1,035 / 1,085
第二章 地底騒乱
第九百二十六話 魅了との戦い
しおりを挟む
耳が聞こえないという状況は目が見えないこと同意着に辛いことだ。
補聴器などで補えない状況……いわゆる全聾そして全盲。
双方ともである方を全盲ろう者というが、俺は前世において、その状況下にあった人
を知っている。
弱視であった自分などには想像を超えるような世界で生きている方だ。
そういった方に意思を伝える手段。
それは……指先、手先で相手に言葉を伝える方法であり、伝わったときの喜びはとても
大きなものだった。
その苦労を深くまで考えてしまう俺には、涙が出る程辛かったことを覚えている。
そして今、ベルベディシアが行っていた手で伝える作業は、それに近いものだった。
絶魔王という存在。
それは恐怖であり畏怖の対象、そして戦うべき相手と考えていた。
だが……なんてことはない。
元々はこいつも、ただの人の感性と同じであることが分かった。
守りたいもののために己の力を磨き上げ、雷帝という地位にまで上り詰めた女性に過ぎ
ないのだ。
そんな素晴らしい人格者に手を引かれ、俺は……「何故だ。動悸がする」
「……ベルシア。妖魔君、少しまずいかも。アルラウネから離れてるのに、魅了の影響が出
始めてるよ」
「ちょ、ちょっと! どうしてそんなに手を強く握りますの? 手が熱いですわ!」
「姉御ぉ。指示を出してくだせぇ。焼き払うんですかい? それとも薬の材料にするおつも
りで?」
「く、す、り! ベルシアも妖魔君に伝えて。斬りかかったり術で燃やしたりするんじゃな
くて。ちゃんとした対処方法で素材として入手しておきたいの!」
「そ、そうは言われましても……どうしたら伝わるか分かりませんわ。手を離してもいいです
わよね?」
「ダメだって。手を離したらアルラウネに取り込まれちゃうよ。今、妖魔君とアイジィから
見て、私たちすらあられもない姿の女性が瞳に映ってるかもしれないんだから!」
「この方が女性のあられもない姿程度でどうにかなるとは思いませんけれど?」
「性格上はでしょ? アルラウネの魅了は性格も勿論関与する。エッチな男程直ぐ籠絡し
て血液を搾り取られて死んじゃう。でもね、エンシェントアルラウネは花粉を飛ばしてその中
に男性の本能を呼び覚まさせる興奮剤作用があるものを放出してるの」
「つまり、この場にいるだけで既に危険ですわ!」
「だからそうなんだけどね。手を離さずに指定した箇所に雷撃を撃てる?」
「……当然ですわ。この雷帝ベルベディシア。殿方と手を繋いだ位で……どど、動揺なんてしませんわ!」
「凄く動揺してる。鼻血出さないでね?」
「からかうんじゃありませんわ! さぁ何処? 何処を狙えば……」
二人で何を話してるんだ? 俺の方を少し……向いてくれないか。
なぁベルベ……いや何を考えている。
俺はメルザが……あれ、樹のそばに赤い髪の少女? あれは、メルザか!?
「メル、ザ……」
「……わたくし少々怒ったかもしれませんわ」
「あはは……妖魔君、魅了うけながらもメルザって。余程大事なんだね」
「そうですわね。彼の全ては……あの無邪気に笑う少女だけのもの。わたくしには、入る
隙間も……いえ、別にわたくしが入りたいだなんて思っていないのだけれど。わたくしに
はちゃんとリンがいますもの……さぁ撃ちますわよ……?」
「や、めろ……メルザを、何故狙う?」
頭がくらくらする。
メルザは何故あんな恰好で他の……男と。
直ぐに向かわないと。あの男を切り伏せる。
しかしどうしてだ? メルザが遠くにいるのに、この手は強く俺を引き留める。
この手も、美しい手だ。
だが……離せ。
此処はそもそも何処なんだ。体が熱い。
「離して、くれ……今、そっち、に」
「しっかりなさい! これじゃ電撃なんて……そうだわ! 歯を食いしばりなさい!」
「痛ぅ……おい! 何で突然顔面を? あれ?」
何だ、今の凄い衝撃は。
平手打ちされた?
