十和田くんはセフレだから。

ミネ

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十和田くん、‥おほん(咳払い)。喜世良と同棲して2ヶ月ちょっと。

俺たちの朝はキスから始まる。

「悠くん、おはよ」

喜世良が俺の名前を呼ぶ。

「んー‥」

寝起きの悪い俺は、ほぼ毎日、喜世良から浴びせられるキスを寝ながら受ける。ちなみに慣れてきたけどイケメンは寝起きもイケメンだ。

それから喜世良にベッドから起こされて、またキス。顔洗って朝食前のキス、いただきますのキス、ご飯食べ終わってからキス、着替え終えたね、その服似合ってるねのキス(いつのまにか俺の服は喜世良が選ぶことになっている)、喜世良も今日もかっこいいよのキス、そして行ってきますのキス。

それから俺は大学に出勤して、喜世良は家のことをしたり、たまに大学に行ったり、ジム行ったり、お母さんの会社に出社したりしてる。

喜世良はあと一年で大学を卒業して、その後お母さんの会社で出勤3の在宅2ぐらいの割合で働くって言ってる。

恋人とともに過ごす、平穏で幸せな日常。

俺は仕事帰りにちょっと寄り道して食後のデザートのスイートポテトを買って帰る。家に帰れば喜世良が待っている。そう思うと自然と足早になった。

玄関の扉を開ければ、夕食のいいかおりと喜世良のキス。

「おかえり」

「ただいま」

それから今日もたくさんのハグとキスをして、お風呂に入ってパリパリシーツの気持ちのいいベッドに潜ると喜世良もほどなくしてやってきた。

「ねえ悠くん、暖かくなってきたから週末はどこか景色のいいところにお散歩行こう」

「うん」

ベッドの中で抱き合ってキス。俺たちの毎日はキスで始まってキスで終わる。

「悠くん、おやすみ」

「おやすみ喜世良」

この恋人と過ごす時間がずっとずっと続きますように。

そう願って目を閉じる。


おやすみ喜世良、また明日。




‥あ、する?今日もしてから寝よう。

いそいそ。俺は着ていたスウェットを手早く脱ぐ。

あっ、あっ、あっ、喜世良、そんなとこキスしちゃだめ。


-♡

-♡-♡






◇おわり◇

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