10 / 130
10th はむはむ食べる
しおりを挟む
「ふう、こんなもんか。はぁ……まさかもう戻る事になるとはなぁ。
エレミナにお土産も無いし、参ったな」
地球に戻る支度をしながら、ブツブツ言うエレット。
すると部屋に誰かが入ってくる。
「ノックしてるのに何で返事しないのよ、あんた!」
「あれ、フラー。もう掃除終わったの?」
「とっくよ、とっく。あんた、地球に戻るんだって? しょうがないから
私も行ってあげるわよ」
「いいよ別に。レグアの試験付き添いだけだから、そんな危険な任務じゃないし」
「別に危険だからついて行ってあげるわけじゃないわよ! たまたま、たまたま地球に幼児
を思い出しただけなんだから!」
「って言ってもなぁ。隊長の許可、降りなくないか?」
「ふふーんだ。もうもらったもんねー。レグアが女の子で色々困るだろうからって言ったら
簡単に降りたわ!」
「まぁ隊長ならそう言えば降りそうだけど……別にエレミナに頼めばその辺は
平気だから、隊長に俺から言っておくよ」
「ちょ、何言ってるの? エレミナちゃんだって忙しいじゃない! だから暇……じゃなかった
用事のついでに私が手伝ってあげるって言ってるの! いい!? もう決定事項だから! じゃあね!」
「一体何なんだ……フラーのやつ。ああそうか。レグアと友達になりたいんだな。
年は近そうに見えるけど……そういえばレグアっていくつくらいなんだろう」
そう思案しながら荷物をまとめて食堂へ向かう。
自分の部屋から少し移動して到着する食堂はなかなかに広い。
セイソーに配膳してもらって食べ物を不思議そうに眺めるレグアがいた。
「お待たせレグア。何してるんだ? 食べないのか?」
「これ、何。私の知ってる食べ物と全然違う」
「こちらデハ全て自動生成されタ調理デス。各星の一流シェフたちが残した調理法を
元に味を構成してイマス。とても美味しいはずデス」
「どうやって食べるの」
「セイソー。俺の分もある?」
「用意しておきマシタ。マスター、こちらデス」
「ありがと相棒。レグア、見ててくれ。こうやって……こう食べるんだ」
サジとフォークを器用に使って見せる。レグアはそれをまじまじと見て……フォークを
肉にぶっ刺した。
「こうすればいいの」
「間違っちゃいないけどもう少しゆっくり、丁寧にやろう……怖いよそれだと」
「こうでいいの」
「そう、そんな感じだ」
「……はむ……はむ……」
「ひたすらハムハム食べてる女の子って初めて見たな」
「とても可愛らしいデス。少しエレミナ様を思いだしマシタ」
「そーいやエレミナも夢中になって食べるよな。はむはむはしてないけど」
「美味しい。もっと食べたい」
「そっか。それじゃ俺のをやるよ。セイソー、代わりにパンを頼めるか」
「パン。それ、おいしいの」
「軽食だが俺はパンの方が好きだな。簡単に食べれるし」
「それ、食べてみたい。ダメかな」
「構わないよ」
「こちらをドウゾ。今は材料がなく、パンをあまり提供デキマセン。月に寄れば月光パンが
食べれマス」
「月光パン。おいしそうな名前」
「昔……は地球でも作物を育てられたんだが、今は月じゃないと育てられないんだ。
月なら途中で寄れるし、行ってみるか?」
「行ってみたい。簡単に行けるものなの」
「簡単ではありまセン。ですが我々マテリアラーズにはそれだけの技術がありマス」
「凄いのね。私には考えられない」
「それより本当にいいのか。俺たちのマテリアラーズに入団しても」
「わからない。でもそうしないとエレットと一緒にいれないから」
「そうだけど……俺たちはあちこちの星に行かなきゃいけないし、危険な任務もある。
それでもいいのか?」
「構わない。私は私がわからない。でもエレットといると私が私を知る事が出来る気がするの。
だから一緒にいたい」
食堂で淡々と話すうち、少しだけだがレグアの感情がわかる気がしてきた。
表情はぴくりとも変わらないんだけど……。
そして……「ここにいたのね。なんであんたたち、私より先に食事してるわけ?」
地球に戻る支度をすませたフラーが入ってくる。どうやら準備ができたようだ。
「どうやってその地球という星に行くの」
「それはな……」
エレミナにお土産も無いし、参ったな」
地球に戻る支度をしながら、ブツブツ言うエレット。
すると部屋に誰かが入ってくる。
「ノックしてるのに何で返事しないのよ、あんた!」
「あれ、フラー。もう掃除終わったの?」
「とっくよ、とっく。あんた、地球に戻るんだって? しょうがないから
私も行ってあげるわよ」
「いいよ別に。レグアの試験付き添いだけだから、そんな危険な任務じゃないし」
「別に危険だからついて行ってあげるわけじゃないわよ! たまたま、たまたま地球に幼児
を思い出しただけなんだから!」
「って言ってもなぁ。隊長の許可、降りなくないか?」
「ふふーんだ。もうもらったもんねー。レグアが女の子で色々困るだろうからって言ったら
簡単に降りたわ!」
「まぁ隊長ならそう言えば降りそうだけど……別にエレミナに頼めばその辺は
平気だから、隊長に俺から言っておくよ」
「ちょ、何言ってるの? エレミナちゃんだって忙しいじゃない! だから暇……じゃなかった
用事のついでに私が手伝ってあげるって言ってるの! いい!? もう決定事項だから! じゃあね!」
「一体何なんだ……フラーのやつ。ああそうか。レグアと友達になりたいんだな。
年は近そうに見えるけど……そういえばレグアっていくつくらいなんだろう」
そう思案しながら荷物をまとめて食堂へ向かう。
自分の部屋から少し移動して到着する食堂はなかなかに広い。
セイソーに配膳してもらって食べ物を不思議そうに眺めるレグアがいた。
「お待たせレグア。何してるんだ? 食べないのか?」
「これ、何。私の知ってる食べ物と全然違う」
「こちらデハ全て自動生成されタ調理デス。各星の一流シェフたちが残した調理法を
元に味を構成してイマス。とても美味しいはずデス」
「どうやって食べるの」
「セイソー。俺の分もある?」
「用意しておきマシタ。マスター、こちらデス」
「ありがと相棒。レグア、見ててくれ。こうやって……こう食べるんだ」
サジとフォークを器用に使って見せる。レグアはそれをまじまじと見て……フォークを
肉にぶっ刺した。
「こうすればいいの」
「間違っちゃいないけどもう少しゆっくり、丁寧にやろう……怖いよそれだと」
「こうでいいの」
「そう、そんな感じだ」
「……はむ……はむ……」
「ひたすらハムハム食べてる女の子って初めて見たな」
「とても可愛らしいデス。少しエレミナ様を思いだしマシタ」
「そーいやエレミナも夢中になって食べるよな。はむはむはしてないけど」
「美味しい。もっと食べたい」
「そっか。それじゃ俺のをやるよ。セイソー、代わりにパンを頼めるか」
「パン。それ、おいしいの」
「軽食だが俺はパンの方が好きだな。簡単に食べれるし」
「それ、食べてみたい。ダメかな」
「構わないよ」
「こちらをドウゾ。今は材料がなく、パンをあまり提供デキマセン。月に寄れば月光パンが
食べれマス」
「月光パン。おいしそうな名前」
「昔……は地球でも作物を育てられたんだが、今は月じゃないと育てられないんだ。
月なら途中で寄れるし、行ってみるか?」
「行ってみたい。簡単に行けるものなの」
「簡単ではありまセン。ですが我々マテリアラーズにはそれだけの技術がありマス」
「凄いのね。私には考えられない」
「それより本当にいいのか。俺たちのマテリアラーズに入団しても」
「わからない。でもそうしないとエレットと一緒にいれないから」
「そうだけど……俺たちはあちこちの星に行かなきゃいけないし、危険な任務もある。
