3 / 11
第3話 ウィルサム男爵家の面接
しおりを挟む
「私を雇ってください!」
偽の面接状をご覧くださいませと男爵に渡す。
「ふむふむ、平民で15歳。
宰相様の屋敷で働いた経験もあるのかぁ。
リルベル国出身、土地に詳しいと助かるよ。じゃあ、娘の侍女見習いで来てもらうよ。
急に外交大使の仕事が決まって出発は一週間後だ。
君も旅支度がいるだろうから仕事は出発日からだ。
大丈夫かな?」
「はい。助かります。」
「ジュリー、雇用契約書にサインしてくれ。」
「はい、ありがとうございます。旦那様。」
サラサラと偽名サインをする。
「では、失礼いたします。」
男爵邸を出てガッツポーズをする。
「内定ゲット!」
「お嬢様、どうでした?」
「ありがとう!ナタリーから借りた平民服のおかげで内定ゲットしたわ!」
「内定ゲット?」
おさげ髪の少女が首を傾げる。
「仕事が決まったと言う意味よ。」
「良かった!!」
「でも、寂しくなりますね、留学先から戻られたら他国に行くなんて…。」
「私もナタリーと会えなくなるのは寂しいわ。無事潜伏先が落ち着いたら手紙書くわね!」
「はい!」
「じゃあ、旅支度の手伝いしてくれる?」
「おすすめの店知ってますよ!」
「ありがとう!」
ナタリーとは城下町で知り合った少女だ。初めて会った時、彼女が空腹で倒れていたところを私が助けたのだ。
ナタリーが小さい頃、お父さんが病気で亡くなり、ナタリーとお母さんだけで慎ましく生きていたのだか、男尊女卑の国は女性には厳しく、仕事を与えて貰えないナタリー親子は餓死寸前まで追い込まれていた。私が城下町に遊びに来た時にナタリーが道路の隅で倒れていたのだ。
「女の子が倒れているわ!助けないと!」
「わかりました、助けましょう。」
「あなた、どうしたの?病気?」
「何日も食べてなくて…何か食べるもの…。」
「ひとまず、ほらクッキーしかないけど食べて!」
「ありがとうございます。なんて美味しいの。」
「さぁ、家を教えて。この状態じゃ帰れないでしょう。」
と護衛騎士に手伝ってもらいナタリーを家まで送り食事を与えたのだ。
幼い私には信頼のできる平民の護衛騎士が何人かついており、ナタリーの母親の話をすると多くの女性達が仕事に困っているそうだった。心優しい騎士達に協力をしてもらい私の持ち合わせの財力を使いナタリーの母親始め、仕事に困っている女性達に仕事を与えたのだ。
その仕事とは、女性が営む食堂を開業させたのだ。
女性だけだと治安面でもよろしくないと思い警護も兼ねて騎士達に食べに行くように勧めると瞬く間に町でもおいしくて有名な食堂になったのだ。
なんと私の護衛騎士とナタリーの母親が恋仲になり、食堂は女性達と騎士達の出会いの場にもなったりした。
勢いに任せ女性達がなんとか頑張れるように食堂と隣接してパン屋も開業させた。
この場所から女性達が頑張れる地区として発展させていってほしいと願いをこめて。
いよいよ、出発当日。
部屋の引き出しに手紙を入れる。
ー長い間お世話になりました。
一人で生きて行くことにしました。
探さないでください。
ジュリアンヌ ー
部屋を出るとロビンが近くにいた。
遠くからお互いさよならを込めて頷きあう。ロビンを始め城下町の人々の協力を得てこの国を去るのだ。
留学から帰って来た時に護衛騎士は仕事をしない怠慢な貴族騎士に総替えしてもらった。
「今日は宰相の邸宅にお誘いを受けてるの。
何の用かしら?」
後妻に迎えられる内情を知る馬鹿な騎士は、
「行けばいいことあるんじゃないですか?」
とにやりと笑う。
「今日はあちらで夕食も頂くことになっているの。
人払いするようにも言われてるの。
なぜかしら?」
ととぼけながら、
「そう言えば宰相様に護衛騎士にこれで城下町でゆっくりしなさいと渡すように言われたの。」
ジャラリと袋の入ったお金を騎士に渡す。
「これは、これは宰相様、気前がいい。
では夜にお迎えに行きますね。」
と護衛騎士達と馬車は宰相邸を去って行った。
宰相邸には侍女に扮したナタリー達が入り口でスタンバイしていた。
「お嬢様、こちらに荷物と馬車を用意しています。」
「ありがとう。みんなも早く戻って。」
「はい。お気をつけて。」
私は用意された簡易の馬車で素早く着替えを済まし港まで行く。
リルベル王国は船で一週間かかり、グリード王国とリルベル王国は二週間に一度の運航なのだ。
「ウィルサム男爵、お待たせ致しました。」
「あぁ。ジュリーか。
これが娘だ。
よろしく頼むよ。」
「お嬢様よろしくお願いいたします。」
「よろしくね。」
「みんな揃ったね。出発しよう。」
船の乗車の際に偽身分証を出国する為に見せる。
「ちょっと、待ってくれるか?どこかで見かけた顔のような…。」
船の入出国を管理する男に呼び止められた。
ドキッ。
ヤバイ!
