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第四章 戦いの果てに見出すもの
間話 タルタロスと奈落
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ルインたちがアルファルファ城に潜入した頃――――
「おい、ジオとやら。どうなっている。話とはだいぶ違うぞ」
「僕に言われてもねぇ。瞬剣!」
「時術、エンペラーカオスタイム」
「うわ、何その術。えぐいねぇ。完全停止の術か……おかげで楽に倒せるけど! 瞬剣!」
時間凍結されたアンデッドが次々と瞬剣で斬り倒されていく。
現在は円陣の城入口付近。アルカーンが城に到着した頃には、アンデッドの群れで囲まれていた。
「貴様が無理やり侵入したからだろう。責任をとってあとは貴様がやれ」
「数が多すぎるよねぇ!? この剣一本じゃ時間がかかる。何かいいもの持ってない?」
「自分で努力することだな。私は次の時計作りの思案でもしていよう」
「この非常時に!? 本当に変わってる妖魔だねぇ。嫌いじゃないけ……ど! 瞬剣!
いやー、武器が壊れないっていいねぇ」
「ちゃんと返せ。貴様には過ぎたるものだ。この私が作ったのだからな」
「……え? 今なんていったんだい?」
「……何でもない。では任せたぞ」
アンデッドを次から次へと切り裂いていくジオとはうらはらに、特に何もしないアルカーン。
そこへフェルドナージュ様が到着する。
「これはフェルドナージュ様。もう片付いたのですか? ……その腕は。急ぎこちらをお使いください」
「よい。後にせよアルカーン。アルケーよ、ここで間違いないのだな」
「そうですな。全員中へ……転移アーティファクト、奈落の深淵」
「貴様何を……」
「これもご命令通りだ。安心しろ、命を取るつもりはない」
アーティファクトが展開されると、円陣の城ごと全員、どこかへ転移させられる。
城も、アンデッドも……そしておそらく円陣の玉座に居るものも。
城を出ると、そのすぐ先には巨大な穴があいており、どこまでも続いている。
「……戻りました。ご命令通りに」
「……フェルドナージュ以外、連れて下がれ」
「御意。機嫌を損ねぬよう、黙ってついてきてもらえるか。悪いようにはせぬ」
「よい。タルタロスの申す通りにせよ。童に手出しはせぬ男だ」
言われた通りアルケーは、ジオ、アルカーン、アネスタ、フェドラートを連れてタルタロスの
傍を離れる。
「久しいな。タルタロスよ。貴様とこのような形で相まみえようとは」
「結界を構築する。手伝え。中にいるやつがそろそろ復活し動き出す」
「……わかった。邪術封印邪剣、縛帯の舞」
「冥府と円環の理、奈落牢」
円陣の城のみを囲うように、数百本の灰色の剣が城へ突き刺さる。
その剣に輪を通すよう、何かの金属のような棒で囲まれていった。
「妖魔の理を越えた者を冥府へ落とす。見届け人は貴様だ」
「よかろう。よもやこのような形でタルタロスに関わろうとは思わなかったぞ」
「予定外だ。地上の神、一体何を考えている……まぁよい、行くぞ」
「このまま冥府に送れば済むのではないか?」
「仮にも理を有する神。今のままでは冥府に落とす事叶わぬ。
一度ベルータスと分離させ、そのうえで封じる」
「ほう……語り継がれるそなたの伝説をこの目で見れる事になろうとは」
「勘違いするな。神格化された妖魔といえど貴様は祖父に遠く及ばぬ妖魔。
フェルドナーガならいざ知らず、貴様などに興味は無い」
「童より兄の方が強いと、そう申すのか」
「そうだ。急速に力を付けている。貴様らをここに呼んだのは
バランスを保つため。
ベルー家衰退とフェル家の逆上。阿修羅帝国の行く末がこれでは、あ奴も報われぬな」
「……もうよい。さっさと澄ませよ。その後きちんと説明してもらう」
「このタルタロスから説明することはない。知りたくば部下共に聞け」
「困った奴じゃのう……この奥か。異変には気づいておろう。なぜ出てこぬ」
「出られぬのだ。開けるぞ」
場内に入ってから一匹たりともモンスターはいない。
玉座へと真っすぐ続く道を進み一つの扉の前に二人はいた。
扉の隙間から禍々しいオーラが飛び出ている。
タルタロスが扉を開く前に結界をはる。
そのまま手を触れずにゆっくりと扉を開くと、二つの生物がいた。
一人は見る影もなくなった王冠を被る亜人と思われる生物。
もう一方は端正な顔立ちにも関わらず、凍り付いた表情で微動だにしない妖魔。その顔以外は霧に包まれている。
「クククク、おいおいタルタロスよ、招待してくれるのはいいが、いいのか? 奈落の部下共全員
もらってもよ」
「ああ。ベルータス様、欲しい、欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい民を統べる力力力力ちからをを。
いう事を聞かぬ愚民を、亜人へ敬服させる力力力力らららあああああ」
「もうやっただろう。おめえの力で全員アンデッドだぜぇーー、すっきりしただろ」
「ぎひひひひいーーー言う事を聞かぬ愚民愚民愚民愚民……げへへえええーー、力、力ぁーーー!」
「フェルドナージュ。引きはがせ」
「邪剣、蛇封印」
巨大な剣が王冠の者に突き刺さり、蛇へと姿を変えて飲み込む。
「げひゃひゃ! 苦苦し苦苦苦しいーー!」
「哀れな。力を欲するあまり取り込まれたか。浄化の蛇
無情の蛇剣!」
飲み込んだ蛇に無数の剣が突き刺さる。
「おいおい、俺の玩具になんてことしやがる。たっぷりとこいつで残虐の限りを尽くした。
おかげですっかり回復したぜぇ。どうだったよ。俺の分体は。
ざまぁねえな、その腕。クックック」
「フェルドナージュ、十分だ。後は任せろ」
「はっ、てめぇ何言ってやがる。まさか理解できてねえのか? この身体の状況をよぉ」
「貴様ほど愚かではない。それに関係ない事だ。理を超えたお前にはもう、道はないのだから」
「はっ!? おい霧神。こいつを取り込め。さらなる力を得てもっと残虐を楽しませ……」
「分離崩落」
タルタロスが何かをベルータスへ放り投げると、霧に包まれていたベルータスの姿がはっきりした。
投げたものの中には濃い霧が収束されている。
「て、てめぇ何しやがった? なんだその道具は? なん……」
「騒がしい。冥府への門……引きずり込め」
突如現れた紫色の巨大な門。そこから巨大な手が現れ、ベルータスをつかむ。
ぐいぐいとひっぱり門へと引きずり込もうとしている。
「な、なんだ? 力が入らねぇ。ふざけろよ!? 俺は残虐のベルータス!
ベルーシンと共にあれを……」
紫色の門に吸い込まれたベルータス。そのまま巨大門はバタリと閉じ、消えて無くなった。
タルタロスは放り投げたものを拾い上げて手に持った。
「あれが冥府の門……あの中に吸い込まれたらどうなるのだ」
「知るところではない。フェルドナージュがそこへ行く事はない。
お前にはフェルドランスの意思が少し感じられる」
「おじい様を知っているのか!?」
「当然だ。戻るぞ。ここは人間の匂いが強い。吐き気がする」
「……はかり知れぬ。タルタロス……童と語らってはくれぬのか」
「言ったはずだ。部下に聞け……と。奈落の滞在を許可する。精々落ちぬ事だ。
お前の部下共々な」
「おい、ジオとやら。どうなっている。話とはだいぶ違うぞ」
「僕に言われてもねぇ。瞬剣!」
「時術、エンペラーカオスタイム」
「うわ、何その術。えぐいねぇ。完全停止の術か……おかげで楽に倒せるけど! 瞬剣!」
時間凍結されたアンデッドが次々と瞬剣で斬り倒されていく。
現在は円陣の城入口付近。アルカーンが城に到着した頃には、アンデッドの群れで囲まれていた。
「貴様が無理やり侵入したからだろう。責任をとってあとは貴様がやれ」
「数が多すぎるよねぇ!? この剣一本じゃ時間がかかる。何かいいもの持ってない?」
「自分で努力することだな。私は次の時計作りの思案でもしていよう」
「この非常時に!? 本当に変わってる妖魔だねぇ。嫌いじゃないけ……ど! 瞬剣!
いやー、武器が壊れないっていいねぇ」
「ちゃんと返せ。貴様には過ぎたるものだ。この私が作ったのだからな」
「……え? 今なんていったんだい?」
「……何でもない。では任せたぞ」
アンデッドを次から次へと切り裂いていくジオとはうらはらに、特に何もしないアルカーン。
そこへフェルドナージュ様が到着する。
「これはフェルドナージュ様。もう片付いたのですか? ……その腕は。急ぎこちらをお使いください」
「よい。後にせよアルカーン。アルケーよ、ここで間違いないのだな」
「そうですな。全員中へ……転移アーティファクト、奈落の深淵」
「貴様何を……」
「これもご命令通りだ。安心しろ、命を取るつもりはない」
アーティファクトが展開されると、円陣の城ごと全員、どこかへ転移させられる。
城も、アンデッドも……そしておそらく円陣の玉座に居るものも。
城を出ると、そのすぐ先には巨大な穴があいており、どこまでも続いている。
「……戻りました。ご命令通りに」
「……フェルドナージュ以外、連れて下がれ」
「御意。機嫌を損ねぬよう、黙ってついてきてもらえるか。悪いようにはせぬ」
「よい。タルタロスの申す通りにせよ。童に手出しはせぬ男だ」
言われた通りアルケーは、ジオ、アルカーン、アネスタ、フェドラートを連れてタルタロスの
傍を離れる。
「久しいな。タルタロスよ。貴様とこのような形で相まみえようとは」
「結界を構築する。手伝え。中にいるやつがそろそろ復活し動き出す」
「……わかった。邪術封印邪剣、縛帯の舞」
「冥府と円環の理、奈落牢」
円陣の城のみを囲うように、数百本の灰色の剣が城へ突き刺さる。
その剣に輪を通すよう、何かの金属のような棒で囲まれていった。
「妖魔の理を越えた者を冥府へ落とす。見届け人は貴様だ」
「よかろう。よもやこのような形でタルタロスに関わろうとは思わなかったぞ」
「予定外だ。地上の神、一体何を考えている……まぁよい、行くぞ」
「このまま冥府に送れば済むのではないか?」
「仮にも理を有する神。今のままでは冥府に落とす事叶わぬ。
一度ベルータスと分離させ、そのうえで封じる」
「ほう……語り継がれるそなたの伝説をこの目で見れる事になろうとは」
「勘違いするな。神格化された妖魔といえど貴様は祖父に遠く及ばぬ妖魔。
フェルドナーガならいざ知らず、貴様などに興味は無い」
「童より兄の方が強いと、そう申すのか」
「そうだ。急速に力を付けている。貴様らをここに呼んだのは
バランスを保つため。
ベルー家衰退とフェル家の逆上。阿修羅帝国の行く末がこれでは、あ奴も報われぬな」
「……もうよい。さっさと澄ませよ。その後きちんと説明してもらう」
「このタルタロスから説明することはない。知りたくば部下共に聞け」
「困った奴じゃのう……この奥か。異変には気づいておろう。なぜ出てこぬ」
「出られぬのだ。開けるぞ」
場内に入ってから一匹たりともモンスターはいない。
玉座へと真っすぐ続く道を進み一つの扉の前に二人はいた。
扉の隙間から禍々しいオーラが飛び出ている。
タルタロスが扉を開く前に結界をはる。
そのまま手を触れずにゆっくりと扉を開くと、二つの生物がいた。
一人は見る影もなくなった王冠を被る亜人と思われる生物。
もう一方は端正な顔立ちにも関わらず、凍り付いた表情で微動だにしない妖魔。その顔以外は霧に包まれている。
「クククク、おいおいタルタロスよ、招待してくれるのはいいが、いいのか? 奈落の部下共全員
もらってもよ」
「ああ。ベルータス様、欲しい、欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい民を統べる力力力力ちからをを。
いう事を聞かぬ愚民を、亜人へ敬服させる力力力力らららあああああ」
「もうやっただろう。おめえの力で全員アンデッドだぜぇーー、すっきりしただろ」
「ぎひひひひいーーー言う事を聞かぬ愚民愚民愚民愚民……げへへえええーー、力、力ぁーーー!」
「フェルドナージュ。引きはがせ」
「邪剣、蛇封印」
巨大な剣が王冠の者に突き刺さり、蛇へと姿を変えて飲み込む。
「げひゃひゃ! 苦苦し苦苦苦しいーー!」
「哀れな。力を欲するあまり取り込まれたか。浄化の蛇
無情の蛇剣!」
飲み込んだ蛇に無数の剣が突き刺さる。
「おいおい、俺の玩具になんてことしやがる。たっぷりとこいつで残虐の限りを尽くした。
おかげですっかり回復したぜぇ。どうだったよ。俺の分体は。
ざまぁねえな、その腕。クックック」
「フェルドナージュ、十分だ。後は任せろ」
「はっ、てめぇ何言ってやがる。まさか理解できてねえのか? この身体の状況をよぉ」
「貴様ほど愚かではない。それに関係ない事だ。理を超えたお前にはもう、道はないのだから」
「はっ!? おい霧神。こいつを取り込め。さらなる力を得てもっと残虐を楽しませ……」
「分離崩落」
タルタロスが何かをベルータスへ放り投げると、霧に包まれていたベルータスの姿がはっきりした。
投げたものの中には濃い霧が収束されている。
「て、てめぇ何しやがった? なんだその道具は? なん……」
「騒がしい。冥府への門……引きずり込め」
突如現れた紫色の巨大な門。そこから巨大な手が現れ、ベルータスをつかむ。
ぐいぐいとひっぱり門へと引きずり込もうとしている。
「な、なんだ? 力が入らねぇ。ふざけろよ!? 俺は残虐のベルータス!
ベルーシンと共にあれを……」
紫色の門に吸い込まれたベルータス。そのまま巨大門はバタリと閉じ、消えて無くなった。
タルタロスは放り投げたものを拾い上げて手に持った。
「あれが冥府の門……あの中に吸い込まれたらどうなるのだ」
「知るところではない。フェルドナージュがそこへ行く事はない。
お前にはフェルドランスの意思が少し感じられる」
「おじい様を知っているのか!?」
「当然だ。戻るぞ。ここは人間の匂いが強い。吐き気がする」
「……はかり知れぬ。タルタロス……童と語らってはくれぬのか」
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