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普段、佐木田と相生と遊ぶときは、大体夕食まで一緒だったから今日も店に行くと思ってて、にいちゃんたちと共通のLINEに帰りが遅くなることを伝えたら、二人も遊びに行くって返ってきた。だから家には誰もいない。五色叔父さんは仕事。‥たぶん。

はっきり言って知りたくないし、まだこっちに戻ってきてから一週間くらいしか経ってないけど、あんまり会わないようにしてるから叔父さんがどこで何してるとか、もう仕事行ってるとか、本当にしらない。

叔父さんも忙しいのか、大体自室にいることが多い。(まあ、叔父さんがリビングきたら俺逃げるんだけど)


それよりか、まあ、微妙な可愛さな加山さんがノリよく部屋に来てくれたことの方が俺にとっては今大事で。

だってさ、俺も脱童貞したいわけよ。前回のミアの失敗をなかったことにして、ちゃんと女の子とできるってこと、確かめたい。

今日だって出来るなら加山さんとイケるとこまでいっときたい。

玄関開けて俺の部屋に行くまで家には誰の気配もせず、ひとまずほっとする。

コンビニで買ってきた飲み物とカバンを床に置いて、でっかいベッドに腰掛ける。

「ほんとに何もなーい!」
加山さんは嬉しそうにキョロキョロしてる。

俺の部屋は三角形になっていて、ベッドの向かい側が一面ガラス窓で高層マンションだから景色はいい。
ただ、その形から9畳ある部屋にはベッド以外ほぼ何も置けるスペースが作れない。他にあるのはウォークインクローゼットとちょっとしたベッドサイドのチェスト。

「‥あたしも座っていい?」
ひとしきり外の景色を眺めたあと、加山さんははにかんでそれから微笑んだ。うん。かわいい。大丈夫。


俺たちはどうでもいい話をしながら、なんとなく雰囲気をお互いに読んでる。九月も終わりに近づき、少し早くなった日没がだんだんと部屋を薄暗くしてゆく。

見つめ合って、無言。

「‥森下くんってまつげ長い」
加山さんがゆっくり顔を近づけてきた。


強いノックの音で俺たちのキスは成立しなかった。
返事をする間もなくドアは開かれる。
そこには家に居たのか、五色叔父さんが立っていた。

「お帰り、京。──ああ、こんばんは。お友達?夕食をどうするか声をかけたんだけど、よかったらお友達も一緒にどうかな?」

五色叔父さんが誰もが魅了されるだろう、そして隙のない微笑みを浮かべて加山さんを見つめた。

案の定、加山さんは叔父さんに見惚れている。
187センチの長身。理知的な瞳。高くてスッと通った鼻筋。うすい唇。男らしいかっちりした美しい顎のライン。バランスの取れた綺麗なスタイル。
たしかにこの人はかっこいい。
(それで、メタルフレームのメガネが硬っ苦しくて、でもそれがえろっちいんだ)


「もしかして京の彼女かな?」
叔父さんは朗らかな態度でこちらを見る。俺は叔父さんの視線がこわくて目を逸らした。

加山さんはその言葉で我にかえり、あわてて否定した。
「そ、そんな、えっと、まだ、そういうのじゃなくて‥」

まだ。

つまり、これからなるつもりってことかなあ。
なんとなくぼんやり考える。

「よければリビングで話をしたいな。京のお友達と会うのは初めてなんだ。紅茶は好きかな?淹れるからおいで」

五色叔父さんは自然に加山さんをエスコートしてリビングまで連れて行ってしまった。

俺も仕方なしにあとに続く。

リビングのソファに俺たちが座ると叔父さんは紅茶を淹れにリビングのオープンキッチンに立った。

「‥なんか、ごめんね。強引で‥」

「えっ、ううん。かっこいいね。お父さん?」

「いや、父さんの弟。叔父さん‥」

叔父さんが時間をかけて丁寧に淹れたであろう紅茶がシンプルなジノリのティーカップでやってくる。

五色叔父さんはテーブルにカップを三客置くと俺の隣ぴったりに座った。
驚いて思わず俺は離れようとすると、腰に力強い腕が回されそのまま持ち上げられて、叔父さんの膝の上に乗せられた。


「なっ‥」
俺は声も出なかった。驚いたのは向かいに座る加山さんもで、何が起きたのか分からず、ぽかんとしている。

五色叔父さんは顔色ひとつ変えずに両腕でしっかり俺を抱きしめる。

「学校ではどんな様子なのかな。お友達とは仲良くやっている?私の京は」

「おじ‥さん!はなして!」
俺は力一杯、叔父さんの腕を振り解こうとする。

「まさか、女の子を連れてくるなんて思わなかった」
そう言うと五色叔父さんは俺の顎を強く掴み、キスをした。なっがいやつ。俺は両手で叔父さんを押し退けようとするけど叔父さんはキスを濃厚にするばかりで微動だにしない。


五色叔父さんは俺の第一ボタンの開いた半袖のワイシャツを脱がしてくる。うそだろ。

俺は必死に抵抗した。

テーブルの角に脚があたりティーカップが音を立てた。

加山さんが固まってずっとこっちを見続けている。お願いだから、見ないでほしい。

「京は私のものなんだ。申し訳ないね。お嬢さん」
五色叔父さんは肌けたシャツに手を入れて乳首を強くつねった。

「───ひぎっ!!」

そのまま首の後ろを甘噛みすると、そこを片手で掴み俺の顔をソファに沈めた。

腰を持ち上げ制服のズボンのベルトを外す。尻を剥き出しにされ、ポケットから使い切りのローションを取り出すと器用に空いた右手で俺のお尻の穴に注入した。

「──お願い、お願いだから、やめて」
俺はソファに顔を埋めながら何度も懇願する。

でも叔父さんはやめない。

片手で自分のちんちんを扱いて大きくすると挿入してきた。

「やだっ、やめろ‥!、やめて‥、やだ‥あ」

加山さんに知られてしまった。学校のみんなにも家族とこんなことしてるなんてバレたらどうしよう。


俺は恐い。
加山さんが、学校のみんなが。
そしてなにより平然とこんなことする叔父さんが。


お尻の穴に何度も何度も叔父さんはちんちんを出し挿れする。

広いリビングにはじゅぽじゅぽといやらしい音と、俺の小さな悲鳴だけが響く。

奥のほうの気持ちいいとこを何度かこすられて俺の身体はびくびくと震えた。

「京‥。後ろだけでイケるようになったんだね‥」

叔父さんはまだ硬いちんこを引き抜くと、俺の前髪を優しくつかみ顔を正面に向けさせた。

「でも、悔しいな。私がおしえてあげたかった」

顔を持ち上げられ、目の端に加山さんが映る。
ああ、お願いだから見ないで。

叔父さんは俺の口いっぱいにちんちんを挿れると両手でこめかみあたりを包み、腰を打ちつけて、最後は喉の奥に突っ込んだまま射精すると、深くため息をついて髪をかきあげ、静かにちんちんをズボンに納めた。


俺はソファにぐったりと横たわり、飲み込めない精子と涎を口から垂らしている泣き顔の間抜け面をそこら辺に散らばっていたクッションで隠した。

五色叔父さんはキッチンで手を洗うと加山さんの前に立ち、まるで何事もなかったかのような落ち着いた声で話しかけた。


「もう遅いから車で送って行くよ。京の部屋から鞄を取っておいで」


優しい話し方とは逆にそこには有無を言わさない完全な支配者のオーラが叔父さんにはあった。
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