自分をつかむ美しい手の持ち主……そう、ベルベディシアだ。
頭がしゃきっとしたが、全身に電撃が走ったような感覚。
この電撃すら心地よく感じるこの状況は何だ?
目の前には確かに赤色の髪の女性……気色悪い木の枝や草、花に顔のあるような生物し
かいない。
だがなぜだろう。視線を合わせると、とても美しく見える。
あれが……「妖魔君のばっか! せっかく魅了を解いたのに!」
「姉御ぉ。近づく前にあっしもそろそろやばいですぜぃ……」
【絶魔】
「変身した? ちょ、それ以上近づいちゃダメ! 耳栓が! アイジィ、吠、え、ろ!
……だめ、間に合わない!」
俺はそっちへ行かなければ、あの美しいものを手に入れるため。
「流星!」
「は、離さないですわよ! あぁっ!」
「クオーーーーーーーーーーーーーーーン!」
「間に合った!? アイジィ! 私が合図する前に吠えようとしてたんだ!」
くっ……何かが聞こえて体が突如動かなくなった。
俺の手には今、敵の攻撃によるツルが巻き付いていて離れない。
いっそ斬り離してくれようか。
絶魔であれば容易いことだ。
そう、容易い……のに何て美しいツルなんだ。
「も、ど、れ! も、ど、れ! わ、た、く、し、の、血!」
「……そう、か」
「クルフハハハハハフリフハフ……」
奇妙な声がそこら中から児玉する。
だが、心地良い気分だ……。
「ダメーーー! ベルシア! もう離れて! アイジィのハウリングが届かなくなる!」
「これだけ近ければ……あなたがこんなところで死ぬなんて許しませんわ! あなたは人
なのだから! 人なら人らしい死に方をなさい! 雷閃光、血種魔古里の掌!」
迸る赤い血を帯びた雷撃が……俺の目の前にいた人を貫いた。
赤い髪色をした……ただの草木。
そして俺を握っていたツルは……白く透き通るような色をした、美しくも細い手。
俺はずっと幻覚を見ていたようだ。
気色悪い木、草、枝に顔があるようなでかい木々に向けて、片手を伸ばしていた。
そして、ベルベディシアの手を振り払おうと……していなかった。
その手は血まみれで俺をつかみ続けたままだった。
「助かった。ベルベディシア。もう耳栓、外すぞ。パモ、出てきてくれ。まだ気持ち悪い
感覚がある」
「ぱーみゅ! ぱみゅ!」
「ふう。まだ何か出してる。俺に作用してるもの、全部吸い込めるか?」
「ぱみゅ!」
「ヤトに一言いってやりたいよ。最初から知ってること教えてくれって。そうすりゃ別の
対処方法もあるのに……と、それはお前を隠してた俺も一緒か」
「ぱみゅ!」
パモに周囲へまき散らしていると思われる、幻覚作用を及ぼすものを吸い取ってもらう。
進化したパモは凄い。
ただでさえ便利な収納機能に……いわゆるデバフを与えるような状況を打ち消す効力をやっ
てのけるようになった。
このデバフも収納出来るってわけだ。
「ふう……ふう……血が、足りませんわぁ……」
「待って! まだ耳栓外しちゃ……」
「ベルベディシア。少し待ってろ」
「ギキイイイイイイイイイイイイイイイ!」
「うおおおおおおおおおおおおおおおお!」
「ギキィ!?」
「うおお!? びっくりした! 本当に叫んだな。魅了に弱いのは神魔解放状態の影響か」
俺は正面の木々が何となく叫ぶのを理解していた。
同等にかき消せるくらいでかい声を出してやろうと思い、思い切り声を張り上げた。
すると奴はその声にびっくりしたのか、再び人型の女性の姿へと切り替わる。
「嘘……かき消しちゃった。アイジィみたい」
「封剣、剣戒。剣も出さずに何をしようとしていたんだか。お前の姿はさぞ魅力的なのだ
ろうが、悪いな。俺にはもっと男っぽい動作で、無邪気に笑う洟垂れ少女のような子がお
似合いなんだ。いや……もう一つ出来たな」
……有難うベルベディシア。
熱心に止めてくれたその表情も魅力的だと思うぜ!
「俺の主はただ一人。いくぜティソーナ、コラーダ! 久しぶりに放つが上手くいけよ……
流星! 生罪の剣、今ここに。ペカドクルード!」
闇を打ち払う超曲刀の斬撃。三刀流になってからは練習を怠っていた。
だが、やはり一番しっくりくるのが二刀だ。
目の前にいた木、草、花をバラバラにした。
これでもう、叫ぶことは無いだろう。
こいつとは二度と戦いたくない。
もし一人で此処へ迷い込んでいたら……俺は今頃アルラウネの樹の肥料だったって
わけだ。
ゆっくりとこちらへ近づいて来るヤトカーンとアイジャック。
あれ……何か怒ってない?
「妖魔君……聞きたいことと言いたいことがわんさかあるからそこで座りなさい!」
補聴器などで補えない状況……いわゆる全聾そして全盲。
双方ともである方を全盲ろう者というが、俺は前世において、その状況下にあった人
を知っている。
弱視であった自分などには想像を超えるような世界で生きている方だ。
そういった方に意思を伝える手段。
それは……指先、手先で相手に言葉を伝える方法であり、伝わったときの喜びはとても
大きなものだった。
その苦労を深くまで考えてしまう俺には、涙が出る程辛かったことを覚えている。
そして今、ベルベディシアが行っていた手で伝える作業は、それに近いものだった。
絶魔王という存在。
それは恐怖であり畏怖の対象、そして戦うべき相手と考えていた。
だが……なんてことはない。
元々はこいつも、ただの人の感性と同じであることが分かった。
守りたいもののために己の力を磨き上げ、雷帝という地位にまで上り詰めた女性に過ぎ
ないのだ。
そんな素晴らしい人格者に手を引かれ、俺は……「何故だ。動悸がする」
「……ベルシア。妖魔君、少しまずいかも。アルラウネから離れてるのに、魅了の影響が出
始めてるよ」
「ちょ、ちょっと! どうしてそんなに手を強く握りますの? 手が熱いですわ!」
「姉御ぉ。指示を出してくだせぇ。焼き払うんですかい? それとも薬の材料にするおつも
りで?」
「く、す、り! ベルシアも妖魔君に伝えて。斬りかかったり術で燃やしたりするんじゃな
くて。ちゃんとした対処方法で素材として入手しておきたいの!」
「そ、そうは言われましても……どうしたら伝わるか分かりませんわ。手を離してもいいです
わよね?」
「ダメだって。手を離したらアルラウネに取り込まれちゃうよ。今、妖魔君とアイジィから
見て、私たちすらあられもない姿の女性が瞳に映ってるかもしれないんだから!」
「この方が女性のあられもない姿程度でどうにかなるとは思いませんけれど?」
「性格上はでしょ? アルラウネの魅了は性格も勿論関与する。エッチな男程直ぐ籠絡し
て血液を搾り取られて死んじゃう。でもね、エンシェントアルラウネは花粉を飛ばしてその中
に男性の本能を呼び覚まさせる興奮剤作用があるものを放出してるの」
「つまり、この場にいるだけで既に危険ですわ!」
「だからそうなんだけどね。手を離さずに指定した箇所に雷撃を撃てる?」
「……当然ですわ。この雷帝ベルベディシア。殿方と手を繋いだ位で……どど、動揺なんてしませんわ!」
「凄く動揺してる。鼻血出さないでね?」
「からかうんじゃありませんわ! さぁ何処? 何処を狙えば……」
二人で何を話してるんだ? 俺の方を少し……向いてくれないか。
なぁベルベ……いや何を考えている。
俺はメルザが……あれ、樹のそばに赤い髪の少女? あれは、メルザか!?
「メル、ザ……」
「……わたくし少々怒ったかもしれませんわ」
「あはは……妖魔君、魅了うけながらもメルザって。余程大事なんだね」
「そうですわね。彼の全ては……あの無邪気に笑う少女だけのもの。わたくしには、入る
隙間も……いえ、別にわたくしが入りたいだなんて思っていないのだけれど。わたくしに
はちゃんとリンがいますもの……さぁ撃ちますわよ……?」
「や、めろ……メルザを、何故狙う?」
頭がくらくらする。
メルザは何故あんな恰好で他の……男と。
直ぐに向かわないと。あの男を切り伏せる。
しかしどうしてだ? メルザが遠くにいるのに、この手は強く俺を引き留める。
この手も、美しい手だ。
だが……離せ。
此処はそもそも何処なんだ。体が熱い。
「離して、くれ……今、そっち、に」
「しっかりなさい! これじゃ電撃なんて……そうだわ! 歯を食いしばりなさい!」
「痛ぅ……おい! 何で突然顔面を? あれ?」
何だ、今の凄い衝撃は。
平手打ちされた?
自分をつかむ美しい手の持ち主……そう、ベルベディシアだ。
頭がしゃきっとしたが、全身に電撃が走ったような感覚。
この電撃すら心地よく感じるこの状況は何だ?
目の前には確かに赤色の髪の女性……気色悪い木の枝や草、花に顔のあるような生物し
かいない。
だがなぜだろう。視線を合わせると、とても美しく見える。
あれが……「妖魔君のばっか! せっかく魅了を解いたのに!」
「姉御ぉ。近づく前にあっしもそろそろやばいですぜぃ……」
【絶魔】
「変身した? ちょ、それ以上近づいちゃダメ! 耳栓が! アイジィ、吠、え、ろ!
……だめ、間に合わない!」
俺はそっちへ行かなければ、あの美しいものを手に入れるため。
「流星!」
「は、離さないですわよ! あぁっ!」
「クオーーーーーーーーーーーーーーーン!」
「間に合った!? アイジィ! 私が合図する前に吠えようとしてたんだ!」
くっ……何かが聞こえて体が突如動かなくなった。
俺の手には今、敵の攻撃によるツルが巻き付いていて離れない。
いっそ斬り離してくれようか。
絶魔であれば容易いことだ。
そう、容易い……のに何て美しいツルなんだ。
「も、ど、れ! も、ど、れ! わ、た、く、し、の、血!」
「……そう、か」
「クルフハハハハハフリフハフ……」
奇妙な声がそこら中から児玉する。
だが、心地良い気分だ……。
「ダメーーー! ベルシア! もう離れて! アイジィのハウリングが届かなくなる!」
「これだけ近ければ……あなたがこんなところで死ぬなんて許しませんわ! あなたは人
なのだから! 人なら人らしい死に方をなさい! 雷閃光、血種魔古里の掌!」
迸る赤い血を帯びた雷撃が……俺の目の前にいた人を貫いた。
赤い髪色をした……ただの草木。
そして俺を握っていたツルは……白く透き通るような色をした、美しくも細い手。
俺はずっと幻覚を見ていたようだ。
気色悪い木、草、枝に顔があるようなでかい木々に向けて、片手を伸ばしていた。
そして、ベルベディシアの手を振り払おうと……していなかった。
その手は血まみれで俺をつかみ続けたままだった。
「助かった。ベルベディシア。もう耳栓、外すぞ。パモ、出てきてくれ。まだ気持ち悪い
感覚がある」
「ぱーみゅ! ぱみゅ!」
「ふう。まだ何か出してる。俺に作用してるもの、全部吸い込めるか?」
「ぱみゅ!」
「ヤトに一言いってやりたいよ。最初から知ってること教えてくれって。そうすりゃ別の
対処方法もあるのに……と、それはお前を隠してた俺も一緒か」
「ぱみゅ!」
パモに周囲へまき散らしていると思われる、幻覚作用を及ぼすものを吸い取ってもらう。
進化したパモは凄い。
ただでさえ便利な収納機能に……いわゆるデバフを与えるような状況を打ち消す効力をやっ
てのけるようになった。
このデバフも収納出来るってわけだ。
「ふう……ふう……血が、足りませんわぁ……」
「待って! まだ耳栓外しちゃ……」
「ベルベディシア。少し待ってろ」
「ギキイイイイイイイイイイイイイイイ!」
「うおおおおおおおおおおおおおおおお!」
