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第六章 強くなる
第百二十六話 アドレスのステータス値
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「ぜぇ……ぜぇ……そろそろいいか……」
結局俺はドラゴントウマとター君以外の全部を光らせ
剣にその能力を
封印することに成功した。
ファナも途中から特訓をし、レウスさんは横になって寝ていた。
「そういえば私やおじさんをその剣の能力に封印はできないのね」
「そうみたいだな。今一穴がトウマ、二穴がピーグシャーク三穴が
ロックスネークってのになってるな」
とっても残念そうにしているファナはかなり色っぽいです。
「私はそろそろ疲れたからそっちに戻るわね。あなたの中で眠るわ」
ふふっといたずら笑いをして戻るファナ。
「俺もだ! ルインの中で寝るから優しくしてな! な!」
そういうとがはっとレウスさんはいななき笑いをして戻る。
「……ふぅ、この剣がどのくらい能力的に強くなったか
可視化できればなぁ」
「可能だ」
「うわあああ! いきなり現れないで下さいよ」
「籠手にしまって蛇の目を押せ」
言われた通りにしてみた。
アドレス(アルカーンシールド青銀蛇ガントレットカットラス)
STR 1+50
DEX 1+41
VIT 1+47
SPD 1+54
CHR 100+42
YP 100+65
まさかの武器ステータス。
あんたフェルドナージュ様の蛇籠手に
なんつー機能つけてんのよ!? まぁ便利だからいいか。
名前は俺が決めたから表示されてるのか。
プラスの値はモンスター力を発揮させた値でセットされた
物の数値は繫栄されていない。
にしてもなんだこの初期値は。
偏りすぎている。それと
一番下のは妖魔ポイントというのか?
「あの、魅力と妖魔ポイント? とか言うのだけやたらと高いんですが。他の全部一なんですけど。」
「それはそうだろう。なにせ元は私の時計の一つだ」
美しい時計で魅力が上がるってか。
「この妖魔ポイント? と言うのは?」
「妖魔の技を多く使うためには妖力値が必要だ。
伸びれば多くの技が使えるだろう」
なるほど、これが低いから毎回技使うだけでぶっ倒れるのか。
つまり初期ステータスは低いが技が多く使えるいい武器なんじゃないか?
「魅力が上がるとどうなるんでしょう?」
「決まっている。美しくなれる」
……聞いたおれがバカだったよ!
「すみません、もう一つ質問なんですが、ターフスキアーという
モンスターを封印したんですが、こいつの技が使用できないんです。
リルに借りた物も使用できない技がありますが、なぜなんでしょう?」
「相性と妖力値の大幅なずれ。レア度による修練の
必要条件の厳しさなどだな。
そいつは恐らく特殊個体なのだろう。
もしそいつがセット条件になった場合は苦労するだろうな」
特殊条件か。あいつは術を使う上、物理耐性があったから相当使えるはずだが。
そもそも俺があまり術を使えないからって可能性もあるな。
「わかりました。ありがとうございます。強い武器も手に入り
いい修行もできました。
そろそろ戻ろうと思います」
「よし、ならば先ほどと同じ場所に道を開く。
私との約束、たがえるなよ。私と会う時は家の中に入った上で
私を呼べ。さらばだ」
そう言うとアルカーンは空間を歪めて俺達を外に出した。
変わった妖魔だけどおかげでかなり戦力アップができた。
感謝しよう。
俺が空間から出ると、前と状況は変わらずみんなその場にいた。
「あれぇ? 今入ったばかりなのにもうでてきたのか?」
「どうやら無事手に入れられたみたいですね。彼が出す条件を
満たすとは。そう簡単にはいかなかったと思いますが」
「いえ、それが割とあっさりと。約束事は増えましたけどね」
「そうするとあなたは、芸術にも秀でているのですか。
私は彼とは違う形で芸術品が好きでね。今度お話を伺いたいですね」
「ええ勿論。それより今の武器の性能を見ていただきたいのです。
それと次の指定モンスターがこれで……」
一通り説明すると、フェドラートさんは驚き関心している。
「妖力値が初期から百ですか。かなり扱いやすいでしょうね。
次の指定モンスターはピーグシャークとロックスネークが所持していないんですね。
こちらで用意しますから戦闘をお願いします。
俺は頷いて応じる。ちょっと移動して広い場所に出る。
するとマッハ族のトカゲタウロスがどこから連れて来たのか
ピーグシャークと、岩でできたような巨大なアナコンダが襲ってきた!
俺はまず封印先を指定してピーグシャークと戦う。
同時に襲ってくるが、技が大量に使えるようになったなら俺の戦力アップは
揺るぎないものだ。
剣の柄に手を置きそのまま走る。
ピーグシャークの眼前でマッドサハギンの泥槍を放つ。
槍は直線状に真っすぐ進む。
俺は左に回り、槍とタイミングを合わせてXになるよう重ね合わせる。
「斬槍X」
ざしゅりと双方が重なりピーグシャークにエクセレントヒットする。
封印完了。なかなかの威力だ。
「妖楼!」
飛びかかってきたロックスネークを躱す。
そのまま封印指定をかえつつ……「剣展開」
六本の無数の刃がロックスネークを襲う。
「斬虐のアイアンクラッシャー」
ロックスネークが六本の剣に目を捕らわれている間に
デュラハン後輩の
アイアンクラッシャーを炸裂させた。
効果は覿面。どさりと倒れたところに追い打ちのカットラスを入れて終了した。
「お見事です。今の動きだけでも十分に値するでしょう。
ではお話した通り、あなたを
ベレッタへ向かう許可を出しましょう」
これでようやく行ける。待ってろよリル、サラ!
結局俺はドラゴントウマとター君以外の全部を光らせ
剣にその能力を
封印することに成功した。
ファナも途中から特訓をし、レウスさんは横になって寝ていた。
「そういえば私やおじさんをその剣の能力に封印はできないのね」
「そうみたいだな。今一穴がトウマ、二穴がピーグシャーク三穴が
ロックスネークってのになってるな」
とっても残念そうにしているファナはかなり色っぽいです。
「私はそろそろ疲れたからそっちに戻るわね。あなたの中で眠るわ」
ふふっといたずら笑いをして戻るファナ。
「俺もだ! ルインの中で寝るから優しくしてな! な!」
そういうとがはっとレウスさんはいななき笑いをして戻る。
「……ふぅ、この剣がどのくらい能力的に強くなったか
可視化できればなぁ」
「可能だ」
「うわあああ! いきなり現れないで下さいよ」
「籠手にしまって蛇の目を押せ」
言われた通りにしてみた。
アドレス(アルカーンシールド青銀蛇ガントレットカットラス)
STR 1+50
DEX 1+41
VIT 1+47
SPD 1+54
CHR 100+42
YP 100+65
まさかの武器ステータス。
あんたフェルドナージュ様の蛇籠手に
なんつー機能つけてんのよ!? まぁ便利だからいいか。
名前は俺が決めたから表示されてるのか。
プラスの値はモンスター力を発揮させた値でセットされた
物の数値は繫栄されていない。
にしてもなんだこの初期値は。
偏りすぎている。それと
一番下のは妖魔ポイントというのか?
「あの、魅力と妖魔ポイント? とか言うのだけやたらと高いんですが。他の全部一なんですけど。」
「それはそうだろう。なにせ元は私の時計の一つだ」
美しい時計で魅力が上がるってか。
「この妖魔ポイント? と言うのは?」
「妖魔の技を多く使うためには妖力値が必要だ。
伸びれば多くの技が使えるだろう」
なるほど、これが低いから毎回技使うだけでぶっ倒れるのか。
つまり初期ステータスは低いが技が多く使えるいい武器なんじゃないか?
「魅力が上がるとどうなるんでしょう?」
「決まっている。美しくなれる」
……聞いたおれがバカだったよ!
「すみません、もう一つ質問なんですが、ターフスキアーという
モンスターを封印したんですが、こいつの技が使用できないんです。
リルに借りた物も使用できない技がありますが、なぜなんでしょう?」
「相性と妖力値の大幅なずれ。レア度による修練の
必要条件の厳しさなどだな。
そいつは恐らく特殊個体なのだろう。
もしそいつがセット条件になった場合は苦労するだろうな」
特殊条件か。あいつは術を使う上、物理耐性があったから相当使えるはずだが。
そもそも俺があまり術を使えないからって可能性もあるな。
「わかりました。ありがとうございます。強い武器も手に入り
いい修行もできました。
そろそろ戻ろうと思います」
「よし、ならば先ほどと同じ場所に道を開く。
私との約束、たがえるなよ。私と会う時は家の中に入った上で
私を呼べ。さらばだ」
そう言うとアルカーンは空間を歪めて俺達を外に出した。
変わった妖魔だけどおかげでかなり戦力アップができた。
感謝しよう。
俺が空間から出ると、前と状況は変わらずみんなその場にいた。
「あれぇ? 今入ったばかりなのにもうでてきたのか?」
「どうやら無事手に入れられたみたいですね。彼が出す条件を
満たすとは。そう簡単にはいかなかったと思いますが」
「いえ、それが割とあっさりと。約束事は増えましたけどね」
「そうするとあなたは、芸術にも秀でているのですか。
私は彼とは違う形で芸術品が好きでね。今度お話を伺いたいですね」
「ええ勿論。それより今の武器の性能を見ていただきたいのです。
それと次の指定モンスターがこれで……」
一通り説明すると、フェドラートさんは驚き関心している。
「妖力値が初期から百ですか。かなり扱いやすいでしょうね。
次の指定モンスターはピーグシャークとロックスネークが所持していないんですね。
こちらで用意しますから戦闘をお願いします。
俺は頷いて応じる。ちょっと移動して広い場所に出る。
するとマッハ族のトカゲタウロスがどこから連れて来たのか
ピーグシャークと、岩でできたような巨大なアナコンダが襲ってきた!
俺はまず封印先を指定してピーグシャークと戦う。
同時に襲ってくるが、技が大量に使えるようになったなら俺の戦力アップは
揺るぎないものだ。
剣の柄に手を置きそのまま走る。
ピーグシャークの眼前でマッドサハギンの泥槍を放つ。
槍は直線状に真っすぐ進む。
俺は左に回り、槍とタイミングを合わせてXになるよう重ね合わせる。
「斬槍X」
ざしゅりと双方が重なりピーグシャークにエクセレントヒットする。
封印完了。なかなかの威力だ。
「妖楼!」
飛びかかってきたロックスネークを躱す。
そのまま封印指定をかえつつ……「剣展開」
六本の無数の刃がロックスネークを襲う。
「斬虐のアイアンクラッシャー」
ロックスネークが六本の剣に目を捕らわれている間に
デュラハン後輩の
アイアンクラッシャーを炸裂させた。
効果は覿面。どさりと倒れたところに追い打ちのカットラスを入れて終了した。
「お見事です。今の動きだけでも十分に値するでしょう。
ではお話した通り、あなたを
ベレッタへ向かう許可を出しましょう」
これでようやく行ける。待ってろよリル、サラ!
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