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第五章 親愛なるものたちのために
第七百七十六話 逃れの力
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「汝、逃れを求める者よ。汝の欲するは逃れの力。だが、汝が私恨や故意に、他者を
殺める者であってはならない。全てはせざる負えぬ事情。やるせなさとやりきれ
ぬ思いの狭間で生きる、彼の者たちと共に、生きねばならぬ」
……なんだ。何を言っているんだ? 逃れを求める者? 人を殺める者じゃない?
どういう意味なんだ? ……だめだ。考える間もなく、声が響き続ける。
「逃げて逃げて行きつく先。追われて逃げて追われて逃げて。
心休まるために行きつく先。三つの逃れられる町があった。
その一つに辿り着きし汝の道。その名もラモト。
かの地は伝説となり、生み出されし力は、燃え盛る炎に油を幾重にも施した、猛き
炎の力也。さぁ勇気を出し、彼の地の敵を討ち滅ぼさん。
そして、安息を手にするのだ――」
……聴こえてきた声は、そこで途切れた。
「伝書の力……ラモト……三つの町? 逃れたってどういうことだ」
ぽつりと呟くと、ラモトの言葉に反応したのか、俺の
体へは、青白い炎のような文字がびっしりと刻まれていく。
その文字からは、ほとばしるような青白い炎が時折噴き出てくる。
どうすれば――そう考えていた時だった。
「見つけたぞ。こっちだ! 取り囲め。惨殺しろ!」
突如、聖職者のようないで立ちをした者が、こちらを示して
号令をかける。
なんなんだ、一体。この町を焼いたのはこいつらか?
「油をまけ。燃やせ。根絶やしにしろ!」
「おい。一体何を……」
「逃れの者に触れるな! 触れた者は同罪。全て処刑だ!」
指示を出している身なりのいい者。
そいつへちょっと待ってくれと手をかざした時だった。
その手から青白い炎の文字が飛び出していき、指示をしていた
男を青白い炎が巻き付くようにして、燃やしていく。
俺は……ただ手をかざしただけなのに。
「ギャアアアーーーーー!」
「北天猟騎団のドージル様が一瞬で消し炭にされた!」
「逃げろ! 殺されるぞ!」
一瞬で消し炭へとされた指示者。指示を出すものを失い、我先にと逃げ出す
火を放っていた者たち。
再び頭の中に声が鳴り響く……。
「汝の力は未だ解放されず。逃れの力は逃げる力。
災いが降り注ぐ時、真の力が蘇る。さぁ、後方にある千の兵を
薙ぎ払え。汝が力を呼び覚ませ。その名も」
「よせ……やめろ。やめろ!」
俺は必死に抵抗しようとした。だが、体は俺の体じゃない。
勝手に動き、その手を背後へ向ける。
後方からは武装した兵士がこちらへ向かって来るのが見える。
【ギルアデ】
俺の全身へ渦巻いていた青白い炎の文字が、全て解き放たれる。
かざされた手から……はるか後方に、上空へ立ち上る渦を巻いた巨大な青白い炎の
塊が見えた。
俺が……放ったのか。あんな恐ろしい炎を。
なんという力だ。
こんな技、使用したら周囲一面全て焦土と化してしまう。
これが伝書の力……まともに使いこなせる自信が……ない。
後方の兵士全てが消滅したため、周囲の瓦礫や焼け跡から、人々が現れる。
「私たち、助かった? あの炎は何?」
「あいつらきっと、持ってきた油に引火させたんだ! 俺たちはこれで平和に暮らせる!」
「急いで火を消しましょう! あなたも協力して!」
「……ああ」
隠れていた人、傷だらけの人、瀕死のような人を支える人……人、人、人……。
そこには多くの人がいた。
それから俺は――彼らと協力して火を消し止めた。
いや……その火を体へと吸い込ませていった。
周囲から焦げ臭さは無くなり、生存者が皆、集まって来る。
「我らは心を一つにし、彼の地を安息の地にしよう」
「私たちはただ、安息に暮らしたかっただけなのに」
「一体何の罪があるっていうんだ。俺たちは、誰も殺したくて殺したりしていない」
「災禍を逃れ、ようやく辿り着いたんだ。守り通してみせる。絶対に」
知らない者たちは次々に口を揃えて喋り出す。
俺はその時……喋る者たちの背後に泉がある事に気づいた。
これは……命真水か?
一人、その場所まで歩くと自分の顔を覗き見る。
髪は紅色。瞳も紅色。細身で美しい顔だ。
どことなく、メルザのような顔をしている風にも見える。
こいつは……アルカイオス幻魔じゃないのか。
地上で生き残り、逃げていた?
或いは地上へ出て、戦果に巻き込まれたのか。
じっと覗き見ていると――泉に映るソレの口許が勝手に動く。
「俺の力、お前に託す。最も強い幻魔の三種。ラモト、ベツェル、ゴラン。
お前のように、命を尊む者にこそふさわしい。安息を求めるためには力がいる。
お前が安息を手に入る事、祈っているよ――」
すると、今度は手を伸ばしていないのに、泉に手が映り出し……俺は
泉へと引き込まれていった……。
そして……「はっ!? ……はぁ……はぁ……何だ、今のは……夢?
いや、どう考えても夢じゃ……」
外を見ると、もう日が昇り始めていた。そんなにも時間が経過していたのか。
眠気は感じない。
伝書は……ある。
再び伝書を読もうと中を確認すると、文字が一つ残らず無くなっていた。
最後に背表紙を見ると、終わりと書かれた部分がある。
それを見た途端、伝書は崩れ落ちるように消えてなくなってしまう。
これで読み解いたという事なのだろうか。
起きるにはまだ早いが……もしあの力が身に着いたのなら危険極まりない
事はわかる。
何せ俺が何も意図していないのに、あの人物を焼いた光景を見た。
発動させるのは控えた方がいいだろう。
しかし、もし発動するだけで危険なら、ランスロットさんはそれを伝えていたはずだ。
わかっていない伝書の効果の類なのだろうか。
それに最後、映し出された顔。
あれはアルカイオス幻魔に相違ないだろう。
同じような力が三つと言っていたが、伝書はそれだけしかないのか?
だとするとアークとランスロットさんだけで終わってしまう。
それはきっと違うな。
……何かもっと、伝書に関する知識となるものがないか……そういえばこの部屋は
ランスロットさんの息子の部屋……ということだったか。
案外本とか置いてあったりしないかな……。
少し確認すると……ボロボロの本があることに目が止まる。
これは……勝手に触ったらまずいかな。
だが、どうしても気になる。少しだけ……見させてもらうか。
ボロボロの本を手に取ると、それは日記のようだった。
最初の方は成人してまもなくの事や、恋人の馴れ初めで、ちょっと見ては
いけないと思い、すっ飛ばしていった。
いたたまれない程その人の事が好きであるような内容だったからだ。
こういうのは亡くなった後も見るべきではない。
頁を飛ばしていくと、気になる文章を見つけた。
――シフティス大陸歴五三五ニ年。
父上の持つ旧約の力は、やはり新約を遥かに陵駕する。
私にあれを継ぐ資格はあるのだろうか。
あれほどの力があっても、絶魔王が持つシュケムの力には及ばないという。
運よく見つけた私の伝書は、どのような力なのか。
それを読み解く日が楽しみだ――。
……ランスロットさんの息子も、伝書を持っていた?
俺は気になり、更に続きを読む事にした。
殺める者であってはならない。全てはせざる負えぬ事情。やるせなさとやりきれ
ぬ思いの狭間で生きる、彼の者たちと共に、生きねばならぬ」
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炎の力也。さぁ勇気を出し、彼の地の敵を討ち滅ぼさん。
そして、安息を手にするのだ――」
……聴こえてきた声は、そこで途切れた。
「伝書の力……ラモト……三つの町? 逃れたってどういうことだ」
ぽつりと呟くと、ラモトの言葉に反応したのか、俺の
体へは、青白い炎のような文字がびっしりと刻まれていく。
その文字からは、ほとばしるような青白い炎が時折噴き出てくる。
どうすれば――そう考えていた時だった。
「見つけたぞ。こっちだ! 取り囲め。惨殺しろ!」
突如、聖職者のようないで立ちをした者が、こちらを示して
号令をかける。
なんなんだ、一体。この町を焼いたのはこいつらか?
「油をまけ。燃やせ。根絶やしにしろ!」
「おい。一体何を……」
「逃れの者に触れるな! 触れた者は同罪。全て処刑だ!」
指示を出している身なりのいい者。
そいつへちょっと待ってくれと手をかざした時だった。
その手から青白い炎の文字が飛び出していき、指示をしていた
男を青白い炎が巻き付くようにして、燃やしていく。
俺は……ただ手をかざしただけなのに。
「ギャアアアーーーーー!」
「北天猟騎団のドージル様が一瞬で消し炭にされた!」
「逃げろ! 殺されるぞ!」
一瞬で消し炭へとされた指示者。指示を出すものを失い、我先にと逃げ出す
火を放っていた者たち。
再び頭の中に声が鳴り響く……。
「汝の力は未だ解放されず。逃れの力は逃げる力。
災いが降り注ぐ時、真の力が蘇る。さぁ、後方にある千の兵を
薙ぎ払え。汝が力を呼び覚ませ。その名も」
「よせ……やめろ。やめろ!」
俺は必死に抵抗しようとした。だが、体は俺の体じゃない。
勝手に動き、その手を背後へ向ける。
後方からは武装した兵士がこちらへ向かって来るのが見える。
【ギルアデ】
俺の全身へ渦巻いていた青白い炎の文字が、全て解き放たれる。
かざされた手から……はるか後方に、上空へ立ち上る渦を巻いた巨大な青白い炎の
塊が見えた。
俺が……放ったのか。あんな恐ろしい炎を。
なんという力だ。
こんな技、使用したら周囲一面全て焦土と化してしまう。
これが伝書の力……まともに使いこなせる自信が……ない。
後方の兵士全てが消滅したため、周囲の瓦礫や焼け跡から、人々が現れる。
「私たち、助かった? あの炎は何?」
「あいつらきっと、持ってきた油に引火させたんだ! 俺たちはこれで平和に暮らせる!」
「急いで火を消しましょう! あなたも協力して!」
「……ああ」
隠れていた人、傷だらけの人、瀕死のような人を支える人……人、人、人……。
そこには多くの人がいた。
それから俺は――彼らと協力して火を消し止めた。
いや……その火を体へと吸い込ませていった。
周囲から焦げ臭さは無くなり、生存者が皆、集まって来る。
「我らは心を一つにし、彼の地を安息の地にしよう」
「私たちはただ、安息に暮らしたかっただけなのに」
「一体何の罪があるっていうんだ。俺たちは、誰も殺したくて殺したりしていない」
「災禍を逃れ、ようやく辿り着いたんだ。守り通してみせる。絶対に」
知らない者たちは次々に口を揃えて喋り出す。
俺はその時……喋る者たちの背後に泉がある事に気づいた。
これは……命真水か?
一人、その場所まで歩くと自分の顔を覗き見る。
髪は紅色。瞳も紅色。細身で美しい顔だ。
どことなく、メルザのような顔をしている風にも見える。
こいつは……アルカイオス幻魔じゃないのか。
地上で生き残り、逃げていた?
或いは地上へ出て、戦果に巻き込まれたのか。
じっと覗き見ていると――泉に映るソレの口許が勝手に動く。
「俺の力、お前に託す。最も強い幻魔の三種。ラモト、ベツェル、ゴラン。
お前のように、命を尊む者にこそふさわしい。安息を求めるためには力がいる。
お前が安息を手に入る事、祈っているよ――」
すると、今度は手を伸ばしていないのに、泉に手が映り出し……俺は
泉へと引き込まれていった……。
そして……「はっ!? ……はぁ……はぁ……何だ、今のは……夢?
いや、どう考えても夢じゃ……」
外を見ると、もう日が昇り始めていた。そんなにも時間が経過していたのか。
眠気は感じない。
伝書は……ある。
再び伝書を読もうと中を確認すると、文字が一つ残らず無くなっていた。
最後に背表紙を見ると、終わりと書かれた部分がある。
それを見た途端、伝書は崩れ落ちるように消えてなくなってしまう。
これで読み解いたという事なのだろうか。
起きるにはまだ早いが……もしあの力が身に着いたのなら危険極まりない
事はわかる。
何せ俺が何も意図していないのに、あの人物を焼いた光景を見た。
発動させるのは控えた方がいいだろう。
しかし、もし発動するだけで危険なら、ランスロットさんはそれを伝えていたはずだ。
わかっていない伝書の効果の類なのだろうか。
それに最後、映し出された顔。
あれはアルカイオス幻魔に相違ないだろう。
同じような力が三つと言っていたが、伝書はそれだけしかないのか?
だとするとアークとランスロットさんだけで終わってしまう。
それはきっと違うな。
……何かもっと、伝書に関する知識となるものがないか……そういえばこの部屋は
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案外本とか置いてあったりしないかな……。
少し確認すると……ボロボロの本があることに目が止まる。
これは……勝手に触ったらまずいかな。
だが、どうしても気になる。少しだけ……見させてもらうか。
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いけないと思い、すっ飛ばしていった。
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私にあれを継ぐ資格はあるのだろうか。
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