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第五章 親愛なるものたちのために
第七百二十五話 幻獣剣の使い方
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プリマに妙な力を渡され困惑する俺。
しかも一人で二人分喋っているので明らかにおかしい。
「そもそも何だよ、幻獣剣って!」
「ラング族に伝わる技だぞ。凄いんだ。見てろ……縛竜剣ジドラ」
プリマの声で次々と地面に紋様が浮かび上がると、額が剣の小さい竜が現れる。
これが幻獣剣? まるで変幻させたルーニーのようだ。
「引き裂け、幻獣の剣、ジドラグウェイン!」
こちらに盾を構え、慎重に警戒していたオーガ亜種。
その盾に向けてジドラと呼ばれた存在は、額の剣を前に突進する。
その突進の左右には電撃がほとばしり、雷撃を伴いながらオーガ亜種の持つ巨大な盾を打ち砕いた。
なおも勢い止まらず、そのままオーガ亜種へと突撃して洞穴の壁ふちへと剣ごと突き刺す。
「グルオオオオオ!」
「あんな盾くらい簡単に壊せる。これが幻獣剣の力の一部だ。もっと呼び出せるんだぞ。幻獣剣ごと
攻撃しても大丈夫だ。そのまま消えるから」
「十分恐ろしい能力だな。こいつを封印したい! いくぜティソーナ……
大型にはやっぱこいつだ。巨爆烈牙剣!」
巨体ごとぶち抜く師匠の大技の剣版。
壁に打ち付けた相手への追撃なら斬撃速度は関係無い。
避ける事無く分厚い斬撃を食らったオーガ亜種は、しゅるしゅると俺へ封印されていった。
幻獣剣……なんて便利な技だ。
この技があればルーニーの戦い方の幅も広がるだろう。
「そっちは……終わってるな。不死者は浄化できたか」
「ライラロ様がきっちりととどめを刺してくださったのでございます」
「当然よ。これくらい私にかかれば楽勝ね」
「……よく言うよ、まったく。エンシュ、大丈夫か?」
「大丈夫です先生。やはり先生は凄いんですね。俺ではあんな大物、倒せそうにない。
橋の上で勝てると思ってた俺がどうかしてました。先生は神兵にも劣らない強さを持ってると思います。
なのになぜ花を手向けになんて行くのですか?」
「色々あってってのが本音だな。だが俺自身、大陸の東側に興味が無かったわけじゃない。
強いやつとの戦闘は、俺自身への成長にも繋がる。俺も昔は弱かったし、生きていくのもやっとだった」
「先生も、強くなりたいんですか……今でも十分強いのに……」
「何言ってるんだ? 俺自身は全然これっぽっちも強くない。強いのは妖魔としての力とか、神の遣いの
力とか、そういったものだ。俺自身の強さは……まだまだ磨かないといけないんだ」
「? 先生の話はたまに難しくてわからなくなりますね……」
「ははっ。そうかもな。いつか分かる時がくるさ……それよりジュディ、どうだ? そのまま進めそうか?」
「ああ。ちょっとだけ待ってくれ。ブリザホールじゃこうはいかなかったが……ヴァンピールからは
そこそこ金になる素材が手に入る。こいつを旅の途中で売れそうなら売ろう」
「ヴァンピールは確かにいい素材になるわね。不死者は何一つ持ってなかったけど。
オーク亜種の方はどうだったのかしら?」
「こっちは俺に封印した。貴重な戦力を手に入れられたよ」
「あんたって本当、モンスター集めるの好きね。ルーンの町の牧場、えらい事になってるじゃない。
もはや名物小屋よ、あそこは」
「そうだろうな。襲ってこない大人しいモンスターが沢山いたら面白いと思わないか?」
「全然思わないわよ。見てるのは男ばかりでしょ。女の子はもっと可愛いのが好きなのよ。
わかるでしょ?」
「まぁ、可愛いモンスターってのはあんまりいないが……機会があったら封印してみるよ」
ひとまずのモンスター集団を退けた俺たちは、再度確認しながら洞穴の道を進んでいく。
ここからは東にずっと進むのが正しいだろう。一番大きな部屋のところまで
少し距離がありそうだ。そこがエンシュの先祖を祭ってある墓場だといいのだが、他に墓場らしい
空間があるところはない。
暫く進むと再度ヴァンピールが無数にいるエリアに出る。
そこではエンシュの動きを見るべく、暫く戦ってもらった。
ヴァンピール下位種であるならさして苦労せず倒せるのはわかったが、やはり刀の力に
頼り切っている節が見られる。
自分も昔はシミターキャットのシミターを使用した、武器に頼りがちな戦闘だったなと思う。
あの時の俺よりは全然動けているのだから、この子は小さい頃から刀を持って練習していたのだろうと
思う。
「あの子、よく生きてこれたわね」
「ライラロさんにはそう見えるのか」
「ええ。この大陸はトリノポートとはまるで違う。気を付けていても突然凶悪なモンスターに遭遇
する可能性があるわよ。あんたたちも地竜やらに襲われたでしょ?」
「ああ。あれは一匹一匹が強かったな。さっきのオーガ亜種より厄介だと思う」
「東側はもっと厄介なモンスターに突然出くわしたりするわよ。さっきの不死者だって
私の術で一撃で葬れない位だったわ。オーガ亜種より強かったかもしれない。
どうしてあの子は生きてるのかしらね。或いはもう死んでるのかしら?」
「神兵との酒鬼魔族との間に生まれた子……と言っていた。その辺りが関係してるのかもしれないな」
「神兵の子ねぇ……その父親はどこにいるのかしらね」
「両親共に死んだと聞いたが……わからないな。だがエンシュは頑張っている。
それなら俺は応援してやるだけだ」
「そうね。あんたはそれが性に合ってるわ。悪かったわね」
「俺も昔、シーザー師匠に対して事情も話さず面倒を見てもらった。
俺はそういった師匠の心意気を見習いたいんだ」
「すっかり立派な弟子になって……パパも喜ぶわよ、きっと」
「今、パパって言いたいだけでそういっただろ……」
「何の事かしらね……さぁ、先に進みましょ。そろそろ地上が恋しくなりそうだしね」
全ての敵を片付けたエンシュをねぎらい、先へ進む。
この先どんな強敵が待っているのか。
プリマの力を使いこなすことができるのか。
この旅では考える事が積み重なっていく。
それを乗り越えてこそ、俺は成長できるのだろう。
しかも一人で二人分喋っているので明らかにおかしい。
「そもそも何だよ、幻獣剣って!」
「ラング族に伝わる技だぞ。凄いんだ。見てろ……縛竜剣ジドラ」
プリマの声で次々と地面に紋様が浮かび上がると、額が剣の小さい竜が現れる。
これが幻獣剣? まるで変幻させたルーニーのようだ。
「引き裂け、幻獣の剣、ジドラグウェイン!」
こちらに盾を構え、慎重に警戒していたオーガ亜種。
その盾に向けてジドラと呼ばれた存在は、額の剣を前に突進する。
その突進の左右には電撃がほとばしり、雷撃を伴いながらオーガ亜種の持つ巨大な盾を打ち砕いた。
なおも勢い止まらず、そのままオーガ亜種へと突撃して洞穴の壁ふちへと剣ごと突き刺す。
「グルオオオオオ!」
「あんな盾くらい簡単に壊せる。これが幻獣剣の力の一部だ。もっと呼び出せるんだぞ。幻獣剣ごと
攻撃しても大丈夫だ。そのまま消えるから」
「十分恐ろしい能力だな。こいつを封印したい! いくぜティソーナ……
大型にはやっぱこいつだ。巨爆烈牙剣!」
巨体ごとぶち抜く師匠の大技の剣版。
壁に打ち付けた相手への追撃なら斬撃速度は関係無い。
避ける事無く分厚い斬撃を食らったオーガ亜種は、しゅるしゅると俺へ封印されていった。
幻獣剣……なんて便利な技だ。
この技があればルーニーの戦い方の幅も広がるだろう。
「そっちは……終わってるな。不死者は浄化できたか」
「ライラロ様がきっちりととどめを刺してくださったのでございます」
「当然よ。これくらい私にかかれば楽勝ね」
「……よく言うよ、まったく。エンシュ、大丈夫か?」
「大丈夫です先生。やはり先生は凄いんですね。俺ではあんな大物、倒せそうにない。
橋の上で勝てると思ってた俺がどうかしてました。先生は神兵にも劣らない強さを持ってると思います。
なのになぜ花を手向けになんて行くのですか?」
「色々あってってのが本音だな。だが俺自身、大陸の東側に興味が無かったわけじゃない。
強いやつとの戦闘は、俺自身への成長にも繋がる。俺も昔は弱かったし、生きていくのもやっとだった」
「先生も、強くなりたいんですか……今でも十分強いのに……」
「何言ってるんだ? 俺自身は全然これっぽっちも強くない。強いのは妖魔としての力とか、神の遣いの
力とか、そういったものだ。俺自身の強さは……まだまだ磨かないといけないんだ」
「? 先生の話はたまに難しくてわからなくなりますね……」
「ははっ。そうかもな。いつか分かる時がくるさ……それよりジュディ、どうだ? そのまま進めそうか?」
「ああ。ちょっとだけ待ってくれ。ブリザホールじゃこうはいかなかったが……ヴァンピールからは
そこそこ金になる素材が手に入る。こいつを旅の途中で売れそうなら売ろう」
「ヴァンピールは確かにいい素材になるわね。不死者は何一つ持ってなかったけど。
オーク亜種の方はどうだったのかしら?」
「こっちは俺に封印した。貴重な戦力を手に入れられたよ」
「あんたって本当、モンスター集めるの好きね。ルーンの町の牧場、えらい事になってるじゃない。
もはや名物小屋よ、あそこは」
「そうだろうな。襲ってこない大人しいモンスターが沢山いたら面白いと思わないか?」
「全然思わないわよ。見てるのは男ばかりでしょ。女の子はもっと可愛いのが好きなのよ。
わかるでしょ?」
「まぁ、可愛いモンスターってのはあんまりいないが……機会があったら封印してみるよ」
ひとまずのモンスター集団を退けた俺たちは、再度確認しながら洞穴の道を進んでいく。
ここからは東にずっと進むのが正しいだろう。一番大きな部屋のところまで
少し距離がありそうだ。そこがエンシュの先祖を祭ってある墓場だといいのだが、他に墓場らしい
空間があるところはない。
暫く進むと再度ヴァンピールが無数にいるエリアに出る。
そこではエンシュの動きを見るべく、暫く戦ってもらった。
ヴァンピール下位種であるならさして苦労せず倒せるのはわかったが、やはり刀の力に
頼り切っている節が見られる。
自分も昔はシミターキャットのシミターを使用した、武器に頼りがちな戦闘だったなと思う。
あの時の俺よりは全然動けているのだから、この子は小さい頃から刀を持って練習していたのだろうと
思う。
「あの子、よく生きてこれたわね」
「ライラロさんにはそう見えるのか」
「ええ。この大陸はトリノポートとはまるで違う。気を付けていても突然凶悪なモンスターに遭遇
する可能性があるわよ。あんたたちも地竜やらに襲われたでしょ?」
「ああ。あれは一匹一匹が強かったな。さっきのオーガ亜種より厄介だと思う」
「東側はもっと厄介なモンスターに突然出くわしたりするわよ。さっきの不死者だって
私の術で一撃で葬れない位だったわ。オーガ亜種より強かったかもしれない。
どうしてあの子は生きてるのかしらね。或いはもう死んでるのかしら?」
「神兵との酒鬼魔族との間に生まれた子……と言っていた。その辺りが関係してるのかもしれないな」
「神兵の子ねぇ……その父親はどこにいるのかしらね」
「両親共に死んだと聞いたが……わからないな。だがエンシュは頑張っている。
それなら俺は応援してやるだけだ」
「そうね。あんたはそれが性に合ってるわ。悪かったわね」
「俺も昔、シーザー師匠に対して事情も話さず面倒を見てもらった。
俺はそういった師匠の心意気を見習いたいんだ」
「すっかり立派な弟子になって……パパも喜ぶわよ、きっと」
「今、パパって言いたいだけでそういっただろ……」
「何の事かしらね……さぁ、先に進みましょ。そろそろ地上が恋しくなりそうだしね」
全ての敵を片付けたエンシュをねぎらい、先へ進む。
この先どんな強敵が待っているのか。
プリマの力を使いこなすことができるのか。
この旅では考える事が積み重なっていく。
それを乗り越えてこそ、俺は成長できるのだろう。
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