64 / 68
第二章
チームイベント開始前
しおりを挟む
【チームバトルロイヤル】
【ルール】エリア縮小型の生き残り戦。戦って最後まで生き残ったチームが一組になるまで継続する。
【参加メンバー】最大人数六名。人数が三十名のフルチームは代表を六名選ぶ。同じチームから複数組でのエントリーは不可。
【報酬】上位三チームのみに与えられる。選択式でありトップから順番に選べる。
本日は待ちに待ったイベント戦。
総数30組以上のチームが集う中に、ボク達〈スターリンク〉もいる。
周囲を見回した感じ、全てのチームが配信していた。
こういう人々が注目する場は沢山の視聴者数を獲得できると、どこもはりきっている様子。
「みんなやる気に満ちてるね」
「ま、勝つのはオレ達だけどな」
「アンタ、そうやって自信満々だと足元すくわれるわよ」
「第三層の装備を持ってるオレの防御が、そう簡単に崩されるわけないだろ」
パッと見回した感じ、レベルカンストの圧を纏っている者は少ない。
多くとも三組あるかないか。
リッカが言った通り、彼女の防御値を突破できるものは数える程度しかいない。
だがカンストしていない者達も、無策で参加しているわけじゃないらしい。
「他のチームは同盟を組むみたいだね。三位まで報酬がもらえるんだから当然の選択か」
優勝景品には〈ヴァリアブル・ガンソード〉に匹敵する第三層の装備もあった。
上を目指すプレイヤーならば是非ともほしい。
そして勝利を盤石としたいのなら、強者と組みたいと思うのが当然だ。
故に他のチーム達の視線はボク達に注がれる。
「すっごく組みたそうな顔してるな」
「まぁ、そう思うのは当然よね」
「……流石にこの人数に見られるのは、胃が少しキリキリしてきます」
しかし互いに牽制しあっている彼等は、話しかけるタイミングに困っている様子。
誰か一人が声を掛けたら、雪崩のように押し寄せてくるのが予想できるが。
でもこういう時って、大体話しかけてくるのは──
「〈純白のガンブレイダー〉に同盟を申し込みたい!」
鎧を纏った黒髪の少女が声を掛けてくる。
身長は170センチ程度。
職業は恐らく〈竜騎士〉か。
双剣を腰に下げる彼女は、上品な動作で足を止める。
「私はカイナ、アシュラ会のリーダーです」
「どうも、ボクはこのチームのリーダーの」
「シエルさんですよね、このサーバーで知らない奴はいない。たった一ヶ月でチャンネル登録者数百万人を達成した超有名人様です」
彼女は値踏みするようにボクを見下す。
初対面相手に中々に不躾な目だ。
友好的な感じとは程遠いと思う。
普段から他人をそんな目で見ているのか知らないが、少なくとも気持ちの良いものではなかった。
背後で待機しているリッカとユウが、少し警戒レベルを上げたのを感じる。
「おやおや、私は戦いに来たわけじゃないですよ。同盟を組みたいと思ってきたんです」
「それをするメリットはあるんですか?」
「ありますとも、貴女達を三位にしてあげます。その代わりに一位と二位は私と、傘下のチームがもらいます。それでどうでしょうか?」
「うーん、とても魅力的な話ですね」
条件としては中々に悪くない。
でも
「それなら、私達と同盟を──」
「でもちょっと信用ならないんでお断りします」
「は?」
笑顔で断ったら、相手は何いってんだコイツ的な顔をしてきた。
もしかして、一回では理解してもらえないのか。
それならと今度はキッパリ、分かりやすく告げた。
「ボク達は、誰とも組む気はありません。組みたいんでしたら、他のチームと組んでください」
「……後悔しますよ」
吐き捨てるように言った後、立ち去ろうとした彼女はふと足を止める。
まだなにか言いたいのかと思い、眉をひそめると次に声を掛けたのはボクではなかった。
「ミカゲ、貴女まだゲーム続けてたんですか」
「……カイナさん」
どうやらミカゲ先輩の事を知っているらしい。
だけど彼女達の間に漂う雰囲気は、既知の仲としての友好的な感じではなかった。
「こんな足手まといがチームにいるようでは〈白銀のガンブレイダー〉は人を見る目がないって証明しているようなものですね」
「何の話ですか?」
嫌な予感がして、ボクはミカゲ先輩を守るように前に立つ。
リッカとユウも彼女を睨みつける。
周囲も不穏な空気を感じてざわつく中、彼女は明らかに見下したような態度でボクを見据える。
「その方は昔、私がチームを立ち上げた時にスカウトした一人です。第一層では良い活躍をされたんですが、第二層では何度もボス戦で足を引っ張り、チームを追い出された役立たずなんですよ」
「役立たずって……具体的にどんな足の引っ張り方をされたんです?」
「魔術師は火力が全てです。前衛が注意を引き付けてヒーラーが回復し、後衛が火力を出して倒す。
それが私達の基本的な戦略です。ところがミカゲさんは第二層でボスのHPを削りきれなかった。
だから要らないと判断してチームから外したんですよ」
「え?」
耳を疑う内容に、思わず変な声が出てしまう。
聞き間違いだったかも知れないので、再度チームを外された事の経緯を尋ねた。
「ボスに攻撃するのは後衛だけですか? 普通は前衛も攻撃に参加すると思うんですが」
「前衛のタンク達は敵のヘイトと攻撃を常に引き付けるんですから、体力温存の為にムダな行動はさせない方が良いでしょう?」
ウソだろ、という言葉が思わず出そうになる。
つまり彼女のチームの方針は、前衛はヘイト管理だけ、ヒーラーは回復、魔術師達などの後衛は攻撃と超役割を簡略してるのだ。
当然攻撃の回数が増す分、後衛のMPを回復するアイテム消費はとんでもない数になる。
聞いている限りでは、恐らく前衛は受けている人達以外は棒立ちしてる可能性が高い。
そんなやり方では後衛は潰れてしまう。
にわかには信じ難い話だが、彼女は自信満々って顔をしている。
たぶん第一階層で通用した戦略が、この階層でも有効的だと信じているのだ。
だけどそれは大きな勘違いだ。第二階層のボスは、遠距離の攻撃が軽減されてしまうのだから。
倒すには全員で頑張らないといけないのに、一体なにを勘違いしてるんだ。
まさか攻略情報を一切見ないで、自分達だけの感覚でやっているのか。
呆れて言葉をなくしていると、彼女は勝ち誇った顔で宣言した。
「このイベントは私達〈阿修羅会〉が1位を取ります!」
謎の自信と共に彼女は高笑いをしながら、待機している取り巻き達と去った。
同盟を組んでいるらしい、半数以上のチームもそれについていく。
その背中を眺めながら、ボクは震えているミカゲ先輩に一つ質問をした。
「ミカゲ先輩、あの人達をギャフンと言わせてやりたくないですか?」
「み、ミカゲは……」
「あんな人の言うことを真に受ける必要はありません。ミカゲ先輩はすごく強い、それはボクが保証します」
「シエルさん……」
「だから勝ちましょう、節穴はどっちなのか見せつけてやります」
久しぶりにカチンと来た。
ボクの冷たい怒りのオーラを見たリッカとユウは、額にびっしり汗を浮かべていた。
【ルール】エリア縮小型の生き残り戦。戦って最後まで生き残ったチームが一組になるまで継続する。
【参加メンバー】最大人数六名。人数が三十名のフルチームは代表を六名選ぶ。同じチームから複数組でのエントリーは不可。
【報酬】上位三チームのみに与えられる。選択式でありトップから順番に選べる。
本日は待ちに待ったイベント戦。
総数30組以上のチームが集う中に、ボク達〈スターリンク〉もいる。
周囲を見回した感じ、全てのチームが配信していた。
こういう人々が注目する場は沢山の視聴者数を獲得できると、どこもはりきっている様子。
「みんなやる気に満ちてるね」
「ま、勝つのはオレ達だけどな」
「アンタ、そうやって自信満々だと足元すくわれるわよ」
「第三層の装備を持ってるオレの防御が、そう簡単に崩されるわけないだろ」
パッと見回した感じ、レベルカンストの圧を纏っている者は少ない。
多くとも三組あるかないか。
リッカが言った通り、彼女の防御値を突破できるものは数える程度しかいない。
だがカンストしていない者達も、無策で参加しているわけじゃないらしい。
「他のチームは同盟を組むみたいだね。三位まで報酬がもらえるんだから当然の選択か」
優勝景品には〈ヴァリアブル・ガンソード〉に匹敵する第三層の装備もあった。
上を目指すプレイヤーならば是非ともほしい。
そして勝利を盤石としたいのなら、強者と組みたいと思うのが当然だ。
故に他のチーム達の視線はボク達に注がれる。
「すっごく組みたそうな顔してるな」
「まぁ、そう思うのは当然よね」
「……流石にこの人数に見られるのは、胃が少しキリキリしてきます」
しかし互いに牽制しあっている彼等は、話しかけるタイミングに困っている様子。
誰か一人が声を掛けたら、雪崩のように押し寄せてくるのが予想できるが。
でもこういう時って、大体話しかけてくるのは──
「〈純白のガンブレイダー〉に同盟を申し込みたい!」
鎧を纏った黒髪の少女が声を掛けてくる。
身長は170センチ程度。
職業は恐らく〈竜騎士〉か。
双剣を腰に下げる彼女は、上品な動作で足を止める。
「私はカイナ、アシュラ会のリーダーです」
「どうも、ボクはこのチームのリーダーの」
「シエルさんですよね、このサーバーで知らない奴はいない。たった一ヶ月でチャンネル登録者数百万人を達成した超有名人様です」
彼女は値踏みするようにボクを見下す。
初対面相手に中々に不躾な目だ。
友好的な感じとは程遠いと思う。
普段から他人をそんな目で見ているのか知らないが、少なくとも気持ちの良いものではなかった。
背後で待機しているリッカとユウが、少し警戒レベルを上げたのを感じる。
「おやおや、私は戦いに来たわけじゃないですよ。同盟を組みたいと思ってきたんです」
「それをするメリットはあるんですか?」
「ありますとも、貴女達を三位にしてあげます。その代わりに一位と二位は私と、傘下のチームがもらいます。それでどうでしょうか?」
「うーん、とても魅力的な話ですね」
条件としては中々に悪くない。
でも
「それなら、私達と同盟を──」
「でもちょっと信用ならないんでお断りします」
「は?」
笑顔で断ったら、相手は何いってんだコイツ的な顔をしてきた。
もしかして、一回では理解してもらえないのか。
それならと今度はキッパリ、分かりやすく告げた。
「ボク達は、誰とも組む気はありません。組みたいんでしたら、他のチームと組んでください」
「……後悔しますよ」
吐き捨てるように言った後、立ち去ろうとした彼女はふと足を止める。
まだなにか言いたいのかと思い、眉をひそめると次に声を掛けたのはボクではなかった。
「ミカゲ、貴女まだゲーム続けてたんですか」
「……カイナさん」
どうやらミカゲ先輩の事を知っているらしい。
だけど彼女達の間に漂う雰囲気は、既知の仲としての友好的な感じではなかった。
「こんな足手まといがチームにいるようでは〈白銀のガンブレイダー〉は人を見る目がないって証明しているようなものですね」
「何の話ですか?」
嫌な予感がして、ボクはミカゲ先輩を守るように前に立つ。
リッカとユウも彼女を睨みつける。
周囲も不穏な空気を感じてざわつく中、彼女は明らかに見下したような態度でボクを見据える。
「その方は昔、私がチームを立ち上げた時にスカウトした一人です。第一層では良い活躍をされたんですが、第二層では何度もボス戦で足を引っ張り、チームを追い出された役立たずなんですよ」
「役立たずって……具体的にどんな足の引っ張り方をされたんです?」
「魔術師は火力が全てです。前衛が注意を引き付けてヒーラーが回復し、後衛が火力を出して倒す。
それが私達の基本的な戦略です。ところがミカゲさんは第二層でボスのHPを削りきれなかった。
だから要らないと判断してチームから外したんですよ」
「え?」
耳を疑う内容に、思わず変な声が出てしまう。
聞き間違いだったかも知れないので、再度チームを外された事の経緯を尋ねた。
「ボスに攻撃するのは後衛だけですか? 普通は前衛も攻撃に参加すると思うんですが」
「前衛のタンク達は敵のヘイトと攻撃を常に引き付けるんですから、体力温存の為にムダな行動はさせない方が良いでしょう?」
ウソだろ、という言葉が思わず出そうになる。
つまり彼女のチームの方針は、前衛はヘイト管理だけ、ヒーラーは回復、魔術師達などの後衛は攻撃と超役割を簡略してるのだ。
当然攻撃の回数が増す分、後衛のMPを回復するアイテム消費はとんでもない数になる。
聞いている限りでは、恐らく前衛は受けている人達以外は棒立ちしてる可能性が高い。
そんなやり方では後衛は潰れてしまう。
にわかには信じ難い話だが、彼女は自信満々って顔をしている。
たぶん第一階層で通用した戦略が、この階層でも有効的だと信じているのだ。
だけどそれは大きな勘違いだ。第二階層のボスは、遠距離の攻撃が軽減されてしまうのだから。
倒すには全員で頑張らないといけないのに、一体なにを勘違いしてるんだ。
まさか攻略情報を一切見ないで、自分達だけの感覚でやっているのか。
呆れて言葉をなくしていると、彼女は勝ち誇った顔で宣言した。
「このイベントは私達〈阿修羅会〉が1位を取ります!」
謎の自信と共に彼女は高笑いをしながら、待機している取り巻き達と去った。
同盟を組んでいるらしい、半数以上のチームもそれについていく。
その背中を眺めながら、ボクは震えているミカゲ先輩に一つ質問をした。
「ミカゲ先輩、あの人達をギャフンと言わせてやりたくないですか?」
「み、ミカゲは……」
「あんな人の言うことを真に受ける必要はありません。ミカゲ先輩はすごく強い、それはボクが保証します」
「シエルさん……」
「だから勝ちましょう、節穴はどっちなのか見せつけてやります」
久しぶりにカチンと来た。
ボクの冷たい怒りのオーラを見たリッカとユウは、額にびっしり汗を浮かべていた。
0
お気に入りに追加
106
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
日本新世紀ー日本の変革から星間連合の中の地球へー
黄昏人
SF
現在の日本、ある地方大学の大学院生のPCが化けた!
あらゆる質問に出してくるとんでもなくスマートで完璧な答え。この化けたPC“マドンナ”を使って、彼、誠司は核融合発電、超バッテリーとモーターによるあらゆるエンジンの電動化への変換、重力エンジン・レールガンの開発・実用化などを通じて日本の経済・政治状況及び国際的な立場を変革していく。
さらに、こうしたさまざまな変革を通じて、日本が主導する地球防衛軍は、巨大な星間帝国の侵略を跳ね返すことに成功する。その結果、地球人類はその星間帝国の圧政にあえいでいた多数の歴史ある星間国家の指導的立場になっていくことになる。
この中で、自らの進化の必要性を悟った人類は、地球連邦を成立させ、知能の向上、他星系への植民を含む地球人類全体の経済の底上げと格差の是正を進める。
さらには、マドンナと誠司を擁する地球連邦は、銀河全体の生物に迫る危機の解明、撃退法の構築、撃退を主導し、銀河のなかに確固たる地位を築いていくことになる。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
【本格ハードSF】人類は孤独ではなかった――タイタン探査が明らかにした新たな知性との邂逅
シャーロット
SF
土星の謎めいた衛星タイタン。その氷と液体メタンに覆われた湖の底で、独自の知性体「エリディアン」が進化を遂げていた。透き通った体を持つ彼らは、精緻な振動を通じてコミュニケーションを取り、環境を形作ることで「共鳴」という文化を育んできた。しかし、その平穏な世界に、人類の探査機が到着したことで大きな転機が訪れる。
探査機が発するリズミカルな振動はエリディアンたちの関心を引き、慎重なやり取りが始まる。これが、異なる文明同士の架け橋となる最初の一歩だった。「エンデュランスII号」の探査チームはエリディアンの振動信号を解読し、応答を送り返すことで対話を試みる。エリディアンたちは興味を抱きつつも警戒を続けながら、人類との画期的な知識交換を進める。
その後、人類は振動を光のパターンに変換できる「光の道具」をエリディアンに提供する。この装置は、彼らのコミュニケーション方法を再定義し、文化の可能性を飛躍的に拡大させるものだった。エリディアンたちはこの道具を受け入れ、新たな形でネットワークを調和させながら、光と振動の新しい次元を発見していく。
エリディアンがこうした革新を適応し、統合していく中で、人類はその変化を見守り、知識の共有がもたらす可能性の大きさに驚嘆する。同時に、彼らが自然現象を調和させる能力、たとえばタイタン地震を振動によって抑える力は、人類の理解を超えた生物学的・文化的な深みを示している。
この「ファーストコンタクト」の物語は、共存や進化、そして異なる知性体がもたらす無限の可能性を探るものだ。光と振動の共鳴が、2つの文明が未知へ挑む新たな時代の幕開けを象徴し、互いの好奇心と尊敬、希望に満ちた未来を切り開いていく。
--
プロモーション用の動画を作成しました。
オリジナルの画像をオリジナルの音楽で紹介しています。
https://www.youtube.com/watch?v=G_FW_nUXZiQ
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
実はスライムって最強なんだよ?初期ステータスが低すぎてレベルアップが出来ないだけ…
小桃
ファンタジー
商業高校へ通う女子高校生一条 遥は通学時に仔犬が車に轢かれそうになった所を助けようとして車に轢かれ死亡する。この行動に獣の神は心を打たれ、彼女を転生させようとする。遥は獣の神より転生を打診され5つの希望を叶えると言われたので、希望を伝える。
1.最強になれる種族
2.無限収納
3.変幻自在
4.並列思考
5.スキルコピー
5つの希望を叶えられ遥は新たな世界へ転生する、その姿はスライムだった…最強になる種族で転生したはずなのにスライムに…遥はスライムとしてどう生きていくのか?スライムに転生した少女の物語が始まるのであった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる