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第五部 主と建国せし道 第一章 ジャンカの町 闘技大会
第八百五十九話 知の魔、謎深き部屋の中でその一
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突然冥府へ繋がっているというタナトス。
そもそも冥府ってのは何処にあるんだ?
「その顔は冥府送りにされると思ってるのかな。地底から奈落、奈落から冥府という形で
階層が繋がっているんだよ。本来冥府から地底へは行けないけど、私と一緒なら行くこと
が出来る。君一人だったら……そうだね。あの世行きかな……ははは」
「はははってあのな……いや、こいつの言動にいちいち腹を立てても無駄だ。それで、冥
府から地底まで連れて行くのがお前の目的か」
「いいや。君をまず奈落に連れて行く。そこで用事が終われば地底へ連れて行ってあげる
よ。そこで起きてることを解決出来れば、君の国に帰れるんじゃない?」
「また随分と適当だな……どのみちこのままだと、海を渡る術がない。ゴマキチを出し
たって途中で消えて溺れるだろうしな……」
「そういえばシュウは一緒じゃないのか? 彼も巻き込まれた?」
「分からないんだ。シュウは闘技大会にも参加してなかった。ただ、タナトスの能力で映
すには、ちゃんとした名前を知らないと映らない。だから、ライラロさんにしろシュウに
しろ映し出すことが出来なくて」
「そうか……それなら現地に仲間がいる可能性は十分にあるな」
「ああ。あれから仲間も増えた。伝えた通りの特徴を参考にして探してみてくれないか」
コクリと頷くベルド。よし、まずは一緒に一階層を攻略してしまおう。
「ふう。上階が戻る前に一階層を攻略するつもりだね。ちなみに七階層は普通には入れな
いんだ。まぁそれは後でいいか。ヒュー。ここで待っててね」
「だえー」
一度外に出てヒューメリーを置いていくと、三人で塔の一階へ向かう。
といっても今は二階の壁面と一階しかないのだが。
「ここで戦闘はないといっていたな。どんな場所なんだ?」
「ここは知のみを用いて攻略する塔だ。入れば分かるよ」
「……ああ、分かった」
扉をゆっくり開くと……二階層とは打って変わった構造であることが直ぐに分かる。
扉は勝手にしまり、開かなくなった。
そして――「キーーッキッキッキッキ。ようこそ知の魔へ。おやぁ? どうも知恵の
無さそうな魔族が来たな。キーッキッキッキ。お前たちに僅かな知恵でもあれば楽しめるけどネ」
「入った瞬間から侮辱されてるぞ、タナトス」
「そうだね。君は発言に毒しかないからあんな風に馬鹿にされるんだよ」
「私が名指しされてるの!? 君たちじゃなく?」
「俺はともかくベルドは高い知識がある。さて。知の魔ね……」
「君たちは既に此処から出られない。精々一生を此処で終えるのもいいかもネ」
「おいベルド」
「ギガ・ネウス。両腕の暴走!」
開かなくなった扉を木っ端微塵に破壊してみせるベルド。
そうか、これも既に知恵比べなんだな。
力で粉砕出来るかどうか試せということだったに違いない。
「おい。これが問題か?」
「キーー!? 扉、破壊しないでくれないかネ? 雰囲気台無しなんだけど」
「出られないっていうから本当なのかなって。それはいいから、何すりゃいいんだ、俺たち」
「この部屋には無数の仕掛けがある。それを突破してもらおうかネ」
「ほう。仕掛けね。そいつは楽しみだ」
二階層との決定的な違い。それは外へ通じる窓のような場所がないこと。
そして、広い部屋ではなく小分けされた部屋であることだ。
正面には扉が二つ。この部屋には西の壁に文字と、机のようなものが置いてある。
まるでミステリーの部屋だな。
「手分けして調べよう。俺は机を調べてみる」
「分かった。僕は扉を」
「それじゃ私は座って待ってる……いたたっ、耳を引っ張らないで!」
「お前の耳、エルフみたいに長いんだな……タナトスは壁の文字を調べてくれ」
「ふう……仕方ない」
机を調べると、引き出し内には板状のものが一枚と、ドアノブっぽいものが一つあった。
それと、引き出しの隅っこに【死にたまえ精々避けたまえ】って書いてある。
何だこれは? 覚えておけってことか。
「ルイン。左の扉は開かない。右の扉は開くが、中にはまた色々とあるぞ」
「分かった。そっちへ行こう」
引き出しの中のものを全て持つと、右の扉へと向かう。
そこには壁に青と黄と赤のスイッチ、そして時計が一つある。
さらに部屋の東側に扉があり、そこにはドアノブがなかった。
まずはこいつを差してみるか。
ドアノブらしきものを差すと、そこが開き、中には数値を入力するような装置がある。
「タナトス。入り口の壁に何が書いてあった?」
「んーと、文字として読むような内容じゃないものかな。あしたお前は倒す死になと書いて
あったけど」
「何だって?」
【あしたお前は倒す死にな】
「見間違いじゃないのか?」
「本当だって。それより装置を押せば何か起こるんじゃないの?」
「こういうのは適当に押すとろくなことがおこらんから止めた方がいい」
「ふうん」
「どうする? 反対側の扉を破壊するか?」
「キーッキッキッキ。次破壊したら永遠に知の魔を攻略出来なくしてやるネ!」
「ちっ……仕方ない。他の手がかりを探してくる」
ここまでの情報を整理してみた。
まず板状のものはまだ使う場所が見当たらない。
他に落ちてるものやヒントもなかった。
そうすると壁に書いてある文字、【あしたお前は倒す死にな】と【死にたまえ精々避け
たまえ】この二つを組み合わせてどうにかするということになる。
「いや待てよ……死にたまえ……避けたまえか。あしたお前は倒す死になからしにたまえ
を抜くと……あおはおすな……か。タナトス。青以外のスイッチを押してくれな……あ!