「ギキィ!?」
「うおお!? びっくりした! 本当に叫んだな。魅了に弱いのは神魔解放状態の影響か」
俺は正面の木々が何となく叫ぶのを理解していた。
同等にかき消せるくらいでかい声を出してやろうと思い、思い切り声を張り上げた。
すると奴はその声にびっくりしたのか、再び人型の女性の姿へと切り替わる。
「嘘……かき消しちゃった。アイジィみたい」
「封剣、剣戒。剣も出さずに何をしようとしていたんだか。お前の姿はさぞ魅力的なのだ
ろうが、悪いな。俺にはもっと男っぽい動作で、無邪気に笑う洟垂れ少女のような子がお
似合いなんだ。いや……もう一つ出来たな」
……有難うベルベディシア。
熱心に止めてくれたその表情も魅力的だと思うぜ!
「俺の主はただ一人。いくぜティソーナ、コラーダ! 久しぶりに放つが上手くいけよ……
流星! 生罪の剣、今ここに。ペカドクルード!」
闇を打ち払う超曲刀の斬撃。三刀流になってからは練習を怠っていた。
だが、やはり一番しっくりくるのが二刀だ。
目の前にいた木、草、花をバラバラにした。
これでもう、叫ぶことは無いだろう。
こいつとは二度と戦いたくない。
もし一人で此処へ迷い込んでいたら……俺は今頃アルラウネの樹の肥料だったって
わけだ。
ゆっくりとこちらへ近づいて来るヤトカーンとアイジャック。
あれ……何か怒ってない?
「妖魔君……聞きたいことと言いたいことがわんさかあるからそこで座りなさい!」
0
お気に入りに追加
98
あなたにおすすめの小説

【スキルコレクター】は異世界で平穏な日々を求める
シロ
ファンタジー
神の都合により異世界へ転生する事になったエノク。『スキルコレクター』というスキルでスキルは楽々獲得できレベルもマックスに。『解析眼』により相手のスキルもコピーできる。
メニューも徐々に開放されていき、できる事も増えていく。
しかし転生させた神への謎が深まっていき……?どういった結末を迎えるのかは、誰もわからない。

特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
[鑑定]スキルしかない俺を追放したのはいいが、貴様らにはもう関わるのはイヤだから、さがさないでくれ!
どら焼き
ファンタジー
ついに!第5章突入!
舐めた奴らに、真実が牙を剥く!
何も説明無く、いきなり異世界転移!らしいのだが、この王冠つけたオッサン何を言っているのだ?
しかも、ステータスが文字化けしていて、スキルも「鑑定??」だけって酷くない?
訳のわからない言葉?を発声している王女?と、勇者らしい同級生達がオレを城から捨てやがったので、
なんとか、苦労して宿代とパン代を稼ぐ主人公カザト!
そして…わかってくる、この異世界の異常性。
出会いを重ねて、なんとか元の世界に戻る方法を切り開いて行く物語。
主人公の直接復讐する要素は、あまりありません。
相手方の、あまりにも酷い自堕落さから出てくる、ざまぁ要素は、少しづつ出てくる予定です。
ハーレム要素は、不明とします。
復讐での強制ハーレム要素は、無しの予定です。
追記
2023/07/21 表紙絵を戦闘モードになったあるヤツの参考絵にしました。
8月近くでなにが、変形するのかわかる予定です。
2024/02/23
アルファポリスオンリーを解除しました。

お願いだから俺に構わないで下さい
大味貞世氏
ファンタジー
高校2年の9月。
17歳の誕生日に甲殻類アレルギーショックで死去してしまった燻木智哉。
高校1年から始まったハブりイジメが原因で自室に引き籠もるようになっていた彼は。
本来の明るい楽観的な性格を失い、自棄から自滅願望が芽生え。
折角貰った転生のチャンスを不意に捨て去り、転生ではなく自滅を望んだ。
それは出来ないと天使は言い、人間以外の道を示した。
これは転生後の彼の魂が辿る再生の物語。
有り触れた異世界で迎えた新たな第一歩。その姿は一匹の…

錬金術師が不遇なのってお前らだけの常識じゃん。
いいたか
ファンタジー
小説家になろうにて130万PVを達成!
この世界『アレスディア』には天職と呼ばれる物がある。
戦闘に秀でていて他を寄せ付けない程の力を持つ剣士や戦士などの戦闘系の天職や、鑑定士や聖女など様々な助けを担ってくれる補助系の天職、様々な天職の中にはこの『アストレア王国』をはじめ、いくつもの国では不遇とされ虐げられてきた鍛冶師や錬金術師などと言った生産系天職がある。
これは、そんな『アストレア王国』で不遇な天職を賜ってしまった違う世界『地球』の前世の記憶を蘇らせてしまった一人の少年の物語である。
彼の行く先は天国か?それとも...?
誤字報告は訂正後削除させていただきます。ありがとうございます。
小説家になろう、カクヨム、アルファポリスで連載中!
現在アルファポリス版は5話まで改稿中です。

幸福の魔法使い〜ただの転生者が史上最高の魔法使いになるまで〜
霊鬼
ファンタジー
生まれつき魔力が見えるという特異体質を持つ現代日本の会社員、草薙真はある日死んでしまう。しかし何故か目を覚ませば自分が幼い子供に戻っていて……?
生まれ直した彼の目的は、ずっと憧れていた魔法を極めること。様々な地へ訪れ、様々な人と会い、平凡な彼はやがて英雄へと成り上がっていく。
これは、ただの転生者が、やがて史上最高の魔法使いになるまでの物語である。
(小説家になろう様、カクヨム様にも掲載をしています。)

元34才独身営業マンの転生日記 〜もらい物のチートスキルと鍛え抜いた処世術が大いに役立ちそうです〜
ちゃぶ台
ファンタジー
彼女いない歴=年齢=34年の近藤涼介は、プライベートでは超奥手だが、ビジネスの世界では無類の強さを発揮するスーパーセールスマンだった。
社内の人間からも取引先の人間からも一目置かれる彼だったが、不運な事故に巻き込まれあっけなく死亡してしまう。
せめて「男」になって死にたかった……
そんなあまりに不憫な近藤に神様らしき男が手を差し伸べ、近藤は異世界にて人生をやり直すことになった!
もらい物のチートスキルと持ち前のビジネスセンスで仲間を増やし、今度こそ彼女を作って幸せな人生を送ることを目指した一人の男の挑戦の日々を綴ったお話です!
俺だけ永久リジェネな件 〜パーティーを追放されたポーション生成師の俺、ポーションがぶ飲みで得た無限回復スキルを何故かみんなに狙われてます!〜
早見羽流
ファンタジー
ポーション生成師のリックは、回復魔法使いのアリシアがパーティーに加入したことで、役たたずだと追放されてしまう。
食い物に困って余ったポーションを飲みまくっていたら、気づくとHPが自動で回復する「リジェネレーション」というユニークスキルを発現した!
しかし、そんな便利なスキルが放っておかれるわけもなく、はぐれ者の魔女、孤高の天才幼女、マッドサイエンティスト、魔女狩り集団、最強の仮面騎士、深窓の令嬢、王族、謎の巨乳魔術師、エルフetc、ヤバい奴らに狙われることに……。挙句の果てには人助けのために、危険な組織と対決することになって……?
「俺はただ平和に暮らしたいだけなんだぁぁぁぁぁ!!!」
そんなリックの叫びも虚しく、王国中を巻き込んだ動乱に巻き込まれていく。
無双あり、ざまぁあり、ハーレムあり、戦闘あり、友情も恋愛もありのドタバタファンタジー!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる