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自動車学校にて
〈1〉
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「……」
リオンは背筋を伸ばし、規則正しく動く時計の秒針を黙って見つめていた。何度も短時間に時計を見ているため、全く時間が進んでいないように見え、なんとももどかしい気持ちになる。
初めこそ興味を持って教習所内の様子を見て回っていたリオンだったが、それを十数回も繰り返しているとさすがに飽きがきてしまった。それに、外にいるとエースを含む教習車達にしょっちゅう話しかけられて気が散るのだ。そのため最近のリオンは、講習の時間を待つ教習生に混じってエントランスのベンチに腰掛けて、朝陽が帰って来るのを待つのが日課になっていた。
リオンの隣にちょこんと座っているティーが、ちらちらと窓の外の様子を伺う。外には今の時間に使われていない教習車が並んでいるだけで、朝陽の姿は見えなかった。
初めて来る場所でそわそわしているティーをリオンはちらりと見やる。
いつも朝陽とリオンが自動車学校に出掛けて行くのをバイクのシートに腰掛けて手を振って見送っていたティーが、今日は珍しくついて来たのだ。
朝陽曰く、「今日はティーにとって、ついていきたい気分だった」らしい。
朝陽の言葉を聞いてリオンはなるほどと納得した。
ついこの前まで朝陽は沖縄に行っており、リオンとティーは五日間の間二人きりであった。
あまり孤独をいとわないリオンは朝陽が数日の間いなくてもなんとも思わなかったのだが、さみしがり屋なティーは朝陽が恋しくてたまらなかったのだろう。そのため、今回は車への恐怖より、朝陽の近くにいたい気持ちが勝ったようだ。
朝陽が早く帰ってこないかと心待ちにするティーを見てから再びリオンは時計に目を移した。
講習が終わるまで、まだ十分ほど残っていた。
「あ、あの……」
突然後ろから話しかけられ、ティーは思わず振り返った。リオンは自分のことだと思わず、前を向いている。
後ろの席にショートカットの女性が座っていた。その女性がティーの左腕についている腕章を指さしている。
「その腕章、もしかして……」
ティーが驚いた顔をした。リオンも思わず振り返る。
彼女を見て、(この人も車の声が聞こえる人間なのだろうか)とリオンが考えたつかの間、
「もしかして、あなた達もムーちゃんのファンなんですか?」と女性が目を輝かせて尋ねた。予想外の質問にリオンとティーが目をぱちくりさせる。
「『ムーちゃん』……ですか?」
ティーが遠慮がちに聞き返す。
「はい!今話題沸騰中のアイドル、『ドライブエンジェル★ムー』ですよ!」
リオンは何も言わず数回瞬きをする。女性はそんな二人を気にせず興奮したように言葉を紡ぐ。
「その腕章、ムーちゃんをリスペクトして、ですよね?私の友達もムーちゃんのファンで、腕に腕章をつけてるんですよ!」
話について行けず黙って自分を見つめるリオンとティーの様子を見て、女性は何かに気づいたように「あ!」と声をあげた。
「もしかして、日本語が分からないかな?えっと……」
そう呟いて女性が考え込む。さらに話がややこしくなるのを察して、リオンは首を横に振った。
「いいえ、日本語は分かります。私達はあなたが言っていた『ドライブエンジェル』?が分からないだけです」
そう言うリオンに女性は「あれ?」と首をひねった。
「違うんですか?てっきりファンの方かと思ったんですが……」
納得がいかない顔をする女性にリオンが口を開く。
「残念ですが、私も彼女もファンではないのです」
リオンの言葉にティーが遠慮がちに頷く。それを見て女性が肩を落とした。
「なんだー、違うのかあ。せっかくムーちゃんの話で盛り上がれると思ったのにな……」
がっかりする女性に「すみません」とティーが申し訳なさそうに謝る。
「別にいいですよ!こっちこそ勝手に盛り上がっちゃってごめんなさい」
顔を赤くして女性が謝る。それから気分を落ち着けると、
「そういえば、あなた達も次講習なんですか?」と尋ねた。
「いえ。私達はその……ついてきているだけで」
ティーが答えると「そうなんですか」と女性は意外そうな顔をした。
「そっか、いいなー。私は次の時限に技能講習で……」
そう言って女性がため息をついた。
憂鬱そうな女性にティーが首をかしげる。
「どうしたんですか?もしかして、体調が悪いんですか?」
心配そうに言うティーを安心させるよう女性が笑う。
「違うんです、体調は万全で。……ただ技能講習がしたくないだけなんです」
小さな声でそう言う女性をリオンとティーが不思議そうに見たとき、外と通じる扉が開いて、講習を終えた教習生が大量に室内に流れ込んできた。
弾かれたようにリオンとティーが振り返る。教習生の集団の中に朝陽と叶夜の姿も見つけることが出来た。
「へー、沖縄ですか。いいですね」
叶夜がそううらやましそうに言う。
「海が綺麗でしたし、料理も美味しかったし、とても良いところでしたよ。そうだ、今度お土産を持ってきますね」
朝陽の言葉に「本当ですか?ありがとうございます」と叶夜が嬉しそうな顔をする。
朝陽がこちらを見つめるリオンとティーを見つけて軽く手をあげた。
リオンが「お疲れさまです」と声をかける。
「おう。待っていてくれてありがとな」
朝陽がそう言いながら教習原簿を回収箱の中に滑り込ませた。
叶夜もリオンとティーの方を見て、そして目を丸くした。それはそうだろう。リオンと同じように腕章をつけた、見たことのない女性が一人増えていたのだから。
「あの、朝陽さん。あの黒髪の女性も朝陽さんの車ですか?」
次の予約を取ろうとパソコンの前に立った朝陽に、叶夜がそう小声で話しかける。
朝陽が不思議そうに振り返り、叶夜の目線を追ってティーを見た。そして、合点がいったように笑った。
「ええ、そうです。彼女は自動二輪車の人型でしてね。私は彼女に乗れるようになるために自動車学校に入校することにしたんです」
朝陽の言葉に「そうだったんですか」と叶夜は相づちを打ちながらリオン達の方を振り返った。
リオンが叶夜に頭を下げるとともに、ティーもおずおずとお辞儀をした。
叶夜はゆっくり二人に近づくと笑いかけた。
「こんにちは」
リオンとティーが銘々に挨拶を返す。なんとも余所余所しげな二人から少し視線をずらすと見覚えのある女性の姿が目に入った。
「あ、笹木さん。こんにちは」
叶夜の言葉にぱっと笹木と呼ばれた女性が顔を上げる。そしてぎこちなく笑みを作った。
「あ、要先生。こんにちは」
笹木の様子を見て叶夜は首をひねった。なんだか以前より声に元気がない。表情も暗いような気がする。
「笹木さん、どうしたの?なんだか元気がないように見えるけど……」
叶夜に言われ笹木は驚いたように目を丸くした。
「えっ……。どうして分かったんですか?」
叶夜が「なんとなくね」と笑った。
リオンとティーが笹木と叶夜の顔を見比べる。予約を終えて帰ってきた朝陽も、なんだろうとその場で立ち止まった。
「……私、なんだかもう、車を運転するのが嫌になっちゃって」
そう言って笹木が悲しそうに笑う。
「全然うまくならないし、失敗してばっかりで注意されっぱなしだし……」
以前失敗したときのことを思い出したのか、俯いてしまった笹木を叶夜が慰めようと視線を合わせるためしゃがみ込む。
「笹木さん、あなたは自分で思っているほど運転が下手ではありませんよ。それに、失敗するなんて当たり前です。焦らずにゆっくり上達していけばいいんですよ」
「ああ。最初からうまく運転が出来る人間なんてほとんどいないからな」
事情を察した朝陽も叶夜に賛同する。
笹木が驚いたように顔をあげ、朝陽を見た。リオンやティー、叶夜も朝陽の顔を見る。
「失敗するのは決して恥ずかしいことじゃない」
朝陽は真剣な顔をしたまま続ける。
「それに、失敗するなら今のうちにたくさん失敗しておいた方がいい」
「え?」
朝陽の言葉に笹木はきょとんとした。
「失敗するのを恐れてうわべだけ取り繕って自動車学校を卒業するのが一番危ない。運転免許を一度とってしまったら、自動車学校にはもう戻ってこられないぞ?そうすると、自分の運転が正しいのか、評価してくれる人間がいなくなってしまう」
黙って話を聞く笹木達を見ながら朝陽は再び口を開く。
「自分の間違いは今のうちに正しておいた方がいい。公道に出てからとんでもない失敗をするなんて嫌だろう?」
「た、確かに、そうですね……」
その時のことを想像したのか笹木がぶるりと体を震わせた。
「せっかく腕のいい教官が隣にいてくれているんだ。色々失敗して、色々と質問しておいた方がいいぞ」
朝陽がちらりと叶夜を見て笑う。叶夜が恥ずかしそうに頬を掻いた。
笹木はそれを見て微笑み、それから俯いた。リオンとティーが笹木のことを眺める。
「……確かに、あなたの言う通りですね」
ぽつりと呟き、笹木が顔を上げた。そしてぱっと明るい表情を作った。
「分かりました!私、技能講習頑張ります!もし失敗しちゃっても、へこまずに反省して、次につなげることにします!」
そう言った笹木を見て朝陽が微笑む。