おまっ、何で勝手に押してんだよ!」
タナトスはよりによって青スイッチを勝手に押していた。
突然ガタンという音と共に、地面から気持ち悪い生物が飛び出す!
「あはは……押しちゃった」
「お前な! 封剣!」
「ヴァーーーーーーー!」
よりによってグールじゃないか。こんなところでグールとか嫌がらせホラーハウスかよ!
「赤閃! ……くそ、不死者に斬撃って……そうだ。おいティソーナ、あれやるぞ!」
「何でごじゃろ。久しぶりに語り掛けたと思ったらゾンビの相手でごじゃろ!? 斬りた
くないでごじゃろ!」
「言ってる場合か! 救罪の剣、サルバシオン!」
俺は救の文字をグールに叩き込むと、「ヴァーーー」と悲しそうな声を挙げて消滅する。
心臓に悪いからもう出て来ないで欲しい……。
「さすがだね。ティソーナ固有の技か。全部使えるの?」
「ごまかすんじゃない。いいか、勝手に押したりするなよ!」
「分かったよ。それで、黄色と赤色を押せばいいの?」
「ああ」
タナトスが黄色と赤色のスイッチを押すと、背後の方でギィーという音が聞こえた。
左側の扉が開いたのだろう。
俺たち三人は踵を翻して、そちらの扉へと向かった。
そもそも冥府ってのは何処にあるんだ?
「その顔は冥府送りにされると思ってるのかな。地底から奈落、奈落から冥府という形で
階層が繋がっているんだよ。本来冥府から地底へは行けないけど、私と一緒なら行くこと
が出来る。君一人だったら……そうだね。あの世行きかな……ははは」
「はははってあのな……いや、こいつの言動にいちいち腹を立てても無駄だ。それで、冥
府から地底まで連れて行くのがお前の目的か」
「いいや。君をまず奈落に連れて行く。そこで用事が終われば地底へ連れて行ってあげる
よ。そこで起きてることを解決出来れば、君の国に帰れるんじゃない?」
「また随分と適当だな……どのみちこのままだと、海を渡る術がない。ゴマキチを出し
たって途中で消えて溺れるだろうしな……」
「そういえばシュウは一緒じゃないのか? 彼も巻き込まれた?」
「分からないんだ。シュウは闘技大会にも参加してなかった。ただ、タナトスの能力で映
すには、ちゃんとした名前を知らないと映らない。だから、ライラロさんにしろシュウに
しろ映し出すことが出来なくて」
「そうか……それなら現地に仲間がいる可能性は十分にあるな」
「ああ。あれから仲間も増えた。伝えた通りの特徴を参考にして探してみてくれないか」
コクリと頷くベルド。よし、まずは一緒に一階層を攻略してしまおう。
「ふう。上階が戻る前に一階層を攻略するつもりだね。ちなみに七階層は普通には入れな
いんだ。まぁそれは後でいいか。ヒュー。ここで待っててね」
「だえー」
一度外に出てヒューメリーを置いていくと、三人で塔の一階へ向かう。
といっても今は二階の壁面と一階しかないのだが。
「ここで戦闘はないといっていたな。どんな場所なんだ?」
「ここは知のみを用いて攻略する塔だ。入れば分かるよ」
「……ああ、分かった」
扉をゆっくり開くと……二階層とは打って変わった構造であることが直ぐに分かる。
扉は勝手にしまり、開かなくなった。
そして――「キーーッキッキッキッキ。ようこそ知の魔へ。おやぁ? どうも知恵の
無さそうな魔族が来たな。キーッキッキッキ。お前たちに僅かな知恵でもあれば楽しめるけどネ」
「入った瞬間から侮辱されてるぞ、タナトス」
「そうだね。君は発言に毒しかないからあんな風に馬鹿にされるんだよ」
「私が名指しされてるの!? 君たちじゃなく?」
「俺はともかくベルドは高い知識がある。さて。知の魔ね……」
「君たちは既に此処から出られない。精々一生を此処で終えるのもいいかもネ」
「おいベルド」
「ギガ・ネウス。両腕の暴走!」
開かなくなった扉を木っ端微塵に破壊してみせるベルド。
そうか、これも既に知恵比べなんだな。
力で粉砕出来るかどうか試せということだったに違いない。
「おい。これが問題か?」
「キーー!? 扉、破壊しないでくれないかネ? 雰囲気台無しなんだけど」
「出られないっていうから本当なのかなって。それはいいから、何すりゃいいんだ、俺たち」
「この部屋には無数の仕掛けがある。それを突破してもらおうかネ」
「ほう。仕掛けね。そいつは楽しみだ」
二階層との決定的な違い。それは外へ通じる窓のような場所がないこと。
そして、広い部屋ではなく小分けされた部屋であることだ。
正面には扉が二つ。この部屋には西の壁に文字と、机のようなものが置いてある。
まるでミステリーの部屋だな。
「手分けして調べよう。俺は机を調べてみる」
「分かった。僕は扉を」
「それじゃ私は座って待ってる……いたたっ、耳を引っ張らないで!」
「お前の耳、エルフみたいに長いんだな……タナトスは壁の文字を調べてくれ」
「ふう……仕方ない」
机を調べると、引き出し内には板状のものが一枚と、ドアノブっぽいものが一つあった。
それと、引き出しの隅っこに【死にたまえ精々避けたまえ】って書いてある。
何だこれは? 覚えておけってことか。
「ルイン。左の扉は開かない。右の扉は開くが、中にはまた色々とあるぞ」
「分かった。そっちへ行こう」
引き出しの中のものを全て持つと、右の扉へと向かう。
そこには壁に青と黄と赤のスイッチ、そして時計が一つある。
さらに部屋の東側に扉があり、そこにはドアノブがなかった。
まずはこいつを差してみるか。
ドアノブらしきものを差すと、そこが開き、中には数値を入力するような装置がある。
「タナトス。入り口の壁に何が書いてあった?」
「んーと、文字として読むような内容じゃないものかな。あしたお前は倒す死になと書いて
あったけど」
「何だって?」
【あしたお前は倒す死にな】
「見間違いじゃないのか?」
「本当だって。それより装置を押せば何か起こるんじゃないの?」
「こういうのは適当に押すとろくなことがおこらんから止めた方がいい」
「ふうん」
「どうする? 反対側の扉を破壊するか?」
「キーッキッキッキ。次破壊したら永遠に知の魔を攻略出来なくしてやるネ!」
「ちっ……仕方ない。他の手がかりを探してくる」
ここまでの情報を整理してみた。
まず板状のものはまだ使う場所が見当たらない。
他に落ちてるものやヒントもなかった。
そうすると壁に書いてある文字、【あしたお前は倒す死にな】と【死にたまえ精々避け
たまえ】この二つを組み合わせてどうにかするということになる。
「いや待てよ……死にたまえ……避けたまえか。あしたお前は倒す死になからしにたまえ
を抜くと……あおはおすな……か。タナトス。青以外のスイッチを押してくれな……あ!
おまっ、何で勝手に押してんだよ!」
タナトスはよりによって青スイッチを勝手に押していた。
突然ガタンという音と共に、地面から気持ち悪い生物が飛び出す!
「あはは……押しちゃった」
「お前な! 封剣!」
「ヴァーーーーーーー!」
よりによってグールじゃないか。こんなところでグールとか嫌がらせホラーハウスかよ!
「赤閃! ……くそ、不死者に斬撃って……そうだ。おいティソーナ、あれやるぞ!」
「何でごじゃろ。久しぶりに語り掛けたと思ったらゾンビの相手でごじゃろ!? 斬りた
くないでごじゃろ!」
「言ってる場合か! 救罪の剣、サルバシオン!」
俺は救の文字をグールに叩き込むと、「ヴァーーー」と悲しそうな声を挙げて消滅する。
心臓に悪いからもう出て来ないで欲しい……。
「さすがだね。ティソーナ固有の技か。全部使えるの?」
「ごまかすんじゃない。いいか、勝手に押したりするなよ!」
「分かったよ。それで、黄色と赤色を押せばいいの?」
「ああ」
タナトスが黄色と赤色のスイッチを押すと、背後の方でギィーという音が聞こえた。
左側の扉が開いたのだろう。
俺たち三人は踵を翻して、そちらの扉へと向かった。
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