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第9章 リーラの貴族学院デビュー
第6話 演説大会 前編
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演説大会前
「リーラ様、アンデルクからお届け物が参りました」
「おーっ、来た、来た」
箱を開けるとベルベットの紺色のドレスが入っていた。早速、侍女に着付けを手伝ってもらい試着してみる。
「まぁ、落ち着いた色合いもお似合いですわ」
「このドレスには秘密があるんだ」
どのような秘密ですかと侍女達が集まってくると、斜めに飾られていたレースを捲るとスカート部分の見えないように巧妙にボタンが並んでいた。リーラは一気にボタンを外すと右脚が露わになる。そして太腿にあったベルトから護身用の剣を抜きポーズを決める。
「いざ、闘う時に剣が出しやすいでしょ」
侍女達はキャー凄いですわとパチパチと手をたたく。調子に乗ったリーラは足蹴りを披露する。おーっと歓声が湧く。
「演説大会ではこのドレスを着るね」
「かしこまりました」
と侍女達の頼もしい声が聞こえた。
––冬の演説大会
冬終わりに開かれる学院のイベントの一つだ。今年の演説のお題は未来だ。
演説大会当日がやって来た。朝から予選が行われ演説大会は決勝に進む7名の一覧が張り出された。
「私の名前が入っている…」
一覧を眺め、愕然と眺めるリーラの後ろからステラはおめでとうと声をかけてくれた。
「あなたの平和の演説良かったわ。私の父は騎士でしょう、小さい頃からいつか亡くなってしまったらどうしようって不安でしかたなかったわ。戦なんて…怖いだけじゃない。貴女の思いに共感したわ」
「ありがとう。でも…おかしくないかしら?派閥で票が入るって聞いたから、私に誰かいれたということよね」
「中立派が票を入れたのよ」
ステラと話をしていると中立派の令嬢達が集まりおめでとうと声をかけてくれた。
メレディスもリーラを見つけると駆け寄り、
「演説良かったわ、決勝戦ね。皇太后様の御前での演説は緊張するかと思うけどリーラなら大丈夫よ」
と励ましてくれた。
「嘘でしょ、皇太后殿下の前で演説…戦闘より緊張する…」
官吏科から2名、経営科から2名、淑女科から3名選ばれた。午後の決勝の部が始まり、審査を行う貴族達が入ってきた。中には三大公爵家のハイベルク公爵夫人、フォールド公爵夫人、ユーリアム公爵夫人が会場に入室する。皇族の入場の為に貴族達は立ち上がり一斉に礼をすると皇太后殿下が男性と腕を組み入室してきた。
「陛下だ…」
「陛下がいらっしゃった…」
と会場は騒つく。
横に座っていたエメラルドが頬を押さえながら
「私の演説を聞くためにいらっしゃったんだわ、ほら、私をご覧になったわ」
とキャアーと取り巻きと喜んでいる。
『違うよ!皇太后殿下のためだよ』
心の中で盛大にエメラルドにツッコミをいれる、恋する女は周りが見えなくなるんだなぁと自分は絶対にそうなりたくないとリーラは横目でエメラルド王女を見た。
ゾーンの手先がハイベルク家に潜入していると報告を受け、クリストファーは母である皇太后が演説大会に来賓として招かれていたので、もしもの襲撃に備え警備を増やし、クリストファー自身も出向くことを決めたのだ。
周りを見渡すと学生に扮した騎士達が配置についた様子がわかる。
リーラはまさかクリストファーも出席するとは知らず、
「って言うか知り合いの前で演説って…これ罰ゲームじゃん」
「何か言った?」
隣に座っていたエメラルドが聞き取れなかったようでリーラに尋ねて来た。
「いーえ、いえ!独り言ですぅ」
決勝に残ったのも任務のためか……と騎士学校の試験並に緊張してきたリーラだった。
官吏科の二人は官吏制度の変革について演説し、経営科からは領地管理についての演説ですでに実践されて内容で前年の演説に酷似している内容で審査員には響かったようだ。
「淑女科五年エメラルド・ベルクです。私が考えている未来は自然との共存です…」
