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その2
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「マーガレット~!!見て頂戴!新しいドレスが届いたわ!」
「お母様。落ち着いてください。ドレスは逃げませんわ」
あっという間に初夏はすぎ連日真夏日が続く季節となった
ウィンザー公爵家は王都から馬車で北に1時間ほど離れた場所に屋敷を構えている
王都よりは幾分か暑さは和らぐがそれでも暑いものは暑い
貴族達はそんなうだるような暑さの中社交界シーズンのためせっせと社交に精を出している
公爵家であるウィンザー家にも夜会の招待状はいくつも届いてきてた
もっぱら馬鹿にするための招待なのだろうが立場上全てを断る訳にはいかないため父母と私の3人で毎年精査して夜会には出席している
学園も夏休みに入ったので母はすぐサマードレスのオーダーを行っていた
「やっぱり貴方の銀髪には濃い色が映えるわ~素敵よマーガレット」
「ありがとうございます。お母様に見立てていただければ間違いはないですもの」
「も~それ旦那様と同じこと言ってるわよ!やっぱり親子ね」
「お父様は服へのこだわりがないですからね」
伯爵家の出身であるマーガレットの母レイリア・ウィンザーは大輪の花が咲いたような笑顔で娘に笑いかけた
レイリアは若き頃は『妖精姫』と謳われるほどの美貌をもち、社交界の華であった
彼女は数々の縁談を断り、根暗公爵といわれたエルリックに猛アタックし公爵夫人の座についた
当時はそれはそれは大きな話題だったらしい
まさに美女と野獣といわれていたそうだ
そんなレイリアは歳を重ねた今でもその美貌は衰えることがなく年々妖艶さも加わり美しさは増す一方だ
そんなレイリアは社交シーズンであっても夜会には多く出席しない
夫と娘を馬鹿にされた過去があり腹を立てた彼女はそれ以降必要だと思った夜会にしか出席しなくなったために彼女を一目見たいと思う貴族は躍起なって招待状を送ってきた
「嫌ね、ポトス侯爵からまたきてるわ」
「懲りない方ですわね」
「気持ち悪いわ~去年あれだけお断りしたのに!」
レイリアに魅了された貴族の数は計り知れない
その中でも一番しつこいのはポトス侯爵だった
ロゼリーヌの父親である侯爵は妻がいながらもレイリアに横恋慕していたのだ
(「それもあってかロゼリーヌ様は私に八つ当たりしてくるのよね」)
ロゼリーヌがマーガレットに構ってくるのは
1.気に食わない 2.お父様をたぶらかす女狐の娘 3.王子の婚約者なのが腹立つ
以上3つの理由があるからだ
1と3関しては仕方ないにしろ2はロゼリーヌに鉄拳を入れたいほどの誤解だ
勝手に横恋慕しているのは貴方の父親よ、と教えてあげたい
「今年も去年と同じような場所ばかりね」
「貴族派の方達はよくしてくださいますしね」
「そうね。ハウンゼン伯爵夫人がおいしい苺ジャムができたってお手紙を頂いたのよ。楽しみだわ~ 早速お返事書いてくるわね」
ルンルンと効果音がつきそうなほどご機嫌になったレイリンは卓上に広げた招待状を片付けて部屋を出て行った
1人残されたマーガレットは父に呼ばれていたことを思い出し執務室に向かった
ーーーー
公爵家の土地は広大だ
敷地面積は王都とほぼ変わらない
だがその半数以上は森に覆われ人が住める土地はごく僅かであった
それでも広々とした土地に建てられた公爵家は建国当時からその立派さは色褪せることはない
部屋を全て見るのは1日は必ずかかるためもっぱら使う部屋は限られている
その中でももっとも使用頻度が高く、そして重要な部屋である執務室に父の了承を得て入室した
「お待たせしましたお父様。」
「おやっ、随分と早かったね。レイリーがドレスが届いたと喜んでいたのに」
そう話し苦笑する父、エルリックは普段は下ろしている前髪を後ろに撫でつけていた
もちろんそれはマーガレットも同様だ
自宅である家の中でソレを隠す必要はないのだから
