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第五章 親愛なるものたちのために
第七百三十五話 ベリアルの取引
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随分と長く眠ってたが、どうやら力を使い過ぎてたようだ。
一つの窮屈な体に二つの魂を入れ、抑えこむってぇ考えか。
「まぁ悪くねえ判断だ。だが俺の力が戻れば、こいつも俺も黙っちゃねえぜ、タルタロスよ……
ククク。いい感じに戻って来たじゃねえか」
感覚的にはまだステージワンってとこか。
にしても都合がいいぜ。魂吸竜の魂が残ってやがったとはな。
まずは挨拶がてら奴の鼻の上にでも行くか。
「ふうん。捉えたのはヴァンピールにストーンオーガか。
あんまりいい獲物はいなかったみてぇだが。こっち側はヴァンパイア族が
おおいのかね。遊んでいきてぇとこだが……そんな時間がねえみてえだな。
おい! 聴こえてるか魂吸竜ギオ・マ・ヒルドよぉ。今からおめえの
鼻っ面まで行く。もし攻撃を避けてそこまで行ったら話聞け。わかったか」
「ガァーッハッハッハッハッハァ! たかが魔族如きがこの魂吸竜ギオマの鼻先へ
来るだとォ。笑わせるなァ! 塵と化せェ!」
顔を天に上るが如く垂直に上げた後、こちらへ一気に強烈なブレスを吐き出す。
方向が町を向いてやがったら全部消し飛ぶ程の威力。
だが、俺には効かねぇな。
「アンティカタスタティス、ヴァンピール」
放出されたブレスの正面に赤いコウモリのような影が現れ、ブレスが当たると
同時に無数のコウモリがその周囲に散らばる。
ブレスが収まった後、それらは一つどころに重なりあい、ベリアルがその地点に
現れる。
「何ィ? たかが魔族が禁じられた代償秘術を用いるだと?」
「一回で解放終了か。大した威力だぜ。ええと……バネジャンプとかいってたが
名前がだせぇな。改名してやる。エラテリオアルマ!」
アンティカタスタティスは取り込んだ魔の力を解放する事で得られる身代わり
のような技だ。本来なら数回は身代わりとして使用できるが今回は一回で
解放しなきゃならねえ。
まぁ下位のヴァンピールなんぞまたすぐ封印すればいい。
あいつには文句を言われるかもしれねえが、背に腹は代えられねえだろ。
エラテリオアルマはあいつの言うところのバネジャンプだ。
だが一味違うぜ。ただのバネジャンプじゃねえ。おめえはまだまだ
魔としての戦い方がなっちゃいねえ。人そのものだぜ……。
「いい加減あいつも、持ち前の妖魔の力そのものに、星や封印の力をのせる
術を使ってほしいもんだぜ……それこそドラゴントウマなんざ宝の持ち腐れみてえな
もんだ。そう思うだろ、魂吸竜ギオ・マ・ヒルド」
「……貴様ァ、一体何者だァ……」
「おめえも名前くらい聞いた事あるだろ。俺がベリアルだ」
「ベリアル? ベリアルだと? かつて大陸を荒らしまわったソロモンの悪夢が
なぜここにいやがるんだァ?」
「応える義理はねえな。それより取引がしてぇ」
「……噂に聞いている通り、取引を持ち掛けてくるかァ! 矮小なる魔族に魂吸竜が
取引すると思ったかァ!」
「ああ、思うね。お前ここから動けねえんだろ? 暴れたくねえのか? 俺ならお前を暴れさせる
事ができる」
「ふん。それが貴様の手口というのはわかってる。何を言われようとも貴様の思い通りになどならぬわァ!」
「ふうん。俺の思い通りにしたいわけじゃねえんだけどな」
ククク。無駄だぜ。俺との対話に応じた以上、お前が俺に協力する
言葉を発する事が出来る。
そいつは簡単な話だ。
「とっと去れェ! 去らねばこのまま殺すぞォ!」
「ベオルブイーターを殺す」
「何だとォ……今何て言いおったァ!」
「魂吸竜ギオ・マ・ヒルド。おめえの力を借りて、地底に巣くう最悪、ベオルブイーターを殺す。
それが俺の目的だぜ」
「貴様ァ……正気かァ!」
「俺がただ単に武力行使をしたくておめえに取引を持ち掛けてると思うか? 最強竜の
一角と取引するのに、最強に挑まねえで取引できるわけねえだろ」
「……クックックック。ハーッハッハッハッハッハッハァ! 矮小なる魔族がベオルブイーターに
挑むだとォ? ククククク。ハーッハhッハッハッハッハッハ! 何を言うかと思えば、そんな事……」
「いくぜ……ティラーナ! 悪いが尻尾もらうぜ。生罪の剣、今ここに。ペカドクルード!」
超曲刀の斬撃を超巨大な尻尾目掛けて撃ち放つ。
分厚い斬撃を避ける暇もなく尻尾に炸裂し、一部を吹き飛ばした。
「グアアアアアア! き、貴様ァ!」
「おいおい。おめえは散々攻撃しただろ。信用しねえおめえが悪い」
「ぐ……矮小な魔族風情にしてはやるなァ……ぐぅ……この魂吸竜ギオ・マ・ヒルドの尾を傷つけるだけの
剣かァ!」
「ほら、おめえら挨拶しろよ」
「てぃ、てぃーちゃんでごじゃろ! 覚えてるでごじゃろ?」
「あ、あちしはただの剣。あちしは木刀よぉ……」
「むう……神剣ティソーナ、コラーダ……貴様ら、エルフ以外の者に子飼いにされておるのかァ。
ぐぬう……面白い。あながちほら吹きというわけでもないようだなァ!
話だけは聞いてやろう」
「やーっと大人しくなったの。これエルバノ様を無視し続けおって!」
「むう? なんだこの手甲はァ……これは我の手甲かァ。懐かしい」
「エルバノじゃと言っておろうが! ふぅーーーーーーん!」
ほう。こいつは寝てる間に面白い面子が揃ったじゃねえか。
こりゃまじでいけるかもな。
まだあいつのやる事が残ってやがるが……闇の賢者に初代酒鬼魔の魂入り武具。
それに魂吸竜ギオ・マ・ヒルドか。使えるじゃねえか……クククク。
ソロモンを蘇らせた理由がとんとわからねえが、待ってろよタルタロス。
「なんだァ。酒鬼魔族の長かァ。貴様生きていたのかァ」
「お主が死んだ後に弔っておったらこの手甲に吸い込まれたんじゃ!」
「ふうむ? ハッハッハッハァ!」
「笑ってごまかすでない! して、お主とこやつは一体どういう関係なんじゃ? お主を
こうも簡単に鎮めよるとは。お主を鎮めるのにエルバノ様が一体どれほど苦労したと思うておる」
「そんな事はどうでもいい。おめえ、魂だけの存在なんだよな。ホムンクルス、わかるか?
おめえを器に入れた上で俺に封印する。そうすりゃ自由に動けるようになるだろ」
「ここの結界が無くなるからそれはできんなァ。こちらは古い約束がある。それを解決せねば
その願い叶わぬとしれェ!」
「何だと? ……ああそうか。そっちはアレに頼んでみるか。仕方ねぇ。ちっと待ってろ」
恐らく目的地は裏手の泉だろ。
読めたぜ。シカリーの奴が考えてる事がよ。
まったく何千年経ってもかわりゃしねぇ。
まさにこいつらはとり憑かれてやがるんだな……このゲンドールによ……。
一つの窮屈な体に二つの魂を入れ、抑えこむってぇ考えか。
「まぁ悪くねえ判断だ。だが俺の力が戻れば、こいつも俺も黙っちゃねえぜ、タルタロスよ……
ククク。いい感じに戻って来たじゃねえか」
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おい! 聴こえてるか魂吸竜ギオ・マ・ヒルドよぉ。今からおめえの
鼻っ面まで行く。もし攻撃を避けてそこまで行ったら話聞け。わかったか」
「ガァーッハッハッハッハッハァ! たかが魔族如きがこの魂吸竜ギオマの鼻先へ
来るだとォ。笑わせるなァ! 塵と化せェ!」
顔を天に上るが如く垂直に上げた後、こちらへ一気に強烈なブレスを吐き出す。
方向が町を向いてやがったら全部消し飛ぶ程の威力。
だが、俺には効かねぇな。
「アンティカタスタティス、ヴァンピール」
放出されたブレスの正面に赤いコウモリのような影が現れ、ブレスが当たると
同時に無数のコウモリがその周囲に散らばる。
ブレスが収まった後、それらは一つどころに重なりあい、ベリアルがその地点に
現れる。
「何ィ? たかが魔族が禁じられた代償秘術を用いるだと?」
「一回で解放終了か。大した威力だぜ。ええと……バネジャンプとかいってたが
名前がだせぇな。改名してやる。エラテリオアルマ!」
アンティカタスタティスは取り込んだ魔の力を解放する事で得られる身代わり
のような技だ。本来なら数回は身代わりとして使用できるが今回は一回で
解放しなきゃならねえ。
まぁ下位のヴァンピールなんぞまたすぐ封印すればいい。
あいつには文句を言われるかもしれねえが、背に腹は代えられねえだろ。
エラテリオアルマはあいつの言うところのバネジャンプだ。
だが一味違うぜ。ただのバネジャンプじゃねえ。おめえはまだまだ
魔としての戦い方がなっちゃいねえ。人そのものだぜ……。
「いい加減あいつも、持ち前の妖魔の力そのものに、星や封印の力をのせる
術を使ってほしいもんだぜ……それこそドラゴントウマなんざ宝の持ち腐れみてえな
もんだ。そう思うだろ、魂吸竜ギオ・マ・ヒルド」
「……貴様ァ、一体何者だァ……」
「おめえも名前くらい聞いた事あるだろ。俺がベリアルだ」
「ベリアル? ベリアルだと? かつて大陸を荒らしまわったソロモンの悪夢が
なぜここにいやがるんだァ?」
「応える義理はねえな。それより取引がしてぇ」
「……噂に聞いている通り、取引を持ち掛けてくるかァ! 矮小なる魔族に魂吸竜が
取引すると思ったかァ!」
「ああ、思うね。お前ここから動けねえんだろ? 暴れたくねえのか? 俺ならお前を暴れさせる
事ができる」
「ふん。それが貴様の手口というのはわかってる。何を言われようとも貴様の思い通りになどならぬわァ!」
「ふうん。俺の思い通りにしたいわけじゃねえんだけどな」
ククク。無駄だぜ。俺との対話に応じた以上、お前が俺に協力する
言葉を発する事が出来る。
そいつは簡単な話だ。
「とっと去れェ! 去らねばこのまま殺すぞォ!」
「ベオルブイーターを殺す」
「何だとォ……今何て言いおったァ!」
「魂吸竜ギオ・マ・ヒルド。おめえの力を借りて、地底に巣くう最悪、ベオルブイーターを殺す。
それが俺の目的だぜ」
「貴様ァ……正気かァ!」
「俺がただ単に武力行使をしたくておめえに取引を持ち掛けてると思うか? 最強竜の
一角と取引するのに、最強に挑まねえで取引できるわけねえだろ」
「……クックックック。ハーッハッハッハッハッハッハァ! 矮小なる魔族がベオルブイーターに
挑むだとォ? ククククク。ハーッハhッハッハッハッハッハ! 何を言うかと思えば、そんな事……」
「いくぜ……ティラーナ! 悪いが尻尾もらうぜ。生罪の剣、今ここに。ペカドクルード!」
超曲刀の斬撃を超巨大な尻尾目掛けて撃ち放つ。
分厚い斬撃を避ける暇もなく尻尾に炸裂し、一部を吹き飛ばした。
「グアアアアアア! き、貴様ァ!」
「おいおい。おめえは散々攻撃しただろ。信用しねえおめえが悪い」
「ぐ……矮小な魔族風情にしてはやるなァ……ぐぅ……この魂吸竜ギオ・マ・ヒルドの尾を傷つけるだけの
剣かァ!」
「ほら、おめえら挨拶しろよ」
「てぃ、てぃーちゃんでごじゃろ! 覚えてるでごじゃろ?」
「あ、あちしはただの剣。あちしは木刀よぉ……」
「むう……神剣ティソーナ、コラーダ……貴様ら、エルフ以外の者に子飼いにされておるのかァ。
ぐぬう……面白い。あながちほら吹きというわけでもないようだなァ!
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「むう? なんだこの手甲はァ……これは我の手甲かァ。懐かしい」
「エルバノじゃと言っておろうが! ふぅーーーーーーん!」
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まだあいつのやる事が残ってやがるが……闇の賢者に初代酒鬼魔の魂入り武具。
それに魂吸竜ギオ・マ・ヒルドか。使えるじゃねえか……クククク。
ソロモンを蘇らせた理由がとんとわからねえが、待ってろよタルタロス。
「なんだァ。酒鬼魔族の長かァ。貴様生きていたのかァ」
「お主が死んだ後に弔っておったらこの手甲に吸い込まれたんじゃ!」
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おめえを器に入れた上で俺に封印する。そうすりゃ自由に動けるようになるだろ」
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その願い叶わぬとしれェ!」
「何だと? ……ああそうか。そっちはアレに頼んでみるか。仕方ねぇ。ちっと待ってろ」
恐らく目的地は裏手の泉だろ。
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