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第3章 二人からのプロポーズ
第2話 恋の火花を散らす男達
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「こっち、こっち~!」
今日はカイルが非番の日なので家に居ずらいリーリラは仕事が終った後、昔ながらの友人を誘い外でご飯を食べる為に街で人気の食堂にやって来た。遅れてようやくエドモンドがやって来た。
「仲間達が元気だったか?」
とエドモンドに手を合わせている。
「俺、ラリーの横がいい!」
とエドモンドがお願いすると友達はいいぞと席を譲ってくれた。
「何、注文する?」
「お腹減ったから肉!肉!」
とステーキを三人前頼んでいる。
「さすが騎士、食べるねぇ~」
とミックが驚いている。
「あぁー、疲れた~」
とエドモンドがリーリラの肩に頭を乗せてきた。
「先輩騎士がさぁ、あれやれ、これやれとかうるさくてさぁ。騎士一年目は辛いよぉ」
「大変だね」
と頭をよしよしと撫でるともっとしてくれワンと甘えてくるから友人達はエドモンド面白いと笑い出す。
1人の友人が成人パーティーにみんな行くのかと聞いた。成人パーティーにはそれなりの身なりで出席しないといけないので高価な服を買うまでして出席したくないというのが平民達の本音だ。
「俺は騎士服で出席するから服代いらないしな~」
とエドモンドが自慢げに話すとみなそれはいいなぁと羨ましがる。
「ラリーは?」
「行かない、行かない。仕事あるしね」
と言うと皆も次の日も仕事があるから行けないよなぁと言い出した。
エドモンドがこっそりとリーリラの耳元で
"エスコートは俺だからね"
とウインクしてきた。
サーラ、伝えるの早いなぁと感心していると友人達が騒めき出す。
良く見るとカイルが店に入って来たのだ。
「チッ」
エドモンドの舌打ちが聞こえると再び、肩に頭を乗せて来た。
「エド、どうかしたの?」
とリーリラが尋ねるとミックが心配そうにリーリラに話しかけてきた。
「おい、ラリー!また、兄さんと喧嘩したのか?多分、お前を探しているようだぞ」
と言われ、入り口を見るとカイルとバチリと目があった。カイルはリーリラに向かって歩いてきた。
「に、にいさん…。どうしたの?」
あまりにカイルの顔が怒っているので、声が震える。
「今日遅くなると言ったか?母さん達が心配してるぞ!!」
「えっ??確か言ったはずだけど…、あれっ?言ってなかったかな?」
リーリラは朝の記憶を必死に辿る最中にカイルに腕を引っ張られる。
「帰るぞ!」
「えっ??」
友人達はじゃあな~と手を振っている。
「過保護だねぇ」
と友人の1人が言うと、エドモンドがカイルの後ろ姿を睨みつけながら、
「本当にうざいよ。まぁ、あと少しの辛抱だけど…」
「何か言った?」
と友人は聞き逃し尋ねるが何も言ってないよとエドモンドは肉を頬張り始めた。
カイルはリーリラを引っ張りながら歩き出す。
「兄さん、痛い。手を引っ張らないで」
「あっ、すまない」
「私、お母さんに言ったよ。夕食食べて帰るって。聞いてない??」
しばらく沈黙になり、
「聞いてない。男達のいる中で女性が1人なんて危険すぎる。これから止めるんだ!」
と怒り出す。
「いや、いや、昔から一緒にご飯してたから大丈夫だよ」
「あいつから…」
「??」
「あいつからの求婚を受けたのか?」
「………??きゅうこんって何?花の種?」
「………、もういい。帰るぞ」
そうぶっきらぼうに言うとスタスタと歩きだした。リーリラは何が言いたかったのがわからないままカイルの後を追いかけた。
今日はカイルが非番の日なので家に居ずらいリーリラは仕事が終った後、昔ながらの友人を誘い外でご飯を食べる為に街で人気の食堂にやって来た。遅れてようやくエドモンドがやって来た。
「仲間達が元気だったか?」
とエドモンドに手を合わせている。
「俺、ラリーの横がいい!」
とエドモンドがお願いすると友達はいいぞと席を譲ってくれた。
「何、注文する?」
「お腹減ったから肉!肉!」
とステーキを三人前頼んでいる。
「さすが騎士、食べるねぇ~」
とミックが驚いている。
「あぁー、疲れた~」
とエドモンドがリーリラの肩に頭を乗せてきた。
「先輩騎士がさぁ、あれやれ、これやれとかうるさくてさぁ。騎士一年目は辛いよぉ」
「大変だね」
と頭をよしよしと撫でるともっとしてくれワンと甘えてくるから友人達はエドモンド面白いと笑い出す。
1人の友人が成人パーティーにみんな行くのかと聞いた。成人パーティーにはそれなりの身なりで出席しないといけないので高価な服を買うまでして出席したくないというのが平民達の本音だ。
「俺は騎士服で出席するから服代いらないしな~」
とエドモンドが自慢げに話すとみなそれはいいなぁと羨ましがる。
「ラリーは?」
「行かない、行かない。仕事あるしね」
と言うと皆も次の日も仕事があるから行けないよなぁと言い出した。
エドモンドがこっそりとリーリラの耳元で
"エスコートは俺だからね"
とウインクしてきた。
サーラ、伝えるの早いなぁと感心していると友人達が騒めき出す。
良く見るとカイルが店に入って来たのだ。
「チッ」
エドモンドの舌打ちが聞こえると再び、肩に頭を乗せて来た。
「エド、どうかしたの?」
とリーリラが尋ねるとミックが心配そうにリーリラに話しかけてきた。
「おい、ラリー!また、兄さんと喧嘩したのか?多分、お前を探しているようだぞ」
と言われ、入り口を見るとカイルとバチリと目があった。カイルはリーリラに向かって歩いてきた。
「に、にいさん…。どうしたの?」
あまりにカイルの顔が怒っているので、声が震える。
「今日遅くなると言ったか?母さん達が心配してるぞ!!」
「えっ??確か言ったはずだけど…、あれっ?言ってなかったかな?」
リーリラは朝の記憶を必死に辿る最中にカイルに腕を引っ張られる。
「帰るぞ!」
「えっ??」
友人達はじゃあな~と手を振っている。
「過保護だねぇ」
と友人の1人が言うと、エドモンドがカイルの後ろ姿を睨みつけながら、
「本当にうざいよ。まぁ、あと少しの辛抱だけど…」
「何か言った?」
と友人は聞き逃し尋ねるが何も言ってないよとエドモンドは肉を頬張り始めた。
カイルはリーリラを引っ張りながら歩き出す。
「兄さん、痛い。手を引っ張らないで」
「あっ、すまない」
「私、お母さんに言ったよ。夕食食べて帰るって。聞いてない??」
しばらく沈黙になり、
「聞いてない。男達のいる中で女性が1人なんて危険すぎる。これから止めるんだ!」
と怒り出す。
「いや、いや、昔から一緒にご飯してたから大丈夫だよ」
「あいつから…」
「??」
「あいつからの求婚を受けたのか?」
「………??きゅうこんって何?花の種?」
「………、もういい。帰るぞ」
そうぶっきらぼうに言うとスタスタと歩きだした。リーリラは何が言いたかったのがわからないままカイルの後を追いかけた。
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