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がっちりとした腕の中で俺は目覚めた。重たいまぶたを押し上げ、一晩中無理な姿勢を取らされてぎちぎちと音がしそうなほどだるい身体をうーんと伸ばす。その動きで唯継も目を覚まし俺を抱く腕の力を強めた。

「おはよう、もも」

「ん‥」

今何時だろ。メガネ、メガネ。メガネはどこだ。昨日のおセックスの間にいつのまにかベッドの脇に追いやられた丸メガネをかけると視界も良くなり、ぼんやりとした意識も少し覚めた気がした。

カーテンが開けられたままのベランダに続く窓からは気持ちのいい日が差し込んでいる。

今日が休みで本当によかった。もし仕事だったら絶望しかなかったよ。目覚ましに使ってるスマホはリビングに置いたままで鳴らないし、起きれたとしてもこの身体じゃ動けるのかも謎。

唯継も俺の休日は出社しないことがほとんどだからこの様子じゃ今日もそのつもりなんだろう。ちなみに唯継のフォローをしとくと出社はしないが、家で一緒に動画見たり、俺のために料理を作ったりしてる合間にパソコンやらスマホやらを使って一応仕事はしている。

「いつ、起きるから離して」

昨日ベッドで2回やられた後、お風呂に連れてかれて洗ってくれたのはいいけどそこでもやって、ベッドに戻ってまたやった。身体中だるくて寝てたいが、おしりの穴が熱っぽくて腫れぼったくてそれでぬるぬるしてる。後半は朧げではっきり覚えてないが多分中でも出されたんだろう。腹も乾いた俺のか唯継のかわかんない精液で、かぴかぴしてるし洗いたい。

俺が唯継から離れようとするが唯継はその腕の力を一向に緩めてくれない。

「もも、まだ」

「まだって何が‥」

唯継は俺のうなじに唇を当てると強く吸ってきたから俺は慌てて止めた。

「まって、唯継、あと!痕つくから!」

こんなとこに痕付けてんの恥ずかしいだろ。てか、まだってなんだよ?まだって。俺は嫌な予感にしっとり汗をかいた。

「じゃあどこならいい?」

「どこならって‥」

唯継は痕を付ける様子はないがうなじから唇を離さず、軽いキスを二、三度くり返す。

「背中?おなか?」

「ここは?」って言って乳首をきゅっ、って摘まれた。

「あひん♡」

やめろ!えっちい声でた。なあ、さっきの「まだ」って、まだするってことかよ?!摘んだ乳首を今度は指で優しく弾きながら「ももちゃん」って唯継は甘い空気をいっぱい醸してくる。

「いつ、やだ」

しぬ、しぬ、これ以上されたらやられ死ぬ。俺はベッドから出ようと身体を起こそうとするが唯継は引き止め、すこぶる男前な笑顔で覆いかぶさってきた。

「ももちゃん、おはようえっちしよ」

「しないよ、やだよ!もう俺勃たねえもん」

「じゃあこっちだけで気持ちよくなろ」

「やだ、やだよ」

俺のちんちんはもう打ち止め状態だし、おしりだってもうやりすぎてぽってりしてる。

唯継は俺のそんな態度なんてお構いなしに、手際よくローションを手に取ると俺の乳首にそれをマッサージする様に両手で塗りたくってきた。

きゅっ、ってつねられたりこりこりって引っ掻かれると昨日からいじられ続けてほんのり赤いそこはすぐにぷっくりと大きくなった。

「こっちはすぐ大きくなる」

「う、うるさい。もうさわんな‥」

「じゃあももちゃんが僕の触って」

唯継は俺の手を取りすでに膨らみ出した性器を握らせた。おい、なんでもうこんなになってんだよ。昨日さんざんやったじゃねえか。

「じ、じゃあ手だけ」

手だけでシコって終わらせようと提案したら唯継がわざとらしく少しむすっと膨れた。

「ももちゃんがいい」

え、何そのちょっと怒ったふり。可愛すぎない?あんなに昨日されたのに、この顔を見たらつい許してしまう。いや、だめだろ。むりむり。人体には限界というものがある。

しかし身体にのしかかる唯継を退かそうとする前に俺は両足を取られ、バレリーナみたいに脚を開かされた。さらに柔いおしりもその奥の蕾も指で広げられ、そこから昨日の残滓がとろりとこぼれる。

「昨日の残ってる」

指を入れるとくにくにと円を描くように慣らされ、蕾を指で開く。

「まだやらかい」

いつのまにか勃ち上がりきった性器に唯継はローションを垂らすとぐぐっ、と腰を深く沈め、俺に入ってきた。

「う、うう‥♡」

「ももちゃん‥」

うっとりとした声で名前を呼びながら唯継は緩やかに動き出した。俺の中は、昨日、唯継が蹂躙したせいでまだ消えない熱をはらんでいて、それだけでもすぐに反応してしまう。

「あ♡ああ♡♡」

「もも、絶対もう浮気しちゃだめだからね」

やばい昨日のソープの件、すっかり唯継の中で浮気になってる。

「絶対、絶対、浮気しちゃだめだからね」

「あううう♡♡♡♡はうっ♡♡♡」

しっかりとした太い腕に絡められ、身動きが取れないまま俺は何度目かもわからないおしりの絶頂に登り詰めた。


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