134 / 142
ファイ
〈10〉
しおりを挟む
リオンたちと別れの挨拶をしている雨音を横目に朝陽はファイに声をかけた。
「ファイ。お前に聞きたいことがあるんだが」
「今度はなんだよ。説教ならごめんだぜ」
「いや、違う」と朝陽が首を振る。
「お前が後部座席に隠し持っていた、学科教本のことだ」
「……」
ファイが探るように朝陽を見つめる。
「どうしてお前が学科教本を持っているんだ?」
「雨音のだろ」とファイがそっぽを向く。
「いや、雨音さんに聞いたら違うと言われた。……あれはお前のものだな?」
そう朝陽が詰め寄るように聞くと、ファイが苦い顔をした。
「俺は以前、自動車学校で車の人型らしき奴を見つけた。お前も人型になって自動車学校に通っているのか?」
都合の悪いことを聞かれているように、顔をしかめてそっぽを向いているファイに朝陽は畳みかける。
「お前の荷台の後ろに描いてあったあの絵も何か関係があるんだろう?以前他の車にも落書きがされているとの話があったが、まさかあの絵が描いてある車全員が自動車学校に通っているわけじゃないだろうな?」
一通り長い話を聞き終えたあと、ファイが朝陽を見た。
「お前、なんでいちいち俺達のことに首を突っ込んでくるんだ?人間には関係ない話だろうが」
朝陽は力強く首を振った。
「関係ないことはない。……お前達を作ったのは俺達人間だ。作った以上は面倒を見る義務がある」
そう言うとファイは馬鹿にしたように笑った。
「はっ。……それは、正義感が強いことで」
そう言ってはぐらかすファイを朝陽がにらみつける。ファイはちらりと朝陽を見ると口を開いた。
「俺達は車が傷つかない世界を作るために知恵を絞って行動しているだけだよ。別に人間に危害を与えようとしているわけじゃねえ。本当だよ。人間に危害を与えようとしたのはあのときだけだ。……俺はただ、お前が言った、“やるべきこと”をしているだけだ」
真意を探るように朝陽がファイを見つめる。しかし、潔くこれ以上何も探れないことが分かり、朝陽は折れた。
「……分かったよ。俺が首をつっこみすぎた」
そう言って後頭部を掻いた後、続けて
「雨音さんと仲良くしろよ」と言った。
「言われなくても分かってるよ」
そうファイがうっとうしそうに答えた。
助手席に足を組んで座っていたファイを雨音が遠慮がちに見る。背もたれに体を預けるファイの動作を見ながら雨音が口を開いた。
「ファイ、私が叩いたところ、まだ痛む?」
ファイがちらりと雨音を見て「全然」と素っ気なく言った。
「そっか……。それなら良かった」
ほっとしてから雨音が発車措置をとる。ギアをドライブに入れるとゆっくりと車体が動き出した。
サービスエリアを出て少し経ってから雨音が再び口を開いた。
「あのね、ファイ……。私が新しい運転手で嫌だった?」
ファイがサッシに肘をつき、外を見ながら口を開く。
「……そんなことねえよ」
「だって私、鈍臭いし、運転も大してうまくないし……」
そう小さな声で言うと、ファイが呆れたように息をついた。
「別にお前は下手じゃねえよ」
つっけんどんにそう言ってからファイが続けた。
「……それに、事故車を押し付けられたのに、文句も言わずに担当車にしてくれたんだろ」
ファイに言われ、雨音ははっとした。
「……朝陽さんに聞いたの?」
雨音の問いにファイが小さく頷く。
「なあ、もう一度聞くけどよ。なんで俺を担当車にしたんだ?」
ファイは雨音の方に向き直ると、水楼閣でしたときと全く同じ質問をした。彼は至極真面目な顔で、雨音のことを見つめていた。
雨音が優しく微笑む。
「朝陽さんに話したとおりだよ。……あなたがなんだか寂しそうだったから。そして、まだ走れるのに処分されるのが可哀想だったから」
雨音の言葉をファイが黙って聞く。
