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第四部 主と共鳴せし道 第一章 闇のオーブを求め
間話 七刃
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「随分と順調に進んでいる。楽しくなってきそうだ。この黙示録も
多少は役に立ったよ」
「それは何より……してこの後はどうなさるおつもりで」
「そうだね。楽しい玩具も沢山あるけど、まずはサーカスが楽しみだね。
その次は……ふふふ」
「お楽しそうですな」
「君たちを楽しませてあげれていないから、まだそこまで楽しんではいないよ。
七刃である君たちにとっては、つまらない戦いばかりだっただろう?」
「そのようなことはありませぬ。我ら一同、主の楽しそうなお姿を見るだけで満足故」
「でもね……もう一人、欲しくなっちゃった。彼を加えれば八刃。いいと思わない?」
「我々と同程度に並べるほど強い者がいると?」
「いたんだよ。見つけたんだ。偶然……いや、必然だろうね。楽しみだな、また会うのが」
「直ぐに連れて参りましょうか?」
「いいよ。どうせ直ぐ会えるから。だってさ、あの時あの状況で笑ったんだよ。
信じられないよね。思わず僕も笑っちゃったよ。たまらないなぁ。早く会いたいなぁ」
「主がそれほど望まれる相手であれば、少々嫉妬してしまいますな」
何者かは七人の部下一人一人に目をやると、ゆっくりと名を告げていく。
「マーカス、リトロ、フェイツ、ミストラ、ストーボー、リトラベイ、ターレキプ」
『はっ』
「全員、暇でしょ。一つ仕事をあげるよ。キゾナ大陸でさ、変な集団が大陸を
掌握したって言ってるらしいんだ。だから滅ぼしてきていいよ」
「しかし、全員で行けば主の身辺警護が」
「俺一人で十分です。他の者は座禅でも組んでいればいい」
「何を申すか。マーカス、貴様また抜け駆けするつもりか」
「リトロが行くよりはいいだろう」
「いつも喧嘩ばかりするのはよせ。主の御前だぞ」
「……」
「ふふふ。元気が有り余ってるのはいいけど、こちらは問題ないんだよ。
でもそうだね、全員はいらないか。それならリトラベイとターレキプには残って
もらおうかな」
「御意にございます」
「……御意」
装甲車のような鎧と、長い槍をたずさえるリトラベイ。
反して黒い軽装、かつ鋭い目つきを持つターレキプは短めの槍を持っていた。
「サーカスまでは少々退屈だね。最近流行ってるっていうロブロードをやりたいな。
二人とも、相手をしてくれるかな」
「ぐ……拙者は少々苦手でして……ターレキプ。お前がやれ!」
「……苦手だ」
「困ったねえ。それじゃもう一人残ってもらおうかな」
「それならばこのミストラが。そういった類のものは得意です」
「じゃあミストラ、お願いするね。四人になってしまうけど、大丈夫かな」
「問題ありませんぜ。一人でも平気なくらいだ」
「それじゃ、頼むよ。ふふふ……このロブロードも一体だれが考えたんだろうね。
実に興味深いよ。もしかしたらこれも……ふふふ、手に入れたい。手に入れよう。
それまでは我慢我慢。さぁ、遊ぼう」
「承知しました」
ロブロードを開始した何者。先ほどまで部屋にいた半数は既になく、部屋には
何者かの笑い声がしばらく響いていた。
多少は役に立ったよ」
「それは何より……してこの後はどうなさるおつもりで」
「そうだね。楽しい玩具も沢山あるけど、まずはサーカスが楽しみだね。
その次は……ふふふ」
「お楽しそうですな」
「君たちを楽しませてあげれていないから、まだそこまで楽しんではいないよ。
七刃である君たちにとっては、つまらない戦いばかりだっただろう?」
「そのようなことはありませぬ。我ら一同、主の楽しそうなお姿を見るだけで満足故」
「でもね……もう一人、欲しくなっちゃった。彼を加えれば八刃。いいと思わない?」
「我々と同程度に並べるほど強い者がいると?」
「いたんだよ。見つけたんだ。偶然……いや、必然だろうね。楽しみだな、また会うのが」
「直ぐに連れて参りましょうか?」
「いいよ。どうせ直ぐ会えるから。だってさ、あの時あの状況で笑ったんだよ。
信じられないよね。思わず僕も笑っちゃったよ。たまらないなぁ。早く会いたいなぁ」
「主がそれほど望まれる相手であれば、少々嫉妬してしまいますな」
何者かは七人の部下一人一人に目をやると、ゆっくりと名を告げていく。
「マーカス、リトロ、フェイツ、ミストラ、ストーボー、リトラベイ、ターレキプ」
『はっ』
「全員、暇でしょ。一つ仕事をあげるよ。キゾナ大陸でさ、変な集団が大陸を
掌握したって言ってるらしいんだ。だから滅ぼしてきていいよ」
「しかし、全員で行けば主の身辺警護が」
「俺一人で十分です。他の者は座禅でも組んでいればいい」
「何を申すか。マーカス、貴様また抜け駆けするつもりか」
「リトロが行くよりはいいだろう」
「いつも喧嘩ばかりするのはよせ。主の御前だぞ」
「……」
「ふふふ。元気が有り余ってるのはいいけど、こちらは問題ないんだよ。
でもそうだね、全員はいらないか。それならリトラベイとターレキプには残って
もらおうかな」
「御意にございます」
「……御意」
装甲車のような鎧と、長い槍をたずさえるリトラベイ。
反して黒い軽装、かつ鋭い目つきを持つターレキプは短めの槍を持っていた。
「サーカスまでは少々退屈だね。最近流行ってるっていうロブロードをやりたいな。
二人とも、相手をしてくれるかな」
「ぐ……拙者は少々苦手でして……ターレキプ。お前がやれ!」
「……苦手だ」
「困ったねえ。それじゃもう一人残ってもらおうかな」
「それならばこのミストラが。そういった類のものは得意です」
「じゃあミストラ、お願いするね。四人になってしまうけど、大丈夫かな」
「問題ありませんぜ。一人でも平気なくらいだ」
「それじゃ、頼むよ。ふふふ……このロブロードも一体だれが考えたんだろうね。
実に興味深いよ。もしかしたらこれも……ふふふ、手に入れたい。手に入れよう。
それまでは我慢我慢。さぁ、遊ぼう」
「承知しました」
ロブロードを開始した何者。先ほどまで部屋にいた半数は既になく、部屋には
何者かの笑い声がしばらく響いていた。
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