「招待状の精査はお母様と粗方すみましたわ。あとはお父様の承諾だけです」
「あぁ。それは夜にでも目を通しておくよ。なにせ王都の使えない奴らが仕事をため込んでたせいでレイリーとの時間も短くなってしまった」
無能なやつは嫌いだ、そう吐き捨てるエルリックは根暗公爵なんて響きとは程遠いほどの姿だ
マーガレットと同じ銀髪の髪の下にある瞳はキリッとしておりその色は血のように紅い
そして額には一筋の線が入っている
全体的なパーツは整っており男であるがどこか作り物めいたような美しさを放つ父の顔をマーガレットは慣れた様子で見ていた
そして社交界の華と呼ばれているレイリアとそんなエルリックから生まれているマーガレットの容姿は想像に難くないだろう
マーガレット自身の目も紅く、瞳には一筋の線が入っている
アルティマ王国では赤はもっとも忌むべき色だとされている
そのため2人は前髪で紅い瞳を隠しているのだ
「王城は王族派の巣だ。害虫がうじゃうじゃいるところで仕事なんて出来やしないよ」
「それなら学園もですわ。いばり散らしているのは王族派の子息子女ばかりですもの」
「ナラード殿下の様子は?」
「報告書に書いたとおりです。あの方が王位につけばこの国は終わりでしょう」
学園での様子や出来事は全てエルリックに報告書として上がっている
わざわざ口に出すことではないがマーガレットとエルリックは決断しなければならないことがあった
「マック。レイリーを呼んできてくれるか」
「かしこまりました」
家令であるマックがレイリアを呼びにいく
幾分かするとレイリアが普段とは異なる真剣な顔で入室してきた
「あなた…」
「レイリー。とうとう決断しなければならない時が来たよ」
「そうなのですね。私はどのような結果になっても旦那様のお側にいますわ」
「ありがとうレイリア」
母であるレイリアと父であるエルリックが感極まって抱きしめ合うのを娘であるマーガレットはなれた表情で眺めていた
レイリアとエルリック仲が良いのは今に始まった事じゃない
人前でもチュッチュしだす2人を昔からみているマーガレットの感覚はもはや麻痺していた
「お母様。落ち着いてください。ドレスは逃げませんわ」
あっという間に初夏はすぎ連日真夏日が続く季節となった
ウィンザー公爵家は王都から馬車で北に1時間ほど離れた場所に屋敷を構えている
王都よりは幾分か暑さは和らぐがそれでも暑いものは暑い
貴族達はそんなうだるような暑さの中社交界シーズンのためせっせと社交に精を出している
公爵家であるウィンザー家にも夜会の招待状はいくつも届いてきてた
もっぱら馬鹿にするための招待なのだろうが立場上全てを断る訳にはいかないため父母と私の3人で毎年精査して夜会には出席している
学園も夏休みに入ったので母はすぐサマードレスのオーダーを行っていた
「やっぱり貴方の銀髪には濃い色が映えるわ~素敵よマーガレット」
「ありがとうございます。お母様に見立てていただければ間違いはないですもの」
「も~それ旦那様と同じこと言ってるわよ!やっぱり親子ね」
「お父様は服へのこだわりがないですからね」
伯爵家の出身であるマーガレットの母レイリア・ウィンザーは大輪の花が咲いたような笑顔で娘に笑いかけた
レイリアは若き頃は『妖精姫』と謳われるほどの美貌をもち、社交界の華であった
彼女は数々の縁談を断り、根暗公爵といわれたエルリックに猛アタックし公爵夫人の座についた
当時はそれはそれは大きな話題だったらしい
まさに美女と野獣といわれていたそうだ
そんなレイリアは歳を重ねた今でもその美貌は衰えることがなく年々妖艶さも加わり美しさは増す一方だ
そんなレイリアは社交シーズンであっても夜会には多く出席しない
夫と娘を馬鹿にされた過去があり腹を立てた彼女はそれ以降必要だと思った夜会にしか出席しなくなったために彼女を一目見たいと思う貴族は躍起なって招待状を送ってきた
「嫌ね、ポトス侯爵からまたきてるわ」
「懲りない方ですわね」
「気持ち悪いわ~去年あれだけお断りしたのに!」
レイリアに魅了された貴族の数は計り知れない
その中でも一番しつこいのはポトス侯爵だった
ロゼリーヌの父親である侯爵は妻がいながらもレイリアに横恋慕していたのだ
(「それもあってかロゼリーヌ様は私に八つ当たりしてくるのよね」)
ロゼリーヌがマーガレットに構ってくるのは
1.気に食わない 2.お父様をたぶらかす女狐の娘 3.王子の婚約者なのが腹立つ
以上3つの理由があるからだ
1と3関しては仕方ないにしろ2はロゼリーヌに鉄拳を入れたいほどの誤解だ
勝手に横恋慕しているのは貴方の父親よ、と教えてあげたい
「今年も去年と同じような場所ばかりね」
「貴族派の方達はよくしてくださいますしね」
「そうね。ハウンゼン伯爵夫人がおいしい苺ジャムができたってお手紙を頂いたのよ。楽しみだわ~ 早速お返事書いてくるわね」
ルンルンと効果音がつきそうなほどご機嫌になったレイリンは卓上に広げた招待状を片付けて部屋を出て行った
1人残されたマーガレットは父に呼ばれていたことを思い出し執務室に向かった
ーーーー
公爵家の土地は広大だ
敷地面積は王都とほぼ変わらない
だがその半数以上は森に覆われ人が住める土地はごく僅かであった
それでも広々とした土地に建てられた公爵家は建国当時からその立派さは色褪せることはない
部屋を全て見るのは1日は必ずかかるためもっぱら使う部屋は限られている
その中でももっとも使用頻度が高く、そして重要な部屋である執務室に父の了承を得て入室した
「お待たせしましたお父様。」
「おやっ、随分と早かったね。レイリーがドレスが届いたと喜んでいたのに」
そう話し苦笑する父、エルリックは普段は下ろしている前髪を後ろに撫でつけていた
もちろんそれはマーガレットも同様だ
自宅である家の中でソレを隠す必要はないのだから
「招待状の精査はお母様と粗方すみましたわ。あとはお父様の承諾だけです」
「あぁ。それは夜にでも目を通しておくよ。なにせ王都の使えない奴らが仕事をため込んでたせいでレイリーとの時間も短くなってしまった」
無能なやつは嫌いだ、そう吐き捨てるエルリックは根暗公爵なんて響きとは程遠いほどの姿だ
マーガレットと同じ銀髪の髪の下にある瞳はキリッとしておりその色は血のように紅い
そして額には一筋の線が入っている
全体的なパーツは整っており男であるがどこか作り物めいたような美しさを放つ父の顔をマーガレットは慣れた様子で見ていた
そして社交界の華と呼ばれているレイリアとそんなエルリックから生まれているマーガレットの容姿は想像に難くないだろう
マーガレット自身の目も紅く、瞳には一筋の線が入っている
アルティマ王国では赤はもっとも忌むべき色だとされている
そのため2人は前髪で紅い瞳を隠しているのだ
「王城は王族派の巣だ。害虫がうじゃうじゃいるところで仕事なんて出来やしないよ」
「それなら学園もですわ。いばり散らしているのは王族派の子息子女ばかりですもの」
「ナラード殿下の様子は?」
「報告書に書いたとおりです。あの方が王位につけばこの国は終わりでしょう」
学園での様子や出来事は全てエルリックに報告書として上がっている
わざわざ口に出すことではないがマーガレットとエルリックは決断しなければならないことがあった
「マック。レイリーを呼んできてくれるか」
「かしこまりました」
家令であるマックがレイリアを呼びにいく
幾分かするとレイリアが普段とは異なる真剣な顔で入室してきた
「あなた…」
「レイリー。とうとう決断しなければならない時が来たよ」
「そうなのですね。私はどのような結果になっても旦那様のお側にいますわ」
「ありがとうレイリア」
母であるレイリアと父であるエルリックが感極まって抱きしめ合うのを娘であるマーガレットはなれた表情で眺めていた
レイリアとエルリック仲が良いのは今に始まった事じゃない
人前でもチュッチュしだす2人を昔からみているマーガレットの感覚はもはや麻痺していた
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