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第3章 ノーザンランド一族の呪い
幕間 リンダの最後
しおりを挟む327年前
リヴァリオン城内
暗闇の中にろうそくの光だけか静かに灯る。
ひとりの女性は寝所から起き出す。窓から見える月を見る。
彼女は決意を固める。
ダリル、許して。
この汚れた身体であなたの元に嫁ぐことは出来ない。
さようなら、ダリル。
神様、この剣に私の命を捧げます。
どうか、この国に危機が訪れた時この微力な私の力が少しでもこの国を救えますように…
リンダは自らの力を短剣に注ぎ込むように手に力を込める。
身体中から白銀色と金色の光が溢れ出し短剣に注ぎ込まれていく。
リンダは自らを短剣で刺す。
我が命、リヴァリオンとともに…
短剣を握る力はなくなりリンダは目を瞑る。
カラーン。
例え、どんな場所でもダリル愛してるわ。
ダリル、幸せになってね…
リンダの魂は剣の中で深い眠りについたのだ。
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