それでもいいのか?」
「構わない。私は私がわからない。でもエレットといると私が私を知る事が出来る気がするの。
だから一緒にいたい」
食堂で淡々と話すうち、少しだけだがレグアの感情がわかる気がしてきた。
表情はぴくりとも変わらないんだけど……。
そして……「ここにいたのね。なんであんたたち、私より先に食事してるわけ?」
地球に戻る支度をすませたフラーが入ってくる。どうやら準備ができたようだ。
「どうやってその地球という星に行くの」
「それはな……」
0
お気に入りに追加
3
あなたにおすすめの小説
天使が恋を知ったとき
ハコニワ
SF
※この作品はフィクションです。
白崎聖人(しらさきまさと)はごく普通の男子高校生。しかし、ある日目覚めると同じ時間を何度も繰り返していることに気がつく。気づいているのは自分だけ。
同じクラスメイト羽衣天音(はごろもあまね)は才色兼備な美人だが、無口でまったく笑わないミステリアスな女子生徒。
タイムリープする世界を抜け出せるのはこの女子生徒を攻略しないといけない。聖人は無事この世界を抜け出せるか。
タイムリープする世界の謎と犯人を知ったとき、大切な存在に気づく。
データ・ロスト 〜未来宇宙戦争転生記
鷹来しぎ
SF
宇宙船に轢かれて死んだ少年、轢いた少女とともに宇宙帝国と戦う。
遙か未来の並行世界の少年・ユウキとして目を覚ました南勇季。勇季は職場で失敗し失意に暮れていたところ、通りかかった建築現場の事故で死んだはずだった。
目覚めたときにそばにいた少女スズランは、ユウキは彼女が起こした宇宙船事故によって重傷を負っていたのだと教えてくれる。
「一度、死なせちゃってごめんね。なんでもするから許して!」
死の淵をさまよい、目覚めたユウキには超知覚“レクトリヴ”が備わっていた。世界を書き換える力をもつ超常の能力を手に入れたユウキは、この力があれば他人から羨まれるような自分になれるのではないかと思い始める。
一方、全宇宙の支配をもくろむ帝国・ギデスがレクトリヴ能力者の独占を企んでおり、ユウキは連邦宇宙政府とギデスとの戦争に巻き込まれていくことになる。
レクトリヴ能力者として規格外であることが判明するユウキ。自身が望んだように、見返したかった知り合いや、少女スズランからの尊敬を集めていく。
黒猫のペシェは言う。
「では、キミ、幸福になりたまえよ。優れた者のみ幸福になれるのだとしたら、キミはこの宇宙で最も幸福たりえる存在だ」
キャラ紹介など: https://sepia-citron-b77.notion.site/NIL-AQ-b6666b9e57ba48c7a6faa53934dd2bab?pvs=4
コンプ厨の俺が「終わらない神ゲー」を完クリします
天かす入りおうどん
SF
生粋の完クリ厨のゲーマーである天方了は次なる完全クリアを求めて神ゲーを探していた。すると、自身のsnsや数少ない友達からとあるゲームを勧められる。
その名は"ゲンテンオブムーンクエイク"通称"無限"。
巷で噂の神ゲーに出会った了に訪れる悲劇と出会いとは――――。
『999個……回収したぞ…これでもう…終わりだろ…!』
ゲーム内のアイテムを無限に回収し続ける事を目的とする俺にとって、カンストというのは重大な物事だ。
カンストに到達する最後の1個…999個目を回収し、遂に終わったと思ったが、試しにもう1つ回収してみると……
……取れちゃった……
まさかのカンストは999ではなく9999だったのだ。
衝撃の事実に1度俺の手は完全に止まった。
だがここで諦めないのが俺がコンプ厨たる所以。
これまでにかかった多くの時間に涙し、俺はまた回収を再開するのだった。
そんな俺が今後のゲーム人生を変えるとある人物と出会い――――。
シモウサへようこそ!
一ノ宮ガユウ
ファンタジー
日本政府からあっさりと見捨てられた千葉県北部と茨城県南部。
しかし住民はといえば、元気にたくましく――というか、さして気にすることもなくフツーに暮らしていたりも。
そんな「セーグフレード領シモウサ」の防衛局司令に、若干16歳にして任命され、赴任してきた少女ルクフェネ・ティッセと、補佐に志願した地元の高校生・相馬圭が、抱え込んだコンプレックスに折り合いをつけながら成長し、そして想いを強めていく物語。
❖ルクフェネ・ティッセ❖
防衛局に司令として赴任してきた少女。アルテリウア、16歳。王族らしい。しかしその生まれをもって特別扱いされることを嫌い、自分をありのままに理解してくれることを望んでいる。おしゃれには無頓着。また、同世代との交友がなかったため、恋愛関係に疎い。
❖相馬圭 (そうま けい)❖
防衛局が置かれた取手市内に住む高校生。17歳。都内の大学へ進学する道が閉ざされたことを理由に、防衛局の補佐に志願した。少しでもルクフェネの役に立てるようになりたいと、もがく。姉・妹・母という家族構成からか、女子耐性が強い (無頓着ともいう)。
❖リバ❖
モミョ族 (外見的には長毛種の猫。尻尾が3本あって、背中にはコウモリのような大きな翼が生えており、ライオン並にでかい――が) の侵入者。不遇な種族の名誉を回復するため、手柄を立てようとしている。
❖カルナ・ウィーディルビルグ❖
セーグフレード領シモウサ総督。アルテリウア。28歳。圭から見ても相当な経歴の持ち主だが、飄々とした、とらえどころのない人物。ルクフェネとは旧知の間柄の模様。
❖コヨ・タキッシェ❖
シモウサにやってきた冒険者。ネズミかそれ近い種族の、いわゆる獣人。ルクフェネがいうには、その目的から、逸早く新たな土地にやってくることは理解できるが、査証が発行されるのが早過ぎるらしい。
❖木葉つぐみ (このは――)❖
圭の幼なじみ。17歳。圭のことが好きだが、想いを告げられないでいる。
❖二十日兎 (マルシェ)❖
正体不明のアルテリウア。シモウサには、ローブと仮面を依り代に現れる。かなり能力の高いアルテリウアと思われる。
❖精霊たち❖
下総国北部と常陸国南部の精霊たち。ケヤキちゃん、ジャモちゃん、ツムギちゃん、アヤメちゃん、カスミちゃん (+マリモちゃん)。
❖精霊たち(?)❖
シライちゃん (しらいっしー)、ウサギちゃん (兎田ぴょん)。
❖神々❖
下総国北部と常陸国南部の神々。香取の神、鹿島の神、筑波の神、牛島の神。
❖魔物(?)❖
チョーシュー・リーキ、かっぱのキューちゃん、コスモ星丸、まさかどくん、なあにちゃん。
Beyond the soul 最強に挑む者たち
Keitetsu003
SF
西暦2016年。
アノア研究所が発見した新元素『ソウル』が全世界に発表された。
ソウルとは魂を形成する元素であり、謎に包まれていた第六感にも関わる物質であると公表されている。
アノア研究所は魂と第六感の関連性のデータをとる為、あるゲームを開発した。
『アルカナ・ボンヤード』。
ソウルで構成された魂の仮想世界に、人の魂をソウルメイト(アバター)にリンクさせ、ソウルメイトを通して視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚、そして第六感を再現を試みたシミュレーションゲームである。
アルカナ・ボンヤードは現存のVR技術をはるかに超えた代物で、次世代のMMORPG、SRMMORPG(Soul Reality Massively Multiplayer Online Role-Playing Game)として期待されているだけでなく、軍事、医療等の様々な分野でも注目されていた。
しかし、魂の仮想世界にソウルイン(ログイン)するには膨大なデータを処理できる装置と通信施設が必要となるため、一部の大企業と国家だけがアルカナ・ボンヤードを体験出来た。
アノア研究所は多くのサンプルデータを集めるため、PVP形式のゲーム大会『ソウル杯』を企画した。
その目的はアノア研究所が用意した施設に参加者を集め、アルカナ・ボンヤードを体験してもらい、より多くのデータを収集する事にある。
ゲームのルールは、ゲーム内でプレイヤー同士を戦わせて、最後に生き残った者が勝者となる。優勝賞金は300万ドルという高額から、全世界のゲーマーだけでなく、格闘家、軍隊からも注目される大会となった。
各界のプロが競い合うことから、ネットではある噂が囁かれていた。それは……。
『この大会で優勝した人物はネトゲ―最強のプレイヤーの称号を得ることができる』
あるものは富と名声を、あるものは魂の世界の邂逅を夢見て……参加者は様々な思いを胸に、戦いへと身を投じていくのであった。
*お話の都合上、会話が長文になることがあります。
その場合、読みやすさを重視するため、改行や一行開けた文体にしていますので、ご容赦ください。
投稿日は不定期です
グールムーンワールド
神坂 セイ
SF
佐々木 セイ 27歳、しがないサラリーマンで4人兄妹の長男。
ある暑い日の夜、コンビニに向かう途中で光に包まれた!
気が付くと、大勢のゾンビと戦う少女たちと出会うが、みんな剣と魔法、銃もありありで戦ってる??
近未来転移SFバトルサバイバル!
これは1人の青年が荒廃した未来に転移し、グールと呼ばれる怪物たちと闘いながら、少しずつ成長して元の時代への戻り方を探し強くなっていく物語。
成り上がり最強と兄弟愛。
※一歩ずつ着実に強くなり成長しながら、最強になる物語です。
覚醒などは極力ないような展開の物語です。
話の展開はゆっくりめです。
Another Dystopia
PIERO
SF
2034年、次世代型AI「ニューマン」の誕生によって人類のあらゆる職業が略奪され、人類はニューマンとそれを開発した人間に戦争を仕掛けた。そして10年後、人類はニューマンに敗北し、ニューマンの開発者の一人、弁田聡はこの結果に嘆いた。
この未来を変えるべく、彼はタイムリープマシンを開発しこの絶望的な未来を変えるため過去へ向かう。
その道のりの先は希望か絶望か。
毎月15日と月末に話を上げる予定です。
ストックが切れたら多分投稿が遅くなります。
小説家になろうでも投稿しています。よろしければURLを参考にどうぞ。
https://ncode.syosetu.com/n0396gs/
クロラ
方正
SF
何十年、何百年経っても人々は争う事を辞める事は出来なかった。
戦う事が人間の歴史を作っていた。
そして、国家と企業は対立した。古い体制は一度は終結したが、実状は何も変わることはなかった。
それでも時代は進む、今度は資源を巡り争う。結局は時代は繰り返した。
一度は世界はまとまった、地球環境の再生と地球外への移住を目的にまとまったが長くは続くことはなかった。
世界はそれでも、争う事を望んだ。
それでも進歩はあった、戦争は集団で戦う事から個人の戦闘能力に重点を置く戦いに変わった。
戦う事でしか生きる方法を知らないユリとリュウは故郷の東京コロニーを再建するために戦い続ける。
戦闘能力という悪魔のような力で、故郷を元に戻すという事を望み、世界を灰してしまう。
信じる神もいない世界で、彼らは生きる事を選んだ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる