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自称小説家な陽菜ちゃん
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「んでね!その芸能人がすっごくかっこいいの!」
「知ってる!かっこよかったよねぇ!陽菜もそう思うよね!?」
「そだねー」
「そうなのよ!しかもよく見たらいい物をお持ちだよあれ!うん、私の目にはいいものに見えた!」
「ふひっ…。だよね、絶対そういう薄い本あるでしょあれは、後で探さなきゃ!」
「あ、そですか。」
どうも、陽菜です。
今は学校の一限が終わったところで、次の授業の準備中に話を振られそれに付き合わされている感じです。
「うげ、気持ち悪ぃなほんと」
「俺らの居ないとこでやれよな」
そしてそんな話を聞かされた数少ない男子生徒達は顔を顰めてそう呟いていた。
「うへへ、にしてもこのクラスは最高だよぉ」
「同意だよ!男子が居る、それだけでモチベが上がるし興奮も上がるってものだよね!?」
「変態か?変態だな」
「陽菜ちゃん!私たちは変態じゃないよ!変態淑女だよ!」
「変態じゃん」
そういいながら自作のラノベを取り出した。
「あ!それもしかして新作!?」
「まぁ、そだね。」
「読ませて!」
「え、やだよ」
「良いじゃん!お願いー!」
取り出したノートに目を光らせながらノートを読ませてとせがむ友達に私はNoと答えると今度は腰に抱きついてきた。
「ちょ!?抱きつくな!」
「あ!陽菜の男口調きちゃ!」
「あ、まぁ良いそれより離れろ」
「見せてくれるまで離れるものか!嫌だぁ!」
離そうとするもより抱きしめてきた。
「っ!?ってお前らもか!?離れろぉ!」
「おぉ!久しぶりの男口調バージョンな陽菜ちゃん!抱きしめだぁ!」
「ぎゅー」
「いやほんと離れろよ!?誰得だよこれ!」
「「「私得」」」
今更ながらに紹介します。
1人めが
柚木 奈々
愛称-なーちゃん
最近男性芸能人にお熱、主に下半身部分だが…。
2人めが
八戸 瑚愛
愛称-このちゃん
なーちゃんと同じ男性芸能人が好きな様子?多分理由も同じかな?
3人めが
佐藤 真奈
愛称-まっちゃん
良く幼馴染のこのちゃんと一緒に居る。
少し腐なところが見え隠れしている。
そしてそんなじゃれ合いをしていると1人の男子生徒がこちらに来た。
「おい陽菜、それ俺らに見せろ」
「いや、そんな威圧的に言わんでも良いだろ。…たく、なーちゃん達もそうだけどそんなに見たいもんかね私の書いた暇つぶし小説」
「当然だよ!ひーちゃんの書いた小説ほかの小説と違って女性特有のドロドロした私欲が混じってないから面白く読めるんだもん!」
「ひーちゃんはやめろ。ってかドロドロした私欲って…。確かにほかの人が書いた小説ってほとんどが自分をドロドロに愛してー!みたいな物で楽しめたものじゃないけど…中には面白いものもあるじゃん?」
そう言いながら前読んだ小説を思い出した。
確かに私を1番にという独占欲とか色々とあってネット小説のほとんどがそういうものだった。
出版されているやつはやはり出版されるだけにそういうものは少なくされている。
でもだからといってない訳ではなく、他の女性が現れたりといった場面の時は昼ドラ並のドロドロさになったり、殺伐としたぴりぴりになったりとあまり私個人としてはやはり楽しめるものじゃなかった。
「確かにそうだけど…純粋に楽しむならやっぱり陽菜ちゃんの小説なんだよ!」
「ってかなんで小説アプリで出してくれないの!?絶対した方が良いって!」
「嫌だよ。これは暇つぶしで書いてるだけなの、誰かに見せたいとかの欲求は求めていないんだよ」
そう言いながらコピーして作っておいた小説をなーちゃんと男子生徒(名前忘れた。)に渡す。
「陽菜ちゃんこれなに?っ!これって!!」
「…!おいこれ貰って良いのか?」
2人に渡した小説は私が今書いている小説(1話から5話まで)をまとめたものだった。
「まぁね、確かに大勢に見られるのは嫌だからしないけどやっぱり喜んでもらえるのはわたし的に嬉しいしね。これは私のファンに与える特典です。ただし見せびらかしたりすんなよ?」
「おう」
「やったぁー!うん、わかた!」
それからお昼休み、
「なぁ俺にもあいつが持ってる小説くれ!」
「俺にも!」
「ねぇ陽菜ちゃん私も欲しい!!」
「陽菜ちゃんお願い!!」
ご飯を食べ終わり、私は自作の小説を読もうとした時だった。
複数人が私の席に集まり小説を見せて、くれと言ってきた。
「あいつら…。」
私はとりあえずみんなに少し席を外すことを良いまずはなーちゃんに会いに向かった。
「んで、なーちゃん?何か言うことは?」
「ごめんなさい…。」
「よろしい、それで?なんで見せたの?」
なーちゃんはしょんぼりしながらも教えてくれた。
どうやら約束は守ってくていたのだが移動の時に小説を落としてしまいそれを隣にいた生徒に中身を読まれてしまったと言う。
「なぜ移動でも持っていこうとする。」
「まだ続きで、合間合間で読みたかったんだもん!」
「いや授業中に読むなよ」
「う…ごもっともです。」
お仕置としてなーちゃんにはこれしかない、これきりの物という事を広めてもらうようにさせた。
「うぅ、絶対恨まれるよぉ…。」
「いや別に男関係のものじゃないしそこまで深刻化しないでしょ」
「…あ、確かに?うん。招いたの私だし頑張る!」
「よろー」
そして次に向かうは男子生徒専用教室だった。
「おい、ここは男子生徒専用の教室だぞ?女性が入ってくるな」
「あ?なんだよ雌豚かおめぇ?」
「うっわぁ居るいるそういう女」
すっごいイラッとくるが、私はスルーだ
「名前なんだっけ…あぁ思い出した。明さんいる?」
「なんでそんなことお前に言わねぇといけねぇんだ?」
「どっか行けよ」
「ここ来んな」
どうしようか…。と悩んでいると後ろから声をかけられた。
「あ…葉山」
「ん?お、明さんか。ちょうどいいところに」
「あー、ちょっと俺これから用事が」
「んな事知らん!少しO・HA・NA・SIしようか?ん?」
たじろぐ明さん、とりあえず聞き取りをした。
・なぜ私の書いた小説を他の人に見せたのか?
隠して読んでたら取られて読まれた。
・なぜ私だと知られたのか?
絶賛されて嬉しくなって言ってしまった。
・言い訳を聞こうか?
ごめん謝るから!だからその無表情で迫ってくんな!怖ぇよ!?
「たく…これくらいにしとくか。その小説もう増やさないってこととか言っといてくれよ?」
「え!?もうくれないのか!?」
「まぁこういうことがあるとな」
「謝るから!キチンと管理するからよ!だから続きを!!」
「ほんとか?って言っても知られたのに独占してるといらない嫉妬とかされそうだよな…よし、作るのは2冊まで、それを皆で回し読みでもしてろ」
「え?良いのか?」
「めんどくなったから投げやり的な感じだな?まぁそういうことで」
「わかった。」
その後なーちゃんにも説明をしてこのちょっとした出来事は幕を閉じた。
ただ、その日から傲慢で我が儘な男子を謝らせる女子生徒がいるという噂が広まったとか何とか
「知ってる!かっこよかったよねぇ!陽菜もそう思うよね!?」
「そだねー」
「そうなのよ!しかもよく見たらいい物をお持ちだよあれ!うん、私の目にはいいものに見えた!」
「ふひっ…。だよね、絶対そういう薄い本あるでしょあれは、後で探さなきゃ!」
「あ、そですか。」
どうも、陽菜です。
今は学校の一限が終わったところで、次の授業の準備中に話を振られそれに付き合わされている感じです。
「うげ、気持ち悪ぃなほんと」
「俺らの居ないとこでやれよな」
そしてそんな話を聞かされた数少ない男子生徒達は顔を顰めてそう呟いていた。
「うへへ、にしてもこのクラスは最高だよぉ」
「同意だよ!男子が居る、それだけでモチベが上がるし興奮も上がるってものだよね!?」
「変態か?変態だな」
「陽菜ちゃん!私たちは変態じゃないよ!変態淑女だよ!」
「変態じゃん」
そういいながら自作のラノベを取り出した。
「あ!それもしかして新作!?」
「まぁ、そだね。」
「読ませて!」
「え、やだよ」
「良いじゃん!お願いー!」
取り出したノートに目を光らせながらノートを読ませてとせがむ友達に私はNoと答えると今度は腰に抱きついてきた。
「ちょ!?抱きつくな!」
「あ!陽菜の男口調きちゃ!」
「あ、まぁ良いそれより離れろ」
「見せてくれるまで離れるものか!嫌だぁ!」
離そうとするもより抱きしめてきた。
「っ!?ってお前らもか!?離れろぉ!」
「おぉ!久しぶりの男口調バージョンな陽菜ちゃん!抱きしめだぁ!」
「ぎゅー」
「いやほんと離れろよ!?誰得だよこれ!」
「「「私得」」」
今更ながらに紹介します。
1人めが
柚木 奈々
愛称-なーちゃん
最近男性芸能人にお熱、主に下半身部分だが…。
2人めが
八戸 瑚愛
愛称-このちゃん
なーちゃんと同じ男性芸能人が好きな様子?多分理由も同じかな?
3人めが
佐藤 真奈
愛称-まっちゃん
良く幼馴染のこのちゃんと一緒に居る。
少し腐なところが見え隠れしている。
そしてそんなじゃれ合いをしていると1人の男子生徒がこちらに来た。
「おい陽菜、それ俺らに見せろ」
「いや、そんな威圧的に言わんでも良いだろ。…たく、なーちゃん達もそうだけどそんなに見たいもんかね私の書いた暇つぶし小説」
「当然だよ!ひーちゃんの書いた小説ほかの小説と違って女性特有のドロドロした私欲が混じってないから面白く読めるんだもん!」
「ひーちゃんはやめろ。ってかドロドロした私欲って…。確かにほかの人が書いた小説ってほとんどが自分をドロドロに愛してー!みたいな物で楽しめたものじゃないけど…中には面白いものもあるじゃん?」
そう言いながら前読んだ小説を思い出した。
確かに私を1番にという独占欲とか色々とあってネット小説のほとんどがそういうものだった。
出版されているやつはやはり出版されるだけにそういうものは少なくされている。
でもだからといってない訳ではなく、他の女性が現れたりといった場面の時は昼ドラ並のドロドロさになったり、殺伐としたぴりぴりになったりとあまり私個人としてはやはり楽しめるものじゃなかった。
「確かにそうだけど…純粋に楽しむならやっぱり陽菜ちゃんの小説なんだよ!」
「ってかなんで小説アプリで出してくれないの!?絶対した方が良いって!」
「嫌だよ。これは暇つぶしで書いてるだけなの、誰かに見せたいとかの欲求は求めていないんだよ」
そう言いながらコピーして作っておいた小説をなーちゃんと男子生徒(名前忘れた。)に渡す。
「陽菜ちゃんこれなに?っ!これって!!」
「…!おいこれ貰って良いのか?」
2人に渡した小説は私が今書いている小説(1話から5話まで)をまとめたものだった。
「まぁね、確かに大勢に見られるのは嫌だからしないけどやっぱり喜んでもらえるのはわたし的に嬉しいしね。これは私のファンに与える特典です。ただし見せびらかしたりすんなよ?」
「おう」
「やったぁー!うん、わかた!」
それからお昼休み、
「なぁ俺にもあいつが持ってる小説くれ!」
「俺にも!」
「ねぇ陽菜ちゃん私も欲しい!!」
「陽菜ちゃんお願い!!」
ご飯を食べ終わり、私は自作の小説を読もうとした時だった。
複数人が私の席に集まり小説を見せて、くれと言ってきた。
「あいつら…。」
私はとりあえずみんなに少し席を外すことを良いまずはなーちゃんに会いに向かった。
「んで、なーちゃん?何か言うことは?」
「ごめんなさい…。」
「よろしい、それで?なんで見せたの?」
なーちゃんはしょんぼりしながらも教えてくれた。
どうやら約束は守ってくていたのだが移動の時に小説を落としてしまいそれを隣にいた生徒に中身を読まれてしまったと言う。
「なぜ移動でも持っていこうとする。」
「まだ続きで、合間合間で読みたかったんだもん!」
「いや授業中に読むなよ」
「う…ごもっともです。」
お仕置としてなーちゃんにはこれしかない、これきりの物という事を広めてもらうようにさせた。
「うぅ、絶対恨まれるよぉ…。」
「いや別に男関係のものじゃないしそこまで深刻化しないでしょ」
「…あ、確かに?うん。招いたの私だし頑張る!」
「よろー」
そして次に向かうは男子生徒専用教室だった。
「おい、ここは男子生徒専用の教室だぞ?女性が入ってくるな」
「あ?なんだよ雌豚かおめぇ?」
「うっわぁ居るいるそういう女」
すっごいイラッとくるが、私はスルーだ
「名前なんだっけ…あぁ思い出した。明さんいる?」
「なんでそんなことお前に言わねぇといけねぇんだ?」
「どっか行けよ」
「ここ来んな」
どうしようか…。と悩んでいると後ろから声をかけられた。
「あ…葉山」
「ん?お、明さんか。ちょうどいいところに」
「あー、ちょっと俺これから用事が」
「んな事知らん!少しO・HA・NA・SIしようか?ん?」
たじろぐ明さん、とりあえず聞き取りをした。
・なぜ私の書いた小説を他の人に見せたのか?
隠して読んでたら取られて読まれた。
・なぜ私だと知られたのか?
絶賛されて嬉しくなって言ってしまった。
・言い訳を聞こうか?
ごめん謝るから!だからその無表情で迫ってくんな!怖ぇよ!?
「たく…これくらいにしとくか。その小説もう増やさないってこととか言っといてくれよ?」
「え!?もうくれないのか!?」
「まぁこういうことがあるとな」
「謝るから!キチンと管理するからよ!だから続きを!!」
「ほんとか?って言っても知られたのに独占してるといらない嫉妬とかされそうだよな…よし、作るのは2冊まで、それを皆で回し読みでもしてろ」
「え?良いのか?」
「めんどくなったから投げやり的な感じだな?まぁそういうことで」
「わかった。」
その後なーちゃんにも説明をしてこのちょっとした出来事は幕を閉じた。
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