エメラルドは母国のベルク国は自然溢れる素晴らしい国である事を語り、国の発展には自然を利用しなくてはいけないが壊すのではなく自然を保護し、活用する事でこれからの国を発展させていきたいと演説した。
「自然いっぱい…」
『仲間がいそうだな…』
エクストリアも行きたいようだ。
「精霊…」
「リーラ!次あなたの演説よ!」
とステラから後ろから声がかかり、慌てて壇上に進むと盛大な拍手で迎えられた。
「リーラ・レキシントンです。未来に望むことは平和です。私はリヴァリオン国からの亡命者です。私は運良く国を出る事ができ、今を生きています。皆さんもご存知の通り、他国に国を奪われ、国に残った親族、知人も占領され犠牲になりました」
リーラが話し出すと会場が騒めき始めた。
「占領した国は今も非道な行為で母国を占領下に置いています。私の国のような悲劇がなくなり争いがなくなることを切に望みます。皆さんは裕福な家に生まれ、恐らく争いを知らない方が多いでしょう。しかし、この学院に多くのことを学び、これからの帝国を支えていく方々でもあります。私の話を心の片隅に留め平和でより良い帝国へと導いてほしいです。ご静聴ありがとうございました!」
リーラはペコリと会場に頭を下げるとクリストファーにも頭を下げた。
クリストファーが最初にパチパチと拍手を送ると会場内からも拍手が起こる。
争い好きと言われている皇帝の前で、あえて御法度を演目にするとはこの大会に勝利を確信したレイチェルは会場内から盛大な拍手に迎えられ、優雅に壇上へと上がった。
「淑女科六年、レイチェル・コールディアでございます。私は女性の未来についてお話致します」
レイチェルは女性の社会進出の拡大を語り、平民にも機会を与えるべきだと話した。コールディアの領都ロックヘルに新たな平民の為の学院を来夏に開学させることも発表し、会場を驚きで湧かせた。
リーラはレイチェルの演説を聞き、パチパチと拍手を送る。
「さすがオースティン隊長の姪っ子さんだよね、すごい!」
影で自分自身に葛藤しながらも、女性の立場が改善するように働きかけたり、貴族として国に貢献できる人材を身分関係なく作ろうと行動を起こしたレイチェルに感動したのだ。
「リーラ様、アンデルクからお届け物が参りました」
「おーっ、来た、来た」
箱を開けるとベルベットの紺色のドレスが入っていた。早速、侍女に着付けを手伝ってもらい試着してみる。
「まぁ、落ち着いた色合いもお似合いですわ」
「このドレスには秘密があるんだ」
どのような秘密ですかと侍女達が集まってくると、斜めに飾られていたレースを捲るとスカート部分の見えないように巧妙にボタンが並んでいた。リーラは一気にボタンを外すと右脚が露わになる。そして太腿にあったベルトから護身用の剣を抜きポーズを決める。
「いざ、闘う時に剣が出しやすいでしょ」
侍女達はキャー凄いですわとパチパチと手をたたく。調子に乗ったリーラは足蹴りを披露する。おーっと歓声が湧く。
「演説大会ではこのドレスを着るね」
「かしこまりました」
と侍女達の頼もしい声が聞こえた。
––冬の演説大会
冬終わりに開かれる学院のイベントの一つだ。今年の演説のお題は未来だ。
演説大会当日がやって来た。朝から予選が行われ演説大会は決勝に進む7名の一覧が張り出された。
「私の名前が入っている…」
一覧を眺め、愕然と眺めるリーラの後ろからステラはおめでとうと声をかけてくれた。
「あなたの平和の演説良かったわ。私の父は騎士でしょう、小さい頃からいつか亡くなってしまったらどうしようって不安でしかたなかったわ。戦なんて…怖いだけじゃない。貴女の思いに共感したわ」
「ありがとう。でも…おかしくないかしら?派閥で票が入るって聞いたから、私に誰かいれたということよね」
「中立派が票を入れたのよ」
ステラと話をしていると中立派の令嬢達が集まりおめでとうと声をかけてくれた。
メレディスもリーラを見つけると駆け寄り、
「演説良かったわ、決勝戦ね。皇太后様の御前での演説は緊張するかと思うけどリーラなら大丈夫よ」
と励ましてくれた。
「嘘でしょ、皇太后殿下の前で演説…戦闘より緊張する…」
官吏科から2名、経営科から2名、淑女科から3名選ばれた。午後の決勝の部が始まり、審査を行う貴族達が入ってきた。中には三大公爵家のハイベルク公爵夫人、フォールド公爵夫人、ユーリアム公爵夫人が会場に入室する。皇族の入場の為に貴族達は立ち上がり一斉に礼をすると皇太后殿下が男性と腕を組み入室してきた。
「陛下だ…」
「陛下がいらっしゃった…」
と会場は騒つく。
横に座っていたエメラルドが頬を押さえながら
「私の演説を聞くためにいらっしゃったんだわ、ほら、私をご覧になったわ」
とキャアーと取り巻きと喜んでいる。
『違うよ!皇太后殿下のためだよ』
心の中で盛大にエメラルドにツッコミをいれる、恋する女は周りが見えなくなるんだなぁと自分は絶対にそうなりたくないとリーラは横目でエメラルド王女を見た。
ゾーンの手先がハイベルク家に潜入していると報告を受け、クリストファーは母である皇太后が演説大会に来賓として招かれていたので、もしもの襲撃に備え警備を増やし、クリストファー自身も出向くことを決めたのだ。
周りを見渡すと学生に扮した騎士達が配置についた様子がわかる。
リーラはまさかクリストファーも出席するとは知らず、
「って言うか知り合いの前で演説って…これ罰ゲームじゃん」
「何か言った?」
隣に座っていたエメラルドが聞き取れなかったようでリーラに尋ねて来た。
「いーえ、いえ!独り言ですぅ」
決勝に残ったのも任務のためか……と騎士学校の試験並に緊張してきたリーラだった。
官吏科の二人は官吏制度の変革について演説し、経営科からは領地管理についての演説ですでに実践されて内容で前年の演説に酷似している内容で審査員には響かったようだ。
「淑女科五年エメラルド・ベルクです。私が考えている未来は自然との共存です…」
エメラルドは母国のベルク国は自然溢れる素晴らしい国である事を語り、国の発展には自然を利用しなくてはいけないが壊すのではなく自然を保護し、活用する事でこれからの国を発展させていきたいと演説した。
「自然いっぱい…」
『仲間がいそうだな…』
エクストリアも行きたいようだ。
「精霊…」
「リーラ!次あなたの演説よ!」
とステラから後ろから声がかかり、慌てて壇上に進むと盛大な拍手で迎えられた。
「リーラ・レキシントンです。未来に望むことは平和です。私はリヴァリオン国からの亡命者です。私は運良く国を出る事ができ、今を生きています。皆さんもご存知の通り、他国に国を奪われ、国に残った親族、知人も占領され犠牲になりました」
リーラが話し出すと会場が騒めき始めた。
「占領した国は今も非道な行為で母国を占領下に置いています。私の国のような悲劇がなくなり争いがなくなることを切に望みます。皆さんは裕福な家に生まれ、恐らく争いを知らない方が多いでしょう。しかし、この学院に多くのことを学び、これからの帝国を支えていく方々でもあります。私の話を心の片隅に留め平和でより良い帝国へと導いてほしいです。ご静聴ありがとうございました!」
リーラはペコリと会場に頭を下げるとクリストファーにも頭を下げた。
クリストファーが最初にパチパチと拍手を送ると会場内からも拍手が起こる。
争い好きと言われている皇帝の前で、あえて御法度を演目にするとはこの大会に勝利を確信したレイチェルは会場内から盛大な拍手に迎えられ、優雅に壇上へと上がった。
「淑女科六年、レイチェル・コールディアでございます。私は女性の未来についてお話致します」
レイチェルは女性の社会進出の拡大を語り、平民にも機会を与えるべきだと話した。コールディアの領都ロックヘルに新たな平民の為の学院を来夏に開学させることも発表し、会場を驚きで湧かせた。
リーラはレイチェルの演説を聞き、パチパチと拍手を送る。
「さすがオースティン隊長の姪っ子さんだよね、すごい!」
影で自分自身に葛藤しながらも、女性の立場が改善するように働きかけたり、貴族として国に貢献できる人材を身分関係なく作ろうと行動を起こしたレイチェルに感動したのだ。
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