雨音はそんな彼をちらりと見て、少しためらってから再び口を開いた。
「あのね、私のことを運転手として認めてくれなくてもいいの。だって、由香里さんみたいな素敵な運転手のことを簡単に忘れられるはずがないもの」
雨音は目にしみるほど綺麗な夕焼けを見ながら続けた。
「でも、運転中助手席には座っていて欲しいの。今まで、一人で仕事していて寂しかったから」
雨音の言葉にファイは何も返さなかった。背もたれに体をあずけ、寝る体勢をとる。
雨音は返事をしてもらえなかったことに少しの寂しさを覚えつつ、暖房をつけようとエアコンのスイッチに手を伸ばした。その瞬間に暖房が入る。触ってもいないのに暖房がついたことに雨音は驚き手を引っ込めた。
一体何が起きたのだろうと思い、はっとする。
「……もしかして、ファイ?」
そうちらりとファイを見るが身じろぎ一つしなかった。雨音は困惑しながらも運転に集中しようとハンドルを握りしめる。
「新しい運転手がお前で良かったって思ってるよ」
暖房の音にかき消されて聞き取れないほど小さな声で言ったファイの言葉に、雨音ははっとした顔をした。
「……感謝してるよ、お前には」
その言葉に思わず雨音は振り返った。ファイは照れくさいのか、帽子を目深く被っている。
そんな彼が可愛く見えて雨音は笑みを作った。
朝陽がリオンのところに戻ってきたのは四時を過ぎた頃だった。
車の中で帰りを待っていたリオンとティーを見て、朝陽が苦笑いをした。
「せっかくのお出かけだったのになんだか忙しなくてごめんな。今からでもいいならどこかに寄っていくか?あんまり遠いところには行けないかもしれないが」
そう気遣って言う朝陽にティーが首を振る。
「私はもういいです。朝陽さんが疲れていると思うので、家に帰って休憩したほうがいいと思います」
ティーの言葉に相槌を打ちながら聞いたあと、今度はリオンの方に顔を向ける。
「リオン、お前はどう思う?」
リオンは少し考えてからおもむろに口を開いた。
「……お手数でなければ、朝陽と一緒に今度は三人で琵琶湖を眺めたいです」
リオンの思いがけない言葉に朝陽は一瞬きょとんとしたあと、にっと笑った。ティーの方を見れば、嬉しそうな顔をしている。
「そうだな。行こう」
日が傾いた頃、三人は最初に彼らがいたサービスエリアに立っていた。
大分人がいなくなり寂しくなったデッキに横1列に並ぶ。
「おー、久しぶりに琵琶湖をこんなに近くで見たが、いつ見ても本当に広いな」
「朝陽さんは一度琵琶湖を見たことがあるんですか?」とティーが振り返り尋ねる。彼女の艶のある黒髪が、風に揺れてさらりと舞った。
「ああ。このサービスエリアからではないが、子供の頃に家族で行った時にな」
朝陽が目にかかる前髪を払いのけながら言う。
「また、“三人”で来られるとは思っていなかったよ」
そう朝陽が呟いた。
しばらく朝陽たちは並んで琵琶湖を眺めていた。風がさらに冷たさを増し、朝陽はウィンドブレーカーの前を閉め、体を震わせる。
「そろそろ帰りましょうか?」
それを見てリオンが声をかける。
「そうだな。……」
朝陽はそう言ってからおもむろに口を開いた。
「お前らは偉いよな」
リオンとティーが朝陽の顔を見た。彼はその視線に返さず琵琶湖を見つめている。彼の瞳には夕日の橙が映っていた。
「運転手が殺されたっていうのに、人間を憎むことも誰かに八つ当たりすることもない。俺を運転手として認めてくれないこともなかった。ファイみたいになってもおかしくなかったというのに」
朝陽がそう言って笑った。黙ってリオンとティーが朝陽を見つめる。
朝陽はそんな二人の肩に手を回すとぎゅっと抱きしめた。
「俺の所有車になってくれて、ありがとう」
そう噛みしめるように言われた言葉に、ティーが
「こちらこそ私の所有者になってくださってありがとうございます!」と嬉しそうに答えた。
リオンも同意を表すため頷く。しかし、彼の心の中は少し複雑であった。
(このままの状態では、また大事な人を失うことになってしまうかもしれない。奏汰のためにも、朝陽のためにも、やはり私たち車が運転出来るようにならないと……)
リオンは肩を抱く朝陽の手に暖かみを感じながらファイの言っていたシロたちと接触することを強く決意した。
「ファイ。お前に聞きたいことがあるんだが」
「今度はなんだよ。説教ならごめんだぜ」
「いや、違う」と朝陽が首を振る。
「お前が後部座席に隠し持っていた、学科教本のことだ」
「……」
ファイが探るように朝陽を見つめる。
「どうしてお前が学科教本を持っているんだ?」
「雨音のだろ」とファイがそっぽを向く。
「いや、雨音さんに聞いたら違うと言われた。……あれはお前のものだな?」
そう朝陽が詰め寄るように聞くと、ファイが苦い顔をした。
「俺は以前、自動車学校で車の人型らしき奴を見つけた。お前も人型になって自動車学校に通っているのか?」
都合の悪いことを聞かれているように、顔をしかめてそっぽを向いているファイに朝陽は畳みかける。
「お前の荷台の後ろに描いてあったあの絵も何か関係があるんだろう?以前他の車にも落書きがされているとの話があったが、まさかあの絵が描いてある車全員が自動車学校に通っているわけじゃないだろうな?」
一通り長い話を聞き終えたあと、ファイが朝陽を見た。
「お前、なんでいちいち俺達のことに首を突っ込んでくるんだ?人間には関係ない話だろうが」
朝陽は力強く首を振った。
「関係ないことはない。……お前達を作ったのは俺達人間だ。作った以上は面倒を見る義務がある」
そう言うとファイは馬鹿にしたように笑った。
「はっ。……それは、正義感が強いことで」
そう言ってはぐらかすファイを朝陽がにらみつける。ファイはちらりと朝陽を見ると口を開いた。
「俺達は車が傷つかない世界を作るために知恵を絞って行動しているだけだよ。別に人間に危害を与えようとしているわけじゃねえ。本当だよ。人間に危害を与えようとしたのはあのときだけだ。……俺はただ、お前が言った、“やるべきこと”をしているだけだ」
真意を探るように朝陽がファイを見つめる。しかし、潔くこれ以上何も探れないことが分かり、朝陽は折れた。
「……分かったよ。俺が首をつっこみすぎた」
そう言って後頭部を掻いた後、続けて
「雨音さんと仲良くしろよ」と言った。
「言われなくても分かってるよ」
そうファイがうっとうしそうに答えた。
助手席に足を組んで座っていたファイを雨音が遠慮がちに見る。背もたれに体を預けるファイの動作を見ながら雨音が口を開いた。
「ファイ、私が叩いたところ、まだ痛む?」
ファイがちらりと雨音を見て「全然」と素っ気なく言った。
「そっか……。それなら良かった」
ほっとしてから雨音が発車措置をとる。ギアをドライブに入れるとゆっくりと車体が動き出した。
サービスエリアを出て少し経ってから雨音が再び口を開いた。
「あのね、ファイ……。私が新しい運転手で嫌だった?」
ファイがサッシに肘をつき、外を見ながら口を開く。
「……そんなことねえよ」
「だって私、鈍臭いし、運転も大してうまくないし……」
そう小さな声で言うと、ファイが呆れたように息をついた。
「別にお前は下手じゃねえよ」
つっけんどんにそう言ってからファイが続けた。
「……それに、事故車を押し付けられたのに、文句も言わずに担当車にしてくれたんだろ」
ファイに言われ、雨音ははっとした。
「……朝陽さんに聞いたの?」
雨音の問いにファイが小さく頷く。
「なあ、もう一度聞くけどよ。なんで俺を担当車にしたんだ?」
ファイは雨音の方に向き直ると、水楼閣でしたときと全く同じ質問をした。彼は至極真面目な顔で、雨音のことを見つめていた。
雨音が優しく微笑む。
「朝陽さんに話したとおりだよ。……あなたがなんだか寂しそうだったから。そして、まだ走れるのに処分されるのが可哀想だったから」
雨音の言葉をファイが黙って聞く。
雨音はそんな彼をちらりと見て、少しためらってから再び口を開いた。
「あのね、私のことを運転手として認めてくれなくてもいいの。だって、由香里さんみたいな素敵な運転手のことを簡単に忘れられるはずがないもの」
雨音は目にしみるほど綺麗な夕焼けを見ながら続けた。
「でも、運転中助手席には座っていて欲しいの。今まで、一人で仕事していて寂しかったから」
雨音の言葉にファイは何も返さなかった。背もたれに体をあずけ、寝る体勢をとる。
雨音は返事をしてもらえなかったことに少しの寂しさを覚えつつ、暖房をつけようとエアコンのスイッチに手を伸ばした。その瞬間に暖房が入る。触ってもいないのに暖房がついたことに雨音は驚き手を引っ込めた。
一体何が起きたのだろうと思い、はっとする。
「……もしかして、ファイ?」
そうちらりとファイを見るが身じろぎ一つしなかった。雨音は困惑しながらも運転に集中しようとハンドルを握りしめる。
「新しい運転手がお前で良かったって思ってるよ」
暖房の音にかき消されて聞き取れないほど小さな声で言ったファイの言葉に、雨音ははっとした顔をした。
「……感謝してるよ、お前には」
その言葉に思わず雨音は振り返った。ファイは照れくさいのか、帽子を目深く被っている。
そんな彼が可愛く見えて雨音は笑みを作った。
朝陽がリオンのところに戻ってきたのは四時を過ぎた頃だった。
車の中で帰りを待っていたリオンとティーを見て、朝陽が苦笑いをした。
「せっかくのお出かけだったのになんだか忙しなくてごめんな。今からでもいいならどこかに寄っていくか?あんまり遠いところには行けないかもしれないが」
そう気遣って言う朝陽にティーが首を振る。
「私はもういいです。朝陽さんが疲れていると思うので、家に帰って休憩したほうがいいと思います」
ティーの言葉に相槌を打ちながら聞いたあと、今度はリオンの方に顔を向ける。
「リオン、お前はどう思う?」
リオンは少し考えてからおもむろに口を開いた。
「……お手数でなければ、朝陽と一緒に今度は三人で琵琶湖を眺めたいです」
リオンの思いがけない言葉に朝陽は一瞬きょとんとしたあと、にっと笑った。ティーの方を見れば、嬉しそうな顔をしている。
「そうだな。行こう」
日が傾いた頃、三人は最初に彼らがいたサービスエリアに立っていた。
大分人がいなくなり寂しくなったデッキに横1列に並ぶ。
「おー、久しぶりに琵琶湖をこんなに近くで見たが、いつ見ても本当に広いな」
「朝陽さんは一度琵琶湖を見たことがあるんですか?」とティーが振り返り尋ねる。彼女の艶のある黒髪が、風に揺れてさらりと舞った。
「ああ。このサービスエリアからではないが、子供の頃に家族で行った時にな」
朝陽が目にかかる前髪を払いのけながら言う。
「また、“三人”で来られるとは思っていなかったよ」
そう朝陽が呟いた。
しばらく朝陽たちは並んで琵琶湖を眺めていた。風がさらに冷たさを増し、朝陽はウィンドブレーカーの前を閉め、体を震わせる。
「そろそろ帰りましょうか?」
それを見てリオンが声をかける。
「そうだな。……」
朝陽はそう言ってからおもむろに口を開いた。
「お前らは偉いよな」
リオンとティーが朝陽の顔を見た。彼はその視線に返さず琵琶湖を見つめている。彼の瞳には夕日の橙が映っていた。
「運転手が殺されたっていうのに、人間を憎むことも誰かに八つ当たりすることもない。俺を運転手として認めてくれないこともなかった。ファイみたいになってもおかしくなかったというのに」
朝陽がそう言って笑った。黙ってリオンとティーが朝陽を見つめる。
朝陽はそんな二人の肩に手を回すとぎゅっと抱きしめた。
「俺の所有車になってくれて、ありがとう」
そう噛みしめるように言われた言葉に、ティーが
「こちらこそ私の所有者になってくださってありがとうございます!」と嬉しそうに答えた。
リオンも同意を表すため頷く。しかし、彼の心の中は少し複雑であった。
(このままの状態では、また大事な人を失うことになってしまうかもしれない。奏汰のためにも、朝陽のためにも、やはり私たち車が運転出来るようにならないと……)
リオンは肩を抱く朝陽の手に暖かみを感じながらファイの言っていたシロたちと接触することを強く決意した。
0
お気に入りに追加
1
あなたにおすすめの小説
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
香死妃(かしひ)は香りに埋もれて謎を解く
液体猫(299)
キャラ文芸
香を操り、死者の想いを知る一族がいる。そう囁かれたのは、ずっと昔の話だった。今ではその一族の生き残りすら見ず、誰もが彼ら、彼女たちの存在を忘れてしまっていた。
ある日のこと、一人の侍女が急死した。原因は不明で、解決されないまま月日が流れていき……
その事件を解決するために一人の青年が動き出す。その過程で出会った少女──香 麗然《コウ レイラン》──は、忘れ去られた一族の者だったと知った。
香 麗然《コウ レイラン》が後宮に現れた瞬間、事態は動いていく。
彼女は香りに秘められた事件を解決。ついでに、ぶっきらぼうな青年兵、幼い妃など。数多の人々を無自覚に誑かしていった。
テンパると田舎娘丸出しになる香 麗然《コウ レイラン》と謎だらけの青年兵がダッグを組み、数々の事件に挑んでいく。
後宮の闇、そして人々の想いを描く、後宮恋愛ミステリーです。
⚠最新話投稿の宣伝は基本しておりませんm(。_。)m
【完結】ねこの国のサム
榊咲
ファンタジー
ねこのくにに住んでいるサムはお母さんと兄妹と一緒に暮らしています。サムと兄妹のブチ、ニセイ、チビの何げない日常。
初めての投稿です。ゆるゆるな設定です。
2021.5.19 登場人物を追加しました。
2021.5.26 登場人物を変更しました。
2021.5.31 まだ色々エピソードを入れたいので短編から長編に変更しました。
第14回ファンタジー大賞エントリーしました。
のろいたち〜不老不死の陰陽師の物語〜
空岡
キャラ文芸
ポルターガイストに悩まされていたレイン・カルナツィオーネは、ジャポネの陰陽師ヨミと出会う。
ヨミは自分の不老不死の呪いを解くために旅をしており、身寄りのないレインはヨミの弟子になることに。
旅を共にするにつれ、ヨミの生い立ちを知り、レインもまた、ヨミの運命の輪に巻き込まれていく。
ヨミとレインの、不老不死を巡る旅路の果ての物語。
神様達の転職事情~八百万ハローワーク
鏡野ゆう
キャラ文芸
とある町にある公共職業安定所、通称ハローワーク。その建物の横に隣接している古い町家。実はここもハローワークの建物でした。ただし、そこにやってくるのは「人」ではなく「神様」達なのです。
※カクヨムでも公開中※
※第4回キャラ文芸大賞で奨励賞をいただきました。ありがとうございます。※
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
ミッドガルドの旋風(かぜ) 1986 序章
まろうど
大衆娯楽
走り屋全盛の時代の物語。
自動車メーカーはサーキットだけではなく、峠でも熾烈な最速バトルを繰り広げていた。イニシャルD栃木編の取材撮影に同行した経験を持つ作者の実体験を元にしたストーリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる