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第三章 舞踏会と武闘会
第三百三十二話 舞い踊る調べ
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踊り終わった俺に、リルが近づいて話しかけてきた。
「かなり長く踊っていたね……どうしたんだい? 大丈夫?」
「ああ。話を聞いていたら悲しくなってしまって。神との意識の違いにさ」
「ふふふ、君らしいね。案外君は泣き虫だから、僕がそばにしっかりといてあげないとね」
「からかうなよリル。でもお前の言う通りだな。何度泣いてる姿をお前に見せてるんだろう。
昔は涙一滴、流さなかったのに」
「前世かい。君は我慢ばかりするから、そうやって吐き出す方が絶対いいよ。女性には弱い所を
見せたくないだろうしね」
「それはお互い様だよ、リル。俺はお前に助けられてばかりだ。
だからこそ……」
「さぁ、それはいいから。今度は僕と踊ろう。僕は回避に専念するから、一刀で」
「よし、いくぞリル!」
俺はリルと向き合い舞踏を開始する。神の遣いが盛り上げるように音楽を奏でだす。
リルは美しい。そしてとても嬉しそうだった。
「下段、中段、上段、突き、右斬り、左斬り、中央!」
「模倣!」
俺の動きを完全に模倣している。寸分たがわぬ回避が続き、大いに盛り上がった。
二人で一礼をする。
それからエーナ、ディオ、トゥリス、テーセラ、ペンデ、エークシ、エプタ、オクト、エンネア
そしてブネ。それぞれの神の遣いと一通り踊った。
それから女性陣と向き合う。まずはメルザ。
「お嬢さん、私と舞い踊ってくれませんか?」
「なっ!? その……うまくできるかな。俺様片手だしよ……」
「はははっ、今更何言ってんだ。たとえ両腕が無くても、俺が抱きしめて踊ってやる。
お前を一生、楽しませてあげれるように! さぁおいで、我が妻……いや、我が主よ」
「にはは! 俺様はルインの親分! ちゃんと引っ張ってくれよな!」
「ああ、もちろんだ!」
メルザの左手を引きよせ、体をつける。細い腰に手を当て、十分にリードして踊る。
神の遣いもちゃんと気をきかせて、メルザに無理のないような音楽にしてくれた。
きっと周りから見ればメルザは可愛いが、美しいとは少し違って感じるのかもしれない。
それでも俺の心には、何よりも無邪気で無垢なこいつが、美しく見える。
今まで見た中で一番の笑顔を見せ、喜んでくれた。
二人で手をつなぎ一礼する。
『次は私よ!』
「ファナ、サラ……完全に同時だな……」
『私が先よ!』
「あれ、ベルディアは……ああ、神に楽器の指導受けてるのか、なるほど。それじゃ二人とも、手を」
『えっ?』
俺はファナとサラそれぞれの手を取り踊り始める。お前たちはどっちかを先にすると絶対もめる。
だから一緒にって思ってたんだ。
どちらも甲乙つけがたい程美しいし一途。
そしてどちらもとびぬけた戦闘センスの持ち主。今まで幾度も助けられた。
「二人とも、感謝してもしきれないほどだ。本当に俺なんかでいいのか?」
「なんかって何よ。ルインより素敵な男なんてこの世にいないわ」
「私、あなたがいなければとっくに死んでたか、酷い奴隷になってた。一生を捧げてもたりないの。
あなた以外と結ばれるなんて絶対嫌よ」
「俺はメルザが好きだ。それを知っててなおそう言うんだから、二人の気持ちもちゃんと
受け止めないとだよな。ありがとう。二人とも、大好きだよ」
「……私もう、死んでもいいかも」
「あら奇遇ね、私もそう思ったわ……でも、死ぬなんてもったいなさ過ぎてできないわ」
二人の手を引いて激しく舞い踊り、美しくポーズを決めて踊りを終えた。
やっぱりこの二人は息がぴったりだ。
「次はどっちが先に一緒に寝るか決めないとね」
「えっ? あの……」
「ふん、私が先に決まってるじゃない。潜り込んでやるわよ」
「おーい、人の話を……」
『ふん!』
スタスタと火花を飛ばしながらどこかへいってしまった。
「次は私、それとベルディーと踊ってもらえるかな。彼女、ちょっと自信がないみたいで」
「イーファ……わかった。ベルディア、大丈夫か? 顔色よくないけど」
「……私人魚っしょ。だから舞踏なんてできない。どうしようルインに嫌われたら」
「何いってんだ。天地がひっくり返ろうが、ベルディアを嫌う事なんてないよ。
ベルディアのいいとこは思い切りのよさ……だよな。いつもやってる格闘術で俺に向かってせめてきな!」
「え? 格闘術? それならいけるっしょ! シッ!」
「おやおや、それなら私も混ざろうかな。格闘はそこまで得意じゃないけど!」
ベルディアの動きの速さに合わせて、神の遣いが激しい音楽を奏で始めた。
ベルディアとイーファ両方を相手に迫りくる拳を回避していく。
本当にベルディアは真っすぐで思い切りがいい。
踏み込みもかなりよくなった。
ジオのいう通り、格闘センスはベルディアが頭一つ抜けている。
イーファは慎重だから動きが判別しやすくて助かるが、これ……ちょっ……まずい!
「お、押される。まじか! 神魔解放! うわーっととと」
「体、軽くなった? これなら! しゅっ!」
「本当だ。先ほどまでが嘘のようだ。ルインの動きが……あっ」
反応が上がったベルディアの動きを回避しきれず、片手を地面についてもう片方を前へ出し、迫る
反動をいかして反対へまわろうとしたら……伸ばした手がぷるぷるな何かにヒットした。
「えっち……」
「どわーっ、最初からベルディア一人相手でお願いすべきだった! すまん!」
タイミングよく神たちの演奏が止まる。
「ちょ、曲そこで止めるなって! 皆見るから!」
「……なんで妻一番乗りタッチがあいつなわけ?」
「本当は王様のを触ろうとしてたんじゃない? ルインって結構イーファ好きだし」
「おいおいおいおいー! 音楽はよ! はよー!」
しかしそんな俺の要望に、応えてくれる神はいなかった。
そう、神は死んだのだ……決してニーチェのような無価値化の意味ではない……。
「かなり長く踊っていたね……どうしたんだい? 大丈夫?」
「ああ。話を聞いていたら悲しくなってしまって。神との意識の違いにさ」
「ふふふ、君らしいね。案外君は泣き虫だから、僕がそばにしっかりといてあげないとね」
「からかうなよリル。でもお前の言う通りだな。何度泣いてる姿をお前に見せてるんだろう。
昔は涙一滴、流さなかったのに」
「前世かい。君は我慢ばかりするから、そうやって吐き出す方が絶対いいよ。女性には弱い所を
見せたくないだろうしね」
「それはお互い様だよ、リル。俺はお前に助けられてばかりだ。
だからこそ……」
「さぁ、それはいいから。今度は僕と踊ろう。僕は回避に専念するから、一刀で」
「よし、いくぞリル!」
俺はリルと向き合い舞踏を開始する。神の遣いが盛り上げるように音楽を奏でだす。
リルは美しい。そしてとても嬉しそうだった。
「下段、中段、上段、突き、右斬り、左斬り、中央!」
「模倣!」
俺の動きを完全に模倣している。寸分たがわぬ回避が続き、大いに盛り上がった。
二人で一礼をする。
それからエーナ、ディオ、トゥリス、テーセラ、ペンデ、エークシ、エプタ、オクト、エンネア
そしてブネ。それぞれの神の遣いと一通り踊った。
それから女性陣と向き合う。まずはメルザ。
「お嬢さん、私と舞い踊ってくれませんか?」
「なっ!? その……うまくできるかな。俺様片手だしよ……」
「はははっ、今更何言ってんだ。たとえ両腕が無くても、俺が抱きしめて踊ってやる。
お前を一生、楽しませてあげれるように! さぁおいで、我が妻……いや、我が主よ」
「にはは! 俺様はルインの親分! ちゃんと引っ張ってくれよな!」
「ああ、もちろんだ!」
メルザの左手を引きよせ、体をつける。細い腰に手を当て、十分にリードして踊る。
神の遣いもちゃんと気をきかせて、メルザに無理のないような音楽にしてくれた。
きっと周りから見ればメルザは可愛いが、美しいとは少し違って感じるのかもしれない。
それでも俺の心には、何よりも無邪気で無垢なこいつが、美しく見える。
今まで見た中で一番の笑顔を見せ、喜んでくれた。
二人で手をつなぎ一礼する。
『次は私よ!』
「ファナ、サラ……完全に同時だな……」
『私が先よ!』
「あれ、ベルディアは……ああ、神に楽器の指導受けてるのか、なるほど。それじゃ二人とも、手を」
『えっ?』
俺はファナとサラそれぞれの手を取り踊り始める。お前たちはどっちかを先にすると絶対もめる。
だから一緒にって思ってたんだ。
どちらも甲乙つけがたい程美しいし一途。
そしてどちらもとびぬけた戦闘センスの持ち主。今まで幾度も助けられた。
「二人とも、感謝してもしきれないほどだ。本当に俺なんかでいいのか?」
「なんかって何よ。ルインより素敵な男なんてこの世にいないわ」
「私、あなたがいなければとっくに死んでたか、酷い奴隷になってた。一生を捧げてもたりないの。
あなた以外と結ばれるなんて絶対嫌よ」
「俺はメルザが好きだ。それを知っててなおそう言うんだから、二人の気持ちもちゃんと
受け止めないとだよな。ありがとう。二人とも、大好きだよ」
「……私もう、死んでもいいかも」
「あら奇遇ね、私もそう思ったわ……でも、死ぬなんてもったいなさ過ぎてできないわ」
二人の手を引いて激しく舞い踊り、美しくポーズを決めて踊りを終えた。
やっぱりこの二人は息がぴったりだ。
「次はどっちが先に一緒に寝るか決めないとね」
「えっ? あの……」
「ふん、私が先に決まってるじゃない。潜り込んでやるわよ」
「おーい、人の話を……」
『ふん!』
スタスタと火花を飛ばしながらどこかへいってしまった。
「次は私、それとベルディーと踊ってもらえるかな。彼女、ちょっと自信がないみたいで」
「イーファ……わかった。ベルディア、大丈夫か? 顔色よくないけど」
「……私人魚っしょ。だから舞踏なんてできない。どうしようルインに嫌われたら」
「何いってんだ。天地がひっくり返ろうが、ベルディアを嫌う事なんてないよ。
ベルディアのいいとこは思い切りのよさ……だよな。いつもやってる格闘術で俺に向かってせめてきな!」
「え? 格闘術? それならいけるっしょ! シッ!」
「おやおや、それなら私も混ざろうかな。格闘はそこまで得意じゃないけど!」
ベルディアの動きの速さに合わせて、神の遣いが激しい音楽を奏で始めた。
ベルディアとイーファ両方を相手に迫りくる拳を回避していく。
本当にベルディアは真っすぐで思い切りがいい。
踏み込みもかなりよくなった。
ジオのいう通り、格闘センスはベルディアが頭一つ抜けている。
イーファは慎重だから動きが判別しやすくて助かるが、これ……ちょっ……まずい!
「お、押される。まじか! 神魔解放! うわーっととと」
「体、軽くなった? これなら! しゅっ!」
「本当だ。先ほどまでが嘘のようだ。ルインの動きが……あっ」
反応が上がったベルディアの動きを回避しきれず、片手を地面についてもう片方を前へ出し、迫る
反動をいかして反対へまわろうとしたら……伸ばした手がぷるぷるな何かにヒットした。
「えっち……」
「どわーっ、最初からベルディア一人相手でお願いすべきだった! すまん!」
タイミングよく神たちの演奏が止まる。
「ちょ、曲そこで止めるなって! 皆見るから!」
「……なんで妻一番乗りタッチがあいつなわけ?」
「本当は王様のを触ろうとしてたんじゃない? ルインって結構イーファ好きだし」
「おいおいおいおいー! 音楽はよ! はよー!」
しかしそんな俺の要望に、応えてくれる神はいなかった。
そう、神は死んだのだ……決してニーチェのような無価値化の意味ではない……。
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