1 / 1
つまんなかったら。
しおりを挟む
コンクリートまみれのこの街は、毎日人で賑わっている。楽しそうに笑う人、仕事に向かう人。そんな人混みの中私は立ち尽くす。
「こんなのってつまんないよね。」
夜。帰りの道のりを辿っていた。仕事をし、ご飯を食べ帰るそんな毎日。高校生時代が夢のように楽しかったのを覚えている。子供の頃は早く大人になりたいだとか、一人暮らししたいだとか生意気なこと言ってたけど今ではあの頃に戻りたい。そう思っている。そんなことを考えていると目の前に黒いフードを被った男が立っていた。不審者?
「ねぇ。」
え?えっっ!!?話しかけてきた。どうする?逃げる?
「つまんない。って思ってない?」
「へ?」
「いいね。その反応!それでさ、僕が君の前に現れた理由はさ。そのつまらない毎日を変えないかってこと。」
「な、何ですか?急に...?」
「あぁ、これは失礼。名乗っていませんでした、私は魔法使いです。魔男、まぁ、魔女の逆ですね。」
「は、はぁ...。」
「本題に入りますが魔法使ってみたくないですか?」
「は?」
いやいやいやいや。漫画じゃぁあるまいし。なんなの?魔法って!
「その顔は信じてませんね?まぁ使ってみてください。朝に気持ちを込めて願ってみてください。きっと叶いますから」
「そ、そうですか。...あの、私急いでるんでもういいですか?それでは。」
「過去を変えれば未来も変わる。じゃぁねー。」
その男は一瞬で姿を消した。何だったの?
✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼
ジリリリリと耳に嫌な音が聞こえてきた。重いまぶたをあけ、ベッドから起き上がる。
「….........朝......願いごと。」
私は夜の出来事のことを思い出し、思わず口に出してしまった。
願いごとかー。何だろう、そうだ。高校生!高校生になりたいあの頃に戻りたい。でもこの辺出身じゃないんだよな。まぁいいや!転校生ってことで金も今まで貯金していっぱいたまってるし。
「私の願うことは【転校生としてこの近くの高校生として通うこと】」
その瞬間、体が16歳ぐらいの体になった。ついでに制服も着てる。あぁ。またあの楽しい高校生活をおくれるのか。今日は...月曜?やばい!!何時何時?8時30分?速く出なきゃ!
「こんなのってつまんないよね。」
夜。帰りの道のりを辿っていた。仕事をし、ご飯を食べ帰るそんな毎日。高校生時代が夢のように楽しかったのを覚えている。子供の頃は早く大人になりたいだとか、一人暮らししたいだとか生意気なこと言ってたけど今ではあの頃に戻りたい。そう思っている。そんなことを考えていると目の前に黒いフードを被った男が立っていた。不審者?
「ねぇ。」
え?えっっ!!?話しかけてきた。どうする?逃げる?
「つまんない。って思ってない?」
「へ?」
「いいね。その反応!それでさ、僕が君の前に現れた理由はさ。そのつまらない毎日を変えないかってこと。」
「な、何ですか?急に...?」
「あぁ、これは失礼。名乗っていませんでした、私は魔法使いです。魔男、まぁ、魔女の逆ですね。」
「は、はぁ...。」
「本題に入りますが魔法使ってみたくないですか?」
「は?」
いやいやいやいや。漫画じゃぁあるまいし。なんなの?魔法って!
「その顔は信じてませんね?まぁ使ってみてください。朝に気持ちを込めて願ってみてください。きっと叶いますから」
「そ、そうですか。...あの、私急いでるんでもういいですか?それでは。」
「過去を変えれば未来も変わる。じゃぁねー。」
その男は一瞬で姿を消した。何だったの?
✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼
ジリリリリと耳に嫌な音が聞こえてきた。重いまぶたをあけ、ベッドから起き上がる。
「….........朝......願いごと。」
私は夜の出来事のことを思い出し、思わず口に出してしまった。
願いごとかー。何だろう、そうだ。高校生!高校生になりたいあの頃に戻りたい。でもこの辺出身じゃないんだよな。まぁいいや!転校生ってことで金も今まで貯金していっぱいたまってるし。
「私の願うことは【転校生としてこの近くの高校生として通うこと】」
その瞬間、体が16歳ぐらいの体になった。ついでに制服も着てる。あぁ。またあの楽しい高校生活をおくれるのか。今日は...月曜?やばい!!何時何時?8時30分?速く出なきゃ!
0
お気に入りに追加
1
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
冤罪をかけられ、彼女まで寝取られた俺。潔白が証明され、皆は後悔しても戻れない事を知ったらしい
一本橋
恋愛
痴漢という犯罪者のレッテルを張られた鈴木正俊は、周りの信用を失った。
しかし、その実態は私人逮捕による冤罪だった。
家族をはじめ、友人やクラスメイトまでもが見限り、ひとり孤独へとなってしまう。
そんな正俊を慰めようと現れた彼女だったが、そこへ私人逮捕の首謀者である“山本”の姿が。
そこで、唯一の頼みだった彼女にさえも裏切られていたことを知ることになる。
……絶望し、身を投げようとする正俊だったが、そこに学校一の美少女と呼ばれている幼馴染みが現れて──
妻がエロくて死にそうです
菅野鵜野
大衆娯楽
うだつの上がらないサラリーマンの士郎。だが、一つだけ自慢がある。
美しい妻、美佐子だ。同じ会社の上司にして、できる女で、日本人離れしたプロポーションを持つ。
こんな素敵な人が自分のようなフツーの男を選んだのには訳がある。
それは……
限度を知らない性欲モンスターを妻に持つ男の日常
愚かな父にサヨナラと《完結》
アーエル
ファンタジー
「フラン。お前の方が年上なのだから、妹のために我慢しなさい」
父の言葉は最後の一線を越えてしまった。
その言葉が、続く悲劇を招く結果となったけど・・・
悲劇の本当の始まりはもっと昔から。
言えることはただひとつ
私の幸せに貴方はいりません
✈他社にも同時公開
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
幼馴染の彼女と妹が寝取られて、死刑になる話
島風
ファンタジー
幼馴染が俺を裏切った。そして、妹も......固い絆で結ばれていた筈の俺はほんの僅かの間に邪魔な存在になったらしい。だから、奴隷として売られた。幸い、命があったが、彼女達と俺では身分が違うらしい。
俺は二人を忘れて生きる事にした。そして細々と新しい生活を始める。だが、二人を寝とった勇者エリアスと裏切り者の幼馴染と妹は俺の前に再び現れた。
ドアマットヒロインはごめん被るので、元凶を蹴落とすことにした
月白ヤトヒコ
ファンタジー
お母様が亡くなった。
それから程なくして――――
お父様が屋敷に見知らぬ母子を連れて来た。
「はじめまして! あなたが、あたしのおねえちゃんになるの?」
にっこりとわたくしを見やるその瞳と髪は、お父様とそっくりな色をしている。
「わ~、おねえちゃんキレイなブローチしてるのね! いいなぁ」
そう、新しい妹? が、言った瞬間・・・
頭の中を、凄まじい情報が巡った。
これ、なんでも奪って行く異母妹と家族に虐げられるドアマット主人公の話じゃね?
ドアマットヒロイン……物語の主人公としての、奪われる人生の、最初の一手。
だから、わたしは・・・よし、とりあえず馬鹿なことを言い出したこのアホをぶん殴っておこう。
ドアマットヒロインはごめん被るので、これからビシバシ躾けてやるか。
ついでに、「政略に使うための駒として娘を必要とし、そのついでに母親を、娘の世話係としてただで扱き使える女として連れて来たものかと」
そう言って、ヒロインのクズ親父と異母妹の母親との間に亀裂を入れることにする。
フハハハハハハハ! これで、異母妹の母親とこの男が仲良くわたしを虐げることはないだろう。ドアマットフラグを一つ折ってやったわっ!
うん? ドアマットヒロインを拾って溺愛するヒーローはどうなったかって?
そんなの知らん。
設定はふわっと。
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる