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コラボ!?下

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そうして、色々と知った由紀ことハクは赤面しながらもマロさんと一緒に配信を楽しく進行していき、ゲームをやめて雑談配信へと移行した。

『あ!そういえばハクたんマネージャーさん居るんだよね?しかも男性!!大丈夫なの?』

・確かにマネージャーだからといってハクちゃんに欲情しないとも限らんしな!
・お?お?処す?羨ましいから処そうぜ?
・裏山けしからん!よって処す。
・マネージャーさん理不尽ww
・父さん心配です!
・は?ハクちゃんの父は俺だろ?
・は?俺なんだが?
・なら母枠は私が貰っていきますね?

『え?母枠は私だよ?何言ってるの?』

マロさんも視聴者さん達も裕太のことが気になっているご様子で聞いてきたのだが何故か自分が親だと言う話になっていた。

『「俺の父さんと母さんはきちんと居るぞ?」』

『「ハク、そういうことじゃないぞ」』

『「ふぇ?どゆこと?」』

・パパになりたかった人生
・父さんになりたかった願望
・彼氏になりたかった欲
・オマエ、オレ、ショス
・ヒェッww

『ママにはなれなかった…。と、それでハクたん?マネージャーはどうなの?』

話が戻ったようなのでその質問に答えた。

『「えっとマネージャーは腐れ縁の幼馴染でもあって多分俺の嫌がることはしないと思うぞ?な?」』

『「お、おう!そうだな」』

・怪しい…
・奥さん聞きました?今一瞬どもりましたよ?
・マネージャーさんよぉほんとか?
・嘘だな!俺の直感がそう言ってるぜ!

『怪しい…』

どうやらみんな怪しんでるご様子で

『「むぅ…なら!」』

『「ちょ!?ゆ…ハク!?何してんだ!?」』

由紀は隣にいた裕太に抱きついて頬擦りをしながら裕太の顔を見た。(無自覚での上目遣い)

『「えへへ、ここ好きぃ…」』

『グハァッ…』

・声でわかる。絶対羨ましいことが起きてると!!!
・いきなりの出来事俺じゃなきゃ見逃してるね!
・ウラヤマシイナァ
・マロちゃん大丈夫か?w

『くっ!マネージャーが羨ましすぎます!!変わってくださいその場所!!』

・それな!!!
・分かりみが深↓スギ↑
・確かに
・ウラヤマシイヨナァ

『「えぇ…」』

みんなに裕太が無害と思わせたかったがどうやら悪化したかもと思ってしまう由紀は強硬手段に出た。

『「マネージャー、悪いやつ違うの!マネージャー、お兄ちゃんなの!!お兄ちゃん悪くいう人嫌い!」』

『はい!マネージャーさんもといお兄さんは良い人です!ハクたん嫌わないでー!』

・マネージャーは良い人(洗脳済み)
・おい誰か切り取りしてくれ(洗脳済み)
・任せろ(洗脳済み)
・しゃあねぇなぁ!(略)
・お姉ちゃんって言われたい…(略)
・お兄ちゃんって言われたい…

『「ん、なら許す。」』

ふんす!っとなっていると裕太に頭を撫でられた。裕太は小声で「ありがとな」と言ったのを聴き、由紀はやって良かったなと思った。

『あ、この配信で色んなマロが送られてるのですが食べませんか?』

『「え?そうなの?…やってみたいな」』

何かと面白そうだと思い了承した。

『やった!ではまず最初はこれです!』

[質問です。お姉ちゃんって甘く言ってくださいお願いします。]

・質問…?
・質問とは?
・お願いじゃねぇか!
・でも確かに言われたい
・同意

『私も言われたくてこれを選びました。』

『「わかった。えっと…お、お姉ひゃん…あ…今の無しに…」』

あるよね。自分から言うのは恥ずかしくないのに指示されると途端に恥ずかしくなるやつ…。

『…』

・姉共が逝きやがったな
・記録した。(ニチャァ
・録音した。(ニチャァ
・切り取った。(ニヤニヤ
・上のやつらが怖いんだがww
・お、そうか(他者事

『「あ、あれ?マロさん?」』

いきなりマロさんのキャラが目を閉じて微動だにしなくなった事に慌ててしまう由紀に裕太は撫でて落ち着かせた。

『「落ち着け、ただの尊死だ」』

『「そっか、なら仕方ないな…?」』

・仕方なく無いんだよなぁ
・尊死wたしかにな
・俺らもあれがお兄ちゃんならなってたぞ?
・みんなで逝こうぜぇ!

『「お兄ちゃん?えへへ…お兄ちゃん大好き」』

『「グハッ…」』

コメント欄にノってそう言うと頭を撫でていた裕太は胸を抑えてしまいコメ欄も止まってしまった。

『ハクたん大丈夫ですよ、ただの尊死です。』

『「あ、マロさん!大丈夫?」』

『大丈夫です。』

少し気になり裕太に再度目を向けるとなんか顔がスンッとしており言うなれば昇天しかけてた。

『「え?あ!ちょ!昇天しかけてる!?帰ってきてぇ!!」』

『「帰ってきた。」』

『「早っ!」』

・ふ、逝くところだったぜ
・帰ってきた。
・はっ!ここは!
・死んでない叔父と叔母が見えた。

もれなく視聴者さん達も帰ってきました。

『それでは2つ目読みますね』

『「あ、はい!どうぞ」』

[質問です!好きな人はいますか!?]

『「家族!」』

『即答!って家族なんですか?』

『「あ、あとマネージャーも好きだよ?」』

・聞いたか?
・くっ!マネージャーさんそこ変わってくれ!!
・あれは絶対家族愛とかの方だな
・Loveじゃないよな?likeだよな?そうだよな?そうだといってくれぇ!
・そうだよ(便乗)
・そうだよ(便乗)

『あはは…あ!もうこんな時間!?』

マロさんがそう言い由紀も時計を見るともうすぐ朝の5時を指すところだった。

『「…ほんとだ楽しいと進む時間も早く感じるよなぁ」』

『ですねぇ、名残惜しいですがそろそろお開きにしましょう。』

・えー!!
・お前ならまだ行けるさ
・もっとロリボを…
・癒しを…
・ハクちゃんを…

コメント欄は終わる事が分かると名残惜しそうにそうコメントをしてくれた。

『それは私も思う…っと言うわけでハクたん!またコラボしよ!?あ、ちゃんと許可が降りたらだけどね?』

マロさんはそう言いながら小首を傾げる。

『「いいよ!」』

『やったぁ!と、言うわけで今日もマロ民のみんな来てくれてありがとう!ハクたんもコラボいきなりでごめんね?大丈夫?』

『「ん、とても楽しかった!」』

・あぁ…終わってまう…
・終わりまじかの展開になっとる…
・アーカイブが残ることを願う…

『そっか!それなら良かった。そうだ!最後の挨拶一緒にやろ?いいかな?』

『「やる!」』

そうしていっせーのっと言い

『バイマロー』

『「バイマロー!」』

コラボを終えるのだった。

「お疲れ様由紀…由紀?」

裕太は由紀に労いの言葉を送るが反応がなく、どうかしたのかと横を見ると寝ている由紀の横顔が目に入った。

「まぁそりゃ寝るわな…」

裕太は由紀の頭を数回撫でたあと布団をかけてやり自室へと戻った。
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