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123th 賭博場内部 リアルファイトナックルとジャックポットフリーラー
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ようやく目的地となる賭博場内に潜入することができた。
案内役の女性は少しおどけていたが、ちゃんと目的となる場所まで
案内すると、さっさと身を翻して戻っていった。
よほどやばい奴らだと思われたのだろうか。
「お父さん! 何か凄く楽しそうな場所だよぉ!」
「……ああ、そうだな。二人とも俺から離れるなよ」
「わかった。ちゃんと腕を固定しておく」
「レットちゃんは、もう少し離れてくんないかな……」
「ずるいー! ニッキィも!」
「落ち着けって。まずは……少し遊ばないといけないな。金をチップに換金
するのは、あそこか……」
案内された部屋は天井が吹き抜けとなっている、広いホール。
カジノという場所へ行った事がないが、換金する場所、変な器械、正装している
係の者、休憩する場所などなど、広い空間に多数遊ぶような場所が見受けられる。
まずは客だということを知らせなければならないので、換金所へと赴いた。
「いらっしゃいませ。当遊技場の会員証はお持ちでしょうか?」
「無い。初めてだ」
「失礼しました。一階フロアは非会員の方でもお楽しみ頂けます。
遊技台の説明などは設置個所に記載がございますので、そちらをご確認ください。
チップへの換金はそちらの機械で行えます。ごゆっくりお楽しみください」
丁寧にお辞儀すると、手を機械の方へ持っていき、ニコリと微笑む。
一連の動作全て人間のようだが、ロボットであることは間違いない。
というよりここの係の者は全てロボットだろう。
遊戯している中にもロボットがいるようだが、非会員の一階はそういった場所なのかも
しれない。
機械を確認すると、チップ十枚で銀貨一枚。チップ百枚で金貨一枚となっている。
大胆にやれということだったので、まずはチップ三千枚を用意した。
千枚ずつ、ニッキィとレットちゃんに持たせる。
「さて、目立ちそうな場所は……どれだろう」
「あれだよ! 絶対目立つ! スクリーンに大きく映し出されてるもん!」
「そうね。あれは目立ちそう」
「あれか……」
二人が指さしたものを見ると、それはリアルファイトナックルという
掛ける側が舞台に立ち、迫り来る障害物をどれくらい避けられるかで配当が
きまるものらしい。
掛ける側とプレイする側で分かれており、掛ける側の方は誰が最奥まで行くかを
予測。
プレイ側は掛ける側の敗残報酬の一部を受け取れるようだ。
これは……全員でプレイ側に回り、大いに目立てば奥へと案内される可能性があるな。
「後はあれね。ジャックポットって言うのがでると沢山出るみたい」
「大きいね。さっきからグルグル回ってて目が回りそう」
「何々……ジャックポットフリーラー。回転させる権限は、会場内を盛り上げる事……
コマずれ無しの最高峰ジャックポットシステム……コマずれって何だ?」
「普通のリールはどれだけ狙ってもコマがずれるみたいだよ。あっちのルーレットに
そう書いてあった。フラグっていうのが立たないとダメなんだって。でもこれは
フラグとか無いんじゃなぁい?」
「つまり動体視力でどうにかなるってことか……それならレットちゃんにうってつけだな。
よし、まずはリアルファイトナックルで思い切り目立つとしようか」
案内役の女性は少しおどけていたが、ちゃんと目的となる場所まで
案内すると、さっさと身を翻して戻っていった。
よほどやばい奴らだと思われたのだろうか。
「お父さん! 何か凄く楽しそうな場所だよぉ!」
「……ああ、そうだな。二人とも俺から離れるなよ」
「わかった。ちゃんと腕を固定しておく」
「レットちゃんは、もう少し離れてくんないかな……」
「ずるいー! ニッキィも!」
「落ち着けって。まずは……少し遊ばないといけないな。金をチップに換金
するのは、あそこか……」
案内された部屋は天井が吹き抜けとなっている、広いホール。
カジノという場所へ行った事がないが、換金する場所、変な器械、正装している
係の者、休憩する場所などなど、広い空間に多数遊ぶような場所が見受けられる。
まずは客だということを知らせなければならないので、換金所へと赴いた。
「いらっしゃいませ。当遊技場の会員証はお持ちでしょうか?」
「無い。初めてだ」
「失礼しました。一階フロアは非会員の方でもお楽しみ頂けます。
遊技台の説明などは設置個所に記載がございますので、そちらをご確認ください。
チップへの換金はそちらの機械で行えます。ごゆっくりお楽しみください」
丁寧にお辞儀すると、手を機械の方へ持っていき、ニコリと微笑む。
一連の動作全て人間のようだが、ロボットであることは間違いない。
というよりここの係の者は全てロボットだろう。
遊戯している中にもロボットがいるようだが、非会員の一階はそういった場所なのかも
しれない。
機械を確認すると、チップ十枚で銀貨一枚。チップ百枚で金貨一枚となっている。
大胆にやれということだったので、まずはチップ三千枚を用意した。
千枚ずつ、ニッキィとレットちゃんに持たせる。
「さて、目立ちそうな場所は……どれだろう」
「あれだよ! 絶対目立つ! スクリーンに大きく映し出されてるもん!」
「そうね。あれは目立ちそう」
「あれか……」
二人が指さしたものを見ると、それはリアルファイトナックルという
掛ける側が舞台に立ち、迫り来る障害物をどれくらい避けられるかで配当が
きまるものらしい。
掛ける側とプレイする側で分かれており、掛ける側の方は誰が最奥まで行くかを
予測。
プレイ側は掛ける側の敗残報酬の一部を受け取れるようだ。
これは……全員でプレイ側に回り、大いに目立てば奥へと案内される可能性があるな。
「後はあれね。ジャックポットって言うのがでると沢山出るみたい」
「大きいね。さっきからグルグル回ってて目が回りそう」
「何々……ジャックポットフリーラー。回転させる権限は、会場内を盛り上げる事……
コマずれ無しの最高峰ジャックポットシステム……コマずれって何だ?」
「普通のリールはどれだけ狙ってもコマがずれるみたいだよ。あっちのルーレットに
そう書いてあった。フラグっていうのが立たないとダメなんだって。でもこれは
フラグとか無いんじゃなぁい?」
「つまり動体視力でどうにかなるってことか……それならレットちゃんにうってつけだな。
よし、まずはリアルファイトナックルで思い切り目立つとしようか」
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