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おはようございます‥。
髪をさらさらと搔き上げられる手触りで目が覚めた。薄目を開けると壁一面の窓からの明るい光と、鳥の囀りが混じるピアノのアンビエントな音楽が静かにかかっていて、まだ眠りの中にいる心地の良さをいっそう強くする。
「おはよう、京」
俺は五色叔父さんの膝の上に頭を置いて寝ていた。
いつから起きていたのかわからないが叔父さんはベッドボートのクッションに身体を持たせ掛けて俺の髪で遊んでいる。
「‥ねむい」
「お風呂に入れてあげるからそろそろ起きなさい」
「んー‥。お風呂入れてくれるの?」
「抱っこして連れてってあげるよ」
「えー‥」
昨日はあのまま寝てしまったから五色叔父さんのがお尻のなかに残ったままだ。
「気持ち悪いだろう?」
「‥うん」
浴室に連れて行かれるとバスタブにはすでにお湯が張ってあった。シャワーで叔父さんの精液を流した後、向かい合わせ、叔父さんの膝の上に座ってお湯に浸かる。
気持ちよくて、またうとうとしてくる。濡れた前髪も垂らしたまんま五色叔父さんの肩に頭を乗せた。
「京、起きなさい」
「んー‥」
「しょうがないな」
しばらく目をつぶることを許されて、俺はあったかいお湯の中ふわふわ。
そのうちほんとに寝ちゃったのか、叔父さんに抱かれたままお風呂から上がった。
眠くって五色叔父さんに寄りかかりながら髪と身体を軽く拭いてもらい、抱っこされてバスローブ姿のままリビングに連れてかれた。
リビングには凱にいちゃんがいた。
「京寝てるの?」
「着替えとドライヤーをさせようと思って」
「僕がやる」
五色叔父さんが俺をソファに寝かせると凱にいちゃんが頭の方に座ってきた。
凱にいちゃんは膝枕をして濡れた髪を指を揺らして落としながら丁寧にドライヤーを当ててくれる。短い髪はすぐ乾いてさらさらに戻った。
五色叔父さんは着替えを終えて紅茶を淹れてる。凱にいちゃんが俺の着替えを持ってきてくれた。
とろんとした顔の俺にTシャツを被せる。淡いピンクにグリーンの線で描かれた車のイラストの大きなTシャツと短い丈の白のショートパンツ。Tシャツは凱にいちゃんのだけどパンツはどう考えても俺のサイズ。でも、俺、こんなの持ってない。
「この前ネットで買った。かわいい。似合う」
この丈、短くて恥ずかしいんだってば。でも眠いから反応しない。あと、下着履かせて。ノーパンでショートパンツだけじゃスカスカする。こっちの方が便利でしょ、だって。便利って何が?
凱にいちゃんは、また膝に頭をちょこんと乗せ寝転がってる俺のショートパンツの裾の方から手を入れると柔らかいお尻を撫でた。
便利って、そういうこと‥。
「凱にいちゃん、や」
身じろぎして手を振り払う。
五色叔父さんが曲をかけたのかリビングにも音楽が流れてきた。静かでゆったりとした午前のひと時に溶け込むような曲。
凱にいちゃんの手は首筋の方に移動してマッサージするみたいに撫でている。
「京、黒猫みたい」
窓の外には冷たい風が吹いている。もうずいぶん寒くなったけど部屋は空調が効いていて暖かい。さらにリビングの大きな窓から部屋全体に差し込む光でポカポカする。まぶたの裏まで明るいくらいお日様を感じる。
気持ちがいい‥。
髪をさらさらと搔き上げられる手触りで目が覚めた。薄目を開けると壁一面の窓からの明るい光と、鳥の囀りが混じるピアノのアンビエントな音楽が静かにかかっていて、まだ眠りの中にいる心地の良さをいっそう強くする。
「おはよう、京」
俺は五色叔父さんの膝の上に頭を置いて寝ていた。
いつから起きていたのかわからないが叔父さんはベッドボートのクッションに身体を持たせ掛けて俺の髪で遊んでいる。
「‥ねむい」
「お風呂に入れてあげるからそろそろ起きなさい」
「んー‥。お風呂入れてくれるの?」
「抱っこして連れてってあげるよ」
「えー‥」
昨日はあのまま寝てしまったから五色叔父さんのがお尻のなかに残ったままだ。
「気持ち悪いだろう?」
「‥うん」
浴室に連れて行かれるとバスタブにはすでにお湯が張ってあった。シャワーで叔父さんの精液を流した後、向かい合わせ、叔父さんの膝の上に座ってお湯に浸かる。
気持ちよくて、またうとうとしてくる。濡れた前髪も垂らしたまんま五色叔父さんの肩に頭を乗せた。
「京、起きなさい」
「んー‥」
「しょうがないな」
しばらく目をつぶることを許されて、俺はあったかいお湯の中ふわふわ。
そのうちほんとに寝ちゃったのか、叔父さんに抱かれたままお風呂から上がった。
眠くって五色叔父さんに寄りかかりながら髪と身体を軽く拭いてもらい、抱っこされてバスローブ姿のままリビングに連れてかれた。
リビングには凱にいちゃんがいた。
「京寝てるの?」
「着替えとドライヤーをさせようと思って」
「僕がやる」
五色叔父さんが俺をソファに寝かせると凱にいちゃんが頭の方に座ってきた。
凱にいちゃんは膝枕をして濡れた髪を指を揺らして落としながら丁寧にドライヤーを当ててくれる。短い髪はすぐ乾いてさらさらに戻った。
五色叔父さんは着替えを終えて紅茶を淹れてる。凱にいちゃんが俺の着替えを持ってきてくれた。
とろんとした顔の俺にTシャツを被せる。淡いピンクにグリーンの線で描かれた車のイラストの大きなTシャツと短い丈の白のショートパンツ。Tシャツは凱にいちゃんのだけどパンツはどう考えても俺のサイズ。でも、俺、こんなの持ってない。
「この前ネットで買った。かわいい。似合う」
この丈、短くて恥ずかしいんだってば。でも眠いから反応しない。あと、下着履かせて。ノーパンでショートパンツだけじゃスカスカする。こっちの方が便利でしょ、だって。便利って何が?
凱にいちゃんは、また膝に頭をちょこんと乗せ寝転がってる俺のショートパンツの裾の方から手を入れると柔らかいお尻を撫でた。
便利って、そういうこと‥。
「凱にいちゃん、や」
身じろぎして手を振り払う。
五色叔父さんが曲をかけたのかリビングにも音楽が流れてきた。静かでゆったりとした午前のひと時に溶け込むような曲。
凱にいちゃんの手は首筋の方に移動してマッサージするみたいに撫でている。
「京、黒猫みたい」
窓の外には冷たい風が吹いている。もうずいぶん寒くなったけど部屋は空調が効いていて暖かい。さらにリビングの大きな窓から部屋全体に差し込む光でポカポカする。まぶたの裏まで明るいくらいお日様を感じる。
気持ちがいい‥。
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