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35th 二次試験いよいよスタート
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ドンタスの話を聞いて、ルールをレグアと共におさらいする。
二次試験はバッジの取り合い。
レッドとブルーに別れる。チーム員は不明。
レグアを含む上位三名は遅れてマップに登場する。
バッジを取られたチーム員一人を、バッジを奪い返す事により一名だけリターン復活できる。
途中ドンタスが参戦するかもしれない。
ミシーハ製ロボが展開されている。
危険すぎる攻撃の類は原則禁止。
仲間同士のバッジ奪い合いも禁止。
「……こんなところかな」
「わかりやすかった。ありがとうエレット」
「あんたって要約するのうまいわよね。あたしの試験の時もいてくれればよかったのに」
「無茶言うなよ。それよりレッドになるかブルーになるか……俺はブルーだと思うな」
「えー? 何言ってるのよ。女の子なんだからレッドがいいじゃない」
「できれば一位と三位の人とは別がいい」
「なんでよ? 一位と三位が一緒なら有利じゃない?」
「その人たちを倒せば早めに片が付く」
「そっか、そういう考えもあるわね。しっかし何で一位のやつ、映らなかったのかしら」
「さぁな。それより、いよいよだぞ。十対十だが一位から三位の振り分けによっては
開幕からかなり差がでる」
と話し込んでいたところで、再びドンタスが映し出された。
「いやこりゃいけないねぇ。一つ言い忘れていたよ。
広いジャングルエリアに飛ばすわけだが、マップは自分の手に表示される認識コードで確認してもらいたい。
ある程度の地形把握はできるよ。それと付近に相手側チームがいれば、ブルーチームには赤い
ソナーが、レッドチームには青いソナーが広がる複数人なら複数のソナーが広がる。
近ければソナーの動きも速くなるからそれもヒントになるだろうねぇ。
この意味、分かる? よく確認してね」
「そうでなければ判断し辛い状況もあるってことか」
「それじゃ二次試験を始める。二十位から順番にスタート地点振り分けで展開する。
飛んだ先で直ぐ戦闘とはならないから安心して支度してほしいねぇ」
いよいよか。レグアのスタートはまだ先だ。様子を見てから行けるのも、上位者の
特典みたいなものかな。
「振り分け、出たねぇ。ランダムで生成したチームの結果、レッド九、ブルー八だねぇ」
「割れた!? この差ならあまり不利とはいえない。むしろ上位が固まった方が有利か!?」
「どうかしらね。出だしに一人少ないだけでも結構きついハンデだと思うわよ」
「それもそうか」
「おっと。残っている三名は自分がどちらのチームに振り分けられたか口外しないように。
この意味、わかる?」
「そういうの、先に言っといて欲しいわね……聞いちゃうところだったわよ」
「本当だよ。おしゃべりな人だけど肝心なところが抜けてるって感じだ」
「そうね。黙っておけばいいのね」
「見て! 映像! ちゃんと人数分映ってるわ」
映し出されたものを見ると、質感までリアルに再現されたジャングルにそれぞれが降り立っている。
真っ先に行動を開始するものもいれば、その場で座り込むものもいる。
一番近くてもかなり距離があるのだろうか。
「フラーはどいつに注目してる?」
「あの子かな。不知火って子。結構可愛いし」
「容姿の話じゃないんだけど」
「わかってないわねエレット。容姿は大事よ!」
「聞いた俺が悪かった。レグアはどうだ?」
「あのモヤモヤ」
「あれか。確かにあれは厄介だろうな」
「美味しそう」
「聞いた俺が悪かったよ……」
二次試験はバッジの取り合い。
レッドとブルーに別れる。チーム員は不明。
レグアを含む上位三名は遅れてマップに登場する。
バッジを取られたチーム員一人を、バッジを奪い返す事により一名だけリターン復活できる。
途中ドンタスが参戦するかもしれない。
ミシーハ製ロボが展開されている。
危険すぎる攻撃の類は原則禁止。
仲間同士のバッジ奪い合いも禁止。
「……こんなところかな」
「わかりやすかった。ありがとうエレット」
「あんたって要約するのうまいわよね。あたしの試験の時もいてくれればよかったのに」
「無茶言うなよ。それよりレッドになるかブルーになるか……俺はブルーだと思うな」
「えー? 何言ってるのよ。女の子なんだからレッドがいいじゃない」
「できれば一位と三位の人とは別がいい」
「なんでよ? 一位と三位が一緒なら有利じゃない?」
「その人たちを倒せば早めに片が付く」
「そっか、そういう考えもあるわね。しっかし何で一位のやつ、映らなかったのかしら」
「さぁな。それより、いよいよだぞ。十対十だが一位から三位の振り分けによっては
開幕からかなり差がでる」
と話し込んでいたところで、再びドンタスが映し出された。
「いやこりゃいけないねぇ。一つ言い忘れていたよ。
広いジャングルエリアに飛ばすわけだが、マップは自分の手に表示される認識コードで確認してもらいたい。
ある程度の地形把握はできるよ。それと付近に相手側チームがいれば、ブルーチームには赤い
ソナーが、レッドチームには青いソナーが広がる複数人なら複数のソナーが広がる。
近ければソナーの動きも速くなるからそれもヒントになるだろうねぇ。
この意味、分かる? よく確認してね」
「そうでなければ判断し辛い状況もあるってことか」
「それじゃ二次試験を始める。二十位から順番にスタート地点振り分けで展開する。
飛んだ先で直ぐ戦闘とはならないから安心して支度してほしいねぇ」
いよいよか。レグアのスタートはまだ先だ。様子を見てから行けるのも、上位者の
特典みたいなものかな。
「振り分け、出たねぇ。ランダムで生成したチームの結果、レッド九、ブルー八だねぇ」
「割れた!? この差ならあまり不利とはいえない。むしろ上位が固まった方が有利か!?」
「どうかしらね。出だしに一人少ないだけでも結構きついハンデだと思うわよ」
「それもそうか」
「おっと。残っている三名は自分がどちらのチームに振り分けられたか口外しないように。
この意味、わかる?」
「そういうの、先に言っといて欲しいわね……聞いちゃうところだったわよ」
「本当だよ。おしゃべりな人だけど肝心なところが抜けてるって感じだ」
「そうね。黙っておけばいいのね」
「見て! 映像! ちゃんと人数分映ってるわ」
映し出されたものを見ると、質感までリアルに再現されたジャングルにそれぞれが降り立っている。
真っ先に行動を開始するものもいれば、その場で座り込むものもいる。
一番近くてもかなり距離があるのだろうか。
「フラーはどいつに注目してる?」
「あの子かな。不知火って子。結構可愛いし」
「容姿の話じゃないんだけど」
「わかってないわねエレット。容姿は大事よ!」
「聞いた俺が悪かった。レグアはどうだ?」
「あのモヤモヤ」
「あれか。確かにあれは厄介だろうな」
「美味しそう」
「聞いた俺が悪かったよ……」
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