私は何度も船に乗りリルベル王国を行き来している。顔が知られていたかしら?!
「なんでしょうか?何かおかしいところがございましたでしょうか?」
と田舎っぽく話してみると、
「いや、いや、他人の空似だ、悪かったな。
あのお方な訳がないわ。あははは。」
助かった…。
ポォーンと汽笛が鳴り響く。
船はグリード王国の陸地を離れて行く。
さらば、グリード王国よ!
ポォーン、
ポォーン。
ロビンは城の窓から外の景色を見る。
「無事、出航したかな…。」
今夜、大騒ぎになるだろなぁ。
幼なじみだったジュリアンヌのことがずっと好きだった。
いつか彼女と夫婦になれればと淡い恋心を抱いていた。
しかし、愚かな父の策略を知る。
彼女を娶るなんて、
私の母親になるって…
ふざけるな!
絶対、父には渡したくないと思った。
俺にもっと力が有れば…
俺にできるのは彼女を逃すことだけだ。
我が家の警備に眠り薬を飲ませ、ジュリアンヌの護衛が疑わないように彼女の友人である平民達が偽の侍女に扮して彼女を逃亡に手を貸したのだ。
絶対幸せになれ…
君と共に生きれないけど、君の無事と幸せを祈っていると国を離れる彼女に俺はエールを送った。
偽の面接状をご覧くださいませと男爵に渡す。
「ふむふむ、平民で15歳。
宰相様の屋敷で働いた経験もあるのかぁ。
リルベル国出身、土地に詳しいと助かるよ。じゃあ、娘の侍女見習いで来てもらうよ。
急に外交大使の仕事が決まって出発は一週間後だ。
君も旅支度がいるだろうから仕事は出発日からだ。
大丈夫かな?」
「はい。助かります。」
「ジュリー、雇用契約書にサインしてくれ。」
「はい、ありがとうございます。旦那様。」
サラサラと偽名サインをする。
「では、失礼いたします。」
男爵邸を出てガッツポーズをする。
「内定ゲット!」
「お嬢様、どうでした?」
「ありがとう!ナタリーから借りた平民服のおかげで内定ゲットしたわ!」
「内定ゲット?」
おさげ髪の少女が首を傾げる。
「仕事が決まったと言う意味よ。」
「良かった!!」
「でも、寂しくなりますね、留学先から戻られたら他国に行くなんて…。」
「私もナタリーと会えなくなるのは寂しいわ。無事潜伏先が落ち着いたら手紙書くわね!」
「はい!」
「じゃあ、旅支度の手伝いしてくれる?」
「おすすめの店知ってますよ!」
「ありがとう!」
ナタリーとは城下町で知り合った少女だ。初めて会った時、彼女が空腹で倒れていたところを私が助けたのだ。
ナタリーが小さい頃、お父さんが病気で亡くなり、ナタリーとお母さんだけで慎ましく生きていたのだか、男尊女卑の国は女性には厳しく、仕事を与えて貰えないナタリー親子は餓死寸前まで追い込まれていた。私が城下町に遊びに来た時にナタリーが道路の隅で倒れていたのだ。
「女の子が倒れているわ!助けないと!」
「わかりました、助けましょう。」
「あなた、どうしたの?病気?」
「何日も食べてなくて…何か食べるもの…。」
「ひとまず、ほらクッキーしかないけど食べて!」
「ありがとうございます。なんて美味しいの。」
「さぁ、家を教えて。この状態じゃ帰れないでしょう。」
と護衛騎士に手伝ってもらいナタリーを家まで送り食事を与えたのだ。
幼い私には信頼のできる平民の護衛騎士が何人かついており、ナタリーの母親の話をすると多くの女性達が仕事に困っているそうだった。心優しい騎士達に協力をしてもらい私の持ち合わせの財力を使いナタリーの母親始め、仕事に困っている女性達に仕事を与えたのだ。
その仕事とは、女性が営む食堂を開業させたのだ。
女性だけだと治安面でもよろしくないと思い警護も兼ねて騎士達に食べに行くように勧めると瞬く間に町でもおいしくて有名な食堂になったのだ。
なんと私の護衛騎士とナタリーの母親が恋仲になり、食堂は女性達と騎士達の出会いの場にもなったりした。
勢いに任せ女性達がなんとか頑張れるように食堂と隣接してパン屋も開業させた。
この場所から女性達が頑張れる地区として発展させていってほしいと願いをこめて。
いよいよ、出発当日。
部屋の引き出しに手紙を入れる。
ー長い間お世話になりました。
一人で生きて行くことにしました。
探さないでください。
ジュリアンヌ ー
部屋を出るとロビンが近くにいた。
遠くからお互いさよならを込めて頷きあう。ロビンを始め城下町の人々の協力を得てこの国を去るのだ。
留学から帰って来た時に護衛騎士は仕事をしない怠慢な貴族騎士に総替えしてもらった。
「今日は宰相の邸宅にお誘いを受けてるの。
何の用かしら?」
後妻に迎えられる内情を知る馬鹿な騎士は、
「行けばいいことあるんじゃないですか?」
とにやりと笑う。
「今日はあちらで夕食も頂くことになっているの。
人払いするようにも言われてるの。
なぜかしら?」
ととぼけながら、
「そう言えば宰相様に護衛騎士にこれで城下町でゆっくりしなさいと渡すように言われたの。」
ジャラリと袋の入ったお金を騎士に渡す。
「これは、これは宰相様、気前がいい。
では夜にお迎えに行きますね。」
と護衛騎士達と馬車は宰相邸を去って行った。
宰相邸には侍女に扮したナタリー達が入り口でスタンバイしていた。
「お嬢様、こちらに荷物と馬車を用意しています。」
「ありがとう。みんなも早く戻って。」
「はい。お気をつけて。」
私は用意された簡易の馬車で素早く着替えを済まし港まで行く。
リルベル王国は船で一週間かかり、グリード王国とリルベル王国は二週間に一度の運航なのだ。
「ウィルサム男爵、お待たせ致しました。」
「あぁ。ジュリーか。
これが娘だ。
よろしく頼むよ。」
「お嬢様よろしくお願いいたします。」
「よろしくね。」
「みんな揃ったね。出発しよう。」
船の乗車の際に偽身分証を出国する為に見せる。
「ちょっと、待ってくれるか?どこかで見かけた顔のような…。」
船の入出国を管理する男に呼び止められた。
ドキッ。
ヤバイ!
私は何度も船に乗りリルベル王国を行き来している。顔が知られていたかしら?!
「なんでしょうか?何かおかしいところがございましたでしょうか?」
と田舎っぽく話してみると、
「いや、いや、他人の空似だ、悪かったな。
あのお方な訳がないわ。あははは。」
助かった…。
ポォーンと汽笛が鳴り響く。
船はグリード王国の陸地を離れて行く。
さらば、グリード王国よ!
ポォーン、
ポォーン。
ロビンは城の窓から外の景色を見る。
「無事、出航したかな…。」
今夜、大騒ぎになるだろなぁ。
幼なじみだったジュリアンヌのことがずっと好きだった。
いつか彼女と夫婦になれればと淡い恋心を抱いていた。
しかし、愚かな父の策略を知る。
彼女を娶るなんて、
私の母親になるって…
ふざけるな!
絶対、父には渡したくないと思った。
俺にもっと力が有れば…
俺にできるのは彼女を逃すことだけだ。
我が家の警備に眠り薬を飲ませ、ジュリアンヌの護衛が疑わないように彼女の友人である平民達が偽の侍女に扮して彼女を逃亡に手を貸したのだ。
絶対幸せになれ…
君と共に生きれないけど、君の無事と幸せを祈っていると国を離れる彼女に俺はエールを送った。
1
お気に入りに追加
24
あなたにおすすめの小説

【完結】皇太子の愛人が懐妊した事を、お妃様は結婚式の一週間後に知りました。皇太子様はお妃様を愛するつもりは無いようです。
五月ふう
恋愛
リックストン国皇太子ポール・リックストンの部屋。
「マティア。僕は一生、君を愛するつもりはない。」
今日は結婚式前夜。婚約者のポールの声が部屋に響き渡る。
「そう……。」
マティアは小さく笑みを浮かべ、ゆっくりとソファーに身を預けた。
明日、ポールの花嫁になるはずの彼女の名前はマティア・ドントール。ドントール国第一王女。21歳。
リッカルド国とドントール国の和平のために、マティアはこの国に嫁いできた。ポールとの結婚は政略的なもの。彼らの意志は一切介入していない。
「どんなことがあっても、僕は君を王妃とは認めない。」
ポールはマティアを憎しみを込めた目でマティアを見つめる。美しい黒髪に青い瞳。ドントール国の宝石と評されるマティア。
「私が……ずっと貴方を好きだったと知っても、妻として認めてくれないの……?」
「ちっ……」
ポールは顔をしかめて舌打ちをした。
「……だからどうした。幼いころのくだらない感情に……今更意味はない。」
ポールは険しい顔でマティアを睨みつける。銀色の髪に赤い瞳のポール。マティアにとってポールは大切な初恋の相手。
だが、ポールにはマティアを愛することはできない理由があった。
二人の結婚式が行われた一週間後、マティアは衝撃の事実を知ることになる。
「サラが懐妊したですって‥‥‥!?」

【完結】もう無理して私に笑いかけなくてもいいですよ?
冬馬亮
恋愛
公爵令嬢のエリーゼは、遅れて出席した夜会で、婚約者のオズワルドがエリーゼへの不満を口にするのを偶然耳にする。
オズワルドを愛していたエリーゼはひどくショックを受けるが、悩んだ末に婚約解消を決意する。
だが、喜んで受け入れると思っていたオズワルドが、なぜか婚約解消を拒否。関係の再構築を提案する。
その後、プレゼント攻撃や突撃訪問の日々が始まるが、オズワルドは別の令嬢をそばに置くようになり・・・
「彼女は友人の妹で、なんとも思ってない。オレが好きなのはエリーゼだ」
「私みたいな女に無理して笑いかけるのも限界だって夜会で愚痴をこぼしてたじゃないですか。よかったですね、これでもう、無理して私に笑いかけなくてよくなりましたよ」

冤罪をかけられた上に婚約破棄されたので、こんな国出て行ってやります
真理亜
恋愛
「そうですか。では出て行きます」
婚約者である王太子のイーサンから謝罪を要求され、従わないなら国外追放だと脅された公爵令嬢のアイリスは、平然とこう言い放った。
そもそもが冤罪を着せられた上、婚約破棄までされた相手に敬意を表す必要など無いし、そんな王太子が治める国に未練などなかったからだ。
脅しが空振りに終わったイーサンは狼狽えるが、最早後の祭りだった。なんと娘可愛さに公爵自身もまた爵位を返上して国を出ると言い出したのだ。
王国のTOPに位置する公爵家が無くなるなどあってはならないことだ。イーサンは慌てて引き止めるがもう遅かった。

王命での結婚がうまくいかなかったので公妾になりました。
しゃーりん
恋愛
婚約解消したばかりのルクレツィアに王命での結婚が舞い込んだ。
相手は10歳年上の公爵ユーグンド。
昔の恋人を探し求める公爵は有名で、国王陛下が公爵家の跡継ぎを危惧して王命を出したのだ。
しかし、公爵はルクレツィアと結婚しても興味の欠片も示さなかった。
それどころか、子供は養子をとる。邪魔をしなければ自由だと言う。
実家の跡継ぎも必要なルクレツィアは子供を産みたかった。
国王陛下に王命の取り消しをお願いすると三年後になると言われた。
無駄な三年を過ごしたくないルクレツィアは国王陛下に提案された公妾になって子供を産み、三年後に離婚するという計画に乗ったお話です。
どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします
文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。
夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。
エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。
「ゲルハルトさま、愛しています」
ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。
「エレーヌ、俺はあなたが憎い」
エレーヌは凍り付いた。

王子妃教育に疲れたので幼馴染の王子との婚約解消をしました
さこの
恋愛
新年のパーティーで婚約破棄?の話が出る。
王子妃教育にも疲れてきていたので、婚約の解消を望むミレイユ
頑張っていても落第令嬢と呼ばれるのにも疲れた。
ゆるい設定です
5年も苦しんだのだから、もうスッキリ幸せになってもいいですよね?
gacchi
恋愛
13歳の学園入学時から5年、第一王子と婚約しているミレーヌは王子妃教育に疲れていた。好きでもない王子のために苦労する意味ってあるんでしょうか。
そんなミレーヌに王子は新しい恋人を連れて
「婚約解消してくれる?優しいミレーヌなら許してくれるよね?」
もう私、こんな婚約者忘れてスッキリ幸せになってもいいですよね?
3/5 1章完結しました。おまけの後、2章になります。
4/4 完結しました。奨励賞受賞ありがとうございました。
1章が書籍になりました。

もう一度7歳からやりなおし!王太子妃にはなりません
片桐葵
恋愛
いわゆる悪役令嬢・セシルは19歳で死亡した。
皇太子のユリウス殿下の婚約者で高慢で尊大に振る舞い、義理の妹アリシアとユリウスの恋愛に嫉妬し最終的に殺害しようとした罪で断罪され、修道院送りとなった末の死亡だった。しかし死んだ後に女神が現れ7歳からやり直せるようにしてくれた。
もう一度7歳から人生をやり直せる事になったセシル。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる