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50th チーム名と専用艦!

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 パープラー隊長から連絡を受け、通信を映す。
 少し疲れ顔の隊長が映し出されるが、くいついたのはフラーだった。
 
「隊長ぉ! なんであんな狭いシャトルに乗せるのよ! お尻痛くなったじゃない!」
「仕方ないだろう? お前が行くっていわなければ、もっと快適に行けたはずなんだぞ?」
「エレットだけじゃ不安だったのよ! レグアは女の子なんだし。バカエレットが変な事するかも
知れないでしょ?」
「変な事ってなんだ? 俺だけでもちゃんと対応できるぞ?」
「マスターは唐変木の堅物ですカラ」
「唐変木って何」
「そっちの話はおいといて。BOSの登録が終わったなら試しに使わせてみなさい。
レグア君。合格おめでとう。話はエレヴィン中将から聞いている。
火星に新型建造艦まで用意してくれたらしいぞ」
『専用艦!?』
「名前を決めておくように言っていた。登録すれば名前が浮かびあがるよう設定したらしい。
君たちのチーム名だな。登録コードを手線と指紋で行う。BOSでそちらも登録しておいてくれ」
「承知!」

 レグアをBOSに再度乗せて稼働させる。
 しばらくすると、装置の起動が終わり、体を持ち上げるレグア。

「パープラー隊長にあって来た。この装置、凄い」
「これぞ科学の結晶っていう代表作だからな。さて、急いで建造艦見に行こうぜ!」
「それよりチーム名はどうするのよ?」
「建造艦見たら何か閃くかもだろ? 行ってみよう!」
「専用艦……いい響きですぅ。忍者Xとかどうですか!?」
「それのどこがマテリアラーズの専用艦名っぽいのよ! ただの忍者集団になるじゃない!」
「ふぇぇ。いいじゃないですか忍者集団……」
「ばう?」

 パープラー隊長に指示された発着場へ向かうと、係のロボがマテリアラーズの印を認識したのか
すっとんでくる。
 かなり大きな発着場になるので、探していたら迷子になるところだった。

「エレット様と認識。ご案内いたします。ついてきてください」

 そう告げると、そのロボからホバークラフトのような乗り物が構築される。
 その上に全員乗り込むと、ゆるりと上へあがり発進する。
 ミシーハ博士は先に行くように告げ、別の方向へ。何かを取りに行ったようだ。


 速度はゆるやかだが、音がまるでしない。これもミシーハ博士の作品だろうか。
 三十二とかかれたゲートをくぐると、広い面積の発着場に出る。
 そこにおいてあったのは……紫色に統一された外見の移動用艦。
 武器種も多少搭載されているように見える。
 
「綺麗。エレットの髪色みたい」
「あのおじさんにしてはセンスあるものね。クマのパンツみたいなのじゃなくてよかったわ……」
「かっこいいですぅ! 忍者X!」
「ばふ!」
「チーム名と専用艦名。別々にするか同じにするか……」
「同じでいいんじゃない? 色々変えてたらややこしいでしょ?」
「それもそうだな。セイソー。何かいい案あるか?」
「五名のチームデス。ゴリアテなどはいかがデショウ?」
「いやよ! そんなゴリラみたいなやつ!」
「ゴリアテはゴリラじゃないぞ……」
「可愛くない」
「ばう……」
「数字よりXとかのほうがいいですぅ……」
「そういえば俺たちの名前って色っぽい名前がついて見えるよな。エレットのバイオレット、レグアのレッド
フラージュの黄褐色ベージュ。シロ・コボルトのホワイト。不知火・青井のブルー
これ全部足すと何色だ?」
「均等に混ぜればグレーでショウカ?」
「グレート忍者Xですねっ! わかりましたっ!」
「ださっ! それは絶対ないわよ! 違う意味で撃ち落とされそうよ!」
「それではアッシェンMというのはいかがデショウ? 灰色のような原料という意味デス」
「へえ。いいじゃない」
「忍者がよかったなぁ……」
「ばう!」
「みんなが重なると灰色になるのね。私は赤だったんだ」
「セイソー。早速登録を頼む」
「ええ。それでは登録してまいりマス。皆さまは外で名前が刻まれるのを見ていてくだサイ」

 セイソーが専用艦に入ってしばらくすると、専用艦の横部分にくっきりと文字が浮かび上がった。

 俺たちのチーム名。そしてこの専用艦の名前【アッシェンM】の文字が。
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