256 / 1,085
第三章 知令由学園 後編
第二百二十五話 高いところはダメ
しおりを挟む
幻泉草を取りに行ったイビン達は上空をルクシールで飛翔していた。
「旦那! 暴れねぇでくだせぇ!」
「うわーーーー! 高いよーー! 落ちるよぅーー! もうダメだよぉーー!」
「落ち着けって! お前さん、元兵士なんだろ!?」
「うるっせえから叩き落せハーヴァル!」
「ぞぞぉーーっ、このお姉さんが一番怖いよぉーーーーーー!」
すっかり高所恐怖症になったイビンだったが、それ以上に恐ろしいセフィアを見てしまい
高所恐怖症が緩和される。
「やっと落ち着いたか。セフィア、そのまま睨んで……玉を持ち上げるな! もうすぐ
着くから……ったく何で俺のお守り役が増えるんだよ。ルインの奴覚えてろよ……」
「おいイビンてめぇ! 着いたら肩揉めよ」
「ひぃーー! わ、わかったよぅ。こんな綺麗なのになんて怖いんだろう……」
ルクシールはゆっくりとミッドランド島の最北端位置に上陸する。
「ではあっしは言われた通りここで休憩してやす。気を付けていってきてくだせぇ。
位置がわからなくならないよう、この道具を」
「なんだこりゃ。あいつこんな便利なものまで持ってるのかよ」
「なんでもお知り合いが作ったものだとか。とんでもねぇ奴がいたもんで」
「本当だぞ。うちら傭兵稼業は遭難者も多い。モンスターに突然襲われて行方がわからなく
なる奴も多いからな。ありがたく使わせてもらう」
「ひぃ、ひぃっ……お姉さんこれでいいですか?」」
「ふん、力が足りねぇなおい。それに呼ぶときはセフィア様だろうが!」
「おいセフィア、それくらいにして行くぞ。イビン、様なんてつけなくていいからな」
「んだとハーヴァル! おい、それより喉が渇いた。酒もらうぞ」
「えっ? 今飲むなって……あー!」
「れへ、おいしーれす。いーちゃんも飲むれすかぁ?」
「ひっ……あれ、またおかしくなったよ? こ、こわかったー」
「あーあ。結局こうなるのかよ。仕方ねぇ、俺が背負ってくから剣持っててくれるか?」
「う、うん。重たっ! ハーヴァルさんはこんなの持ち歩いてるの?」
「これがおかしい事に出番がないんだ。俺が駆け付けるとほとんど盾をして
お終いだ。これも呪いのせいかな」
「呪い!? ひえーーー!」
「呪いって聞いただけで驚くなよ……それよりイビン、お前さん円陣の都で
兵士をやってたそうだな。内情は詳しくないのか?」
「僕、下っ端でいじめられてて。全然詳しくないんだ。ごめんよ」
「そうか、別に責めるつもりはない。お前さんもルインの仲間になったからには
幻妖団メルの一員だ。しっかり強くならないとな。
……っていっても俺やセフィアもガーランドにいられない以上、お前さんらと仕事を
するようだが」
「幻妖団メルってなんですか? ちょっと怖そうなんだけどなぁ」
「……おいおい、聞いてないのか? いや、それどころじゃなかったか……
おっと目的地はこの辺りじゃないかな」
ミッドランド島北端から西へ少し歩いた先にある、美しい小川があり木々が生い茂る場所。
しかし人が足を踏み入れるには危険で訪れる者は少ない。
魔湧泉の木陰と呼ばれる場所で小さな泉があった。
「んじゃ手分けして探すぞ。っていってもセフィアはダメだな。酒が入ってる」
「ハバーちゃんらんれすかぁ? わらしをここに置いていくんれすねぇ?
くすん、ひどいれすぅうー……うっ……」
「ばか、こんな綺麗なとこではくんじゃねぇ! あっちいくぞ! イビン、先に探しててくれ」
「わ、わかったよぅ。一度も来た事がないところは怖いよう……」
仕方なく言われた物を探しに行くイビン。青色の特徴があるヘンテコな形をした草。
見つけるのは簡単だと思った……が。
「うわーーー---! 変な花が襲ってくるよぉーーーー! 怖いよーーーー! 助けてー!
ハーヴァルさーーん!」
「うお、こいつはソーンアイビーか。しかもこんなに沢山いるとは!
お前さんも俺と一緒でついてない方だな。仲間が出来て嬉しいぜ。
剣を渡してセフィアを見てろ! あまり遠くにいくなよ。ヘインズの盾!」
「死ぬーーーー! あれ? 攻撃が止まった? 背中が痛いよう……はい剣です」
「やれやれ、見てな。集団で襲われた時用に、何かしらの対策は練っておくもんだぜ。
ゴリアテ! フルッシェンブルグ!」
重たくてでかい剣が数十倍に巨大化し、目の前の襲ってくるイバラのツルを一閃。
斬撃があたると同時に爆炎を上げる。
あんな剣、持っているだけでも凄いのにそれを軽々と振るう
金ぴかのハーヴァルを見たイビンは「かっこいい……絵本の主人公みたい」と思っていた。
「もうだめれすぅ、はきなすよあらしは……うっ」
「わあーーー! こっち向いてはかないでようーーー!」
「……俺の活躍って毎回こんなだよなぁ……はぁ、さっさと探すぞ二人とも」
「あの、セフィアはだめみたいだよ? ぐったりしてる」
「んじゃこいつは俺が見てるから探してきてくれ。もう大丈夫だろう」
「えーーー、怖いよーー! ハーヴァルさんが見てきてよぅ」
「悪いが俺はこいつから離れられない呪いでな。ほとほと困ってるんだよ」
「ええ? 寝るときも一緒なの?」
「いや、多少は離れられるが、そこまで遠くは無理ってことだ。
んじゃ、任せたぞイビン」
「……わかった、僕行ってくるよ! よーし頑張るぞー!」
急にやる気を出したイビンに少し戸惑うハーヴァル。だが納得したような表情を浮かべる。
あいつは自信を喪失していた時にルインに出会い、いい刺激を受けたんだな。
これからは出来そうな依頼を任せて自信をつけさせてやるといい……か。
苦労ついでに暫くは同行して面倒見てやるか……と思っていた。
「うわーーーーーー! ハーヴァルさんの嘘つきぃーーー! まだいるじゃないかーーー!
怖いよーー! 死んじゃうよぉーーーー!」
「……やれやれだな。全く」
「旦那! 暴れねぇでくだせぇ!」
「うわーーーー! 高いよーー! 落ちるよぅーー! もうダメだよぉーー!」
「落ち着けって! お前さん、元兵士なんだろ!?」
「うるっせえから叩き落せハーヴァル!」
「ぞぞぉーーっ、このお姉さんが一番怖いよぉーーーーーー!」
すっかり高所恐怖症になったイビンだったが、それ以上に恐ろしいセフィアを見てしまい
高所恐怖症が緩和される。
「やっと落ち着いたか。セフィア、そのまま睨んで……玉を持ち上げるな! もうすぐ
着くから……ったく何で俺のお守り役が増えるんだよ。ルインの奴覚えてろよ……」
「おいイビンてめぇ! 着いたら肩揉めよ」
「ひぃーー! わ、わかったよぅ。こんな綺麗なのになんて怖いんだろう……」
ルクシールはゆっくりとミッドランド島の最北端位置に上陸する。
「ではあっしは言われた通りここで休憩してやす。気を付けていってきてくだせぇ。
位置がわからなくならないよう、この道具を」
「なんだこりゃ。あいつこんな便利なものまで持ってるのかよ」
「なんでもお知り合いが作ったものだとか。とんでもねぇ奴がいたもんで」
「本当だぞ。うちら傭兵稼業は遭難者も多い。モンスターに突然襲われて行方がわからなく
なる奴も多いからな。ありがたく使わせてもらう」
「ひぃ、ひぃっ……お姉さんこれでいいですか?」」
「ふん、力が足りねぇなおい。それに呼ぶときはセフィア様だろうが!」
「おいセフィア、それくらいにして行くぞ。イビン、様なんてつけなくていいからな」
「んだとハーヴァル! おい、それより喉が渇いた。酒もらうぞ」
「えっ? 今飲むなって……あー!」
「れへ、おいしーれす。いーちゃんも飲むれすかぁ?」
「ひっ……あれ、またおかしくなったよ? こ、こわかったー」
「あーあ。結局こうなるのかよ。仕方ねぇ、俺が背負ってくから剣持っててくれるか?」
「う、うん。重たっ! ハーヴァルさんはこんなの持ち歩いてるの?」
「これがおかしい事に出番がないんだ。俺が駆け付けるとほとんど盾をして
お終いだ。これも呪いのせいかな」
「呪い!? ひえーーー!」
「呪いって聞いただけで驚くなよ……それよりイビン、お前さん円陣の都で
兵士をやってたそうだな。内情は詳しくないのか?」
「僕、下っ端でいじめられてて。全然詳しくないんだ。ごめんよ」
「そうか、別に責めるつもりはない。お前さんもルインの仲間になったからには
幻妖団メルの一員だ。しっかり強くならないとな。
……っていっても俺やセフィアもガーランドにいられない以上、お前さんらと仕事を
するようだが」
「幻妖団メルってなんですか? ちょっと怖そうなんだけどなぁ」
「……おいおい、聞いてないのか? いや、それどころじゃなかったか……
おっと目的地はこの辺りじゃないかな」
ミッドランド島北端から西へ少し歩いた先にある、美しい小川があり木々が生い茂る場所。
しかし人が足を踏み入れるには危険で訪れる者は少ない。
魔湧泉の木陰と呼ばれる場所で小さな泉があった。
「んじゃ手分けして探すぞ。っていってもセフィアはダメだな。酒が入ってる」
「ハバーちゃんらんれすかぁ? わらしをここに置いていくんれすねぇ?
くすん、ひどいれすぅうー……うっ……」
「ばか、こんな綺麗なとこではくんじゃねぇ! あっちいくぞ! イビン、先に探しててくれ」
「わ、わかったよぅ。一度も来た事がないところは怖いよう……」
仕方なく言われた物を探しに行くイビン。青色の特徴があるヘンテコな形をした草。
見つけるのは簡単だと思った……が。
「うわーーー---! 変な花が襲ってくるよぉーーーー! 怖いよーーーー! 助けてー!
ハーヴァルさーーん!」
「うお、こいつはソーンアイビーか。しかもこんなに沢山いるとは!
お前さんも俺と一緒でついてない方だな。仲間が出来て嬉しいぜ。
剣を渡してセフィアを見てろ! あまり遠くにいくなよ。ヘインズの盾!」
「死ぬーーーー! あれ? 攻撃が止まった? 背中が痛いよう……はい剣です」
「やれやれ、見てな。集団で襲われた時用に、何かしらの対策は練っておくもんだぜ。
ゴリアテ! フルッシェンブルグ!」
重たくてでかい剣が数十倍に巨大化し、目の前の襲ってくるイバラのツルを一閃。
斬撃があたると同時に爆炎を上げる。
あんな剣、持っているだけでも凄いのにそれを軽々と振るう
金ぴかのハーヴァルを見たイビンは「かっこいい……絵本の主人公みたい」と思っていた。
「もうだめれすぅ、はきなすよあらしは……うっ」
「わあーーー! こっち向いてはかないでようーーー!」
「……俺の活躍って毎回こんなだよなぁ……はぁ、さっさと探すぞ二人とも」
「あの、セフィアはだめみたいだよ? ぐったりしてる」
「んじゃこいつは俺が見てるから探してきてくれ。もう大丈夫だろう」
「えーーー、怖いよーー! ハーヴァルさんが見てきてよぅ」
「悪いが俺はこいつから離れられない呪いでな。ほとほと困ってるんだよ」
「ええ? 寝るときも一緒なの?」
「いや、多少は離れられるが、そこまで遠くは無理ってことだ。
んじゃ、任せたぞイビン」
「……わかった、僕行ってくるよ! よーし頑張るぞー!」
急にやる気を出したイビンに少し戸惑うハーヴァル。だが納得したような表情を浮かべる。
あいつは自信を喪失していた時にルインに出会い、いい刺激を受けたんだな。
これからは出来そうな依頼を任せて自信をつけさせてやるといい……か。
苦労ついでに暫くは同行して面倒見てやるか……と思っていた。
「うわーーーーーー! ハーヴァルさんの嘘つきぃーーー! まだいるじゃないかーーー!
怖いよーー! 死んじゃうよぉーーーー!」
「……やれやれだな。全く」
0
お気に入りに追加
97
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
ドアマットヒロインはごめん被るので、元凶を蹴落とすことにした
月白ヤトヒコ
ファンタジー
お母様が亡くなった。
それから程なくして――――
お父様が屋敷に見知らぬ母子を連れて来た。
「はじめまして! あなたが、あたしのおねえちゃんになるの?」
にっこりとわたくしを見やるその瞳と髪は、お父様とそっくりな色をしている。
「わ~、おねえちゃんキレイなブローチしてるのね! いいなぁ」
そう、新しい妹? が、言った瞬間・・・
頭の中を、凄まじい情報が巡った。
これ、なんでも奪って行く異母妹と家族に虐げられるドアマット主人公の話じゃね?
ドアマットヒロイン……物語の主人公としての、奪われる人生の、最初の一手。
だから、わたしは・・・よし、とりあえず馬鹿なことを言い出したこのアホをぶん殴っておこう。
ドアマットヒロインはごめん被るので、これからビシバシ躾けてやるか。
ついでに、「政略に使うための駒として娘を必要とし、そのついでに母親を、娘の世話係としてただで扱き使える女として連れて来たものかと」
そう言って、ヒロインのクズ親父と異母妹の母親との間に亀裂を入れることにする。
フハハハハハハハ! これで、異母妹の母親とこの男が仲良くわたしを虐げることはないだろう。ドアマットフラグを一つ折ってやったわっ!
うん? ドアマットヒロインを拾って溺愛するヒーローはどうなったかって?
そんなの知らん。
設定はふわっと。
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
分析スキルで美少女たちの恥ずかしい秘密が見えちゃう異世界生活
SenY
ファンタジー
"分析"スキルを持って異世界に転生した主人公は、相手の力量を正確に見極めて勝てる相手にだけ確実に勝つスタイルで短期間に一財を為すことに成功する。
クエスト報酬で豪邸を手に入れたはいいものの一人で暮らすには広すぎると悩んでいた主人公。そんな彼が友人の勧めで奴隷市場を訪れ、記憶喪失の美少女奴隷ルナを購入したことから、物語は動き始める。
これまで危ない敵から逃げたり弱そうな敵をボコるのにばかり"分析"を活用していた主人公が、そのスキルを美少女の恥ずかしい秘密を覗くことにも使い始めるちょっとエッチなハーレム系ラブコメ。
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
【R18】スライムにマッサージされて絶頂しまくる女の話
白木 白亜
ファンタジー
突如として異世界転移した日本の大学生、タツシ。
世界にとって致命的な抜け穴を見つけ、召喚士としてあっけなく魔王を倒してしまう。
その後、一緒に旅をしたスライムと共に、マッサージ店を開くことにした。卑猥な目的で。
裏があるとも知れず、王都一番の人気になるマッサージ店「スライム・リフレ」。スライムを巧みに操って体のツボを押し、角質を取り、リフレッシュもできる。
だがそこは三度の飯よりも少女が絶頂している瞬間を見るのが大好きなタツシが経営する店。
そんな店では、膣に媚薬100%の粘液を注入され、美少女たちが「気持ちよくなって」いる!!!
感想大歓迎です!
※1グロは一切ありません。登場人物が圧倒的な不幸になることも(たぶん)ありません。今日も王都は平和です。異種姦というよりは、スライムは主人公の補助ツールとして扱われます。そっち方面を期待していた方はすみません。
金貨1,000万枚貯まったので勇者辞めてハーレム作ってスローライフ送ります!!
夕凪五月雨影法師
ファンタジー
AIイラストあり! 追放された世界最強の勇者が、ハーレムの女の子たちと自由気ままなスローライフを送る、ちょっとエッチでハートフルな異世界ラブコメディ!!
国内最強の勇者パーティを率いる勇者ユーリが、突然の引退を宣言した。
幼い頃に神託を受けて勇者に選ばれて以来、寝る間も惜しんで人々を助け続けてきたユーリ。
彼はもう限界だったのだ。
「これからは好きな時に寝て、好きな時に食べて、好きな時に好きな子とエッチしてやる!! ハーレム作ってやるーーーー!!」
そんな発言に愛想を尽かし、パーティメンバーは彼の元から去っていくが……。
その引退の裏には、世界をも巻き込む大規模な陰謀が隠されていた。
その陰謀によって、ユーリは勇者引退を余儀なくされ、全てを失った……。
かのように思われた。
「はい、じゃあ僕もう勇者じゃないから、こっからは好きにやらせて貰うね」
勇者としての条約や規約に縛られていた彼は、力をセーブしたまま活動を強いられていたのだ。
本来の力を取り戻した彼は、その強大な魔力と、金貨1,000万枚にものを言わせ、好き勝手に人々を救い、気ままに高難度ダンジョンを攻略し、そして自身をざまぁした巨大な陰謀に立ち向かっていく!!
基本的には、金持ちで最強の勇者が、ハーレムの女の子たちとまったりするだけのスローライフコメディです。
異世界版の光源氏のようなストーリーです!
……やっぱりちょっと違います笑
また、AIイラストは初心者ですので、あくまでも小説のおまけ程度に考えていただければ……(震え声)
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる