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サンクチュアリ国の中心地に聳え立つ白亜の城。
資格なき狩人は立ち入る事を許されず、中に入る許可を得られるのは四方のエリアを管理する〈四聖姫〉くらいである。
数多の狩人達が夢見ては、契約を終えるまで一度も中を見る事なく一生を終える聖域。
その頂上には世界を一望できる部屋があり、偉大なる〈極光の王〉が住居として利用している。
部屋の広さは空間に干渉するスキルを持つ狩人の手によって、大きなワンルームが塔内に収まっている。
内装はいたって質素で、部屋の中にある家具で高価な物は一つもない。
それは部屋の主である王が、高価な物は肌に合わないと言ってお忍びで街に向かい全て揃えたからだった。
家具は『タンス』『本棚』『ベッド』『机』『椅子』という実にシンプルなラインナップ。
ただ本棚には分厚い資料本が溢れんばかりに敷き詰められ、机の上には縦書き原稿用紙が束になって置かれている。
その光景は誰が見ても小説家、或いは文学者の部屋にしか見えない。
何も知らないでこの部屋に足を踏み入れた者は、豪華絢爛な生活を送る王族の部屋だと思えないだろう。
目の前の原稿と向き合っていた、部屋の主である白いローブを纏う白髪の老人。
グレンツェン・オレオールは、手にしていた万年筆をそっと置く。
顔を上げた彼は太陽が沈んで、世界が月光に照らされる光景を眺めながら吐息を一つした。
『ノックは不要だ。報告に来たのだろう、オリビア』
気配を感じ取り、部屋にある唯一の扉に向かって告げる。木製の扉はガチャリと音を立てゆっくり開いた。
「失礼します」と言って中に入って来たのは、アウラの付き人を専任しているオリビアだった。
流石に始祖の部屋を訪れる事に緊張しているようで、普段のクールビューティーな顔にはうっすらと汗が滲んでいた。
「グレンツェン様、命令通り手紙を彼に届けました」
『ご苦労だった。これで今一度、この世界は破滅を退ける為の大きな一歩を踏み出すことができるだろう』
「破滅を退けるですか……も、申し訳ございません。従者という身で始祖の言葉に疑問を挟むなど……」
『良い良い、そのように畏まるな。実際にアレを見て思った感想を聞かせてみよ』
慌てて膝まづくオリビアに、逆にグレンツェンは少年に対する所感を尋ねた。
失言をしてしまった彼女は、少し考える素振りを見せた後に恐る恐る口を開く。
「……では失礼を承知で言わせてもらいますが、現状の彼にそのような大きな力があるようには思えませんでした」
『ふむふむ、想定していた通りの感想だな。確かに今の彼は力を使ったとしても、ギリギリでDランク辺りにしか通用しないだろう。だがその芽が無事に開花した時、彼の〈器〉としての力は私を含む王達を遥かに越える領域に達する』
「伝説の王達を越える力、それほどの可能性があの少年にあるのですか?」
尚も疑いの眼差しを向けるオリビアに、グレンツェンは頷くことで肯定する。
椅子から立ち上がり窓から見下ろした先には、話題の少年が拠点としている中央エリアのボロ屋があった。
そこから微かに感じる懐かしくも底が知れない恐ろしい気配に、ふと口元に優しい笑みがこぼれる。
『……数万年前に彼と同じ力を有した先代は、皆の為に力を使い過ぎて向こう側から戻ってくることができなかった。やむを得ず当時私を含む王達は力を合わせ、深淵にのまれてしまった器を数ヶ月もの戦いの末に倒したが、その代償として私は片足を失った』
ローブの裾から見えるグレンツェンの足は、右の方だけ木製の義足である。
何度かこうして謁見する機会があったオリビアは義足である事は知っていたが、その詳しい理由までは知らなかった。
最深部の第十エリアまで攻略した冒険の中で、強大な敵と戦い失ったのだとばかり思っていた彼女は初めて明かされた真相に驚く。
そして失礼だと理解はしていても、生身ではない最上級の素材で作られた義足に釘付けとなった。
「原因はモンスターではなかったのですね……」
『ああ、それもただ足を失っただけではない』
「それはどういうことですか?」
『ここからは彼の秘密の一端に触れる、知りたいというのならば覚悟を見せよ』
真剣な声色で警告されると、それに応じてオリビアは従者ではなく狩人として姿勢を正す。
Sランクである彼女は、秘める実力に相応しく洗練された佇まいで見据える。
何が来ても大丈夫、そんな覚悟を瞳に宿す彼女にグレンツェンは資格ありと判断した。
『良いか、心して見よ。気を緩めば魂が歪むぞ』
最後の警告をした後に、先ずはスキル〈光魔法〉を発動して部屋全体の結界強度を最大まで上げる。
準備を終えると次に軽く自身の胸を指先で二回叩き、今は亡き初代聖女から授かったアイテム〈サンクチュアリ・クリスタル〉で常に自身に施している〈浄化〉の効果が解除された。
すると、
「──────ッ!!?」
今まで隠していた、光すら飲み込む真っ黒な闇が右足から吹き出す。
全身から汗を拭き出したオリビアは、動揺の余りバランスを崩して軽く尻もちを着いた。
ここが限界か。このままでは従者の精神に深刻なダメージが生じてしまう。
グレンツェンは即座にアイテムの効果を再度発動させると、この場を支配していた負の威圧感を霧散させた。
時間にして大体、コンマ数秒間だけの露出。
だけど一瞬しか体感しなかったのに、『闇』を直視したオリビアの心は折れかけていた。
数万年もの時を経て、全く衰えることのない深淵。
Sランク狩人ですら、ほんの表面を見せただけでこの有様である。
呼吸をする事も忘れていたオリビアは、大きくせき込んで始祖の前で醜態を晒した。
彼女は心の底から恐怖する。
これが世界最強の片足を切断し、更には天使達の医療スキルですら再生させることができなかった程の汚染。
王達が総出で数ヶ月もかけて成し遂げた事から、それがどれだけ強力で危険なモノなのかオリビアは震えた。
これはヤバいなんて代物ではない。
もしも自身がアレを受けたら、その瞬間に呪いは全身に広がって瞬く間に死ぬと確信する。
──少年が秘める力が、いかに強大なのかは理解した。
だからこそ今度は逆に、オリビアは強い危機感を抱くことになる。
自身が敬愛する聖女の婚約者に、爆弾よりも危険な彼が選ばれた事に対して。
「グレンツェン様、そんな危ない存在をなぜお嬢様の婚約者にしたのですか……」
『愛する心を持つ聖女が彼の心身と繋がる事によって闇を完全に御することができれば、我々狩人が本来果たさねばならない〈世界の願い〉を叶える希望が見えるからだ』
「世界の願い、それは一体……?」
『これ以上は教えられん。知りたければ君も研鑽を重ね、私と同じランクに至ることだ』
SSSランクに到達する。それは数万年経った今でも『王』達以外に成し遂げた者はいない偉業。
頂点に立たなければ知る事のできない、世界の願いとは一体何なのか。
『だが我々は一枚岩ではない。此度の〈デュラハン〉の第一エリア出現だけではなく、近年では下級狩人達の間で不穏なアイテムの売買がなされてるらしい。聖女と器に危害が加えられぬよう、警戒を頼むぞ』
「ご期待に応えられるよう、全身全霊でお嬢様を守ってみせます」
顔を強張らせるオリビアに優しい笑みを向けたグレンツェンは、話はここまでだと言って椅子に深く腰かける。
始祖の威厳を解除した彼は再び原稿との戦いを再開しようとして、そこで机の上がメチャクチャになっている事に気が付いた。
『ハハハ、さっきの開放で原稿を吹っ飛ばしてしまったようだ。すまぬがオリビアよ、片づけと整理を手伝ってもらえぬか?』
「かしこまりました」
周囲に飛び散った用紙を集めまわりながら、オリビエは原稿のタイトルに注目する。
──〈王の冒険譚〉。
あの少年を含め、沢山の狩人達が愛読している物語。
これはボケ防止だと言ってグレンツェンが始めた、いわゆる日記みたいなものであった。
資格なき狩人は立ち入る事を許されず、中に入る許可を得られるのは四方のエリアを管理する〈四聖姫〉くらいである。
数多の狩人達が夢見ては、契約を終えるまで一度も中を見る事なく一生を終える聖域。
その頂上には世界を一望できる部屋があり、偉大なる〈極光の王〉が住居として利用している。
部屋の広さは空間に干渉するスキルを持つ狩人の手によって、大きなワンルームが塔内に収まっている。
内装はいたって質素で、部屋の中にある家具で高価な物は一つもない。
それは部屋の主である王が、高価な物は肌に合わないと言ってお忍びで街に向かい全て揃えたからだった。
家具は『タンス』『本棚』『ベッド』『机』『椅子』という実にシンプルなラインナップ。
ただ本棚には分厚い資料本が溢れんばかりに敷き詰められ、机の上には縦書き原稿用紙が束になって置かれている。
その光景は誰が見ても小説家、或いは文学者の部屋にしか見えない。
何も知らないでこの部屋に足を踏み入れた者は、豪華絢爛な生活を送る王族の部屋だと思えないだろう。
目の前の原稿と向き合っていた、部屋の主である白いローブを纏う白髪の老人。
グレンツェン・オレオールは、手にしていた万年筆をそっと置く。
顔を上げた彼は太陽が沈んで、世界が月光に照らされる光景を眺めながら吐息を一つした。
『ノックは不要だ。報告に来たのだろう、オリビア』
気配を感じ取り、部屋にある唯一の扉に向かって告げる。木製の扉はガチャリと音を立てゆっくり開いた。
「失礼します」と言って中に入って来たのは、アウラの付き人を専任しているオリビアだった。
流石に始祖の部屋を訪れる事に緊張しているようで、普段のクールビューティーな顔にはうっすらと汗が滲んでいた。
「グレンツェン様、命令通り手紙を彼に届けました」
『ご苦労だった。これで今一度、この世界は破滅を退ける為の大きな一歩を踏み出すことができるだろう』
「破滅を退けるですか……も、申し訳ございません。従者という身で始祖の言葉に疑問を挟むなど……」
『良い良い、そのように畏まるな。実際にアレを見て思った感想を聞かせてみよ』
慌てて膝まづくオリビアに、逆にグレンツェンは少年に対する所感を尋ねた。
失言をしてしまった彼女は、少し考える素振りを見せた後に恐る恐る口を開く。
「……では失礼を承知で言わせてもらいますが、現状の彼にそのような大きな力があるようには思えませんでした」
『ふむふむ、想定していた通りの感想だな。確かに今の彼は力を使ったとしても、ギリギリでDランク辺りにしか通用しないだろう。だがその芽が無事に開花した時、彼の〈器〉としての力は私を含む王達を遥かに越える領域に達する』
「伝説の王達を越える力、それほどの可能性があの少年にあるのですか?」
尚も疑いの眼差しを向けるオリビアに、グレンツェンは頷くことで肯定する。
椅子から立ち上がり窓から見下ろした先には、話題の少年が拠点としている中央エリアのボロ屋があった。
そこから微かに感じる懐かしくも底が知れない恐ろしい気配に、ふと口元に優しい笑みがこぼれる。
『……数万年前に彼と同じ力を有した先代は、皆の為に力を使い過ぎて向こう側から戻ってくることができなかった。やむを得ず当時私を含む王達は力を合わせ、深淵にのまれてしまった器を数ヶ月もの戦いの末に倒したが、その代償として私は片足を失った』
ローブの裾から見えるグレンツェンの足は、右の方だけ木製の義足である。
何度かこうして謁見する機会があったオリビアは義足である事は知っていたが、その詳しい理由までは知らなかった。
最深部の第十エリアまで攻略した冒険の中で、強大な敵と戦い失ったのだとばかり思っていた彼女は初めて明かされた真相に驚く。
そして失礼だと理解はしていても、生身ではない最上級の素材で作られた義足に釘付けとなった。
「原因はモンスターではなかったのですね……」
『ああ、それもただ足を失っただけではない』
「それはどういうことですか?」
『ここからは彼の秘密の一端に触れる、知りたいというのならば覚悟を見せよ』
真剣な声色で警告されると、それに応じてオリビアは従者ではなく狩人として姿勢を正す。
Sランクである彼女は、秘める実力に相応しく洗練された佇まいで見据える。
何が来ても大丈夫、そんな覚悟を瞳に宿す彼女にグレンツェンは資格ありと判断した。
『良いか、心して見よ。気を緩めば魂が歪むぞ』
最後の警告をした後に、先ずはスキル〈光魔法〉を発動して部屋全体の結界強度を最大まで上げる。
準備を終えると次に軽く自身の胸を指先で二回叩き、今は亡き初代聖女から授かったアイテム〈サンクチュアリ・クリスタル〉で常に自身に施している〈浄化〉の効果が解除された。
すると、
「──────ッ!!?」
今まで隠していた、光すら飲み込む真っ黒な闇が右足から吹き出す。
全身から汗を拭き出したオリビアは、動揺の余りバランスを崩して軽く尻もちを着いた。
ここが限界か。このままでは従者の精神に深刻なダメージが生じてしまう。
グレンツェンは即座にアイテムの効果を再度発動させると、この場を支配していた負の威圧感を霧散させた。
時間にして大体、コンマ数秒間だけの露出。
だけど一瞬しか体感しなかったのに、『闇』を直視したオリビアの心は折れかけていた。
数万年もの時を経て、全く衰えることのない深淵。
Sランク狩人ですら、ほんの表面を見せただけでこの有様である。
呼吸をする事も忘れていたオリビアは、大きくせき込んで始祖の前で醜態を晒した。
彼女は心の底から恐怖する。
これが世界最強の片足を切断し、更には天使達の医療スキルですら再生させることができなかった程の汚染。
王達が総出で数ヶ月もかけて成し遂げた事から、それがどれだけ強力で危険なモノなのかオリビアは震えた。
これはヤバいなんて代物ではない。
もしも自身がアレを受けたら、その瞬間に呪いは全身に広がって瞬く間に死ぬと確信する。
──少年が秘める力が、いかに強大なのかは理解した。
だからこそ今度は逆に、オリビアは強い危機感を抱くことになる。
自身が敬愛する聖女の婚約者に、爆弾よりも危険な彼が選ばれた事に対して。
「グレンツェン様、そんな危ない存在をなぜお嬢様の婚約者にしたのですか……」
『愛する心を持つ聖女が彼の心身と繋がる事によって闇を完全に御することができれば、我々狩人が本来果たさねばならない〈世界の願い〉を叶える希望が見えるからだ』
「世界の願い、それは一体……?」
『これ以上は教えられん。知りたければ君も研鑽を重ね、私と同じランクに至ることだ』
SSSランクに到達する。それは数万年経った今でも『王』達以外に成し遂げた者はいない偉業。
頂点に立たなければ知る事のできない、世界の願いとは一体何なのか。
『だが我々は一枚岩ではない。此度の〈デュラハン〉の第一エリア出現だけではなく、近年では下級狩人達の間で不穏なアイテムの売買がなされてるらしい。聖女と器に危害が加えられぬよう、警戒を頼むぞ』
「ご期待に応えられるよう、全身全霊でお嬢様を守ってみせます」
顔を強張らせるオリビアに優しい笑みを向けたグレンツェンは、話はここまでだと言って椅子に深く腰かける。
始祖の威厳を解除した彼は再び原稿との戦いを再開しようとして、そこで机の上がメチャクチャになっている事に気が付いた。
『ハハハ、さっきの開放で原稿を吹っ飛ばしてしまったようだ。すまぬがオリビアよ、片づけと整理を手伝ってもらえぬか?』
「かしこまりました」
周囲に飛び散った用紙を集めまわりながら、オリビエは原稿のタイトルに注目する。
──〈王の冒険譚〉。
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