272 / 1,085
第四章 戦いの果てに見出すもの
第二百三十八話 久しぶりに術を見てもらう
しおりを挟む
ミスリルスカートの衣装を身に宿した状態を解除し、術の練習も終えた俺たちは、妖魔国で
以前訪れた衣服の店に行った。
知令由学園で派手にお金を使ったので、あまり買い物はしたくない。
さすがにファナたちもそこはわかっているようで、各自で買い物をしている。
ニンファは店員に色々話しているが……そのうちの一人が話しかけてきた。
「黒星のお弟子さんのルイン様ですよね? ……折り入ってお願いがあるんですけど」
「やあフォニー。どうしたの?」
「アネスタ様? いつもごひいきにありがとうございます。実はわたくし、独立を考えて
おりまして。それで妖魔の国で噂になっている例の町に出店できないかなと」
「ルーンの町へですか? 一応身元とか色々わかる人物じゃないと連れていけなくて」
「ルイン君。彼女は問題ないことを私が保障するよ。この子、こう見えてフォモルの娘さんなんだ」
「そうなんですか? それなら問題ありませんね。ただ……そうだ、ちょうどいい。試してみたかったんだ。
ルーンの町へ拡張してから、二人の許可がないとルーンの町へ来れないと思ってたんだけど。
どうも他の人の話だと出来るみたいで。買い物が済んだらついて来てくれる?」
「ええ。もし町で裁縫が必要ならわたくしに任せてください!
すごく素敵な町って聞いてますから嬉しいです!」
フォモルは息子に娘もいたのか。裁縫職人は今のところいないから、とても助かるな。
お店から引き抜いちゃっていいものなのだろうか。
買い物を済ませた俺たちは、泉から町へと戻る。
フォニーさんも来れているようなので、やはりどちらかの許可があればルーンの町へ
行けるようになっている。
メルザと別行動でもルーンの町に案内できるのは助かるな。
「ここには裁縫を行う商業施設もあるので、お使いください。温泉も自由に使ってくれて
構いませんよ。お客さんはまだ多くはないでしょうけど、大丈夫ですか?」
「ええ、ご心配なく。いつでもフェルス皇国に戻れますしね。いつかはベルローゼ様の
お洋服も……ああ、楽しみだわ!」
やっぱり先生のファンか……フェルス皇国だけでも凄い数のファンがいるからな、先生は。
「さて、術勉強組は解散だな。俺はベルローゼ先生に呼ばれてるから、行ってくる」
「私たちは封印に入って休んでるわね。ちょっと草臥れたから」
「そうね」
「そうするっしょ」
「私もあの居心地のよさにすっかり慣れたから、そうさせてもらおう」
ファナ、サラ、ベルディア、イーファが封印に入っていく。完全にベッド役だ……封印が。
「ニンファも入りたいですの……」
「さすがに王女様はいれられませんて! 殺されますって!」
「僕も入ってみたいけど、怖いなぁ」
「興味はあるけどね。ただこれでも六人兄弟の長男だから、そうもいかないな」
「うふふ。その中も面白そうだね。でもラートに怒られちゃうかな」
「わしはあの町でゆっくり暮らせば十分じゃ。いい服も買えたしのぅ」
話し終えて、それぞれ別の場所へ向かった。
西エリアの訓練場へと向かう俺は、試しに二匹のペンギンを造ってみる。
「妖雪造形の術・コウテイ! アデリー!」
「ウェーイ!」
「ウェィウェーィ」
「コウテイはもしかして乗れるかな……よいしょっと。おお、凄いしっかりしてる」
「ウェーイ?」
「ウェィ」
「そうだな。二匹とも、移動出来るか? 西エリアの訓練場まで頼みたいんだけど」
「ウェーイ!」
「ウェィウェーィ」
アネさんに聞いた通り、お願いしたらテケテケと走りだす。
徐々に速度があがり……ギィーンとかっとぶ速さになった!
早い! ミドー以上だ!
「ウェーーーーイ!」
「ウェィウェィーー」
「うおおおお、速い! 俺が走るより断然速い!」
俺が乗っていないアデリーは、余裕があるのか時折一回転ジャンプして見せる。
まるでアイススケート選手のようなアデリー。お前可愛すぎるだろう!
クルクルクルシャーーっとポーズを決めてすべるアデリー。
イカスぜ!
あっという間に訓練場の中に入る。呼び出すのに物凄く疲れるけど移動は楽だった。
「ウェーイ!」
「ウェィ」
片手を挙げて手を振る二匹。ありがとう助かったよ。俺も手を振って応じた。
先生は既に到着して待っていたようだ。お辞儀をして挨拶する。
「ほう、アネスタの造形術か。見事なものだ。妖術でも秘術に分類される造形術を使えるとは」
「思いの力です! 先生!」
「ふんっ、貴様の発想には我ら妖魔国も期待している。大いにフェルドナージュ様へ貢献することだ」
「わかってます。フェルス皇国は第二の故郷みたいなものですからね」
「さて、赤星の方はどうだ。一段上にはいけたか?」
「現在使えるのは赤海星の矢です。閃きました」
「剣は出せるか?」
「いえ……針より上は小星だけですね。一度コラーダに赤星をのせようとして失敗しました」
「やってみろ。俺に向けて撃ってこい」
先生と対峙する形で身構える。
「はい…… 剣戒! 赤星の……やっぱだめか」
「……その剣が不完全というのもある。手順を変えてみろ。赤星を先に放て」
「そうか! 赤星の針! 剣戒! 一閃!」
「ダメだな。バラバラだ。それと赤星の針は卒業しろ。今は斬撃ではなく多様な形でためせ」
「そうすると手軽に使える赤星は……うーん」
「いつも通り閃いてみることだ。貴様なら何か思いつくのではないか」
「そう言われてもなぁ。最近はペンギンに夢中で……うーん。先生のように妖星雷の術とか
使えると、針よりスムーズに先制攻撃できるんですけどね」
「貴様は雷と相性が非常に悪い。変に海水などという訳の分からないものを使えるからだろう」
「俺に言われてもなぁ……海水を使用した先制術を考える方がいいのかな」
雷と海なら相反しそうではある。装備で雷斗を使用出来た時はとても便利だったんだけど。
海、海かぁ……怖いのは竜巻……台風と津波かな。後は北極に南極とかがあって、氷が溶けてて
大変だとか。
台風ならイメージはしやすいけど、やってみるか……うーん。
「妖赤海星の台風一号!」
直径一メートル位の赤い渦がクルクルと目の前で回る。
「……貴様一体何をしている?」
「こ、こんなつもりでは!」
くっ。今の実力では到底無理だった。よし、津波だ!
「妖赤海星の大津波!」
先生に向かってゆるやかな海水が押し寄せる。
「……ふざけているのか?」
「ち、違うんです。本来なら天井を埋め尽くすほどの海水がですね……」
「まだまだ妖魔としての実力が足りぬようだ。しかしイメージがあるならばいい。
術として何れは完成する」
やっぱ妖力不足なのか。先は長いな。そうだ! 奇襲になるとしたらこれくらいはできるか?
「妖赤海星の水鉄砲」
先生へ一直線に赤色の海水が凄い速さで飛んだ。
「黒星の盾」
あっさりと防がれるが、先生が避けずに盾を使うとは。奇襲として十分使える証だ。
「今のは悪くない。威力もまぁまぁだった。ひとまずこれくらいにしておこう。
事が終わったらもっと修行をつけてやるから覚悟しておけ」
「はい。ありがとうございます。新作のお菓子も考えていますから」
「……楽しみにしておく……いいか、お互い必ず生きて戻る。忘れるなよ」
「……ええ。時間がもっと欲しかったけど、状況は待ってはくれませんからね」
「そうだな。残虐のベルータス。地上で暴れた以上本来ならタルタロスが始末をつけるのだがな」
「そうなのですか? そのタルタロスって……四大妖魔の?」
「そうだ。奈落の管理を司る冥暗のタルタロス。四大妖魔とはその役割を担う、地底の
重要な妖魔を指す。そのことについてはまた今度教えてやる。今日はもう休め」
「わかりました。その時にでもまた伺うとします。それでは」
先生にお辞儀をして訓練場を後にする。今日は色々あった。
明後日はいよいよメルザと離れて行動開始。気を引き締めねば。
以前訪れた衣服の店に行った。
知令由学園で派手にお金を使ったので、あまり買い物はしたくない。
さすがにファナたちもそこはわかっているようで、各自で買い物をしている。
ニンファは店員に色々話しているが……そのうちの一人が話しかけてきた。
「黒星のお弟子さんのルイン様ですよね? ……折り入ってお願いがあるんですけど」
「やあフォニー。どうしたの?」
「アネスタ様? いつもごひいきにありがとうございます。実はわたくし、独立を考えて
おりまして。それで妖魔の国で噂になっている例の町に出店できないかなと」
「ルーンの町へですか? 一応身元とか色々わかる人物じゃないと連れていけなくて」
「ルイン君。彼女は問題ないことを私が保障するよ。この子、こう見えてフォモルの娘さんなんだ」
「そうなんですか? それなら問題ありませんね。ただ……そうだ、ちょうどいい。試してみたかったんだ。
ルーンの町へ拡張してから、二人の許可がないとルーンの町へ来れないと思ってたんだけど。
どうも他の人の話だと出来るみたいで。買い物が済んだらついて来てくれる?」
「ええ。もし町で裁縫が必要ならわたくしに任せてください!
すごく素敵な町って聞いてますから嬉しいです!」
フォモルは息子に娘もいたのか。裁縫職人は今のところいないから、とても助かるな。
お店から引き抜いちゃっていいものなのだろうか。
買い物を済ませた俺たちは、泉から町へと戻る。
フォニーさんも来れているようなので、やはりどちらかの許可があればルーンの町へ
行けるようになっている。
メルザと別行動でもルーンの町に案内できるのは助かるな。
「ここには裁縫を行う商業施設もあるので、お使いください。温泉も自由に使ってくれて
構いませんよ。お客さんはまだ多くはないでしょうけど、大丈夫ですか?」
「ええ、ご心配なく。いつでもフェルス皇国に戻れますしね。いつかはベルローゼ様の
お洋服も……ああ、楽しみだわ!」
やっぱり先生のファンか……フェルス皇国だけでも凄い数のファンがいるからな、先生は。
「さて、術勉強組は解散だな。俺はベルローゼ先生に呼ばれてるから、行ってくる」
「私たちは封印に入って休んでるわね。ちょっと草臥れたから」
「そうね」
「そうするっしょ」
「私もあの居心地のよさにすっかり慣れたから、そうさせてもらおう」
ファナ、サラ、ベルディア、イーファが封印に入っていく。完全にベッド役だ……封印が。
「ニンファも入りたいですの……」
「さすがに王女様はいれられませんて! 殺されますって!」
「僕も入ってみたいけど、怖いなぁ」
「興味はあるけどね。ただこれでも六人兄弟の長男だから、そうもいかないな」
「うふふ。その中も面白そうだね。でもラートに怒られちゃうかな」
「わしはあの町でゆっくり暮らせば十分じゃ。いい服も買えたしのぅ」
話し終えて、それぞれ別の場所へ向かった。
西エリアの訓練場へと向かう俺は、試しに二匹のペンギンを造ってみる。
「妖雪造形の術・コウテイ! アデリー!」
「ウェーイ!」
「ウェィウェーィ」
「コウテイはもしかして乗れるかな……よいしょっと。おお、凄いしっかりしてる」
「ウェーイ?」
「ウェィ」
「そうだな。二匹とも、移動出来るか? 西エリアの訓練場まで頼みたいんだけど」
「ウェーイ!」
「ウェィウェーィ」
アネさんに聞いた通り、お願いしたらテケテケと走りだす。
徐々に速度があがり……ギィーンとかっとぶ速さになった!
早い! ミドー以上だ!
「ウェーーーーイ!」
「ウェィウェィーー」
「うおおおお、速い! 俺が走るより断然速い!」
俺が乗っていないアデリーは、余裕があるのか時折一回転ジャンプして見せる。
まるでアイススケート選手のようなアデリー。お前可愛すぎるだろう!
クルクルクルシャーーっとポーズを決めてすべるアデリー。
イカスぜ!
あっという間に訓練場の中に入る。呼び出すのに物凄く疲れるけど移動は楽だった。
「ウェーイ!」
「ウェィ」
片手を挙げて手を振る二匹。ありがとう助かったよ。俺も手を振って応じた。
先生は既に到着して待っていたようだ。お辞儀をして挨拶する。
「ほう、アネスタの造形術か。見事なものだ。妖術でも秘術に分類される造形術を使えるとは」
「思いの力です! 先生!」
「ふんっ、貴様の発想には我ら妖魔国も期待している。大いにフェルドナージュ様へ貢献することだ」
「わかってます。フェルス皇国は第二の故郷みたいなものですからね」
「さて、赤星の方はどうだ。一段上にはいけたか?」
「現在使えるのは赤海星の矢です。閃きました」
「剣は出せるか?」
「いえ……針より上は小星だけですね。一度コラーダに赤星をのせようとして失敗しました」
「やってみろ。俺に向けて撃ってこい」
先生と対峙する形で身構える。
「はい…… 剣戒! 赤星の……やっぱだめか」
「……その剣が不完全というのもある。手順を変えてみろ。赤星を先に放て」
「そうか! 赤星の針! 剣戒! 一閃!」
「ダメだな。バラバラだ。それと赤星の針は卒業しろ。今は斬撃ではなく多様な形でためせ」
「そうすると手軽に使える赤星は……うーん」
「いつも通り閃いてみることだ。貴様なら何か思いつくのではないか」
「そう言われてもなぁ。最近はペンギンに夢中で……うーん。先生のように妖星雷の術とか
使えると、針よりスムーズに先制攻撃できるんですけどね」
「貴様は雷と相性が非常に悪い。変に海水などという訳の分からないものを使えるからだろう」
「俺に言われてもなぁ……海水を使用した先制術を考える方がいいのかな」
雷と海なら相反しそうではある。装備で雷斗を使用出来た時はとても便利だったんだけど。
海、海かぁ……怖いのは竜巻……台風と津波かな。後は北極に南極とかがあって、氷が溶けてて
大変だとか。
台風ならイメージはしやすいけど、やってみるか……うーん。
「妖赤海星の台風一号!」
直径一メートル位の赤い渦がクルクルと目の前で回る。
「……貴様一体何をしている?」
「こ、こんなつもりでは!」
くっ。今の実力では到底無理だった。よし、津波だ!
「妖赤海星の大津波!」
先生に向かってゆるやかな海水が押し寄せる。
「……ふざけているのか?」
「ち、違うんです。本来なら天井を埋め尽くすほどの海水がですね……」
「まだまだ妖魔としての実力が足りぬようだ。しかしイメージがあるならばいい。
術として何れは完成する」
やっぱ妖力不足なのか。先は長いな。そうだ! 奇襲になるとしたらこれくらいはできるか?
「妖赤海星の水鉄砲」
先生へ一直線に赤色の海水が凄い速さで飛んだ。
「黒星の盾」
あっさりと防がれるが、先生が避けずに盾を使うとは。奇襲として十分使える証だ。
「今のは悪くない。威力もまぁまぁだった。ひとまずこれくらいにしておこう。
事が終わったらもっと修行をつけてやるから覚悟しておけ」
「はい。ありがとうございます。新作のお菓子も考えていますから」
「……楽しみにしておく……いいか、お互い必ず生きて戻る。忘れるなよ」
「……ええ。時間がもっと欲しかったけど、状況は待ってはくれませんからね」
「そうだな。残虐のベルータス。地上で暴れた以上本来ならタルタロスが始末をつけるのだがな」
「そうなのですか? そのタルタロスって……四大妖魔の?」
「そうだ。奈落の管理を司る冥暗のタルタロス。四大妖魔とはその役割を担う、地底の
重要な妖魔を指す。そのことについてはまた今度教えてやる。今日はもう休め」
「わかりました。その時にでもまた伺うとします。それでは」
先生にお辞儀をして訓練場を後にする。今日は色々あった。
明後日はいよいよメルザと離れて行動開始。気を引き締めねば。
0
お気に入りに追加
98
あなたにおすすめの小説

調子に乗りすぎて処刑されてしまった悪役貴族のやり直し自制生活 〜ただし自制できるとは言っていない〜
EAT
ファンタジー
「どうしてこうなった?」
優れた血統、高貴な家柄、天賦の才能────生まれときから勝ち組の人生により調子に乗りまくっていた侯爵家嫡男クレイム・ブラッドレイは殺された。
傍から見ればそれは当然の報いであり、殺されて当然な悪逆非道の限りを彼は尽くしてきた。しかし、彼はなぜ自分が殺されなければならないのか理解できなかった。そして、死ぬ間際にてその答えにたどり着く。簡単な話だ………信頼し、友と思っていた人間に騙されていたのである。
そうして誰もにも助けてもらえずに彼は一生を終えた。意識が薄れゆく最中でクレイムは思う。「願うことならば今度の人生は平穏に過ごしたい」と「決して調子に乗らず、謙虚に慎ましく穏やかな自制生活を送ろう」と。
次に目が覚めればまた新しい人生が始まると思っていたクレイムであったが、目覚めてみればそれは10年前の少年時代であった。
最初はどういうことか理解が追いつかなかったが、また同じ未来を繰り返すのかと絶望さえしたが、同時にそれはクレイムにとって悪い話ではなかった。「同じ轍は踏まない。今度は全てを投げ出して平穏なスローライフを送るんだ!」と目標を定め、もう一度人生をやり直すことを決意する。
しかし、運命がそれを許さない。
一度目の人生では考えられないほどの苦難と試練が真人間へと更生したクレイムに次々と降りかかる。果たしてクレイムは本当にのんびり平穏なスローライフを遅れるのだろうか?
※他サイトにも掲載中

テンプレな異世界を楽しんでね♪~元おっさんの異世界生活~【加筆修正版】
永倉伊織
ファンタジー
神の力によって異世界に転生した長倉真八(39歳)、転生した世界は彼のよく知る「異世界小説」のような世界だった。
転生した彼の身体は20歳の若者になったが、精神は何故か39歳のおっさんのままだった。
こうして元おっさんとして第2の人生を歩む事になった彼は異世界小説でよくある展開、いわゆるテンプレな出来事に巻き込まれながらも、出逢いや別れ、時には仲間とゆる~い冒険の旅に出たり
授かった能力を使いつつも普通に生きていこうとする、おっさんの物語である。
◇ ◇ ◇
本作は主人公が異世界で「生活」していく事がメインのお話しなので、派手な出来事は起こりません。
序盤は1話あたりの文字数が少なめですが
全体的には1話2000文字前後でサクッと読める内容を目指してます。

せっかくのクラス転移だけども、俺はポテトチップスでも食べながらクラスメイトの冒険を見守りたいと思います
霖空
ファンタジー
クラス転移に巻き込まれてしまった主人公。
得た能力は悪くない……いや、むしろ、チートじみたものだった。
しかしながら、それ以上のデメリットもあり……。
傍観者にならざるをえない彼が傍観者するお話です。
基本的に、勇者や、影井くんを見守りつつ、ほのぼの?生活していきます。
が、そのうち、彼自身の物語も始まる予定です。

俺のスキルが無だった件
しょうわな人
ファンタジー
会社から帰宅中に若者に親父狩りされていた俺、神城闘史(かみしろとうじ)。
攻撃してきたのを捌いて、逃れようとしていた時に眩しい光に包まれた。
気がつけば、見知らぬ部屋にいた俺と俺を狩ろうとしていた若者五人。
偉そうな爺さんにステータスオープンと言えと言われて素直に従った。
若者五人はどうやら爺さんを満足させたらしい。が、俺のステータスは爺さんからすればゴミカスと同じだったようだ。
いきなり金貨二枚を持たされて放り出された俺。しかし、スキルの真価を知り人助け(何でも屋)をしながら異世界で生活する事になった。
【お知らせ】
カクヨムで掲載、完結済の当作品を、微修正してこちらで再掲載させて貰います。よろしくお願いします。

やさしい異世界転移
みなと
ファンタジー
妹の誕生日ケーキを買いに行く最中 謎の声に導かれて異世界へと転移してしまった主人公
神洞 優斗。
彼が転移した世界は魔法が発達しているファンタジーの世界だった!
元の世界に帰るまでの間優斗は学園に通い平穏に過ごす事にしたのだが……?
この時の優斗は気付いていなかったのだ。
己の……いや"ユウト"としての逃れられない定めがすぐ近くまで来ている事に。
この物語は 優斗がこの世界で仲間と出会い、共に様々な困難に立ち向かい希望 絶望 別れ 後悔しながらも進み続けて、英雄になって誰かに希望を託すストーリーである。

【スキルコレクター】は異世界で平穏な日々を求める
シロ
ファンタジー
神の都合により異世界へ転生する事になったエノク。『スキルコレクター』というスキルでスキルは楽々獲得できレベルもマックスに。『解析眼』により相手のスキルもコピーできる。
メニューも徐々に開放されていき、できる事も増えていく。
しかし転生させた神への謎が深まっていき……?どういった結末を迎えるのかは、誰もわからない。


特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる