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第4章 不穏な気配の訪れ
第2話 不穏な森の気配
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神官の仕事に定期的に薬草採取に行く日がある。神殿の裏庭でも薬草栽培をしているが森でしか取れない薬草も収穫に行くのだ。
不審者情報があった為、サーラに行くのか確認すると「もちろん行くわよ」と言われ、リーリラは朝から準備の為に馬舎に行き、従者に馬を出して貰うようにお願いする。
「おじさん、私の馬を出してくれる?」
「おや、ラリー坊っちゃん。今日はどちらまで?」
「いつもの薬草採取に言ってくる」
「ご主人には伝えてますか?」
「……、うん。言った」
ーーしまった、お父さんに言い忘れた。
まぁ近くの村だから問題ない
と思い嘘をつく。
リーリラは従者に馬を準備してもらうと出発する。リーリラを見送りながら従者は念のために旦那様に連絡をしておこうと騎士団に向かうのだった。
「ラリー!遅い!」
いつもの神殿用の白い神官服ではなく、シャツに黄土色の綿パンツと皮靴姿に腰に手を当て仁王立ちするサーラがいた。
「ごめんなさい、遅れちゃった」
「早速行きましょう。不審者が出たから父様が気をつけろってうるさくて。会議で城に向かったのよ。マルクスも同伴して向かったから、彼に言うと止められそうだから会議の終わる昼までには戻るわよ。さぁ、出発よ!」
「はい、はい」
"確かカイル兄さんが南西部辺りに不審者がいると話してたけれど、いつも薬草摘みって南側だったよね…"
『………。我もいるからなんとかなるか』
エクストリアが呟く。
仕事を始めてから馬に乗る時間も少なくなり久しぶりの馬に乗っての遠出はリーリラにとっても楽しみでもあった。
ーーまだ時間も朝だし、困った時は
エクストリアもいる。
大丈夫だ!
とうん、うんとリーリラは一人で頷いた。
目的地の近くまで走らせ、馬から降りる。
「馬はこの木に結んで、ここから山に入りましょう」
サーラがラ~ラ~と歌いながら手際良く馬を木に結んでいると、どこからか小さい女の子の泣き声が聞こえてきた。
何事かと思い、泣き声の元へ急いだ。
女の子は顔に泥がついており、膝は擦りむいたのか血が滲みでていた。
「どうしたんだ?ドロドロじゃないか?手も少し血が出てる。ほら、手と足出して。サーラ、傷を癒して。顔も拭くね」
サーラは女の子の傷を癒し、リーリラはハンカチで顔についた泥を拭いてあげる。
「うっうっ。おにいちゃんが、かわでけがしてあるけなくて、えーん、いそいでだれかよばないといけないからいっぱいはしって。ころんだの。えーん」
五才くらいの女の子だろうか?安心したからか、さらに瞳から涙をポロポロだして泣いている。
「どこの川かしら?」
サーラが涙を拭きながら尋ねると、
「あっち」
と南西方角の小さい川の上流部を指した。
「あの川かぁ。上流は小さい子にとって石が大きいから躓きやすいかなぁ。今から、お兄ちゃんを助けに行くね。お母さんか、お父さんに声をかけてくれる?家遠い?」
「あの家だから遠くないよ」
と赤色の屋根の家が見える。
「じゃあ、神殿のおねいちゃんとお兄ちゃんが行くから、ちゃんとお母さんに伝えてね。
じゃあ、すぐにラリー行くわよ!」
「うん!」
二人は急ぎ足で川に向かう。
すると、精霊達が誰かがいると騒ぎ出している。
「サーラ、精霊達が騒いでる。賊じゃなかったらいいけど……」
「ラリー、男の子の声が、聞こえない?」
うわぁーんと男の子の泣き声が聞こえてきた。
「はい、確かに。良かった、賊じゃなくて」
さらに川の小道を進んでいくと男の子が膝を抱えて座り込んでいた。
「いたわ!大丈夫?妹ちゃんが助けを呼んでくれたのよ」
サーラは男の子に声をかけた。
男の子は、顔を上げると泣き腫らしていたようで安堵するとさらに泣き出した。
「あしをいしにぶつけたらいたくてうごけなくてだれかたすけてくれるひとをよぶっていったからまってた、わぁ~ん」
「ほら見せて。どっちの足?」
サーラは、男の子の指し示す脚に患部を探してあて力をこめる。骨を折ったのかもしれない。金色の光がキラキラと足を覆い、男の子の表情が、苦痛から笑顔へと変わる。
「すごいや、温かくて、ふわっと痛くなくなってキラキラきれいだ。神殿のおねいちゃんありがとう。」
サーラはどんなもんだ!腰に手をあてながらふふふっと笑った。
「他に痛い所ない?」
「だいじょうぶー!!」
「いいもん、見せてもらったよ。ターゲット発見だな」
木の影から目つきの鋭い浅黒い男が現れ、笛を吹いた。すると他の男達も現れた。
「さぁ、俺達ときてもらうか」
にやりと薄気味悪く笑う顔に、私とサーラとしまったと顔を見合わせた。
「ガキを殺されたくなかったら言え。お前達は、何者なんだ?怪我を治してたろう。」
「そ、そうよ。わ、わたしは、神殿長の娘よ。こ、これは、私の助手よ」
サーラは震えながら答えた。
「昨日、騎士から聞いた神殿の娘だ。ちょうど良い土産がすぐ手に入った」
"昨日、騎士から聞いた??"
もしかして内部に裏切り者がいたのかとリーリラとサーラを顔を合わせる。
「国へ帰れるぞ。仲間に合図を出せ!」
二人の男があはははと笑い出す。
「ひとまず、仲間全て合流させてから精霊に助けを求めよう。」
「そ、そうね。騎士って誰なのよ」
とサーラとリーリラはこっそりと話す。
そして、リーリラは自分に付いている精霊にこの危機を城に伝えるように言う。
こんな所で賊に遭遇するとは、リーリラは窮地をどう乗り越えようかと必死に考えるのだった。
不審者情報があった為、サーラに行くのか確認すると「もちろん行くわよ」と言われ、リーリラは朝から準備の為に馬舎に行き、従者に馬を出して貰うようにお願いする。
「おじさん、私の馬を出してくれる?」
「おや、ラリー坊っちゃん。今日はどちらまで?」
「いつもの薬草採取に言ってくる」
「ご主人には伝えてますか?」
「……、うん。言った」
ーーしまった、お父さんに言い忘れた。
まぁ近くの村だから問題ない
と思い嘘をつく。
リーリラは従者に馬を準備してもらうと出発する。リーリラを見送りながら従者は念のために旦那様に連絡をしておこうと騎士団に向かうのだった。
「ラリー!遅い!」
いつもの神殿用の白い神官服ではなく、シャツに黄土色の綿パンツと皮靴姿に腰に手を当て仁王立ちするサーラがいた。
「ごめんなさい、遅れちゃった」
「早速行きましょう。不審者が出たから父様が気をつけろってうるさくて。会議で城に向かったのよ。マルクスも同伴して向かったから、彼に言うと止められそうだから会議の終わる昼までには戻るわよ。さぁ、出発よ!」
「はい、はい」
"確かカイル兄さんが南西部辺りに不審者がいると話してたけれど、いつも薬草摘みって南側だったよね…"
『………。我もいるからなんとかなるか』
エクストリアが呟く。
仕事を始めてから馬に乗る時間も少なくなり久しぶりの馬に乗っての遠出はリーリラにとっても楽しみでもあった。
ーーまだ時間も朝だし、困った時は
エクストリアもいる。
大丈夫だ!
とうん、うんとリーリラは一人で頷いた。
目的地の近くまで走らせ、馬から降りる。
「馬はこの木に結んで、ここから山に入りましょう」
サーラがラ~ラ~と歌いながら手際良く馬を木に結んでいると、どこからか小さい女の子の泣き声が聞こえてきた。
何事かと思い、泣き声の元へ急いだ。
女の子は顔に泥がついており、膝は擦りむいたのか血が滲みでていた。
「どうしたんだ?ドロドロじゃないか?手も少し血が出てる。ほら、手と足出して。サーラ、傷を癒して。顔も拭くね」
サーラは女の子の傷を癒し、リーリラはハンカチで顔についた泥を拭いてあげる。
「うっうっ。おにいちゃんが、かわでけがしてあるけなくて、えーん、いそいでだれかよばないといけないからいっぱいはしって。ころんだの。えーん」
五才くらいの女の子だろうか?安心したからか、さらに瞳から涙をポロポロだして泣いている。
「どこの川かしら?」
サーラが涙を拭きながら尋ねると、
「あっち」
と南西方角の小さい川の上流部を指した。
「あの川かぁ。上流は小さい子にとって石が大きいから躓きやすいかなぁ。今から、お兄ちゃんを助けに行くね。お母さんか、お父さんに声をかけてくれる?家遠い?」
「あの家だから遠くないよ」
と赤色の屋根の家が見える。
「じゃあ、神殿のおねいちゃんとお兄ちゃんが行くから、ちゃんとお母さんに伝えてね。
じゃあ、すぐにラリー行くわよ!」
「うん!」
二人は急ぎ足で川に向かう。
すると、精霊達が誰かがいると騒ぎ出している。
「サーラ、精霊達が騒いでる。賊じゃなかったらいいけど……」
「ラリー、男の子の声が、聞こえない?」
うわぁーんと男の子の泣き声が聞こえてきた。
「はい、確かに。良かった、賊じゃなくて」
さらに川の小道を進んでいくと男の子が膝を抱えて座り込んでいた。
「いたわ!大丈夫?妹ちゃんが助けを呼んでくれたのよ」
サーラは男の子に声をかけた。
男の子は、顔を上げると泣き腫らしていたようで安堵するとさらに泣き出した。
「あしをいしにぶつけたらいたくてうごけなくてだれかたすけてくれるひとをよぶっていったからまってた、わぁ~ん」
「ほら見せて。どっちの足?」
サーラは、男の子の指し示す脚に患部を探してあて力をこめる。骨を折ったのかもしれない。金色の光がキラキラと足を覆い、男の子の表情が、苦痛から笑顔へと変わる。
「すごいや、温かくて、ふわっと痛くなくなってキラキラきれいだ。神殿のおねいちゃんありがとう。」
サーラはどんなもんだ!腰に手をあてながらふふふっと笑った。
「他に痛い所ない?」
「だいじょうぶー!!」
「いいもん、見せてもらったよ。ターゲット発見だな」
木の影から目つきの鋭い浅黒い男が現れ、笛を吹いた。すると他の男達も現れた。
「さぁ、俺達ときてもらうか」
にやりと薄気味悪く笑う顔に、私とサーラとしまったと顔を見合わせた。
「ガキを殺されたくなかったら言え。お前達は、何者なんだ?怪我を治してたろう。」
「そ、そうよ。わ、わたしは、神殿長の娘よ。こ、これは、私の助手よ」
サーラは震えながら答えた。
「昨日、騎士から聞いた神殿の娘だ。ちょうど良い土産がすぐ手に入った」
"昨日、騎士から聞いた??"
もしかして内部に裏切り者がいたのかとリーリラとサーラを顔を合わせる。
「国へ帰れるぞ。仲間に合図を出せ!」
二人の男があはははと笑い出す。
「ひとまず、仲間全て合流させてから精霊に助けを求めよう。」
「そ、そうね。騎士って誰なのよ」
とサーラとリーリラはこっそりと話す。
そして、リーリラは自分に付いている精霊にこの危機を城に伝えるように言う。
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