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第五部 主と建国せし道 第一章 ジャンカの町 闘技大会
第八百七話 闘技大会一日前、嬉しい箱の依頼品
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――闘技大会一日前。
いよいよ明日という事もあり、自分の体の調子を確かめてみる。
この世界にきて一体どれ程の年月が過ぎたのだろうか。
外見は……さほど変わっていないように思える。
それもそのはず。俺は妖魔。
魔族とはそもそも、人間とは体の構造が大きく異なる……らしい。
自覚がないのでさっぱりなのだが、創造される過程で、細胞一つ一つにおける組織の強さが
けた違いらしい。
だからこそ、老化が非常に遅く、細胞の作り替えも人間程頻繁では無いようだ。
「よしパモ。今日は武器と防具を引き取りに行くぞ!」
「ぱーみゅ!」
パモをもふ撫でしながら自分専用の寝室を後にすると、まずはメルザの下へ。
もうメルザは女王なので、一室専用部屋がある。
とはいえしょっちゅう手を繋いで寝たがるのだが、今はカルネもいるので割と大丈夫。
甘えん坊メルザの卒業は近い。
部屋へ赴き早速顔を覗きに行くと……ジェネストが困り果てていた。
「うーん。もうちょっと」
「メルちゃん。起きて、メルちゃん」
「……これ、立場逆じゃないか」
「そのようですね……」
我が主は、カルネに鼻をつままれながらもまだ眠っていた。
そして……カルネは既によちよち歩きをして動き回っている。
クウの成長っぷりも驚かされたが、カルネはそれの上をいく存在だ。
「仕方ない。連れてくか」
「何を言っているのですか。私がディーン様を連れて行きます!」
「嫌! ツイン、抱っこ」
「だそうだ。悪いなジェネスト。少し位散歩してもいいだろ?」
「……仕方ありません。私も同行します。クリムゾン。あなたは主を
見ていなさい」
「やれやれ。今日は殿方殿と一戦するのを楽しみにしているのだが?」
「大丈夫、そろそろ目を覚ます……と思うけど。ルーン国側で団子でも買ってくるからさ。戻った
ら交代しよう」
「ふっ……楽しみにしておりますぞ」
武器防具屋に行く前に、ルーン国内にある団子屋へ向かった。
こっちが本店。ジャンカの町は支店だ。
モギさんは相変わらず元気よく、朝から団子を売っている。
お客は朝だろうと昼だろうと多いが、夜はやっていない。
「お早う。三色団子を。クリムゾンとメルザ用に持ち帰りもだ」
「お早うございます。ルインさん、いよいよ明日ですね! 頑張って下さい!」
「ああ。負けるわけにはいかないが、どうかな」
「そんなぁ。戦う前から弱気だなんて、ルインさんらしくもない」
「今回は相手が悪いからな。修行は続けてたけど、運もある」
何せ初戦はバトルロイヤル形式だ。
仮に運悪くテンガジュウ、ビローネと当たったら確実に俺を仕留めに来る
だろう。
そうなったら詰み。いやいやむしろ……大会企画者なんて恰好の的だ。
「あらら……落ち込ませちゃいましたね……はいこれ。新作です!」
「ん? 頼んでないがいいのか?」
「ええ。ルインさんが持ってきてくれた、珈琲もどき? というのを練り込んで
作ってみた、命名! 珈琲団子です!」
「ツイン。食べる、カルネ、ちょうだい」
「ダーメ。カルネにはまだ早い」
「そうですディーン様! あなたがこんな場所に連れて来るからですよ!」
「うっ……それは、その通りです……」
「あははっ……そんな物って……ちょっと酷い」
しょげながらも団子を差し出してくれるモギさん。
カルネが手を伸ばすので、仕方なくジェネストにカルネを預けた。
新作、泥団子みたいなんですが……いやいや、口にすまい。
食べてみると、芳醇な珈琲店…というより珈琲牛乳味だな、これは。
「美味い。ベルローゼ先生が食べたら喜びそうな味だ……あっ」
その名前はここでも禁句だった。
モギさんは頬を染め口に手を当てている。
このワードを口にするたびに見る光景だ。もう慣れたけど。
……先生は一体どこにいるのやら。
「今日のお代はいいですよ。女王様への献上品です!」
「そういうわけにはいかないだろ」
「いいんですよ。なんせ……明日の団子、予約だけで千本ですから」
「千本!? 作れるのか? それは」
「大丈夫です! 仕込みも済んでますからね。アネスタさんのお陰で」
「氷術か。俺も協力できればいいんだけど」
「何言ってるんですか。それじゃ、お皿をかたしますね。またね、カルネちゃん」
「モギ、お鼻、お鼻」
「これはお鼻じゃなくて団子!」
どうにも鼻をもぎ取るのが好きなカルネ。これはどうにか正しておかないと。
きっとジェネストだと鼻が見えないから嫌なのだろう。
今度鼻付きの仮面でも買ってやるか。
「さて。団子を食ってもやっぱ反応無いな」
「ベリアルが出て来ない事に心当たりは?」
「あるとするなら……ロキかな。だが、もっと前から少しおかしかった」
「例の手紙ですか。一体何をされたのか、心当たりは?」
考えてみれば奴は、魔王がどうのとか、憤怒がどうとか指摘された。
わからない。奴の狙いが。
考えても仕方ない。カルネを預けて、今は闘技場前の武器防具店へ行こう。
――団子を持ち帰り、カルネを預けたジェネストとクリムゾンを交代。
ジャンカの町へと向かう。
泉から外に出てしばらく歩くと――「賑やかですな。殿方殿」
「既にお祭り状態だ。これは……警備も大変そうだな」
ジャンカの町は既にお祭りだった。
それもそのはず。全世界から人々が集まり、昨日とは打って変わっての
状況。店という店が大繁盛している。
「明日、売り物残ってるのか、これ」
「食事処は平気でしょう。小物などは全て売り切れているでしょうな」
「武器防具屋はまだ開いてない。闘技場もまだ、施錠してるからな。
闘技場の門は俺が開けないといけないんだ」
「まずは武器防具屋へ向かいましょう」
クリムゾンと人をかき分けながら武器防具屋まで向かう。
既に……闘技大会参加者らしき者たちが見学しているのが見えた。
おお。強そうなのもいる。
だが、常闇のカイナと思われるような奴はさすがにいないか……。
武器防具屋は闘技場の外周。町の入り口寄りにある。
広さでいうなら武器防具屋両方合わせて百平米程の横長な店。
早速中に入る……と言っても俺だから入れるのだが。
「ルインお兄ちゃん! お早う。子供はいいの?」
「大丈夫。ニーメ、それにアルカーンさんも居たのか」
「当然だ。この不格好な時計の最終整備をしにきた。どのような時計でも手は抜けん」
……アルカーンさんが不格好と言う、武器と防具の文字盤時計だ。
俺はいいデザインだと思うんだけどな。武器防具屋らしくて。
周りの装飾は甲冑っぽくしてある、かなり大きめの時計だ。
剣を十二時、槍を六時に仕立て上げた作品。
それぞれの刻限になると、ちゃんと剣部分などが動作する機能がついている。
購買欲をそそるためだ。
「配置も予定通りのようだな。カーィはいないのか」
「カーィお姉ちゃん、ルーン国でまだ何か作ってるよ」
「おいおい。もうじき店を開けるんだろ。よくやるな……」
肝心のカーィは居ないが……そのカーィの店を見習った商品の配置方法。
左が武器、右が防具屋であることは鉄則として、左の武器は種類毎に陳列。
そして、それぞれの武器にどういった性格が適しているのか。
これが明記されている。
それだけでも勉強になるわけだ。
あらゆる種類の武器が売られているし、どれも自由に手にとりみてもいい。
その代わり、グリップはついておらず、頑丈な鎖もついている。
これにも理由がある。
グリップを売るため……決して配線商法などではない。
気に入ったグリップを買ってもらうためだ!
「お兄ちゃん? 拳を握りしめてどうしたの?」
「いや何でもないんだ。大人の事情ってやつを少々考えていてな」
「それ知ってるよ! いっぱい儲かったらお店をもっと大きく出来る……だよね!」
「あ、ああ。その通りだぞニーメ。武器作りたいマニアのカーィから聞いたのか」
「うん。素材を購入するのにすっごくお金が掛かったから、ここで取り戻すよ、先輩! って」
「そういえばニーメは先輩なんだよな……さて、そろそろ俺の武器と防具を用意
してもらおうか」
「うん。実演販売? だっけ。頑張ってね!」
「任せておけ! 一杯客を呼んできてやる」
「……よいしょっと。はい。お兄ちゃんから依頼された装備が入ってる、宝箱!」
これは! 何て懐かしい物を引っ張り出してくれたんだ、ニーメ。
こいつは……古の時代に俺とメルザが持ち帰った、宝箱風呂じゃないか。
嬉しい事をしてくれるな。
いよいよ明日という事もあり、自分の体の調子を確かめてみる。
この世界にきて一体どれ程の年月が過ぎたのだろうか。
外見は……さほど変わっていないように思える。
それもそのはず。俺は妖魔。
魔族とはそもそも、人間とは体の構造が大きく異なる……らしい。
自覚がないのでさっぱりなのだが、創造される過程で、細胞一つ一つにおける組織の強さが
けた違いらしい。
だからこそ、老化が非常に遅く、細胞の作り替えも人間程頻繁では無いようだ。
「よしパモ。今日は武器と防具を引き取りに行くぞ!」
「ぱーみゅ!」
パモをもふ撫でしながら自分専用の寝室を後にすると、まずはメルザの下へ。
もうメルザは女王なので、一室専用部屋がある。
とはいえしょっちゅう手を繋いで寝たがるのだが、今はカルネもいるので割と大丈夫。
甘えん坊メルザの卒業は近い。
部屋へ赴き早速顔を覗きに行くと……ジェネストが困り果てていた。
「うーん。もうちょっと」
「メルちゃん。起きて、メルちゃん」
「……これ、立場逆じゃないか」
「そのようですね……」
我が主は、カルネに鼻をつままれながらもまだ眠っていた。
そして……カルネは既によちよち歩きをして動き回っている。
クウの成長っぷりも驚かされたが、カルネはそれの上をいく存在だ。
「仕方ない。連れてくか」
「何を言っているのですか。私がディーン様を連れて行きます!」
「嫌! ツイン、抱っこ」
「だそうだ。悪いなジェネスト。少し位散歩してもいいだろ?」
「……仕方ありません。私も同行します。クリムゾン。あなたは主を
見ていなさい」
「やれやれ。今日は殿方殿と一戦するのを楽しみにしているのだが?」
「大丈夫、そろそろ目を覚ます……と思うけど。ルーン国側で団子でも買ってくるからさ。戻った
ら交代しよう」
「ふっ……楽しみにしておりますぞ」
武器防具屋に行く前に、ルーン国内にある団子屋へ向かった。
こっちが本店。ジャンカの町は支店だ。
モギさんは相変わらず元気よく、朝から団子を売っている。
お客は朝だろうと昼だろうと多いが、夜はやっていない。
「お早う。三色団子を。クリムゾンとメルザ用に持ち帰りもだ」
「お早うございます。ルインさん、いよいよ明日ですね! 頑張って下さい!」
「ああ。負けるわけにはいかないが、どうかな」
「そんなぁ。戦う前から弱気だなんて、ルインさんらしくもない」
「今回は相手が悪いからな。修行は続けてたけど、運もある」
何せ初戦はバトルロイヤル形式だ。
仮に運悪くテンガジュウ、ビローネと当たったら確実に俺を仕留めに来る
だろう。
そうなったら詰み。いやいやむしろ……大会企画者なんて恰好の的だ。
「あらら……落ち込ませちゃいましたね……はいこれ。新作です!」
「ん? 頼んでないがいいのか?」
「ええ。ルインさんが持ってきてくれた、珈琲もどき? というのを練り込んで
作ってみた、命名! 珈琲団子です!」
「ツイン。食べる、カルネ、ちょうだい」
「ダーメ。カルネにはまだ早い」
「そうですディーン様! あなたがこんな場所に連れて来るからですよ!」
「うっ……それは、その通りです……」
「あははっ……そんな物って……ちょっと酷い」
しょげながらも団子を差し出してくれるモギさん。
カルネが手を伸ばすので、仕方なくジェネストにカルネを預けた。
新作、泥団子みたいなんですが……いやいや、口にすまい。
食べてみると、芳醇な珈琲店…というより珈琲牛乳味だな、これは。
「美味い。ベルローゼ先生が食べたら喜びそうな味だ……あっ」
その名前はここでも禁句だった。
モギさんは頬を染め口に手を当てている。
このワードを口にするたびに見る光景だ。もう慣れたけど。
……先生は一体どこにいるのやら。
「今日のお代はいいですよ。女王様への献上品です!」
「そういうわけにはいかないだろ」
「いいんですよ。なんせ……明日の団子、予約だけで千本ですから」
「千本!? 作れるのか? それは」
「大丈夫です! 仕込みも済んでますからね。アネスタさんのお陰で」
「氷術か。俺も協力できればいいんだけど」
「何言ってるんですか。それじゃ、お皿をかたしますね。またね、カルネちゃん」
「モギ、お鼻、お鼻」
「これはお鼻じゃなくて団子!」
どうにも鼻をもぎ取るのが好きなカルネ。これはどうにか正しておかないと。
きっとジェネストだと鼻が見えないから嫌なのだろう。
今度鼻付きの仮面でも買ってやるか。
「さて。団子を食ってもやっぱ反応無いな」
「ベリアルが出て来ない事に心当たりは?」
「あるとするなら……ロキかな。だが、もっと前から少しおかしかった」
「例の手紙ですか。一体何をされたのか、心当たりは?」
考えてみれば奴は、魔王がどうのとか、憤怒がどうとか指摘された。
わからない。奴の狙いが。
考えても仕方ない。カルネを預けて、今は闘技場前の武器防具店へ行こう。
――団子を持ち帰り、カルネを預けたジェネストとクリムゾンを交代。
ジャンカの町へと向かう。
泉から外に出てしばらく歩くと――「賑やかですな。殿方殿」
「既にお祭り状態だ。これは……警備も大変そうだな」
ジャンカの町は既にお祭りだった。
それもそのはず。全世界から人々が集まり、昨日とは打って変わっての
状況。店という店が大繁盛している。
「明日、売り物残ってるのか、これ」
「食事処は平気でしょう。小物などは全て売り切れているでしょうな」
「武器防具屋はまだ開いてない。闘技場もまだ、施錠してるからな。
闘技場の門は俺が開けないといけないんだ」
「まずは武器防具屋へ向かいましょう」
クリムゾンと人をかき分けながら武器防具屋まで向かう。
既に……闘技大会参加者らしき者たちが見学しているのが見えた。
おお。強そうなのもいる。
だが、常闇のカイナと思われるような奴はさすがにいないか……。
武器防具屋は闘技場の外周。町の入り口寄りにある。
広さでいうなら武器防具屋両方合わせて百平米程の横長な店。
早速中に入る……と言っても俺だから入れるのだが。
「ルインお兄ちゃん! お早う。子供はいいの?」
「大丈夫。ニーメ、それにアルカーンさんも居たのか」
「当然だ。この不格好な時計の最終整備をしにきた。どのような時計でも手は抜けん」
……アルカーンさんが不格好と言う、武器と防具の文字盤時計だ。
俺はいいデザインだと思うんだけどな。武器防具屋らしくて。
周りの装飾は甲冑っぽくしてある、かなり大きめの時計だ。
剣を十二時、槍を六時に仕立て上げた作品。
それぞれの刻限になると、ちゃんと剣部分などが動作する機能がついている。
購買欲をそそるためだ。
「配置も予定通りのようだな。カーィはいないのか」
「カーィお姉ちゃん、ルーン国でまだ何か作ってるよ」
「おいおい。もうじき店を開けるんだろ。よくやるな……」
肝心のカーィは居ないが……そのカーィの店を見習った商品の配置方法。
左が武器、右が防具屋であることは鉄則として、左の武器は種類毎に陳列。
そして、それぞれの武器にどういった性格が適しているのか。
これが明記されている。
それだけでも勉強になるわけだ。
あらゆる種類の武器が売られているし、どれも自由に手にとりみてもいい。
その代わり、グリップはついておらず、頑丈な鎖もついている。
これにも理由がある。
グリップを売るため……決して配線商法などではない。
気に入ったグリップを買ってもらうためだ!
「お兄ちゃん? 拳を握りしめてどうしたの?」
「いや何でもないんだ。大人の事情ってやつを少々考えていてな」
「それ知ってるよ! いっぱい儲かったらお店をもっと大きく出来る……だよね!」
「あ、ああ。その通りだぞニーメ。武器作りたいマニアのカーィから聞いたのか」
「うん。素材を購入するのにすっごくお金が掛かったから、ここで取り戻すよ、先輩! って」
「そういえばニーメは先輩なんだよな……さて、そろそろ俺の武器と防具を用意
してもらおうか」
「うん。実演販売? だっけ。頑張ってね!」
「任せておけ! 一杯客を呼んできてやる」
「……よいしょっと。はい。お兄ちゃんから依頼された装備が入ってる、宝箱!」
これは! 何て懐かしい物を引っ張り出してくれたんだ、ニーメ。
こいつは……古の時代に俺とメルザが持ち帰った、宝箱風呂じゃないか。
嬉しい事をしてくれるな。
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