった視界に重なって表示している吹き出し・・・。
CDの説明とメモリーの説明。挿入する場所の表示。
特撮か!
変身ヒーローか!
好きだけどさ!
何なんだよ! 何なんだよ! 何なんだよ! これ!!!
正直に言って半分はなんかすっげえ嬉しくって。
半分は笑うのと混乱と・・・。
更に追い打ちが来る・・・。
「林原!!!その表示に従え!!・・・そのままだと押し切られるぞ!!!」
懐かしい声
もう一度聞きたかった声。
一瞬であいつとの思い出が浮かんでは消える。
時間はどの位なのか。
気持ちが。
何故か。
決まった!
CDを指示の通りに近づける。
CDではないんだろう、ディスクだなあと思う。
フワッと光ってディスクの円周部に沿って青色の光ったラインが一周する。
ディスクの円内は何か文字と絵の中間みたいなのが輝く。
するするとディスクは持っている棒みたいな物体の頭頂部にハマって・・・引っ込んだ。
やはりCDじゃんかよ!!
次はメモリーをスリットっぽい場所に持っていく。
表示が出る・・・え?ここを押すんか?
押す・・・。
メモリーがやっぱり光って、何か紋章みたいなのが輝いてる。
スリットに差し込む。
中に入っていく。
これさ。
実際は光ってんの?
画像処理なの?
コンピューターグラフィック?いや・・・そんなのは無いか。
いや。
表示は日本語でさ。読めるよ。出て来た文面は。
ディスクは起動用の読み込ませる専用で、これで今着ている?鎧みたいなのと連動して棒みたいな盾をアクティベートするんだそうだ。
本当にそう出ている。
メモリーは追加で増やしたり入れ替えが出来て8個位が種類として有るんだとか。
今起動させているのは基本的な「盾」のシステムで、取り敢えず俺自身の体力から必要なエネルギーを使って働いているみたいだ。
ゲームかい!
アバターかい!!
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