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第五章 親愛なるものたちのために
第七百六十二話 お揃いの土産
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「おじさん、ちょっと待って。私が案内してあげる!」
「えっ?」
振り返るとミットが出かける恰好をして後ろから追いかけていた。
どうしたんだろう。宿の手伝いをしないといけないんじゃないのか?
「いいのか? 朝は忙しいだろう?」
「うん。お婆ちゃんが手伝ってくれたお礼に案内してあげてって。モジョコちゃん、眠ってるし
お客さんもあんまりいないんだ」
「そうか……そうすると経営状況は大変だろう。参ったな、今から先にミットへのお礼を買っておこうと
思ったんだけど……」
「ううん。私はいいの。それよりお婆ちゃんから聞いたけど、モジョコちゃん、目がよく見えない
んでしょ? どんな感じで見えないのか、教えて欲しいな」
「ぼんやり影が見える感じで、誰かがいるのかとかはわかるみたいだ。だが、文字などは読めないだろうし
顔かたちもはっきりしない感じだろう」
「そうなんだ……可哀そう。私、どうしてあげたら喜ぶのかな」
「そうだな、他愛のない話とかいいんじゃないか? 女の子が好きそうな話は俺も詳しくは知らない。
例えば食べ物とかだったら甘い物とかは好きだろう? そういった話でいいと思う」
「わかった、それならおじさんにモジョコちゃんへ買ってあげて欲しい物があるの」
「うん? モジョコが喜びそうな物か? 高い物でなければ買っていこうか」
「うん! こっちだよ。ついて来て」
ミットに手を引っ張られてついて行くと、露店でぬいぐるみを売っているお店があった。
これか……確かにぬいぐるみなラ喜ぶかもしれない。
「このぬいぐるみなんだけど……」
「これはナチュカのぬいぐるみか。よくできてるな……済まないがこれを二つ貰えるか?」
「はい。二つで銀貨一枚だけどいいかい?」
「ああ」
「二つも買ってあげるの?」
「一つはミットのだ。これでお揃いだろう?」
「いいの? 本当に? わーい! 嬉しい! うふふっ」
「さて、後は出来ればここに書いたものを買って帰りたいんだ
……おっと、パモを紹介するぞ。こいつはパモ。俺の相棒みたいなもんだ」
「わぁ……これ、動物なの?」
「ぱ、パーミュ……」
「一応秘密にしておいてくれ。目立たない場所にしまってるから。可愛いからと狙われたら大変だろう?」
「う、うん。すっごく可愛いし、触りたい……触ってもいい?」
「少しだけな。今は先を急ぎたい」
「わぁ……ふかふかだ。可愛い……ごめんねおじさん。案内しにきたのに」
「パモの可愛さに抗える者などそうはいない。仕方ないさ」
商店が立ち並ぶ辺りで、必要となるものや土産を購入してパモに預けた後、グレンに教えて
もらった鉱道を目指した。
東といっても道は一本道ではない。ミットが案内してくれたおかげで、スムーズに向かう事が出来た。
鉱道と聞いて少し疑問に思っていたが、納得がいった。
壁と道、ただそれがあるだけに見えるからだ。この場所を管理するのはとても大変だろう。
周囲一帯を囲って門でも作らなければ、昼夜を問わず警備しなければならないんじゃないかと思うような場所だ。
この先が鉱道ということは、受付は付近の建物か。
幾つか建物はあるがそのうちの一軒に目が止まる。
あれは確かレオとグレンの隊章と同じ印。
「この辺りでいいんだよね? おじさん。それじゃ私はそろそろ戻るね。ぬいぐるみ買ってくれて
本当にありがとう」
「ついでにこれをモジョコに渡してくれるか?」
「うん。リボン? 可愛い……後でモジョコちゃんの髪も洗ってあげないとね」
「それは多分グレンさんがやってるな。ミット。モジョコと仲良くやってくれ」
「うん。それじゃね! おじさん」
「それと、おじさんはやめて欲しいな……せめてルインさんにしてくれないか……」
「? 何か言った?」
「……いや、何でもないよ。気を付けてな」
ミットに別れを告げると、鉱道前の建物へ入る。
中には騎士っぽい恰好をした男が二人。
どちらもそれなりに腕の立ちそうな騎士に見える。
「おや、こちらはバーニィ家が管理する建物でね。一般人は立ち入り禁止なんだ。すまないね」
「どうやら正しかったようだ。こちらをグレン・バーニィ殿から預かって来た。ルイン・ラインバウトと言う。ここでの採掘権を得て尋ねてきた」
「これは……グレンお嬢様のブローチと手紙? ……そうか、あなただったのですね。
私はレオの同僚でゴラドといいます。こちらはファース。よろしくお願いします」
「レオさんの同僚? レオさんから連絡でもあったのか」
「ええ。今朝方ラビス鳥から文が届きましてね。どうやら物資の手配に不正を働いていた者がおりまして。
少々ごたついております。本来なら私たちはここの警備ではないのですが……」
「そういえばそんなことがあったとグレンさんから聞いた。彼女は今疲れて宿で休んでいるのだが、問題ないか?」
「ええ。確かな人物だとレオからの文に認められております。ぜひ実力の程を我々も見てみたいものですね。
現在この国では問題事を多く抱えてまして……」
「ゴラド。そのくらいにしておけ。よそ者には変わりないのだぞ」
「ファースは心配しすぎだ。それに無礼だぞ、お嬢様の客人に対して……」
「そんなつもりで言ったんじゃない。それに、よそ者にうちの事を話しても仕方がないだろう。
不快に思わないでくれ。こちらにも事情があるんだ」
「? ああ。俺はベルゼレン奇石を少し採掘できればいいんだ。早速案内を頼む」
「ええ。採掘用の道具はこちらで用意しましょう。私が案内するから、ファースはここへ残ってくれ」
「……くれぐれも他言無用だ」
「わかったよ。さぁどうぞ。ルインさん」
「よろしく頼む」
つるはしと、削岩道具のようなものを持ち、俺を案内するゴラドという人物。
両極端な性格だな。あちらは俺をかなり警戒しているようだ。
どちらが正しいと言われれば、ファースの方が正しいだろう。
「一つだけ、質問をしてもいいか?」
「ええ。どうぞ」
「物資を手配して紅葉洞へ送ったんだよな。その送った人はどうなった?」
「……死体で発見されました。方角は真逆。魔王の城方面です」
「何? 一体どういうことだ……」
「現在調べている最中なんです。それで人手が足りないんですよ」
「そうだったのか……」
あまりいい状況とは言えないようだな。
魔王の城方面ってことは、国交を開いている魔王なのか?
それとも別の魔王への道があるのだろうか。
詳しくは聞かない方がいい……かな。
今はベルゼレン奇石を採掘することに集中しよう。
「えっ?」
振り返るとミットが出かける恰好をして後ろから追いかけていた。
どうしたんだろう。宿の手伝いをしないといけないんじゃないのか?
「いいのか? 朝は忙しいだろう?」
「うん。お婆ちゃんが手伝ってくれたお礼に案内してあげてって。モジョコちゃん、眠ってるし
お客さんもあんまりいないんだ」
「そうか……そうすると経営状況は大変だろう。参ったな、今から先にミットへのお礼を買っておこうと
思ったんだけど……」
「ううん。私はいいの。それよりお婆ちゃんから聞いたけど、モジョコちゃん、目がよく見えない
んでしょ? どんな感じで見えないのか、教えて欲しいな」
「ぼんやり影が見える感じで、誰かがいるのかとかはわかるみたいだ。だが、文字などは読めないだろうし
顔かたちもはっきりしない感じだろう」
「そうなんだ……可哀そう。私、どうしてあげたら喜ぶのかな」
「そうだな、他愛のない話とかいいんじゃないか? 女の子が好きそうな話は俺も詳しくは知らない。
例えば食べ物とかだったら甘い物とかは好きだろう? そういった話でいいと思う」
「わかった、それならおじさんにモジョコちゃんへ買ってあげて欲しい物があるの」
「うん? モジョコが喜びそうな物か? 高い物でなければ買っていこうか」
「うん! こっちだよ。ついて来て」
ミットに手を引っ張られてついて行くと、露店でぬいぐるみを売っているお店があった。
これか……確かにぬいぐるみなラ喜ぶかもしれない。
「このぬいぐるみなんだけど……」
「これはナチュカのぬいぐるみか。よくできてるな……済まないがこれを二つ貰えるか?」
「はい。二つで銀貨一枚だけどいいかい?」
「ああ」
「二つも買ってあげるの?」
「一つはミットのだ。これでお揃いだろう?」
「いいの? 本当に? わーい! 嬉しい! うふふっ」
「さて、後は出来ればここに書いたものを買って帰りたいんだ
……おっと、パモを紹介するぞ。こいつはパモ。俺の相棒みたいなもんだ」
「わぁ……これ、動物なの?」
「ぱ、パーミュ……」
「一応秘密にしておいてくれ。目立たない場所にしまってるから。可愛いからと狙われたら大変だろう?」
「う、うん。すっごく可愛いし、触りたい……触ってもいい?」
「少しだけな。今は先を急ぎたい」
「わぁ……ふかふかだ。可愛い……ごめんねおじさん。案内しにきたのに」
「パモの可愛さに抗える者などそうはいない。仕方ないさ」
商店が立ち並ぶ辺りで、必要となるものや土産を購入してパモに預けた後、グレンに教えて
もらった鉱道を目指した。
東といっても道は一本道ではない。ミットが案内してくれたおかげで、スムーズに向かう事が出来た。
鉱道と聞いて少し疑問に思っていたが、納得がいった。
壁と道、ただそれがあるだけに見えるからだ。この場所を管理するのはとても大変だろう。
周囲一帯を囲って門でも作らなければ、昼夜を問わず警備しなければならないんじゃないかと思うような場所だ。
この先が鉱道ということは、受付は付近の建物か。
幾つか建物はあるがそのうちの一軒に目が止まる。
あれは確かレオとグレンの隊章と同じ印。
「この辺りでいいんだよね? おじさん。それじゃ私はそろそろ戻るね。ぬいぐるみ買ってくれて
本当にありがとう」
「ついでにこれをモジョコに渡してくれるか?」
「うん。リボン? 可愛い……後でモジョコちゃんの髪も洗ってあげないとね」
「それは多分グレンさんがやってるな。ミット。モジョコと仲良くやってくれ」
「うん。それじゃね! おじさん」
「それと、おじさんはやめて欲しいな……せめてルインさんにしてくれないか……」
「? 何か言った?」
「……いや、何でもないよ。気を付けてな」
ミットに別れを告げると、鉱道前の建物へ入る。
中には騎士っぽい恰好をした男が二人。
どちらもそれなりに腕の立ちそうな騎士に見える。
「おや、こちらはバーニィ家が管理する建物でね。一般人は立ち入り禁止なんだ。すまないね」
「どうやら正しかったようだ。こちらをグレン・バーニィ殿から預かって来た。ルイン・ラインバウトと言う。ここでの採掘権を得て尋ねてきた」
「これは……グレンお嬢様のブローチと手紙? ……そうか、あなただったのですね。
私はレオの同僚でゴラドといいます。こちらはファース。よろしくお願いします」
「レオさんの同僚? レオさんから連絡でもあったのか」
「ええ。今朝方ラビス鳥から文が届きましてね。どうやら物資の手配に不正を働いていた者がおりまして。
少々ごたついております。本来なら私たちはここの警備ではないのですが……」
「そういえばそんなことがあったとグレンさんから聞いた。彼女は今疲れて宿で休んでいるのだが、問題ないか?」
「ええ。確かな人物だとレオからの文に認められております。ぜひ実力の程を我々も見てみたいものですね。
現在この国では問題事を多く抱えてまして……」
「ゴラド。そのくらいにしておけ。よそ者には変わりないのだぞ」
「ファースは心配しすぎだ。それに無礼だぞ、お嬢様の客人に対して……」
「そんなつもりで言ったんじゃない。それに、よそ者にうちの事を話しても仕方がないだろう。
不快に思わないでくれ。こちらにも事情があるんだ」
「? ああ。俺はベルゼレン奇石を少し採掘できればいいんだ。早速案内を頼む」
「ええ。採掘用の道具はこちらで用意しましょう。私が案内するから、ファースはここへ残ってくれ」
「……くれぐれも他言無用だ」
「わかったよ。さぁどうぞ。ルインさん」
「よろしく頼む」
つるはしと、削岩道具のようなものを持ち、俺を案内するゴラドという人物。
両極端な性格だな。あちらは俺をかなり警戒しているようだ。
どちらが正しいと言われれば、ファースの方が正しいだろう。
「一つだけ、質問をしてもいいか?」
「ええ。どうぞ」
「物資を手配して紅葉洞へ送ったんだよな。その送った人はどうなった?」
「……死体で発見されました。方角は真逆。魔王の城方面です」
「何? 一体どういうことだ……」
「現在調べている最中なんです。それで人手が足りないんですよ」
「そうだったのか……」
あまりいい状況とは言えないようだな。
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