(良かった、いつもの笹木さんに戻ったな)
叶夜もほっとして立ち上がり、顔を上げた。
リオンは背筋を伸ばし、規則正しく動く時計の秒針を黙って見つめていた。何度も短時間に時計を見ているため、全く時間が進んでいないように見え、なんとももどかしい気持ちになる。
初めこそ興味を持って教習所内の様子を見て回っていたリオンだったが、それを十数回も繰り返しているとさすがに飽きがきてしまった。それに、外にいるとエースを含む教習車達にしょっちゅう話しかけられて気が散るのだ。そのため最近のリオンは、講習の時間を待つ教習生に混じってエントランスのベンチに腰掛けて、朝陽が帰って来るのを待つのが日課になっていた。
リオンの隣にちょこんと座っているティーが、ちらちらと窓の外の様子を伺う。外には今の時間に使われていない教習車が並んでいるだけで、朝陽の姿は見えなかった。
初めて来る場所でそわそわしているティーをリオンはちらりと見やる。
いつも朝陽とリオンが自動車学校に出掛けて行くのをバイクのシートに腰掛けて手を振って見送っていたティーが、今日は珍しくついて来たのだ。
朝陽曰く、「今日はティーにとって、ついていきたい気分だった」らしい。
朝陽の言葉を聞いてリオンはなるほどと納得した。
ついこの前まで朝陽は沖縄に行っており、リオンとティーは五日間の間二人きりであった。
あまり孤独をいとわないリオンは朝陽が数日の間いなくてもなんとも思わなかったのだが、さみしがり屋なティーは朝陽が恋しくてたまらなかったのだろう。そのため、今回は車への恐怖より、朝陽の近くにいたい気持ちが勝ったようだ。
朝陽が早く帰ってこないかと心待ちにするティーを見てから再びリオンは時計に目を移した。
講習が終わるまで、まだ十分ほど残っていた。
「あ、あの……」
突然後ろから話しかけられ、ティーは思わず振り返った。リオンは自分のことだと思わず、前を向いている。
後ろの席にショートカットの女性が座っていた。その女性がティーの左腕についている腕章を指さしている。
「その腕章、もしかして……」
ティーが驚いた顔をした。リオンも思わず振り返る。
彼女を見て、(この人も車の声が聞こえる人間なのだろうか)とリオンが考えたつかの間、
「もしかして、あなた達もムーちゃんのファンなんですか?」と女性が目を輝かせて尋ねた。予想外の質問にリオンとティーが目をぱちくりさせる。
「『ムーちゃん』……ですか?」
ティーが遠慮がちに聞き返す。
「はい!今話題沸騰中のアイドル、『ドライブエンジェル★ムー』ですよ!」
リオンは何も言わず数回瞬きをする。女性はそんな二人を気にせず興奮したように言葉を紡ぐ。
「その腕章、ムーちゃんをリスペクトして、ですよね?私の友達もムーちゃんのファンで、腕に腕章をつけてるんですよ!」
話について行けず黙って自分を見つめるリオンとティーの様子を見て、女性は何かに気づいたように「あ!」と声をあげた。
「もしかして、日本語が分からないかな?えっと……」
そう呟いて女性が考え込む。さらに話がややこしくなるのを察して、リオンは首を横に振った。
「いいえ、日本語は分かります。私達はあなたが言っていた『ドライブエンジェル』?が分からないだけです」
そう言うリオンに女性は「あれ?」と首をひねった。
「違うんですか?てっきりファンの方かと思ったんですが……」
納得がいかない顔をする女性にリオンが口を開く。
「残念ですが、私も彼女もファンではないのです」
リオンの言葉にティーが遠慮がちに頷く。それを見て女性が肩を落とした。
「なんだー、違うのかあ。せっかくムーちゃんの話で盛り上がれると思ったのにな……」
がっかりする女性に「すみません」とティーが申し訳なさそうに謝る。
「別にいいですよ!こっちこそ勝手に盛り上がっちゃってごめんなさい」
顔を赤くして女性が謝る。それから気分を落ち着けると、
「そういえば、あなた達も次講習なんですか?」と尋ねた。
「いえ。私達はその……ついてきているだけで」
ティーが答えると「そうなんですか」と女性は意外そうな顔をした。
「そっか、いいなー。私は次の時限に技能講習で……」
そう言って女性がため息をついた。
憂鬱そうな女性にティーが首をかしげる。
「どうしたんですか?もしかして、体調が悪いんですか?」
心配そうに言うティーを安心させるよう女性が笑う。
「違うんです、体調は万全で。……ただ技能講習がしたくないだけなんです」
小さな声でそう言う女性をリオンとティーが不思議そうに見たとき、外と通じる扉が開いて、講習を終えた教習生が大量に室内に流れ込んできた。
弾かれたようにリオンとティーが振り返る。教習生の集団の中に朝陽と叶夜の姿も見つけることが出来た。
「へー、沖縄ですか。いいですね」
叶夜がそううらやましそうに言う。
「海が綺麗でしたし、料理も美味しかったし、とても良いところでしたよ。そうだ、今度お土産を持ってきますね」
朝陽の言葉に「本当ですか?ありがとうございます」と叶夜が嬉しそうな顔をする。
朝陽がこちらを見つめるリオンとティーを見つけて軽く手をあげた。
リオンが「お疲れさまです」と声をかける。
「おう。待っていてくれてありがとな」
朝陽がそう言いながら教習原簿を回収箱の中に滑り込ませた。
叶夜もリオンとティーの方を見て、そして目を丸くした。それはそうだろう。リオンと同じように腕章をつけた、見たことのない女性が一人増えていたのだから。
「あの、朝陽さん。あの黒髪の女性も朝陽さんの車ですか?」
次の予約を取ろうとパソコンの前に立った朝陽に、叶夜がそう小声で話しかける。
朝陽が不思議そうに振り返り、叶夜の目線を追ってティーを見た。そして、合点がいったように笑った。
「ええ、そうです。彼女は自動二輪車の人型でしてね。私は彼女に乗れるようになるために自動車学校に入校することにしたんです」
朝陽の言葉に「そうだったんですか」と叶夜は相づちを打ちながらリオン達の方を振り返った。
リオンが叶夜に頭を下げるとともに、ティーもおずおずとお辞儀をした。
叶夜はゆっくり二人に近づくと笑いかけた。
「こんにちは」
リオンとティーが銘々に挨拶を返す。なんとも余所余所しげな二人から少し視線をずらすと見覚えのある女性の姿が目に入った。
「あ、笹木さん。こんにちは」
叶夜の言葉にぱっと笹木と呼ばれた女性が顔を上げる。そしてぎこちなく笑みを作った。
「あ、要先生。こんにちは」
笹木の様子を見て叶夜は首をひねった。なんだか以前より声に元気がない。表情も暗いような気がする。
「笹木さん、どうしたの?なんだか元気がないように見えるけど……」
叶夜に言われ笹木は驚いたように目を丸くした。
「えっ……。どうして分かったんですか?」
叶夜が「なんとなくね」と笑った。
リオンとティーが笹木と叶夜の顔を見比べる。予約を終えて帰ってきた朝陽も、なんだろうとその場で立ち止まった。
「……私、なんだかもう、車を運転するのが嫌になっちゃって」
そう言って笹木が悲しそうに笑う。
「全然うまくならないし、失敗してばっかりで注意されっぱなしだし……」
以前失敗したときのことを思い出したのか、俯いてしまった笹木を叶夜が慰めようと視線を合わせるためしゃがみ込む。
「笹木さん、あなたは自分で思っているほど運転が下手ではありませんよ。それに、失敗するなんて当たり前です。焦らずにゆっくり上達していけばいいんですよ」
「ああ。最初からうまく運転が出来る人間なんてほとんどいないからな」
事情を察した朝陽も叶夜に賛同する。
笹木が驚いたように顔をあげ、朝陽を見た。リオンやティー、叶夜も朝陽の顔を見る。
「失敗するのは決して恥ずかしいことじゃない」
朝陽は真剣な顔をしたまま続ける。
「それに、失敗するなら今のうちにたくさん失敗しておいた方がいい」
「え?」
朝陽の言葉に笹木はきょとんとした。
「失敗するのを恐れてうわべだけ取り繕って自動車学校を卒業するのが一番危ない。運転免許を一度とってしまったら、自動車学校にはもう戻ってこられないぞ?そうすると、自分の運転が正しいのか、評価してくれる人間がいなくなってしまう」
黙って話を聞く笹木達を見ながら朝陽は再び口を開く。
「自分の間違いは今のうちに正しておいた方がいい。公道に出てからとんでもない失敗をするなんて嫌だろう?」
「た、確かに、そうですね……」
その時のことを想像したのか笹木がぶるりと体を震わせた。
「せっかく腕のいい教官が隣にいてくれているんだ。色々失敗して、色々と質問しておいた方がいいぞ」
朝陽がちらりと叶夜を見て笑う。叶夜が恥ずかしそうに頬を掻いた。
笹木はそれを見て微笑み、それから俯いた。リオンとティーが笹木のことを眺める。
「……確かに、あなたの言う通りですね」
ぽつりと呟き、笹木が顔を上げた。そしてぱっと明るい表情を作った。
「分かりました!私、技能講習頑張ります!もし失敗しちゃっても、へこまずに反省して、次につなげることにします!」
そう言った笹木を見て朝陽が微笑む。
(良かった、いつもの笹木さんに戻ったな)
叶夜もほっとして立ち上がり、顔を上げた。
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